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ヤジにまみれた石破総理の所信表明

2024年10月05日 09時11分58秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を
 
石破総理の所信表明演説を衆院インターネット中継で聞いたがヤジが凄いw。他の総理の時もこんなにヤジられたのだろうか?とにかくヤジの凄さに驚かされた。
 
そりゃあそうだろう。「ルールを守る」と言いながら裏金議員も誓約書一枚出せば公認すると言うんだから。これでは安倍や菅・岸田と全然変わらない。「日本を守る、国民を守る」と言いながら日米地位協定見直しも言わず。沖縄では米兵の性犯罪もこの協定のせいで県警は捜査も出来ないのに。
 
「地方を守る」と言うなら、全国平均の最賃アップだけでなく、全国一律最賃制導入まで踏み込まなければダメだ。東京も地方も物価はそんなに変わらないのに、地方はいまだに時給千円以下の最賃に甘んじている。また、地方では鉄道だけでなくバス路線の廃止・減便も続いている。2024年問題でバス運転手の確保もままならなくなっている。地方から人が居なくなれば農業する人もいなくなり食料も手に入らなくなる。
 
現にこの夏は未曽有のコメ不足に見舞われた。スーパーにいつ行っても米がない。こんな事は今までなかった。それ以外の食料品も軒並み値上げラッシュだ。物価は上がるが賃金は全然上がらない。なるほど最低賃金は上がったが、それはもともと低すぎた賃金を、世論の目を気にして、ほんのちょっぴり上げたに過ぎない。今の物価上昇に全然見合っていない。
 
社会保障費もそれとは比べ物にならない速度で上昇している。相次ぐ消費税増税は福祉充実の為ではなかったのか?だが実際は、そのほとんどが法人税減税に回され、大企業の内部留保に化けただけだった。軍事オタクの石破は、二言目には「国を守る」と言うが、その国の中に一体国民は含まれているのか?おそらく、大企業とアメリカ、自民党の裏金議員さえ守ればそれで良いと思っているのだろう。
 
「若者や女性の人権を守る」と言うが、なら何故、今の奨学金返済地獄を無くそうとしないのか?他国では給付型の奨学金が当たり前なのに、日本では貸与型が大半だ。就職してから多額の返済に追われるようでは、サラ金と何ら変わらない。女性の賃金も男性の半分程度しかない。これでは幾ら女性の就業者が増えた所で、「女性活躍」とは到底言えない。ただの「使い捨て」だ。
 
防災省の設置も結構だが、それよりも現に避難所で今も雑魚寝を強いられている能登の被災者をどうするかだ。キッチンカーや風呂の設置を「目指す」だけなら誰でも言える。総理自身も「避難所で雑魚寝なんて先進国では日本だけだ。台湾では震災3時間後にキッチンカーが避難所に来る」と自民党総裁選で言っていたではないか。何故それを総理になった今、実行に移さないのか?これで「国民を守る」なぞとよくも言えたものだ。
 
「国民に信を問う」と言うなら、これぐらいの事やってから問うべきだ。そうしてこそ初めて国民の「納得と共感」が得られる。ところが、今の所信表明演説からは、その熱意が全然伝わらなかった。結局「ルールを守る」ではなく「裏金議員を守る」。「日本を守る」も実際は「米国と財界だけを守る」。「国民を守る」のではなく「自民党を守る」。「地方、若者、女性」は全て使い捨て。これでは今までの自民党政治と何ら変わらない。野党からヤジの洗礼を受けるのも当然だ。
 
(参考資料)
 

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