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acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

立山初滑り

2012年12月01日 21時20分42秒 | 山行速報(山スキ-)
立山初滑り11月22日~25日
メンバー Nak他クラブ外総勢22名
昨年はじめて行った立山初滑りは雪不足であったが最終日に昨シーズン最高のパウダーを楽しめた。これに味をしめて、今シーズンも室堂入りした。

22日
未明の関東地方は雨だったが北上するにしたがって天候が良くなり、長野県の小川村付近からは真っ白の鹿島槍ヶ岳や五竜岳~白馬岳が望めた。これで眠気もいっぺんに吹き飛び、白銀の世界へ期待が高まる。

小川村から望む後立山連峰

 しかし、、、黒部ダムから望む立山連峰は雲の中であった。室堂も視界は悪くまずはみくりが池温泉の宿に入る。ゆっくり昼食を食べて午後1時半ころ駄目もとでクロカン散歩のつもりで室堂平へ向かう。浄土山の西側をゆっくり登っているとガスが徐々に切れてきた。うーん、これはもしや期待できるかも~、、、やがて立山や大日岳がほとんど全部見えそうなくらいにぐんぐんと視界が開けて来た。

なんと一ノ越方面が見えてきた.、、、、

浄土山西側の通称「展望台」付近まで登って、午後3時前になったので、下ることにする。新雪わずかのよく締まった雪面は、ほんの10分ほどの滑りで室堂平到着。ものたりない気もするが今季初滑りとしてはまずまず。おとなしく宿にもどろう。本日の滑降高度差:595m。

23日
朝から薄い霧であるが風は弱いので行動可能である。

今回の宿=みくりが池温泉

ゆっくりと出発準備をする。高いところに行くのはあきらめて雷鳥沢周辺の雪がたまっていそうな短い斜面を上り下りしようということになった。まずはみどりが池東側の東向き斜面、出だしが急でガスのため下の方がどうなっているのかまったく見えない。若い人たちは果敢に攻めるが小心者の私は慎重に下った。3本ほど滑ってから雷鳥沢テント場に移動し雷鳥沢を登る。斜面は下から見ると以外に見通しがきき登高に支障がない。が、となりの谷を覗くと底までは見えず雪面がどういう状態なのかわからない。これではちょっと急な谷をすべってやろうという気にならない。4、50分ほど登ってみて上の方はガスがさらに濃くなりそうなので標高2500mを越えたところから下ることにする。
 さあ、何とか視界の効いている間に滑って行こう!立山川側との間の稜線に近い浅い沢を滑る。ボーダーにとっては天然のハーフパイプ地形もあるのだが、この視界ではどうしようもない。凹凸や小さい庇が全く見えず、突然スキーが雪面に刺さってつんのめる。それでもだんだん滑りに慣れて来てそれなりに楽しめた。雷鳥沢のテント場に到着すると再び雪が降り出し視界はまた悪くなって来た。まあ、我々は良いときに下ったものだ、とお互いに慰め合った。これから明日までに雪が積もるといいんやけど。本日の滑降高度差964m

24日
昨夜から結局、雪はまったく積もらず。天候は期待していなかったのだが、なんとピーカンである。今日は、室堂乗越に上がり、少しでもパウダーのありそうな立山川側の北面を滑ろうという計画である。雷鳥沢の下部を大きくトラバースして室堂乗越の東側に上がる。

雷鳥沢下部のトラバース
 途中、雪面が固くてトラバースが少し怖そうなところもあったのでスキーアイゼンを装着した。
 2390mピークの南面を地獄谷出合へ向けてひと滑り。南面は陽が当たって柔らかくなっている。次は室堂乗越付近からまた南面をひと滑り、その次は2440mのピークに登り、大迫力の剣岳や奥大日岳をゆっくり眺めて食事をしてから南東方向に滑る。

剣岳

室堂乗越から眺める真砂岳~立山

奥大日岳、ひとつ手前の2611mピーク付近から滑りこむらしいが、こんなところが滑れるだろうか?


