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■ 月夜野温泉(三峰の湯) 「町営温泉センター・三峰の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<月夜野温泉(三峰の湯)「町営温泉センター・三峰の湯」>(群馬県みなかみ町(旧 月夜野町)後閑2265、10:00~20:00(11-2月 ~19)、第3水休、300円(町外)/2h、0278-62-1022)
紹介HP

お湯のよさで定評のある仮設的日帰り温泉施設。
以前は県道61水上道路からの異常にわかりにくいアプローチでしたが、その後新道(後閑と沼田発知を結ぶ三峰山トンネル)経由のアクセスとなりわかりやすくなりました。
未舗装の狭い駐車場はあいかわらず地元ナンバーの軽トラでほぼ満杯。

公共系の先駆け的な施設で以前はたいていの温泉ガイドに載っていましたが、いまはあまりに混むからか掲載するガイドがすくなくなりました。
プレハブの無造作な建物で、入ってすぐに休憩所、右手奥に男女別の浴室。


【写真 上(左)】 浴室入口
【写真 下(右)】 脱衣所

浴場は、内湯(石造7-8人)、露天(鉄平石造5-6人)の2槽。
浴槽じたいはさほど狭くないものの、休める場所がほとんどないのですこし混むとイモ洗い状態になります。
沢筋をみおろす露天は川原湯の王湯をより大きく開放的にした感じの雰囲気のいいもので、人工物がほとんど見えない眺望は貴重です。
内湯から幅の狭い板のうえをサーカスのようにわたっていきます。
カラン3、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天1

土曜16時だったのでゲキ混み覚悟でいきましたが、入ったときは脱衣所がごったがえしていたものの、たまたまタイミングがよかったらしく浴場は3~6人。
じっくりとお湯を堪能できました。

内湯は白い石膏系の析出のでた岩の湯口から熱湯大量投入で、たぶん全量を窓側上面排湯口へ流し出すかけ流し。
露天は岩の湯口から大量投入で、これも浴槽はしの上面排湯口へ流し出すかけ流し。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天2

露天よりも内湯のほうがだんぜん鮮度感があったので、内湯のお湯をレポします。
かなり熱めのお湯はかすかに懸濁して白とうす茶の湯の花をうかべ、湯中にはこまかな気泡が舞っているもののアワつきはなし。
湯口でよわいタマゴ味、弱甘イオウ臭+弱芒硝臭+かすかなミシン油臭。
湯中の指先の青白発光がおもいのほか強いのに驚きます。

しっかりとしたキシキシとヌルすべによわいとろみをともなう当たりのやわらかなお湯は、熱湯ということもあって強烈な温まり感。
異常にあとを曳くお湯で、トドになってじっくりと長湯を楽しみたいところですが、トドになれる場所がありません。で、カランの水を浴びては再突入。

成分的にはなんということもないお湯で、実際さしたる特徴もないのですが、なぜか神がかり的に存在感のあるお湯で、これはやっぱり名湯。
イメージは魚沼の五十沢温泉旧館に似ているかな・・・?。

北毛エリアのレベルの高さをあらためて実感した1湯でした。

アルカリ性単純温泉 46.6℃、pH=8.9、湧出量不明、成分総計=0.32g/kg、Na^+=91.2mg/kg 、Ca^2+=3.97、Fe^2+=0.04、Cl^-=71.4、SO_4^2-=17.3、HCO_3^-=60.8、CO_3^2-=27.0、陽イオン計=96.9、陰イオン計=178 <H13.1.25分析> (源泉名:三峰の湯)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし 循環ろ過装置使用:なし 消毒処理:なし

〔 2008年6月15日レポ 〕
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