acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

八ヶ岳・大同心北西稜

2015年06月30日 22時35分34秒 | 山行速報(アルパイン)

今日のラッキ-カラ-は・・・。

朝の出がけに、今日のナントカ占い。

これね、結構バカにできなくってさ。
残るんだよ。
今日一日さ。

あ-----。
そう言えば、朝の占いで言ってたっけなぁ、、、って。

いや、信じてるとかそういうんじゃないけど。
残るんだよ、一日限定で。

そう言えば・・・ってね。


2015/6/9 八ヶ岳・大同心北西稜

前夜、美濃戸まで入って車中泊。
五時半には美濃戸をスタ-ト。
suztさんと北沢の道を鉱泉目指す。

途中、岩を連ねた横岳の門番、大同心と小同心を仰ぎ見る。
いつもながら素晴らしい景観。
しかし、なんだなあ。
なんかちょっと新鮮な感覚。

そう言えば。
無雪期の八ヶ岳、初めてでした。

赤岳鉱泉で幕を張ったなら、向かう先は大同心北西稜。
本来なら冬の課題であろうこのル-ト。
数年前の冬、頓挫した計画を思い出し、ハ-トに火が付いた。
無雪期に登っている記録も散見。
これは行くしかないでしょ。

大同心稜をボトボト歩いて、大同心基部。
基部を裏同心ルンゼ方面へ下る。
あれ---。かなり下ったよね。と思う頃ありました。
目印のピナクル。
といいますか、それより目立つ、ピンクテ-プ。

1P・リ-ド
バンドを少し行って、小ルンゼを行く。
6月とはいえ岩が相当に冷えていて、たちまち指先がしびれる。
第一関節から先の感覚が鈍い。
指先が持てているのか不安になるくらい。
脆さもあるので慎重に。

2P・フォロ-
正面リッジを左から回り込む。
緩い草付でトコトコ歩く。
日向に出て、ホッコリする。

3P・リ-ド
緩い岩壁、階段状を右上してリッジ目指す。
50mだと足りず、いったんビレイ体制をとって少し上がってもらう。
75mくらいあったと思う。
リッジに乗る直前はいくらか立ってくる。

4P・フォロ-
下部の核心。正面のルンゼを行く。
角度も然ることながら、岩の脆さも相まって緊張させられる。
2つのルンゼを右目につないでいく。

5P・リ-ド
凹角状を抜けると草付、灌木帯に入る。
そこを抜けて這松でビレイ。

6P・フォロ-
這松をワサワサかき分け簡単な岩稜を行くと、正面のド-ム状に八ヶ岳的なクラック。
手前まで。

7P・リ-ド
上部の核心。正面の下部クラックに不安を覚え、右に回り込む。
いにしえのハ-ケンに導かれ大同心正面壁の最上部を2mほどトラバ-ス。
くぅ----。この高度感。

凹核をひと登りして上部クラックは、左のカンテ状を行く。
あとは一投足で大同心の頭。

ゆったり休んで小同心への継続も考えたが、それはそれで明日にとっておくことにした。
時間もあるので、下山は硫黄経由で北西稜をじっくり観察しながら。

いやぁ-。
あそこ登ったんかいな。などと思いつつ。

北西ってなんかいい響き。
みやこのぉ~西北ぅ~ってこれは西北だった。

あれ?でも北西と西北って違うのかな?
などとも思いつつ。

困ったときは、ぐ-ぐる先輩に聞いてみよう!


<教えて!ぐ-ぐる先輩っ!!>

方位において、南北を先にする表し方は西洋からの習慣であり、東西を先にする表し方は中国からの習慣である。

風水において、北西は天空を表す方位。
この方位がプラスに働くと、責任感、リーダーシップ、信頼感などを得られやすくなり、マイナスに働くと、傲慢、独善的、権威主義といった感じが強くなってしまいます。

また別名:主人の方位と呼ばれ、家族や組織を代表するものの方位です。
この方位が乱れると組織内に不和が起こったり崩壊したりします。
ラッキ-カラ-はクリーム色やベージュ、淡いピンク。

あ!
そういえば。どこかで見たな。ピンク色の何か。


sak


守門岳

2015年06月29日 22時10分57秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2015.6/20(土) 日帰り

メンバー : kei2、他1名

天気 : 曇り 一時 雨

【コース】
二口登山口~大岳分岐~青雲岳~守門岳(袴岳)~青雲岳~大岳分岐~大岳~保久礼小屋登山口~二口登山口

 

ブログ情報でヒメサユリの開花を知り、天気が微妙の中行くことに・・


二口駐車場 17台 トイレあり
登山口前   10台

登山口に到着したのは6時過ぎ。
身支度を済ませ、登山口へ。(駐車場トイレ有から20~30mとすぐ)





途中、2ヶ所 熊よけの鐘があるのでごあいさつを!


