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黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

参考資料:<団塊オヤジ>とのトラブル内容(職場新聞の記事より)

2011年01月29日 22時37分48秒 | 職場人権レポートVol.1
当該ブログ記事の内容を労組分会機関紙(職場新聞)でも取り上げました。但し、新聞の性格や紙数の限界もあるので、「魯迅」「橋下徹」云々の話は省略して、事件の報告と自分の主張を直接述べる形にしました。また、それをブログに転載するに当たり、人名・業者名などの実名を、それぞれ<団塊オヤジ><私>などの言葉に置き換えました。「奴隷根性」の克服なくして職場の民主化なし、身近な職場の民主化なくして労働者の解放も社会の変革・民主化も在り得ない。

  

(以下転載)
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地域労組・城北友愛会 ××(勤務先下請け会社名)分会機関紙「ワーキングプア解放新聞」№5
第1面(表面):1月21日の<団塊オヤジ:以下「団塊」>とのトラブル内容(会社提出文書)

● 発生日時:2011年1月21日(金)午前10時半~11時頃
● 発生場所:元請スーパー××センター 3便野菜ドーリー仕分け場
● 当時の作業者:<団塊>、<私>、<他1名>

● 当時の大まかな経過:
(ここで原文をそのまま引用してしまうと、業者名・商品名が一杯出てきて話が煩雑になってしまうので、この項のみ、一般読者向けに書いた当該ブログ記事からの引用に代えておきます)

 一つの商品の仕分け中に、別の大量の商品(カット野菜、計500数十ケース)が入ってきました。その時は、私と「団塊オヤジ」と後もう一人の、計3名のバイトで仕分けをしていたのですが、そこから私が、その商品の検品に抜けました。
 その検品商品は、とても仮置き場だけでは収まらないほど大量でした。だから、「現在仕分け中の商品が終われば、直ぐにその大量の商品の仕分けにも取り掛かれるように」との算段もあって、検品が終わった商品の一部を仕分け作業場にも流し始めました。
 その時に、いきなり「団塊オヤジ」が、「そんな事は納品業者にさせろや!」と偉そうに言ってきたのです。私も売り言葉に買い言葉で、「このままやったら置き場所がなくなるから、一部をそっちにも流していってるんやんけ!」と返しました。そしたらいきなり、自分の偉そうな物言いを棚に上げて、「お前、誰に物を言っているんや!」と来ました。以下は、その後のやり取りの流れです。
 団塊:「仕分けする人間がおらへんのやから、検品なんか業者が全部降ろし終わるまで放っておけよ、それより仕分けに回らんかい!」
 私:「検品中に仕分けなぞ出来る訳がないだろう!」「バイトが少ないのも、俺らだけの責任と違うだろう!」
 団塊:「お前、頭おかしいんと違うか!ワシに喧嘩売っているんか!」

● この件の問題点:

(1)この時に検品と仕分けのどちらを優先するかは、あくまでも人による解釈の違いでしかない。確かに<団塊>の言う事も一理あるが、<私>のほうも、検品を先に進めておいたほうが、<A社>の仕分けが終われば、次は直ぐに量の多い<B社>「カット野菜」の仕分けに取り掛かかれるから、という計算もあって検品を始めたのだ。それを<団塊>は、自分の意見だけを絶対視し、<私>にそれを押し付け、言い返されたので切れたのだ。<団塊>の自己中心的な態度が如実に現れている。

(2)その言い分も矛盾だらけ。最初の言い分(そんな事は業者にさせろ)と後の言い分(検品より仕分けを優先しろ)が全然違う。これでは、その時々の気分次第で、周囲に八つ当たりしているだけではないか。

(3)しかも、自分は偉そうに人に物を言っておいて、その自分の事を棚にあげて、人の物言いにケチをつけている。「自分には甘く人には偉そうに言う」ダブル・スタンダード(二重基準)の典型的な事例だ。

(4)「上には何も言えないくせに下には偉そうに言う」ダブル・スタンダードもある。いくら上に言いにくい事だとしても、「人が少ないのは俺らだけの責任か?」への応答に、いきなり「お前頭おかしい」云々はないだろう。己の保身まず先に在りきで労働者の人権を軽んじているから、こんな言動が口をついて出てくるのだ。

