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■ 谷川温泉 「檜の宿 水上山荘」 〔 Pick Up温泉 〕



<谷川温泉 「檜の宿 水上山荘」>
(群馬県利根郡みなかみ町(旧 水上町)谷川556、14:00~15:00/18:00~20:00、900円、0278-72-3250)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE観光ガイド)

高級旅館のメッカ、谷川温泉のいちばん奥にある温泉旅館。
ここは昼間は14~15時の1時間しか日帰り入浴できないので、未湯となっていましたが、「スノーキャンペーン in 水上2006」の割チケをつかいようやく入湯しました。

日帰り受付開始の14時すこし前に到着。
Pはあまりないらしく、フロントにキーを預けます。
入館すると仲居さんが並んでいて一瞬気圧されますが(^^)、日帰りしたい旨をいうと、こころよくフロントに案内してくれました。
ここも高級宿の域に達していて、館内には重厚な空気がただよっています。


【写真 上(左)】 女湯(月光乃湯)
【写真 下(右)】 高級宿らしい備品類

廊下の奥に小さな休憩所と男女別の浴場があり、男湯は”仙人岩乃湯”、女湯は”月光乃湯”と名づけられています。
”仙人岩乃湯”は、古代檜造7.8人の入りごこちのいい内湯と岩枠石敷20人以上(一部屋根付)の大きめの露天の2槽。


【写真 上(左)】 男湯(仙人岩乃湯)の露天
【写真 下(右)】 男湯(仙人岩乃湯)露天からの眺め

露天は谷川の渓谷と谷川岳方面の山肌をのぞむすばらしいロケーションで、冬場は開放感あふれる絶好の雪見風呂になります。


【写真 上(左)】 女湯(月光乃湯)の檜風呂
【写真 下(右)】 女湯(月光乃湯)の岩風呂

カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で男女湯とも贅沢にも1時間ず~と独占。
なお、女湯の浴槽は内湯2、露天2(すべて5.6人)とのことでスペースも男湯より広そうです。


【写真 上(左)】 男湯(仙人岩乃湯)の内湯-1
【写真 上(左)】 男湯(仙人岩乃湯)の内湯-2

内湯は木の湯口から25L/minほどを投入で、竹筒(飲泉用?)がおいてあります。
槽内注排湯はなく全量をオーバーフローのかけ流し。
14時過ぎにオーバーフローが始まったので、それまでは清掃&お湯張りしていたかと思います。


【写真 上(左)】 男湯(仙人岩乃湯)の内湯湯口
【写真 下(右)】 男湯(仙人岩乃湯)の露天湯口

露天は竹樋の湯口から50L/minほども大量投入で、ここにも竹筒あり。
湯口まわりの岩にはわずかに石灰華と赤茶の色変がみられます。
冬場は保温&屋根からの落雪のため、奥の1/4ほどのスペースは閉鎖しています。
ここも槽内注排湯はみあたらず、排湯方法は不明ですがかけ流しとのこと。


【写真 上(左)】 かけ流し掲示
【写真 下(右)】 析出

内湯で適温、露天でややぬるめのお湯は、無色透明でほのかに石膏味臭。
弱いキシキシがあり浴後は肌がすべすべになる上質な湯あがり感。
インパクトは薄いものの、長湯で真価を発揮する通好みの渋いお湯とみました。
お湯だけというより、周囲の自然や宿の雰囲気をあわせて味わう大人向けのお宿だと思います。


【写真 上(左)】 湯色&湯口
【写真 下(右)】 本気で降るとこうなります

※お湯は、「鶴の湯」「亀の湯」「不動の湯」の3源泉を混合使用。「鶴の湯」「亀の湯」は独自源泉かもしれません。
泉質:アルカリ性単純温泉(「鶴の湯」「亀の湯」「不動の湯」の混合泉)

「鶴の湯」 *単純温泉(Ca・Na-SO4・Cl型)
31.8℃、pH=8.3、湧出量不明、成分総計=0.28g/kg、Na^+=34.4、Ca^2+=42.0、Fe^2+=0.02、Cl^-=34.2、SO_4^2-=110、HCO_3^-=17.7、陽イオン計=78.7、陰イオン計=165 <H14.12.4分析>