護身清水
ここが最後の水場。

滝の眺望が良い滝見台をすぎると・・・


「長~い登りのはじまりだ。マイペース、マイペース」
「大岳分岐0:50、青雲岳1:15、袴岳1:30」

急登ではないので、比較的登り易い


青雲岳(あおくもだけ)



モリアオガエル


守門岳


守門岳~青雲岳~大岳分岐まで戻り、稜線沿いを更に大岳方面へと進む。

ここから小雨が降ったりやんだり。。。





やっとヒメサユリとご対面


守門岳と青雲岳  (大岳山頂付近より)


大岳山頂

保久礼コースには2ヶ所、避難小屋がある。


キビタキ避難小屋


キビタキ避難小屋から少し下ったところに水場あり


キビタキ清水


保久礼小屋


1階


2階


保久礼小屋駐車場にはゲートあり(行き止まり)


保久礼小屋駐車場 30台 トイレなし


保久礼小屋駐車場から二口駐車場まで5キロを歩く。

途中、本降りの雨でずぶ濡れになったしまった。


おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


南会津 叶津川赤崩沢

2015年06月23日 17時47分01秒 | 山行速報(沢)

2015年 6/06(土)~07(日) 天気:雨・晴れ
南会津 叶津川赤崩沢遡行に行ってきました。

メンバー:Apple ・Kei・ebi・Kik・Yshi・N艦長の6名パーティです。
装備:ザイルφ8.0×30m、靴:イドログリップ

今回の登山行程は、前夜発車でR125=R50=R408=R4=R400=R121=R289=浅草岳(叶津)登山口P(車中泊)まで入る。

06日(土):浅草岳登山口P~工事中道路~終点トンネル脇/入渓~赤崩沢出合~引入沢出合~ゴルジュ帯~引入沢出合BP(泊)

集会でKeiさんが「会山行無いよね~っ」の一言に、じゃ~沢行くかいと男気を発揮!
行き先は泊まりが出来て危なくないとこで・・・。ふと閃いたのが赤崩沢だった。
毎年3月から沢に入っているのだが、今年は雪解けが早い。
赤崩沢から叶津川へは無理だろうが、赤崩平までは雪溶けしているだろう。

実施日が近づくにつれ天気予報は悪くなる。
土曜日は午後から天気回復で日曜日は晴れとなる。
基本的に天気が回復傾向の時はゴー!なので、まよわず実施。

前夜発で浅草岳登山口Pに到着するが、雨ガンガン降ってるし。
ま~木ノ根沢手前のゴルジュはスルーだなと決定。
出発には雨は小降りになったので、傘さして出発!
立派な舗装道路を歩いていくと山菜が目に入るようになる。
N艦長とKikさんは怒濤の山菜採りが始まり、それにつられて適当に山菜採り。
ウド・たらの芽・コシアブラ・あけびの芽・ぶどうの芽・コゴミ・ウルイなどを採る。

入渓はスノーシェッドの脇から適当に下る。もっと良い道はあると思ったが気にしない。
沢までの斜面はちょうど食べごろのコシアブラがあちこちにあり採りながら下る。
叶津川に入渓するが、思ったより増水はしていない。
徒渉も濁りが少しあるが水位は膝あたりなので問題なし。
しばらくいくと赤崩沢出合に着く。しばし休憩して竿を出すが当たりなし。
途中もところどころ竿を出すが当たり無しで、イワナも走らない。

引入沢出合を過ぎてゴルジュ帯にさしかかると雪渓ががっちり有るではないか。
ザックを置いてN艦長と偵察に行く。雪は安定しているので抜けることは出来る。
しかし、帰りがどうだかなぁ~っで、ここでヤメルベとなる。
もどって天場を捜し引入沢出合でビバークとする。
手分けして蒔き集めとタープ張りをし、焚き火をおこしてとりあえずビールで乾杯。
摘みや行動食で一息ついたところで、飯を炊いて、山菜の天ぷらを揚げる。まいうー!
そのまま夜まで宴会は続く。だいぶ酔っぱらったころには雨はあがった。