立山川のカガミ谷、たしかに北向き斜面はよさそうだが下部にはデブリも見られ今回は遠慮しておく


大走り尾根も滑ると良さそう。。


立山の定番 山崎カール(右上部)から称名川まで3つくらい段差がある。

はたして若い人たちは私が3回滑った間にさっさと登り返して5回ぐらい滑っていた。さっき立山川の谷底に黒い雲がいっぱい広がっていた。これがいずれは上がって来るのではと思っていたら案の定、視界が悪くなって来た。まずいなあ、と思い、滑降の準備を整えて地獄谷まで下るチャンスをうかがってしばらく待機。ガスが少し薄くなって来たので、みんなでわーっといっせいに下る。


称名川・地獄谷出合から室堂乗越を振り返る。我々の遊んだ痕跡が斜面あちこちに。

下に着くとすっかり天気がよくなってきたので、欲が出てきてさらに地獄谷左岸のピークに登り北斜面を滑る。このあと、ビンディングがすぐにはずれるのでおかしいなあと思い、よく見るとTLTフロントのバネ下に雪がこおりついていた。簡単に取り除くことができずドライバーを取り出して突つきだすことが必要だった。帰りは疲労困憊でみくりが池までの登りが堪えた。本日の滑降高度差1358m

25日
今日も新雪はつもらず、、だが、ピーカンである。パウダーはあきらめざるを得ないが、これに不平をいうのは贅沢というもの、これだけの景観を満喫しながら、歩いたり滑ったりできるだけでもすばらしい。


一ノ越左から朝日が昇る


背後には白亜の奥大日岳が、、

みくりが池温泉から室堂平を経て、一の越手前からは浄土山東側のカール地形を登る。谷奥最後の詰めは雪が堅くてつぼ足に変えた。龍王岳の北側コルまで行き、岩峰に挟まれたアルペンチックな圏谷を御山谷へ向けて滑降。


龍王岳北側の谷、ここをすべった。

御山谷を一の越へ登り返したあと、山崎カールへさらに向かうという元気な人たちと別れて、みくりが池温泉に帰ることにする。
一ノ越から玉殿岩屋の南端まで一気になるべく人の滑っていないところを行く。’一気に’と思ったが足が耐えられず途中で一回休憩した。

立山の西側斜面はシュプールだらけ。

楽しかった連休もこれで終わりかー、名残惜しいぐらいのところでさっさと帰ることにする。本日の滑降高度差829m
4日間の水平移動距離は27km、滑降高度差は3750mでした。つきあってくれたゆきうさぎの皆さん、ありがとう。
また、来年も来るからね。

針ノ木岳山スキー

2012年05月22日 18時40分07秒 | 山行速報(山スキ-)
2012年5月20日 北アルプス針ノ木岳 山スキー
メンバーNak, 装備:アルパイン山スキー、スキーアイゼン、アイゼン、ピッケル

時間記録:5:12扇沢駅駐車場発-6:30大沢小屋付近-7:30(1900m付近)-9:20マヤクボカールの底(モレーン丘)
-10:00マヤクボのコル-11:00針ノ木岳-11:25南峰とのコル=滑降開始12:00-12:20本谷出合-12:45大沢出合-13:00スキー終了1570m-13:20扇沢駅駐車場

滑り納めに日曜日に針ノ木岳に行きました。マヤクボのコルまでシールで上がる事ができました。稜線沿いを北側から頂上へ標高差200m弱、スキー背負って登り、頂上からさらに南東側コルまでそのまま下って稜線から滑降しました。17日に降ったらしい薄い新雪が重くブレーキになり気持ちよく滑らせてはくれません。まあまあだったのは、針木雪渓との出合まででした。標高差約1600mの登りは足にきていたようで、太ももパンパン消化試合の耐えるだけの下りとなりました。ちょっと体力足りないようです。

ところで、扇沢駅の無料駐車場が有料になっていました。そのせいで、だれも停めずガラガラのままです。もちろん、その下の市営無料駐車場に停めました。


市営の駐車場はこんな感じ、好きな人がたくさんいるものです。


最初は全然雪がない。


大沢出合よりも少し上流

1900mぐらい、デブリだらけでびっくりだけど、例年こんなものらしい。


17日ごろの新雪が湿雪雪崩になって出て来ている。


マヤクボ沢の急斜面をがんばるとモレーンの丘のようなところに出る。頂上はガスでみえない。


マヤクボのコルに到着、手前スバリ岳の向こうに剣岳がバーンと見える。


しっかりとアイゼンピッケルを使って稜線の北側を登り、頂上到着。
ガスはぎりぎりかかっておらず、立山が大きく見える。


マヤクボカールの底からコルを見上げる。


尾瀬の燧ヶ岳山スキー・テレマークスキー

2012年05月08日 16時03分36秒 | 山行速報(山スキ-)
2012年5月6日尾瀬の燧ヶ岳
メンバー:Kmr(テレマーク)、Nak、Apple (2名はアルペン山スキー)
アイゼン、ピッケル使用なし、スキーアイゼン使用(Apple)

