世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

忘れられかけている「生活の党」 小沢一郎に起死回生の道は残されているのか?

2013年01月16日 | 日記
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忘れられかけている「生活の党」 小沢一郎に起死回生の道は残されているのか?

 JNN(TBSテレビ)が政治世論調査をした。小沢一郎を支持する筆者としては極めて不快な調査結果だが、一定の範囲で筆者の予測と一致しているので、やっぱりな、という印象もある。日本の有権者の民意度を知る手掛かりにはなる、と最近はマスメディアの世論調査をバカにしないように努めている。アナウンスメント効果やバンドワゴン効果などが、アンダードッグ効果(判官贔屓)を押しやる世相に於いては、マスメディアの論調や世論調査による世論誘導などを注視せざるを得ない状況になっているからだ。

 JNNの主な調査項目と結果を、まずは眺めて頂こう。

■政党支持率
(1)自民32.9%、(2)維新7.2%、(3)民主6.4%、(4)みんな3.9%、(5)公明3.8%、(6)共産2.2%、(7)社民0.7%、(8)生活0.3%、(9)みどり0.2%、(10)国民0.1%…(支持なし40.3%)

筆者コメント:自民の支持率が伸びているのは、円安と株高で何となく経済が上向くのかも?と云う期待が膨らんでいる結果だろう。金融緩和の副作用や公共事業によるバラマキ予算の問題点が具体的に現れない昨今の状況であれば、実際に為替が円安に振れ、株高が現れている事実を見れば、その政策への夢が膨らむのは当然だ。生活が、消えゆく政党・社民党より低いのには驚いた。共産党より低いかもと思ったが、社民より低いとは忌々しき結果だろう。

■内閣支持率
支持する:66.9% 支持しない:31.2% 筆者コメント:67%近い支持ですか~(笑)、なにも考えないで答えたのだろうが、高過ぎる。まぁ国会が開いていないので、マスメディアも、大盤振る舞いの経済政策報道が多いので、致し方ない結果かもしれない。

■自民政権で生活はよくなるか
(1)変わらない63%、(2)良くなる26%、(3)悪くなる8%、(4)わからない3%

筆者コメント:日本経済の根源的問題は政治ではかわらないと理解しているようだ。有権者も元凶を知っているところが頼もしい(笑)。

■政権の優先課題
(1)景気と雇用24%、(2)年金医療・社会保障17%、(3)震災の復興15%、(4)消費増税などの税制8%、(5)外交安全保障8%、(6)少子高齢化・子育て8%、(7)原子力発電などエネルギー政策7%、(8)TPP参加4%。その他、憲法改正、教育改革、地方分権や行政改革、定数是正など選挙制度改革は3~2%。

筆者コメント:有権者の多くは、世界経済の中の日本経済なんて意識はないだろう。マスメディアの論調に乗っかって答えただけだろう。それにしても、原発とエネルギー政策が7%とは笑ってしまう。如何にも飼いならされた豚のような国民性だという事が理解できる。景気と雇用は誰がやっても悪くなる構造的なもの、早く崩壊した方がやり直し時期も早まる。そのくらい痛めつけないと、気づかない国民なのだろう。ただアベノミクスの主張に付和雷同した有権者の姿が見えるだけだ。政治と経済は完全に分離している現実を直視できないのだろう。政治で経済が良くなる時代は終わっている。

■安倍内閣はいつまで続いて欲しい
(1)出来るだけ長く56%、(2)2~3年28%、(3)1年くらい7%、(4)半年くらい4%。

筆者コメント:マスメディアのコロコロ変わるのは良くないが浸透したのだろうが、安倍内閣は持っても1年が精々。秋口には、金利上昇が日本の国家財政を直撃する。

■民主党の再建に期待する?
(1)期待しない62%、(2)期待する35%、(3)わからない3%、

筆者コメント:期待する人が35%居るというのは奇怪だ。海江田に期待?前原に期待、玄葉か野田か細野か???それとも輿石に期待するのだろうか?

 まぁ、そんなこんなの世論調査だったわけだが、やはり刺激的なのは、「生活の党」の支持率が社民党以下の0.3%で、みどりとの差が0.1%と云う部分である。仮に悪名高いTBSの調査だとして、捏造で小沢支持者をガッカリさせる目的にしても酷過ぎる支持率だ。捏造なら3%程度にすべきところ、0.3なのだから捏造ではないと思われる。結党大会前であり、暫定的代表の段階なだけに、政党として有権者から認知されていない可能性もある。逆に、筆者のように、小沢一郎の去就に注目、此の儘逃げるつもりなら、もう見限るという待ちの姿勢なのかもしれない。

 いずれにせよ、まだ小沢一郎から、民主党離党後の迷走した顛末について、納得出来る説明を聞いていない。不徳の致すところ程度の言葉で納得は出来ない。一誠が百術に勝るのであれば、正直に、戦略ミスを認め、被害を与えた純粋な同士に詫びるべきである。勿論、支持者にも、である。敗軍の将、兵を語らずは当然だが、指導者としての自己分析は欠かせない。陸山会事件の説明責任は不要だが、今回の顛末の説明責任はある。それから、訳のわからない時候の挨拶のようなツイッターは不要だ。熱く政策を語れ!自民党の政策を評価せよ!小沢の心からのつぶやきが聞こえないツイッターなど、百害あって一利なし。

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