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■ 北川温泉 「黒根岩風呂」 〔 Pick Up温泉 〕



<北川温泉 「黒根岩風呂」>
(静岡県賀茂郡東伊豆町北川、6:30~9:30/16:00(13:00~ 金土日祝)~23:00(女性専用タイム19:00~21:00)、荒天時休、600円、0557-23-3997(北川温泉観光協会))
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (るるぶ.com)

昭和初期の北川(ほっかわ)温泉開湯時からある、東伊豆を代表する人気シーサイド露天。
伊東方面からだとR135から看板にしたがい斜め左に入ってすぐの海側のガケ下。
右手のPに車を停め、海側にある受付で料金を払います。


【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 案内看板

階段を降りたすぐ先に、開放的な脱衣所と混浴の浴槽。
女性脱衣所は奥のほうに別にあります。
手前から岩風呂(手前と奥の2槽、各6-7人、一部屋根付き)とすこし離れて後からつくったらしい円形浴槽(石造10人)の計3槽。
ともにすぐそこまで波が打ち寄せる、文句なしのシーサイド露天です。


【写真 上(左)】 北川名所です
【写真 下(右)】 浴槽からの眺め

手前岩風呂の脇には「アメリカを見ながら入ツ(?)る野天風呂」と刻まれた石碑があります。
アメリカは見えませんが伊豆大島は見えます。


【写真 上(左)】 アメリカを~
【写真 下(右)】 伊豆大島が目の前

カランなし、アメニティ類一切なし。
正月夕方に行ったので15人近い盛況。
北川温泉に泊まると無料で入れるので浴衣客が目立ちました。
客層はいたって若く、みなヒーリング長湯モード入ってます(笑)。
数人いた女性客は、全員タオル巻入浴していました。(タオル巻きOK、水着入浴不可)なお、夜間に女性専用タイムがあります。


【写真 上(左)】 お湯を抜いたときの岩風呂
【写真 下(右)】 円形浴槽

手前岩風呂はかなりの熱湯で空いていますが、お湯はここがいちばんいいです。
奥の岩風呂はややぬるめ。
ともに盛大に黄土色の石灰華のでた岩の湯口から、さわれないくらいの熱湯を滝状に流し込み。
槽内注排湯は不明ですが海側へのオーバーフローがあります。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 お湯の止まった湯口

円形浴槽は、ぬるめのお湯をパイプから少量投入で海側への流し出し。
ぬるめで開放感があるので一番人気ですが、お湯じたいは白濁したなまりまくったものでNG。

岩風呂のお湯はうすく懸濁し、灰茶色の浮遊物が少量ただよいます。
味不明(湯口ゲキ熱で味見できず ^^;)でほぼ無臭。
とくべつな浴感はないですが、なんとなく硬質な湯ざわりがあります。

お湯は悪くはないものの、岩の配置がいまいちちぐはぐでいいポジションがなく、場の雰囲気もどことなくワサついていて、お湯に没頭することはできませんでした。
宿泊客で混雑する夕方を避けていけば、お湯、雰囲気ともかなり楽しめる露天かと思います。

含石膏弱食塩泉(分析書掲示なし)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 北川あじ鮨 〕
北川沖でとれた新鮮なアジのみを使用した北川の名物寿司で、ひとくちサイズの大きさが特徴。
北川温泉協会の登録商標で、各旅館でそれぞれ趣向を凝らした「北川あじ鮨」を賞味できます。
こういう地場ならではの名物アイテムはいいですね。とっても美味しそう。「北川あじ鮨音頭」っつうのもあります。
(北川温泉観光協会HPなどを参考。)

〔 2010/04/12UP (2005/09/16レポ (2004/12入湯)) 〕


E139.4.45.024N34.49.49.056
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■ つきよの温泉 「みねの湯 つきよの館」 〔 Pick Up温泉 〕



<つきよの温泉 「みねの湯 つきよの館」>
(群馬県みなかみ町(旧 月夜野町)後閑1739-1、9:00~21:00(要時間確認)、450円、0278-62-1207)
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (群馬の温泉宿(求人ジャーナル社))

かつて群馬県利根郡にあった月夜野町は、2005年10月1日、水上町、新治村と合併し、みなかみ町となって消滅しました。
月夜野の名は「平安の昔、天暦10年(956)仲秋の夜、都の歌人、源順(みなもとのしたごろう)が東国巡行の際にこの地を通り、折りから三峰山に昇る月を見て、『よき月よのう』と感銘の言葉を発した」(上牧温泉「辰巳館」HPより)のにちなむとされています。この風流な町名が市町村合併であっさりと消滅してしまったのは惜しまれます。
ちなみに旧月夜野町内の上越線の駅は「後閑」と「上牧」で「月夜野」駅というのはなく、ランドマークとしては関越道の「月夜野IC」が残るのみです。