行動タイム:
6:00 御池(標高1500m)ー7:25 広沢田代ー8:40 熊沢田代ー9:55 俎僴(標高2346m)
10:20 滑降開始ー10:30 熊沢田代ー10:50 広沢田代ー11:10 御池


御池駐車場の奥の方から登り始めるKmr隊長。

広沢田代へ上がる2段の急斜面はシール直登の限界ぎりぎりの傾斜である。浅いジグザクコースをとって登っていく。弱いスプーンカット状の雪面になっている。


広沢田代はごくゆるい傾斜で次の急斜面まで続いている。ザラメでなければ下りは滑らないだろう。


振り返ると駒ヶ岳が見える。
熊沢田代へ上がる急斜面もやはりシール直登の限界ぎりぎりの傾斜である。今日の雪質では一般的にはスキーを担いだ方が楽だと思うが、急斜面のシール登行の練習だとおもってがんばる。


熊沢田代をはさんで俎僴をめざす山スキーヤーApple氏


もう少しで山頂、最後の大斜面だ。

西の空には、かなり高くまで積乱雲が発達しているのが見える。山頂到着時までは晴れであったが、上空は強風で雲の流れが速く落ち着かない。山頂に着いてみると西のすぐ近くに黒雲が迫っている。雨がぽつぽつと降り始め雷鳴まで始まった。
急いで山頂から滑降を開始する。雨がだんだん激しくなり、やや強風、雷も徐々に迫っている。視界はあるのでスキーはできる。休憩無しで下山したときは、びしょぬれになったが、ひととき晴天の春山とまずますのザラメ雪を楽しんだ。


鳥海山祓川コース

2012年05月07日 20時26分13秒 | 山行速報(山スキ-)
2012年5月4日 鳥海山祓川コース往復
 前日、秋田駒ヶ岳を目指して乳頭温泉郷に行ったが、下部に雪なく雨天のため登山は中止になった。雨の中、食材を調達しながら鳥海山の北東麓ー矢島町に移動し、夜は、コシアブラ、ウルイ、コゴミ、刺身、みそ汁など豪華なメニューで車中宴会となった。天気予報は雨ばかりで、せめて宴会ぐらいは盛大にしたいのだ。夜も激しい雨が降ったりやんだりだったので、朝も何となくだらだらしていた。が、二日連続沈殿していては、酒も旨くないのでとにかく登山口まで行ってみよう、ということになり、祓川に向かった。駐車場に車は十台もいない、ガラガラだ。諦めて帰っていく車も2、3台あった。

メンバー:Kmr氏(テレマーク)、N艦長、Nak、Apple (この3名はアルペン山スキー)
装備:アイゼン、ピッケル使用なし。上部でスキーアイゼン使用(Nak)

行動タイム:
7:30 祓川ヒュッテ(標高1180m)ー9:12 七ツ釜避難小屋(1580m)11:30 七高山頂上(2229m)=12:20 滑降開始ー13:03 七ツ釜避難小屋ー13:30 祓川ヒュッテ

天候は小雨または曇りであるが、視界が100m以上あり風も弱く、ほどよく締まったザラメ雪である。登山にはまったく支障のない条件であった。シールもまずまず効いてくれた。山頂でもほとんど風がないのはこの偉大なる独立峰にしてはめずらしい。連休だというのに、登山者・スキーヤーを合わせて3、4人しかしない。これもめずらしく静かな山を楽しめた。残念ながら、新山の姿は見えなかった。



下から上までずっと広々とした雪の斜面を登る。矢島町のほうで、ポールを立ててくれていてガスがかかってもGPSとにらめっこせずに
滑降して下る事ができるのはありがたい。


