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児童期へ成長

2008-07-14 13:30:31 | 子どもからの発見
 海は2年生です。だんだん幼児期の特徴が消え、児童期へと成長しています。
◇ 1年生までは妹のふきも含めて3人で、ごっこ遊びをよくやっていました。動物になっては想像の世界を共有するために「○○なのね」と申し合わせをして、それをベースにして話を作りリビング、階段、2階など空間を広く使って、ダンボールでコーナーを作ったりしてやっていました。そのようなごっこは、2年生からやらなくなりました。2年生になってからは、数回学校ごっこをやり、先生役になっていました。担任の先生の特徴と思われる真似をしていました。もうごっこ遊びはやらなくなりました。
◇ それまでよくやっていた空き箱を使って作る、絵を描く、折り紙、おもちゃでの遊びなどめっきりやらなくなりました。
◇ 想像の世界でモノを何かに見立てる、幼児期の大人社会の知識や規範にかかわらない行動はめっきりなくなりました。児童期へと転換したようです。

◆ 1年生の2学期から、徒歩3分ぐらいの別な並びの住宅に住む、学校のクラスの友達と時々遊ぶようになりました。事前に約束をし、リュックに遊び道具を入れて行ったり来たりします。野球、サッカー、あるいは共通の話題であるポケモンなどです。家にはお互いに上がらないようにしているようです。ちなみに町内の住人は、子どもはいなくおおよそ高齢者で、静かです。
 また最近では、公園に出かけて遊ぶことが増えました。大きな公園では登校班の上級生とサッカーをやることもあります。
 規範を意識して行動するのは、まず時間のようです。5時のチャイムがなったら、外遊びをやめてすぐに家に帰ってきます。また、状況によっては丁寧な言葉遣いをできるようになっています。
◆ 宿題が毎日あります。学校から帰ったら、まずそれをやるようにしています。算数の計算と国語の音読や漢字などです。わたしから見れば、毎日やって学校に通わせるのは、親が大変なので、誰もがやっているとすれば、大したものだと思うのです。海は必ずやるものだと思って、やっています。
 2週間ほど前、「黄っていう漢字どうだっけ」というので、もたもたしていたら「黄」と書きました。そこでついでにと思って「左に木を書くと横って言う字になるよ」というと「ぼくならそれをバナナって読むよ」という反応でした。「えっ?」というと「木に黄だから、バナナがなっているっていうこと」といってのけました。知的なお笑い(ユーモア)を考えられるようになったものです。
◆ 先日の七夕飾りには「頭がよくなりますよう」と書いていました。これは一般的大人が考えがちな特別なことではなく、勉強が生活の中に位置づいている、と解釈してみました。
◆ テレビ番組は「ポケモン」は欠かさず見ています。これは子どもたちの共通の人気のもののようです。最近は「ドラえもん」も見るようになっているようです。NHK教育の子ども番組はまだ集中してみています。
 またニュースで報じる断片を取り込んで、会話の際しゃべることがあります。学校の生活科でやるのだろうが、周囲の社会的なことにも関心を持つようになってきています。たとえば街のことを銀行、デパート、駅といった体験以外の概念でいうようになってきています。
◆ 生活圏と違うところに、親が畑で野菜を作るようになりました。海は親と一緒に自転車に乗って出かけます。
 自転車を単独で乗りたがって、一度「乗れるのにどうしてだめなんだ」と強く訴えました。3年生になったら学校で自転車の乗り方を体験してから、ということにしています。
◆ 上の子どもの場合、見よう見まねということが少なく自分で開拓していかなければなりません。この手探りの学習は大変ですが、長い人生ではよい体験になると思われます。 

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