アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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共産党をワンコイン党に改名しろw

2019年06月01日 01時11分07秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな

 遂に山本太郎のポスターが大阪・西成の「あいりん地区」(動物園前一番街)にも現れた!

人は山本太郎の事を「売名芸能人」と呼ぶが、私は必ずしもそうは思わない。売名でこんな反権力の主張なぞ出来ない。

また、芸能人という事で軽く見られるが、政党渡り鳥の世襲政治家や、選挙で負けた途端に掌を返す様に都構想反対から賛成に転じる自民党府議よりは、よっぽど骨があると思う。

確かに、彼には、左派でありながら元号(天皇制)にシンパシーを抱き「れいわ新選組」という名の政治団体を立ち上げる等、そそっかしく粗削りな所がある。しかし、そういう「向こう見ず」さに魅力を感じる人たちもいる。今まで政治にそっぽを向いていた人にも訴える力がある。

そんな山本太郎と対照的なのが共産党だ。格差是正など、同じ様な事を共産党も主張しながら、なぜ共産党の党勢がなかなか伸びないのか?山本太郎が言ってる「働いたら誰でも食える様にしろ」「税金は無い所から搾り取るのではなく、在る所から先に取れ」という主張こそ、ある意味では「共産主義」そのものなのに。

西成出身のラップミュージシャン、SHINGO西成の歌詞も、この様な内容で、若者に人気を博している。昨年の米国中間選挙で大量当選した民主党若手が掲げたのも、反格差を唱える「共産主義」的な公約だった。

同じ事を主張していて、片方は若者の心を掴みつつあるのに、他方はいまだに「暴力革命」や「北朝鮮」のイメージでしか捉えられないのは何故か?私は、「共産」という不正確な訳語に、その原因があると思う。

「共産主義」を意味する英語のコミュニズム(communism)は、「共同体」を意味するフランス語のコミューン(commune)から来ている。元々は、搾取も階級支配もない万人平等で自由な共同体を目指す思想だった。

ところが、これを日本人が訳す際に、その理想を実現する手段に過ぎない「生産手段の共有」を、「生活手段の共有」と混同してしまい、「財産共有」を意味する「共産主義」と訳してしまったのだ。

共産主義が共有を図ろうとしたのは、あくまでも「生産手段」(大企業の工場設備など)だ。共産主義とは本来、「分配」に重きを置く考え方なのだから。ところが、「共産主義」と誤訳されてしまった事で、「生活手段」(個人のマイカーや持ち家)まで没収されると誤解されてしまったのだ。

しかも、ソ連や中国、北朝鮮では、それを真に受けて、本当に生活手段まで共有にしてしまった。だから、とかく「共産主義」とか「共産党」と言えば、「財産が奪われる」「自由も奪われる」と、最初の意味とは全く正反対のイメージで捉えられるようになってしまったのだ。

それもこれも、英語のコミュニズム(communism)を日本語に訳す時に、「共産」主義なぞという不正確な訳語を充ててしまったからだ。本来は「共同」主義とか「分配」主義とでも訳せば良かったのだ。

そう考えると、誰でも安い値段で購入できて美味しく食べれるワンコイン弁当こそ、分配の最たるものではないか。「共産」の意味を正しく理解してもらうには、党名も「共産党」から「ワンコイン党」に変えるべきではないか。

「票欲しさに弁当で有権者を釣るのか?」と言うなかれ。誰でも安い値段で購入できて美味しく食べれるワンコイン弁当ほど、「共産主義」の理想である「分配、平等」を、分かりやすい形で体現したものはないと思う。

誰でも、どこでも、いつでも、500円で美味しい弁当を食べれるようにすれば、どんな野党も自民党に取って代わる事が出来る。腹が減っては戦どころか、生きていく事も出来ないのだから。

アベノミクスで膨れなかった腹も、ワンコイン弁当なら膨らます事は出来る。「しんぶん赤旗」の購読を強引に勧められて嫌な思いをした人も、美味しいワンコイン弁当なら、勧められても嫌な気はしない。それが証拠に、サラ金嫌いの人間も、サラ金が街頭で配る宣伝用のティッシュはちゃっかり受け取っているではないか。

共産党も山本太郎の「向こう見ず」さにならい、「全国に子ども食堂を」「誰でも毎日ワンコインで飯が食える様にする」と訴えれば、もっと党勢が伸びると思うが、どうだろうかw?

「500円では赤字になる」と言うなら、六本木ヒルズの住民など、ごく一部の大金持ちには、ワンコインではなくカンパ込みの1万円で販売してやれば良い。あいつら見栄っ張りで、コーヒーも、六本木ヒルズ内にある1杯1万円のコーヒーショップでしか飲まないのだから。

国会内でもワンコイン弁当をカンパ代込みの1万円で販売し、国会議員のお買い上げランキングを政党別に発表してやれば良い。それを毎日、「しんぶん赤旗」一面トップに掲載するのだ。そうすれば、どの党が弱者救済、格差是正に背を向けているか、一目瞭然になるではないかww。

山本太郎のポスターにも書いてあるではないか。「税金は、まず大金持ちから戴き〼(ます)」と。
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