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児童養護施設へ入所するケースではなかったか

2006-07-22 23:11:56 | 当世世間事情
■小児科医では

 小児科へ行く機会があった。早速わたしは観察を始めた。待合室は長いすひとつぐらいの個室のようにしているところがあったり、狭い空間を四角の部屋にしないで、たくさんの人が入り、なおか心理的衝突をしないように工夫されていた。
 診察する際、医師が待合室まで出てきて子どもの名前を呼んでいた。「○○ちゃん」といった具合に、である。なるほど、変わったものだ。
 それに棚におもちゃが20余りおいてあった。それはすべてプラスチックで電子音の出るものであった。じっくりその場にいるのではなく、すぐ立ち上がる気持ちで待つのだからこんなおもちゃがよいのかと思った。それをひとつひとつ見て、先端機器をいかにつかつかというコンセプトでおもちゃが作られている、というように思えた。
 もうひとつ。小児学会会員であるのを額に入れているのがわかるとしても、1年間ある大学の非常勤講師をした際の辞令も額に入れられていた。医療の世界のある部分を垣間見た思いをしたのだった。

■児童養護施設に入所するケースだったのではないか

 秋田の自分の娘の殺害を供述したが、事件を知ってからすぐ考えたことを記しておく。
 あの小4(9歳)の少女は虐待のネグレクト(育児放棄)であったのだ。地域の民生委員などが児童相談所へ通報して、児童養護施設へ入所するケースと考えられる。
 地域のそのように人だけではなく、もっとも詳しく状況を知っているはずの、学校のクラス担任・校長がそうすべきであった。しかし小学校の教師は、そのような児童福祉の初歩的な知識がないのかもしれない。児童虐待防止法など教師に行き渡っていないのだろうな。

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