 
山菜を採りながら  沢への下降中

  
叶津川徒渉     赤崩沢       ゴルジュ帯の雪渓

  
とりあえず乾杯   落ち着いた     焚き火で暖たたまる

 
タイベックスタープ 沢は増水中

   
ほろ酔い      炊飯中    天ぷら揚げ中    したごしらえ山菜

   
コゴミ       けっこう忙しい    ウルイ       あけびの芽


焚き火

 

07日(日):引入沢出~赤崩沢出合~終点トンネル脇~工事中道路~浅草岳登山口P

翌朝は、いい天気で沢の増水も収まった。
これで無事帰れるので、のんびりと沢の朝を満喫する。
竿を持って釣りに出てなんとか1匹まるまる太ったのイワナを釣る。
刺身にして朝食に加える。
撤収して天場を綺麗にして出発する。
竿を出しながら沢を下るが釣れたのは1匹と合計2匹のイワナだけである。
ほとんどイワナは走らず魚影は薄い。
途中山菜を採りながら、また長い長い舗装道路を歩く。

   
イワナ9寸     イワナを捌く     刺身        アラ焼き

  
晴れた沢      石碑     長い道路

by Apple


谷川岳・一ノ倉沢二の沢本谷

2015年06月05日 08時00分00秒 | 山行速報(アルパイン)

-余韻-

いまでも残っている。
心奮わす、まるで鐘音のよう。
一振りごとに岩に食い込んでいくあの響きが、だ。

1930年。
5月に一ノ沢にトレ-スが刻まれ、次いで7月に二ノ沢左俣。
1934年、8月に二ノ沢本谷はトレ-スされた。

「二ノ沢本谷は古典的名ル-トである。明るいスラブ、美しいゴルジュ、そして急峻な滝からなっており、登攀者に深い充実感を与えないではおかないだろう。」
と日本登山大系にある。

1930年~1934年。
一ノ倉登攀の幕開けともいえる時代。
世の中では、第1回FIFAワールドカップ開催、リンドバーグ夫妻が日本に着陸、ナチス・ヒトラー独裁時代の始まりなど。
現代の礎となった時期でもあり、混乱の予兆を感じさせる。そんな時であったように見える。

 


2015/5/28 谷川岳・一ノ倉沢二の沢本谷


二ノ沢本谷の山行は前日、南稜の下山時に決めた。
そもそも、その準備はしていた。
最終的には現地確認、テ-ルリッジからみる二ノ沢へのアプロ-チ、水量などを視認してからと考えていた。
雪渓は繋がっているし水量は多くはない。源頭部の雪渓も多くないであろうと考えた。

また二ノ沢本谷の記録を紐解いてみると、上下の滝がⅣからⅣ+というグレ-ドでありながら、ネットの記録では時にビバ-クを強いられている場面も散見。
つまり、グレ-ド以上の何かがある。
アルパイン魂が昂るのは、そういうことだ。

一方で気持ちの奥底に臆病な自分が現れるのもそういう時だ。
その彼が何か伝えようとしている。
決して油断ならない。
「上手く行った場合」は想定しない。最悪にならない手段と準備を想定する。

3:00起床。3:40頃、谷川岳慰霊碑園地を出発。
一ノ倉出合4:45

雪渓通しを進んで二ノ沢のスラブ右岸に着床。5:40

しばらくはフリ-。スラブを行く。
本来は水線通しがいいのだろうが、雪渓も残っており右岸側のスラブに引き寄せられてしまう。
上部でロ-プを3ピッチ出し、トラバ-ス気味に三俣下大滝の下に出る。7:24

出だしから時間を擁してしまったが、午後四時、最悪でも日没までにオキノ耳まで出られれば、というのが今回のスト-リ-。
さて、グレ-ドでいうなら二ノ沢本来の核心は本谷大滝(Ⅳ+)なのだが、最も油断ならないのは三俣下大滝(Ⅳ)と考えていた。
ル-ト読み。これがポイント。
ガイドでは右、左、中央と3つのル-トがあるというが、果たして。

俯瞰すると、確かに右が傾斜もねて見えるが上部で手がかりが極端にプア。
左は手がかりは多いが、立っていて脆そう。
水線突破はブロックもあるし、何しろあのスラブ滝にル-トは見いだせない。