霧雨が降ったり止んだり。蒸し暑いのでカッパを来たり脱いだり忙しい。


山頂には3、4人しかいなかった。風はないのでゆっくり休める。


駐車場に戻る。模様眺めの人たちから、様子を何度も聞かれた。

広々とした斜面、 頂上直下以外はすべてシールをつけて直登できる、適度な傾斜の斜面が長く続くので、山スキー初心者もルートさえはずさなければ、楽しめるコースでありましょう。
次は北面の鳥越川からの千蛇谷をつめての標高差1600mへ挑戦してみたい、
by Nak






越後駒ヶ岳

2012年04月17日 20時52分30秒 | 山行速報(山スキ-)
越後駒ヶ岳の山スキー
2012年4月15日
メンバー Nak

 前夜は道の駅「ゆのたに」にて車泊。午前5時に起床して移動し、6時のシルバーラインゲート開門を少し待って、銀山平には6時半頃に到着した。が、駐車場がなくていろいろと探しているうちに橋の向こうの小屋に詰めているおじさんが「橋の上に停めていい」と言ってくれたので橋の上に駐車した。駐車は20台ぐらいだ。もろもろの事情で出発前がちょっと遅れ、他の人はみな先に行ってしまった。
すばらしい天気で大きな駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などに囲まれ、いやがおうにも心地よい緊張感。


石抱橋の下には、雪解けの北ノ又川がとうとうと流れている。

しばらくは、北の又川左岸の林道沿いに平地歩行である。林道とはいえ、川岸の急斜面のトラバースになっているところもあり、凍っていたら怖いところである。


骨投沢の出合から上流部を望む。沢は埋まり、どこでも登れそうな積雪状況である。
このあたりの1000mそこそこの低い山々だって、もし茨城の近くにあれば、いいゲレンデになるだろう、なってことが頭をよぎった。いや、雪が積もらなければ、だめか?。柳沢の出合で、急で凍った斜面が出てきそうなのでスキーアイゼンを装着した。

小尾根を登りきって1064m北に到着すると、越後駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などの展望が開ける。尾根上は雪も緩んでいるので、スキーアイゼンをはずす。しばらくして、道行山からの展望はさらにすばらしい。周りは雪山だらけ。


道行山からの展望:荒沢岳


道行山からの展望:未丈ヶ岳~

ここからの下りは少しだけどシールをはずして尾根の凍った北側斜面を1241m標高点の西まで滑降する。ここで先行の6人に追いつく。再度、シールを装着して緩やかな登りを続ける。


先に見える小倉山は先行トレースにしたがって南東側をトラバースする。


雪庇のあるゆるやかな尾根が続く。


このすぐに先の、百草の池、と思われる平坦地で休憩。風がでてきたので上着をつける。


1763mピークから登ってきた尾根を振り返る。

このさき、頂上まではどうみても1.5時間要するかな、下りもスキーにはちょっといやらしい急斜面に囲まれた尾根。頂上往復にはおそらく2時間以上必要だ。ここからの帰りにも3時間弱は必要とみた。残念ながら時間切れで引き返す。


1763mピークからの中ノ岳だろうか?

最初の急斜面はシュカブラやアイスバーンがまじっていて、ちょっと緊張!
百草の池までくれば、自由自在に滑らせてもらえる。風を切る心地よさがたまらない。
1241m点の西で再度シールを装着して、上着を脱いで道行山に登り返す。
道行山からの滑降は概ね快適だが、ところどころシュルントに挟まれた細い斜面は横滑りもしにくいのでちょっとやっかいだ。柳沢本流にでる手前の急斜面は、朝にはなかった雪ボールがいっぱいころがっている。案の定、斜面を斜滑降すると湿雪表層雪崩が起きた。ごく浅い動きのゆっくりしたものが、4-5m動いて止まるのではあるが。。。。逃げ場を考えながら滑る。

柳沢出合につくとグサグサの雪。汗みどろになってストック推進滑走でがんばってみるが、骨投沢のすぐ先で諦めてシール装着し地道に歩くことに専念する。



頂上には行けなかったが、いい天気といい山々に囲まれてすばらしいスキー登山ができた。
もう2時間ほど早く出発したなら、私でも日帰りで頂上まで行けたかも、とも思う。そうするためには前日の午後6時までにシルバーラインを通過して入山口付近に泊まっておくことが必要だ。

