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大阪シンポジウム「東アジアのよりよい未来の道を 茉莉・傅・呉先生を囲む会」の告知

2012年04月01日 15時21分54秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」サイトから転載します。それによると、4月14日に私の地元・大阪で、下記のシンポジウム・懇親会があるそうです。
 この間、当ブログでは橋下・原発批判で手一杯だった事もあり、中国国内の人権侵害については何も声を上げる事が出来ませんでしたが、チベットでは抗議の焼身自殺が頻発するなど、非常に憂慮すべき事態が続いています。その中で、中国の良心的知識人の方々とともに、「労働者・知識人による民主化運動と、チベット・ウイグルなど少数民族の解放運動との連携の可能性について、自主的立場で考える」という趣旨のようです。
 表向きの「社会主義」宣伝とは裏腹に、資本主義化の道をまい進する現代中国にも、格差是正を求める労働者階級の闘いや、自由を求める知識人や少数民族の闘いが存在しますが、いずれも自分たちの事だけで精一杯で、互いに孤立した闘いを強いられ、時には反目を煽られたりもしてきました。その中で、「共産党」独裁やそれを経済的に支えるグローバル資本主義と対決し、中華思想や民族排外主義をも乗り越え、真に自由・平等で民主的な中国実現の可能性について探る事は、同じグローバル資本主義の搾取に苦しめられ、ともすれば「中国・朝鮮人は日本から出て行け!」といった排外主義に煽られがちな日本の労働者にとっても、決して他人事ではないと思います。
 http://monsoon.doorblog.jp/archives/53294816.html
 http://monsoon.doorblog.jp/archives/53322130.html
 今回の取り組みが、上記の私の問題意識に沿ったものであるか否かは、下記の案内だけではまだ何とも判断出来ませんが、それを考える上で一つの契機にはなるのではないかと思い、今回ご紹介させていただく事にしました。生憎私は当日仕事で参加出来ませんが、興味ある方は一度参加を検討してみて下さい。

東アジアのよりよい未来の道を 茉莉・傅・呉先生を囲む会

1. プログラム
日時: 4月14日、土曜日、13:00-17:00 シンポジウム
場所:福島区民センター 301会議室
     大阪市福島区吉野3-17-23 06-6468-1771
       地下鉄・千日前線「野田阪神」駅、7番出口上がり、西へ徒歩5分。
       阪神電車「野田」駅、改札左手を出て、西へ徒歩6分。
       JR環状線「野田」駅、徒歩8分
       JR東西線「海老江」駅、徒歩7分
        *区民センターは消防署の隣です

シンポジウム
 茉莉氏、傅正明氏、呉洪森氏の発言(通訳:和泉女史)
  テーマ:茉莉氏「1989年天安門事件の亡命からダラムシャラへ」
     傅正明氏「チベット亡命詩からディアスポラを考える」
     呉洪森氏「自由を求める立脚点・未来の革命のための準備」
 チベットの歌と楽器
   司会・進行:劉燕子
  参加費:1500円(学生500円)飲み物付き

懇親会 17:30-20:30
諸先生を迎えて「囲む会」
  場所:fermata(レストラン、会場近く、貸し切り、素敵な雰囲気とシェフ)
    地下鉄・野田阪神駅、7番出口から徒歩3分
       三菱東京UFJ銀行の通りを入り、あさひ薬局の向かい。
    電話 06-6441-6673
 参加費:4000円(食事、飲み放題・自家製サングリア、ワイン、カクテルなどなど)

コーディネーター:劉燕子 Yanzi@mta.biglobe.ne.jp
090-9286-0563
           小島崇文 fumi-kojima@tea.odn.ne.jp
                 090-7358-7133

********************
  <案内>4月21日、土曜日、11:30-13:30
  麻生晴一郎氏(ジャーナリスト)を囲む会
   場所:fermata(レストラン、会場近く、貸し切り、素敵な雰囲気とシェフ)
   内容:大規模抗議と初の民主選挙実現の烏カン村など現場の生の声から中国の実情を語ります。
   参加費:1500円(ランチ付き)
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シンポジストのプロフィール
1.呉洪森氏
 1953年に上海に生まれる。文芸評論家。上海華東師範大学大学院修士課程を修了(文芸修士)。香港の新聞で編集に携わりながら、中国国内のニュー・オピニオン・リーダーとしてネットを中心に活躍し、様々な文芸賞を受賞しています。座右の銘は「命を懸けて反人道的な独裁体制と闘い抜く」です。
 ネットでは「 真名論壇」、「真名網」、「真名」、「寛容」、「平等」、「理性」、「捍衛言論自由」、「追求品味与质量」などのサイトを主宰。
『崩溃的脸皮:吴洪森随笔散文集』(崩壊する顔:呉洪森評論集)

2.茉莉・傅正明ご夫妻
 茉莉さんは、本名は莫莉花で、茉莉花(ジャスミン)と同じ発音です。北京師範大学中文系を卒業し、元湖南邵陽師範専門学校教師となりました。一九八九年六月、天安門民主化運動に参加する学生を守るために上京し、天安門事件の後、中国政府の鎮圧を批判し、「反革命宣伝扇動罪」により三年の刑を受けました。一九九二年からに香港を経由してスウェーデンに亡命しました。現在は、スウェーデンで教鞭をとりながらコラムニストとして活躍しています。
著書に『人権之旅』、『山麓那辺是西藏(山のかなたはチベット)』、『瑞典森林散步(スウェーデンの森林を散歩する)』など多数。
 2001年、ニューヨークで「万人傑文化新聞奨(傑出したジャーナリスト賞)」を受賞。2005年、香港記者協会、外国記者会、アムネスティ香港支部による「人権新聞奨(人権ジャーナリスト賞)」受賞。
 傅正明氏は、湖南邵陽の人です。1988年に北京大学大学院中文系を修了した文学修士で、湖南邵陽師範専門学校教師でした。1989年6月4日の天安門事件に際し、離党を宣言したため、解職されました。1993年に香港を経由してスウェーデンに亡命し、現在は教鞭をとりながら執筆に励んでいます。著書に『在波蘭的廃墟上—辛波絲卡的詩歌芸術与文化伝統(ポーランドの廃墟にて・シンボルスカ詩論と文化伝統)』、『暗詩人—黄翔和他的多彩世界(暗黒の詩人・黄翔とその多彩な世界)』、『百年桂冠--諾貝爾文学奨世紀評說(百年桂冠・ノーベル文学賞の世紀)』、『詩從雪域來(雪国からのチベット亡命詩)』など多数。翻訳書も多数あります。
 お二人とも1996年から漢蔵協会の発起人となり、チベット人を理解する数少ない漢人として言論活動をしています。また鋭い批判精神、義侠心を持つ言論人として、スーザン・ソンタグになぞらえられています。
 お二人とも独立した精神に立ち、尊厳ある生き方を貫き、中国当局から帰国を誘いかけられても、天安門事件の解決がなされないかぎり帰国しないという立場を堅持しています。
 お二人とも湖南省の出身で、清末の自立軍の唐才常の詩に「枉(ま)げて説う、長沙は是れ薩摩。島津、毛利、竟に蹉跎たり。天を呼び、負却し、心志を平らぐ。業力、沈冥するを奈何にすべき」とあります。長沙は湖南省の省都で、唐才常は自分の故郷を、明治維新の原動力となった薩摩になぞらえたのです。

 http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00795
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