月夜野周辺にある真沢温泉、三峰の湯、みねの湯の3湯をあわせ、月夜野温泉郷と称しています。
うち「三峰の湯」と「みねの湯」はともに月夜野温泉ですが、別源泉。
「三峰の湯」は漢字で”月夜野”温泉、「みねの湯」はかなで”つきよの”温泉として区別しているようにも思えますが詳細不明。

場所はわかりにくく、上越線「後閑」駅からだと「望郷ライン」を沼田方向に走り、関越道を渡り返した正面だと思いますが、途中迷ったのでちがうかも・・・ (^^;)

和風と洋風がないまぜにないったこちんまりとした建物、部屋数8のこぢんまりとしたこの宿は、ネット情報によると料理に定評があるようです。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 女湯

浴場は食堂を抜けたおくに男女別の浴場。手前が男湯、おくが女湯。
浴室の扉をあけると好ましげな石膏臭が香ってびっくり。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 浴槽からの眺め

窓の広い明るい浴室からは月夜野の町が見下ろせます。
”月夜野”のいわれにちなんで「月光の湯 月の出ている夜(9時過ぎ頃)浴室の電気を消して、ご入浴してみてはいかがですか・・ 月の明かりがとってもきれいです」というはり紙がありました。


【写真 上(左)】 月光の湯
【写真 下(右)】 かなりのオーバーフロー

浴槽は赤みかげ石枠タイル貼8-9人のゆったりした内湯ひとつで、岩の湯口から冷水(源泉?)を少量投入+底面からの大量注入。
入ったときは浴槽フチ全面から潤沢なオーバーフローがありましたが、しばらくすると底面吸湯口が強烈に作動をはじめ、オーバーフローはすくなくなってしまいました。
(湯づかい掲示は「源泉かけ流し、常時新しいお湯を加えながら溢流しつつ浴槽の温度均一保持のため循環装置を使用しています。」という微妙な表現。)
循環ベースながらときおりオーバーフローを多めにし、お湯の鮮度を保っているのだと思います。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 カラン

いずれにしても当日は入れ立ての一番湯と思われ、お湯のイメージはほとんどかけ流しでした。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
冷水カランは赤茶に色づき、若干の金気もあったので、井水かと。
土曜10時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 湯色&湯口
【写真 下(右)】 湯色

ほぼ適温のお湯はうすい灰白色でうす茶の浮遊物。
硫酸塩泉系らしく、湯中の指先が青白く発光しています。
湯口でよわめの石膏味臭。
アルカリ泉系のヌルすべと硫酸塩泉系のきしきしをかね備えたやわらかな湯ざわりでよくあたたまる、いかにも北毛らしいいぶし銀のようなお湯です。


【写真 上(左)】 源泉看板
【写真 下(右)】 月夜野のリンゴ

北毛のなかでもかなり地味なお湯ですが、貴重な自家源泉なので湯めぐりマニアは訪れる価値ありかと。

アルカリ性単純温泉 28℃、pH=9.2、湧出量不明、成分総計=0.30494g/kg、Na^+=86.5mg/kg、Ca^2+=5.6、Fe^2+=0.10、Cl^-=92.0、SO_4^2-=92.0、HCO_3^-=34.8、CO_3^2-=20.0、陽イオン計=93.04、陰イオン計=179.0、メタけい酸=28.9、メタほう酸=4.0 <H4.7.18分析> (源泉名:みねの湯(つきよの温泉))

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素消毒:あり

■ブランドグルメ
〔 月夜野りんご 〕
昼夜の温度差がおおきい月夜野町は、りんごの産地で観光農園も多くあり、「月夜野りんご」としてブランド化されています。
品種は多様で、群馬県園芸試験場北部試験地で品種改良された新品種も栽培されています。
なかでも「あかぎ」×「ふじ」の交雑実生から選抜育成された「ぐんま名月」はめずらしい黄色のりんごで、密が多く濃厚な甘味と香りもち、生産量がすくないこともあって”幻のりんご”として一部で珍重されています。出荷は11月上旬。
(月夜野りんご観光組合HPなどを参考。)

〔 2010/04/12UP (2006/11入湯) 〕


E139.0.33.062N36.40.56.259
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