行動時刻記録:
(7:17)銀山平の石抱橋ー(8:24)柳沢出合ー(10:09)道行山ー(11:30)百草の池
ー(12:02)1763mピーク(12:21)滑降開始ー(13:07)道行山ー(13:33)柳沢出合
(14:25)下山

前武尊山スキー

2012年04月07日 21時39分19秒 | 山行速報(山スキ-)
武尊山スキー(あっさり敗退)
2012年4月2日 メンバー:Nak, 山スキー

オグナスキー場最上部9:10-前武尊山頂9:50-剣が峰コル付近で偵察
、撤退。前武尊山頂から滑降開始12:30-スキー場13:00

春の嵐が通り過ぎたあと、久々の山スキーに出かけました。
まだ強風と低温傾向が続き、雪面が堅く凍っている可能性が
高いだろうとは予測していましたが、アイゼンは持たず、必
要を感じられれば退却するつもりです。

オグナスキー場のリフトを3つ乗り継いで、前武尊山まで登
ります。いきなり雪は堅いですが、シールにスキーアイゼン
でどうにか登れました。



前武尊山のすぐ北には剣が峰が行く手をさえぎるようにそびえて
います。この右側をトラバースするのが通常ルートですが、はた
してスキーでいけるでしょうか。慎重に30mほど水平トラバー
スを試みましたが、途中で進退窮まるまえに、コルに戻りました。
キックターンも恐ろしいです。
ゆっくり休憩して、今度はコルから谷に向かって下へ少し滑降して
みました。ガリガリでまったく楽しくありません。100mほど滑っ
てから、スキーをひきずって、つぼ足で登り返しました。



東の方には、尾瀬岩鞍スキー場の切開き、至仏山や燧ヶ岳が望めま
す。北西の方向に見える上越国境の山々は見事に真っ白、黒いのは
一の倉沢だけでしょうか。前武尊山まで稜線沿いにシールをつけて
戻ります。



前武尊山からの南東向き斜面(上の写真はリフトから)はようやく
表面が溶け始めて滑降が楽しめるようになってきました。残っている
他人のシュプールは凍っていてとてもすべりずらいので避けます。
表面の2、3cmがスラフになって流れるのと競争するように急斜面を
すべって、スキー場に戻りました。平日のため、だれにも会わず静か
な山のほんのひとときを過ごせました。

草津白根山スキー登山

2012年03月28日 19時15分30秒 | 山行速報(山スキ-)
2012.03/18(日) 天気:曇り

草津白根山スキー登山をしてきました。

メンバー:単独。 装備:山スキー、GPS
今回の登山行程は、前日発車でR50=太田桐生IC=北関東=関越道=渋川伊香保IC=R353=R145で20:00万座ハイウェイ手前まで入る。

9:50発~10:45リフト上部~11:00車道~11:30山頂直下~11:40-45草津白根山~12:15-25リフト上部~12:40リフト基点の1日です。


今回も草津白根山に現場監理の仕事があり、ついでに草津白根山をスキー登山する計画を立てる。
前日事務所で仕事を終わらせ、ゆるりと午後に雨の中を出発する。

万座ハイウェイの料金所が閉まる20:00に合わせてゲート到着するが、まだ開いているのでUターンをしチェーン脱着エリアで仮眠をとる。
22:30に再びゲートに行くがまだ開いている。再びUターンしまたまた脱着エリアで長めの仮眠をとる。
2:30起き出し眠気眼でゲートに行くが、またまた開いている。さすがに根負けし¥1,020円払って通過する。
シーズンは24時間営業とは恐るべし西武グループである。見習いたいものである。
途中のチェーン脱着エリアで八海山でヤケ酒宴会をし、いつもの車中泊となる。


早朝より仕事を始めるが、順調に進んで早めに完了した。
段取りが良いのでサクサク仕事を終わらせる。
じゃ~時間もあるし草津白根山に登るべく万座朝日山スキー場跡に向かう。
ガスがかかっているが無風で天気は安定している。GPSがあるので予定通り登ることにする。
日進館ヒュッテの駐車場に止めて取付き場所の下見をするが、昨日雪が降ったようでありベタ雪が乗っている。
なんか嫌な予感がするので樹林帯の中を登行することにする。さすがに登りにくい。
リフト上部付近になり急勾配と木が密になり、しかたなく斜面に出て樹林脇を登ることにする。
しばらく登り車道に出ると反対側の斜面からガイドツアーのグループが上がってくる。
老若男女の大勢なのでビックリする。
車道で追いつき挨拶をして先に行くことにする。
車道沿いに進み適当なところから山頂へ向かうが、途中で雪が無くなりスキーを脱いで登る。
じきに草津白根山山頂に到着する。
先にスノーシューパーティが到着してたので写真撮影をしてあげる。