「亀の湯」 *アルカリ性単純温泉(Ca・Na-SO4・Cl型)
47.9℃、pH=8.5、湧出量不明、成分総計=0.54g/kg、Na^+=71.2、Ca^2+=86.3、Fe^2+=0.02、Cl^-=80.8、SO_4^2-=227、HCO_3^-=3.05、陽イオン計=161、陰イオン計=319、メタけい酸=54.0 <H6.10.7分析>

「不動の湯」 *単純温泉(Ca・Na-SO4・Cl型)
54.4℃、pH=8.3、湧出量不明、成分総計=0.40g/kg、Na^+=59.4、Ca^2+=54.3、Fe^2+=0.09、Cl^-=62.9、SO_4^2-=143、HCO_3^-=14.7、陽イオン計=116、陰イオン計=226、メタけい酸=57.9 <H13.7.23分析> 

*は、筆者にて補足記載。

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし 濾過循環:なし 塩素系薬剤等:一切使用なし

■ブランドグルメ
〔 小荒井製菓の生どら焼き 〕
「湯の花饅頭」でも有名なお店ですが、最近はこっちのほうが人気らしい。
自家製の生どら焼は、中身に小豆あんと生クリームをミックスしたものが入っています。「フルーツ生どら焼き」もあります。

〔 2010/01/03UP (2006/02/28レポ (2006/02入湯)) 〕


E138.57.20.450N36.47.15.709
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■ 宮城野温泉(強羅引湯) 「食彩湯宿 箱根いこい荘」 〔 Pick Up温泉 〕



<宮城野温泉(強羅引湯) 「食彩湯宿 箱根いこい荘」>
(神奈川県足柄下郡箱根町宮城野116、14:00~18:00、575円、0460-82-2826)
オフィシャルHP
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

宮城野にある地味めの湯宿が日帰り開放するもの。
場所は小田原方面からだとR138箱根裏街道「宮城野橋」を渡ってすぐを鋭角に右折、すぐ左折して細い路地をしばらく走った右手にありますが、えらくわかりにくいです。(右左折ポイントに看板あり。)

もとは保養所だったようで、それらしきこぢんまりとした雰囲気を残しています。
やたら奥まっていてとても日帰り入浴できそうもない佇まいですが、受付のお兄さんの対応はとても親切なものでした。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 浴槽

廊下のおくにある男女別の浴場は、黒みかげ石枠水色タイル貼浴槽ひとつだけのシンプルなもの。
なんとなく共同浴場的な趣のあるすがすがしい浴場です。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で独占~2人。

底面からかなりの量の熱湯を注入で浴槽ふちから全量をザコザコオーバーフローのかけ流し。
浴室の内床は洪水状態。箱根では希有のかけ流し量です。
浴場全体から湯気があがっていますが、天井が高くこもりがすくないのは優。

熱めのお湯は無色透明で茶色の湯の花が少量ただよっています。ほぼ無味でごく弱い礒の香?。
しっかりとしたとろみとヌルすべがあり、熱いのに湯ざわりやさしい入りごこちのいいお湯です。
よく温まりますが、浴後は湯ぎれよくすっきり爽やか。


【写真 上(左)】 洪水状態の内床
【写真 下(右)】 湯色

ここは強羅の「けやき荘」(未レポ)と同じ混合泉(強羅掘削泉)をつかっていますが、お湯のイメージは「けやき荘」よりやさしく、ごつごつとした強羅の掘削泉というよりは、むしろ底倉や宮ノ下のお湯に近いニュアンスを感じました。
お湯の熱さからして加水はないかすくないと思うので、引湯しているうちにお湯がこなれてやさしくなるのかもしれません。

落ちついた浴場で上質なお湯を楽しめ、しかも料金は箱根では破格の575円!。
場所はわかりにくいですがおすすめの1湯です。

Na-塩化物温泉 71.6℃、pH=7.3、湧出量不明、成分総計=2.07、Na^+=576mg/kg、Ca^2+=65.4、Cl^-=987、SO_4^2-=116、HCO_3^-=30.8、メタけい酸=188、メタほう酸=49.5 <H16.7.20分析> (源泉名:宮城野第88.126.130号混合泉(強羅引湯))

〔 2010/01/03UP (2008/05/01レポ (2006/05入湯)) 〕


E139.3.21.430N35.14.59.438
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