不確定要素はあるものの、左壁に取りつく。

1ピッチ、リ-ド。
左壁を一段上がってトラバ-ス。
意外としっかりした岩も多く、充分ではないものの残置もある。
とはいえ、時に脆い。
岩棚があり、ピッチを切る。

2ピッチ、リ-ド。
岩棚からチムニ-を挟んだ向こう側の壁に移る。
足下が切れ落ちているので高度感が最高潮。
そこからカンテを回り込んでフェ-スをトラバ-ス。
そこそこ手がかりはあるが、支点がない。
小さ目のカムが使えるが、ここで落ちるとだいぶ振られるのでとにかく慎重に。
足元の安定した場所があり、ハ-ケンで支点構築。

3ピッチ、フォロ-。
後は滝へ15m位のトラバ-スと水線左を5mほど登る。
トラバ-スから最後の登りは手がかりが極端に少なくなる。
支点も腐っていて、プア。
suztさん、見事なリ-ドで突破。

落ち口上の岩場で一休み。
これはなかなかのものだ。10:34

ここで一旦ロ-プを解いて、開けたスラブを思い思いに登っていく。
やがて水線が右に回り込む。ナメ滝の様相。
濡れるのを嫌い、正面スラブに吸い込まれ登っていくが、上部が草付も交えてひどく悪い。
眼下の沢床を見下ろして、これはさすがにル-トミスを痛感。

ハ-ケン打って懸垂下降と思ったものの、岩は逆層で脆い。
力点を考えると、クラックが理想的な方向に向いていない。
しばらくクラック捜索に要し、何とか軟鋼ハ-ケンを打ち込む。

まるで鐘音のよう。
一振りごとに岩に食い込んでいくあの響き。

懸垂下降で沢床復帰。
ナメナメの水線を越えると細かいが階段状。
とはいえ、落ちると止まらなさそうなのでロ-プを出したまま。

12:16。そろそろ時間も気になる。
お互い、安定した場所で支点構築せずに肩がらみ。
4ピッチほどで本谷大滝直下に至る。

本谷大滝のル-トはこれしかないといった感じ。
岩登りというよりは沢登の範疇だ。
水線左を落ち口に向かって行く。

1ピッチ、リ-ド
下部は階段状。支点も豊富。
上部で飛沫を浴びるころから手がかりがヌメヌメで、ヌメをゴシゴシしながら行く。
ここからが奮闘。
水線左目をと考えたものの、手がかりなく水流に入る。
さすがに滝の上部真中は立っているし、ヌメっている。しかも全身びしょ濡れ。
「メガネ、外しておいてよかったなぁ。」
と軽口をついてチョット余裕を見せてみるが、実は結構イッパイイッパイ。
このあたりは支点も見いだせず、いわんや支点構築の余裕はないので、ヌメをゴシゴシしながら慎重にいく。
落ち口を乗り越すとまだまだ続くスラブ滝。
とはいえ、傾斜は落ちて階段状。

ピッチ切りでハ-ケン打ちながら思ったこと。
「あー寒っ。下山したら、ラ-メン食べてぇ-。」
時計は14:15。
なんとかビバ-クという事態は無いなと安堵。

とはいえ、時に拳ほどの自然落石が谷を落ちていく。あれにやられたらひとたまりもない。

そこからはロ-プを出したままではあったが難はない。
時に同時行動。

源頭の雪渓はその下部は薄くて乗れそうもないので、右岸スラブを行く。
上部に入って、軽アイゼンを履いて乗ってみるが、グズグズの急斜面。なかなか怖い。

結局は奥の二俣を前に右岸薮尾根に乗り、薮を漕いで東尾根に至る。
東尾根は踏み跡もあり、山頂直下も雪に乗ることなく、17:08、オキノ耳に至った。
終了点が山頂、というのは実にいい。

あとはボトボト登山道を行く。
西黒尾根の樹林帯に入ったころからヘッドライトを灯す。
七時過ぎまで歩行できるという、陽の長さに感謝。
湯檜曽川の流音が聞こえてきたら車道まであとわずか。

「やっぱ、ラ-メンだな。」
山から下りるとき、下りたら何食べようか、いつも考えてしまう。
下りることの叶わなかった御霊は何を想っているのだろう。

一ノ倉。
いつだって山行前はナ-バスになる。
そして余韻。
それはどうあっても揺るがない。

あの奮戦があったから。
これがホントの山だ、と思えるから。
あの苦闘があったから。
だから頑張れる。
そういう時もある。

sak

 


 


谷川岳・一ノ倉沢奥壁南稜

2015年06月04日 12時28分22秒 | 山行速報(アルパイン)

その昔。
深夜の一ノ倉出合駐車場。

「あれ?さっきトイレに入った人、出てこないね」
えっ・・・?