風もでてきたのであまりのんびりもできず、記念撮影をして早々と下山する。
滑降では雪の下が一度溶けて固まったようで引っかかりのある斜面なので、かっこつけてパラレルで滑るとコケそうになる。
やはり山スキーはボーゲンで滑るのが安全かつ早い。
下山するとかって知ったる万座プリンスホテルで、通行料の元を取るべくタダで温泉入って帰路につく。




樹林帯からゲレンデ跡の出たら万座温泉が下に見える。




国道292号線の渋峠に向かう道です。完全に雪の中でガードレールで一部みえるだけです。




ガイドツアーのパーティを追い越す。だいぶガスも晴れたが山頂はまだ見えない。




山頂直下で登って来た万座温泉方面を見る。雪が無いので、ここよりスキーを脱いで登ります。




草津白根山▲2,160m山頂です。地熱のせいか風で飛ばされたか山頂には雪はありません。




山頂はなだらかで湯釜は雪の下なのか何処にあるかよくわからない。

by Apple

湯ノ丸山スキー

2012年02月13日 19時01分49秒 | 山行速報(山スキ-)
湯ノ丸山スキー 2012年2月11日
メンバー:N艦長、Nak、装備:山スキー
新雪5-10cm、天候:曇りのち晴れ、微風

 本山域を熟知するN艦長の案内のもと、湯ノ丸山に行ってきました。Ara夫婦はワカンで頂上まで同行、ときどき空洞にはまって苦労しておられました。
 地蔵峠からリフト一本のり、ちょっと滑ったコルからほぼ登山道沿いにシール登高します。
3パーティほどぬいたら、本日のラッセルトップとなりました。雪はくるぶしから足首程度.
天候は曇りですが、ときどき青空がのぞきます。



 山頂からはまず北東方向へ滑降、気持ちのいいオープン斜面を真東へ10回転ほどのあと、南側へ回り込んで密な針葉樹林をカワし、湯ノ丸山頂から東にのびる尾根上に出る。途中、やや急な北東斜面のトラバース途中でなんと地熱帯があり階段登高で迂回しなければなりませんでした。
 ゆるやかな尾根上を歩いて1855m峰に達したあと、旧鹿沢スキー場リフト跡ぞいに急斜面を滑る。タラノキやコシアブラの手頃な木(春は収穫が期待できそう)がこわくて、スピードは出せません。新雪下のクラスト層もときどき破れ、自由には滑れませんでした。スキー場下1640m付近の東屋で休憩しているうちにすっかり晴れになってきました。
 さて本日2回目の標高差500m上の山頂を目指します。気温は氷点下5度くらいですが、晴れて風が弱いので、汗だくになり、途中で昼食。横をたくさんのスノーシューアー、ボーダー、スキーヤーが登って行きます。2度目の山頂からは、大斜面を標高差100mほど下ってから一回目よりも早めに南へドラバースし、さらに東尾根と夏道を超えて湯ノ丸スキー場の地蔵ゲレンデの南側に回って地蔵峠に下山しました。
 樹林が多少じゃまでもう少し雪が多いといいのかもしれませんが、気温は程々に低くて雪質はまずまず風もそれほどない条件に恵まれ、山スキーはいい天気に限ると思いました。

コースタイム(8:35 )地蔵リフト降り場ー湯ノ丸山頂(9:40-10:05)-旧鹿沢ゲレンデ東屋(10:37-10:56)-昼食休憩(12:30ごろ)-湯ノ丸山頂(12:53-13:07)-地蔵ゲレンデ下(13:40)


立山初滑り

2011年12月02日 22時58分33秒 | 山行速報(山スキ-)
2011年11月23-26日 Nak
 以前、富士山を滑ったときの知合いの人たちと立山の今シーズン初すべりに出かけた。行く前の週末はまったくというほど雪がなく、多くの人が宿をキャンセルしたらしい。でかける4日ぐらい前から雪が降り出し、出発前夜はほとんど寝ることもできない忙しさだったが、さあ、どれくらい積もっているだろうか?。

