「日本語の学校」 声に出して読む<言葉の豊かさ> 鴨下 信一 平凡社新書 2009年
「句読点は長さがちがう」 P-20
もっと大事なことがあります。
日本語は、a 世界一、b 美しい言葉です。
こう区切った時、aとbの「長さがちがう」ことです。区切った時の「間(ま)」の長さ(時間)がちがう。声に出して読んでみるとわかります。ふつうはaが長く、bが短い。
aとbを同じ休止の長さで読んでごらんなさい。ヘンです。
でも、話の後の結論部分などで日本語の「美しさ」を本当に強調したい時にはbを長く(aを短く)することもある。要するに、日本語の句読点の休止の長さは、「可変」で「一定でない」のです。「。」はちゃんと休む、「、」はちょっと休む。こうした教え方も、どうもあいまいで、よくないことがわかります。
「句読点は長さがちがう」 P-20
もっと大事なことがあります。
日本語は、a 世界一、b 美しい言葉です。
こう区切った時、aとbの「長さがちがう」ことです。区切った時の「間(ま)」の長さ(時間)がちがう。声に出して読んでみるとわかります。ふつうはaが長く、bが短い。
aとbを同じ休止の長さで読んでごらんなさい。ヘンです。
でも、話の後の結論部分などで日本語の「美しさ」を本当に強調したい時にはbを長く(aを短く)することもある。要するに、日本語の句読点の休止の長さは、「可変」で「一定でない」のです。「。」はちゃんと休む、「、」はちょっと休む。こうした教え方も、どうもあいまいで、よくないことがわかります。