藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

稲城市の事業仕分け拝見

2010年07月26日 | 雑感
 24日のギラギラ暑い土曜日に、稲城市の事業仕分けがありました。

 地域振興プラザの三会場で、21事業が、「構想日本」(非営利の政策シンクタンク)から派遣された仕分け人と、行政改革管理委員さんとで、「仕分け」されました。

 各事業ごとに、行政職員が、約10分事業概要を説明。その後約25~30分質疑応答。その後、結果と評価を発表、という手順でおこなわれました。

 各会場には、おおむね30人くらいの見学者。職員・市民・市外のかたも。

 私の感想をひとことで申せば。  「・・・う~ん・・・。」

 
 まず、21事業の選び方に「?」
どんな基準で抽出したのか、偏りがあるんでは?

教育委員会の所管から、9事業
福祉部の所管から、6事業  それに比して都市建設部所管は1つ。総務も1つ。

 私は3会場をぐるぐる回っていたので、全部を見ることは出来ませんでしたが、
感想をも少し長く申せば・・・。

 まず、あの時間では無理。

 それと、職員が自分のしている仕事(事業)の意義や目的を理解しているのかな?と、思うような場面もあり。
 特に委託している事業内容の把握を十分にしていないような感じも。

 仕分けする側も、得意分野不得意分野があって、質問の意図が不明だなあと、思う場面がある。事前に渡してある資料の読み込み期間が短いのかしら?

 結果は、「廃止」が5事業。
     「市が実施(民間活用の拡大・市民等との協働化を推進)」が6事業。
     「市が実施(改善が必要)」が9事業。
     「市が実施(現行どおり)が1事業。  でした。
 これはあくまで参考で、すぐに廃止とかでは有りません。


 今回の仕分けの予算は、160万円です。これによって、かけた予算以上の節減がはかれる、かどうかは不明ですが、職員さんたちが物凄く緊張した日を送ったのは確かですね。

 
 でもね。

 既に稲城市は、数年前から、庁内で「事務事業評価」をやっているんです。
それに、毎年の予算立てには、事業内容の再評価をせざるを得ないのではないかしら。お金が無いお金が無いと、いつも市長はおっしゃっているんですから。
 決算時もそう。
 つまり、第三者に「仕分け」してもらわなくても、自前でやらんといかん状況ですわ。

 ま、兎に角実施したからには。

 これが、単なるパフォーマンスに終わらずに、きっかけとなって、本当に税金の無駄遣いを見直して、市民のための事業を実施するという「洗い直し」の作業になって、首長のまちづくりへの真摯な理念が噴出して、、職員の理解とやる気に結びついて、市民がそれを見て、「よっしゃ、うちらも声と力をだすぜ!」となって・・・。
 
 と、なれば、良いですね。
コメント
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