絵本と児童文学

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秋の遠足

2008-11-07 15:13:49 | 子どもからの発見
■ 秋の遠足
 海は昨日遠足から帰ったら、普段思いも寄らない庭の狭いスペースへ座り込んで、お茶の残りを飲んだりして、しばし遠足の話をした。
 「電車の切符を買うときは自分の番になるころはどきどきした」「改札口は2つ2年生専用にして通った」と言っていた。家庭での移動は車が多いし、電車利用は大人主導なので、初めて自分の力で電車を利用したような思いなのだろう。
 前の遠足は時計係で張り切っていたが、今度はじゃんけんで負けて美化係で幾分がっかりしたようだったが、終わってみれば何か大きな仕事をやり遂げてきたかのように、余韻に慕っていた。

■ 新しい自転車
 海は、自転車のサイズが小さくなったので新しい自転車を買ってもらった。アルミのもの、ギアチェンジ、ライトが気に入ったとのことで、高学年まで使えそうな立派なものである。
 次の日の朝乗りたくて散歩に出かけた。大人の歩く早さにあわせてゆっくり乗って「ゆっくり乗れるほどうまいんでしょ」と言っていた。
 5歳児で補助輪を取るとき、スピードを楽しむ傾向にあったので、ヨーロッパで盛んなサイクルサッカーの話をして、とまっていられるのがすごい技だ、といった説明したのが記憶に残っているのだ。自動車、自転車、人が狭い道を使っているので、危険の可能性がある。自転車は速く乗るだけでなく、スピードコントロールを出来ることが大事なのである。
 学校では3年生から指導すると言うが、実際は早くから子どもは自転車を乗り回している。友達が点と点で遠いし、最近道路で遊ぶことを禁止と指導されているので公園まで出かける必要があるからだろう。公園は歩いて5分ぐらいに3つあるが、生活動線と違う場所なので、気分的には歩いては行きにくいのだろう。
 公園に行くとたまに上級生がサッカーをしていて、「○○入れよ」と言われて加わり、汗を流している。都市の住宅街で日ごろ子どもをほとんど見かけないが、学校でのつながりが公園で再現されているようである。

■ もうすぐ8歳
 近くの大学の大学祭に行ったら、表示を見て行動するようになっていた。文字が目にとまりそれを捉えて、自分の要求にそって行動を選択する。読めないあるいは意味が分からない時は聞く。食べたいものや見たいもの読み上げ、同行のものとの兼ね合いも考えている。
 もうすぐ8歳になる。食ベる量が多くなり、子ども用では間に合わなくなっている。児童期の成長の早さにも驚くばかりである。行為の変化から成長を見るだけではなく、知的な力あるいは心理的な側面がともなう見方が必要なのが、幼児期の見方と違う点のようだ。それに学校で学んだことの影響が強くなるので、それを推測し想像をめぐらすことが重要になる。

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