 23日の入山日午前中は天気が良かったが、正直がっかりするほど雪が少なく、岩ごろごろの斜面を眺めて、雷鳥沢テント場前の斜面ですべるだけとなった。その日の午後から丸2日半は吹雪が続き、雷鳥荘の前の斜面を2、3時間滑っただけである。



室堂から、奥大日岳

 下山する26日にようやく晴れ、いやいや上の写真のように快晴である。
3時間ほどしか時間がないので、一の越から雪の溜まっていそうな浄土山東面の谷を滑りに行った。雪は程よくしまり、快適に登る。だが、浄土山は岩だらけである。


浄土山の北東側斜面


立山雄山

北西風の風下になる谷の左岸はまあまあ積もっているが谷の芯から右岸側は岩だらけ、一見きれいでもすぐ下に岩があり、板がガリッとなる。浄土山に到着し、剣や立山を眺めてゆっくりしたかったが、休まずに下る。雪のちゃんと積もっていそうなところを最初はちまちまと降りた。雪質は抜群、今シーズン最高!かもしれない。祓堂からは広い斜面を岩にぶつからないようにかつなるべく大きなターンで玉殿付近まで一気に滑走、雪はよく滑り、あっという間だが最高のひと滑りであった。






玉殿岩屋付近から振り返る:

今日、入山してきたうれしそうなスキーヤーやボーダーを横目に室堂に下山した。

月山6月滑り納め

2011年06月09日 20時35分50秒 | 山行速報(山スキ-)

どうしてももう一度スキーを履きたくて、遠路月山を目指しました。天気はやや不安定だけど、なんとか持ってほしいものである。早朝のスキー場を久々にシール登行、青空をバックにした久々の雪山やはり気持ちのいいものである。よくしまったざらめの雪面はスプーンカット気味でクレバスも多い。姥沢リフト降り場付近から眺めると、残念ながら雪は山頂までつながっておらず、1800m付近までのもよう。

姥沢岳の東南斜面を延々にトラバースしていくと、いくつかの山ひだを越えて行かねばならなかった。リフト降り場付近から、滑降して谷底に降りてから谷芯をスキーで直登したほうがよかった。1800m付近に到着すると風がやや強い。しばらく休憩して雲の流れを観察する。ときどき、朝日連峰が黒い雲に見えなくなるときがある。スキーを背負って山頂まで行き大雪城の大斜面を滑ってみたいとも思ったが、ちょっと弱気になった。視界のあるうちに下ることにしよう。  スキーの下りはあっという間だけど、スプーンカットの雪面は足に堪える。天気がまた持ち直してきたので、、月山の西側斜面でだいぶ上までつながっていそうな、ひとつ南側にある支谷を再度登る。谷の左岸側はクレバスやシュルントが多く、右岸側を主に登る。シュルントとクレバスの間が10mぐらいの幅しかないところも一部ある。

スキーアイゼンを着けて、急なところは斜登行も交えて登る。もう少しで雪がきれるというところで、ガスが時折かかるようになってきて、早々と退散を決める。ゆっくりと下ったが、やはり下りはあっという間である。スキー場との間の谷底までくだり、スキーを手にもって少し台地状まで登る。スキー場にもどるのは面倒なので、スキー場の東側の片斜面を延々にトラバース。上から雪庇崩れの雪塊が落ちてきそうなところは注意した。最後にブナ林の笹やぶを少し漕いで姥沢小屋に戻った。雪上に萌えるブナの淡い緑を見て春の実感が湧いてきた。

青線:登り、赤線:滑降

行動タイム記録ダイジェスト 5:24 姥沢駐車場発 6:33リフト降り場付近1510m 7:11ー1600m 7:55ー1800m最高到達点 8:23滑降開始 8:39ー1470m 滑降終了ー登行再開 9;43ー1770m最高到達点 9:55 滑降開始 10:04ー1470m 谷底からつぼ足登行 10;20 やや急な斜面の長い斜滑降 10:27ー1230mスキー終了 10:41姥沢小屋10:55 駐車前に到着。