(5)<団塊>の横暴な態度は、別に今始まったものではないだろう。当人は<前部署>勤務時にも、その言動に反発する形での、バイトの大量退職を引き起こしているではないか。何故それを、会社も周囲の人間も、今まで放置してきたのか。(※注:裏面に続く)

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第2面(裏面):1月21日の<団塊>とのトラブル内容(解説)

●これ以上人をモノ扱いするな、もっとフツーの働き方をさせろ

 以上が、<団塊>とのトラブルの経緯である。既に同じタイトルで、前述の報告書を会社(所長)にも提出している。<団塊>にも、所長を通して、私の言い分を伝えて貰っている。
 もうこれ以上、<団塊>に偉そうにされて堪るか。ちょっと物量が増えたからと言って、そのたびに、何故、あそこまでガーガー急き立てられるような物言いをされなければならないのか。ちょっとした事でいちいち、何故、あそこまで怒鳴りつけられるような物言いをされなければならないのか。我々はモノではない、人間だ。もっと人並みに扱え、フツーの働き方をさせろ。
 
●<団塊>の言い訳に反論しておく

 それに対して<団塊>は、「俺は、休憩もみんなを先に行かせ自分は一番後回しにして、忙しい時は早めに切り上げて作業場に戻って来ているのに、何故こんな事まで書かれなければならないのか」と、嘆いていたらしい。とりあえずそれに反論しておく。
 若し、それが本心だったとしても、それは「善意の押し売り」でしかない。何も会社が「休憩を後回しにしろ」「早めに切り上げろ」と指示した訳ではない。あくまでも当人が勝手にやっている事にしか過ぎない。そういう事を続けていると、やがてそれを他にも強要するようになる。現に、確か去年秋の総力祭の時だったか、当人は他のバイトに「4便出し店舗リストのコピーを取ったか?」と聞いていたではないか。何故バイトが、社員の指示もないのに、そこまでしなければならないのか。それは本来社員がすべき事だろう。そうでなければ、今後はバイトが何でも勝手にコピーしても良い事になってしまうが、それで良いのか?
 しかも、それは本心でも何でもない。若し、そこまでみんなの事を考えているなら、こんな「上には何も言えずに下にばかり偉そうに当り散らす」真似なぞ出来ない筈だ。PC積み替え作業問題についても、職場での役割を考えれば、当人こそが真っ先に改善要望すべき事ではないか。下に偉そうに言う以上は、上にも同じ様に言わなければ、筋が通らない。それをしないという事は、前記の言い訳も、所詮は自己満足であり、己の保身を隠蔽する為の煙幕にしか過ぎない。
 
●「椅子取りゲーム」による「労働ダンピング」の先には地獄しかない

 以上からも明らかなように、当人の中にあるのは、「いかにして自分だけがリストラに生き残るか」という目先の打算だけだ。「椅子取りゲームの中で何とか生き残ろう」とあがいているにしか過ぎない。そのくせ、会社人間の悲しさ故か、「奴隷根性」に囚われる余り、「人数分の椅子を確保させる」「それは利益のホンの数%の経費で出来る」事には思いも及ばないのだ。
 その行き着く先は、際限のない「労働ダンピング」(労働力の安売り競争)、「底辺に向かっての負の競争」でしかない。それは差し詰め、蛸が自分の足を食って生き延びようとした末に、最後には食う足もなくなり自滅していくのと同じだ。

●俺らは奴隷ではない

 そんな「労働ダンピング」に甘んじるのは<団塊>の勝手である。それが無駄な努力でしかない事は、当人にも今まで何度もそれとなく知らせてきた。それでも聞かないのだから仕方がない。現にこの前も、「(今のような状態でも)<前部署>よりはマシ」と済(ママ)ました顔で言っていた。
 少なくとも俺はゴメンだね、そんな「下見て暮らせ傘の下」に甘んじるような、「奴隷・社畜」のような生き方は。もっと人並みに、フツーに生きたい。それは贅沢でもなければ、我が儘でもない筈だ。
 昨今、企業が利益至上主義に走り、無理な人減らしが横行する中で、こんな「フツーでない人物」や「フツーでない働き方」が、其処かしこに跋扈(ばっこ)するようになったが、これは本来オカシイ事、在ってはならない事ではないか。
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