「だってほら、ヘッデンつけて歩いてたじゃない。」
ええっ?ここに着いた時から二人だけだよ。他に誰も見てないよ。

「ええっ?そんな筈ないよ。確かにいたんだから。」
だって車もテントもないじゃん。こんな深夜に。

「でもいたんだよ。確かに。」
そうだろうね。きっと何かいたんだろうね。確かに。
でも、もう気にしないで寝ることにしよう。

見える人にしか見えない、あの日の出来事。

おしまい。


【-ichinokura Blue-】

ここは特殊な場所。
いつだって山行前はナ-バスになる。

気持ちの奥底に臆病な自分がいる。
その彼が何か伝えようとしている。
そんな気がしてならないのだ。

 


2015/5/27 谷川岳・一ノ倉沢奥壁南稜

 

南稜は一ノ倉にあって人気ル-トのひとつ。
快適なリッジやフェ-スの続くオススメル-ト。
自身も勿論、大好きなル-トの一つ

パ-トナ-は一ノ倉デビュ-のsuztさん。
南稜は、一ノ倉を知る意味でとてもいい場所にある。


今日のチョイスはそういう理由が大きい。
出合から雪渓を行き、テ-ルリッジ。
衝立中央稜や中央カンテ、変チの取りつきを経由して南稜テラスで一息入れる。

天気は上々。岩の乾きもスバラシく、これ以上ないコンディション。
美味しいところは相方にリ-ドしてもらう手筈で、スタ-トはsakから。

1P、リ-ド。チムニ-手前まで。


2P、フォロ-。suztさん、順調、順調。
3P、リ-ド。フェ-スを草付まで。
4P、フォロ-。草付歩き。
5P、リ-ド。大岩を回り込む。
6P、フォロ-。先行のソロ氏に譲っていただき、馬の背リッジ途中まで。
7P、リ-ド。カンテからクラック。


8P、フォロ-。核心の最終ピッチ、suztさんフリ-で。

快適快適。
南稜には幾度となく来ているが、今日ほど快適なコンディションはない。
いやはや、何方様のお蔭でございましょう?

終了点でゆったりしていると、ヘリが近づいてきてホバリング。
ん?遭難?
と思ったら、警察ヘリの操縦訓練だったらしい。
というのは後に知ることになったのだが。

6ルンゼの懸垂下降も順調にこなし、南稜テラス着。
何と順調なことか。

ボトボト下れば早々に一ノ倉出合。
ココから振り返る一ノ倉の岩壁はいつだって、登る前より少しだけカッコ良く見える。

そして来たるべき明日。
おそらく今日のようには行くまい。

ロ-プウェイ駐車場のぼんやりした灯りの下。
念入りに幾つかの記録を頭に叩き込む。


つづく


sak


白馬岳

2015年06月02日 23時26分59秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2015.5/30(土):日帰り

メンバー:kei2、他1名

 天気:快晴

 

【コース】

猿倉P~白馬尻~大雪渓~白馬岳(ピストン)

  

今年の5月は猛暑日が続く日が多く 念の為 白馬山荘にツクモグサの開花情報を確認したところ、
開山祭の週、もしくは次週くらいには見頃になるのでは・・・ということで、開山祭の日に行くことにした。
例年、6月20日頃なので、2週間も早いことになる。

開山祭で混む前の5時前に出発。


林道の雪は白馬尻手前から・・・
雪で道を塞いでいるところも・・・

白馬尻からアイゼンを装着。


白馬尻山荘  ~只今準備中~


大雪渓


葱平の真横を直登
写真では急斜面が伝わらないのが残念


葱平から見下ろす


この先から小雪渓(かなりの急斜面)


お花畑付近はところどころ雪解けもある。
村営頂上山荘が見えた~


小屋の人がステップを作ってくれました。


杓子岳、白馬鑓ヶ岳、村営頂上山荘


稜線はすっかり雪解け・・・
上に見えるのは白馬山荘


毛がモサモサのツウモグサ


ウルップソウの開花はもう少し先


奥に見えるのが剱岳

山頂に行く前に山荘によって、翌日 天気が持つなら宿泊しようということになり、
天気を確認したところ、夜半から崩れ、翌日前線が通過するが、いつ回復するか分らない。
出来れば、今日のうちに下山したほうがよいとのことで、下山決定!

まずは、山頂に行ってから・・・


白馬岳山頂


縦走路の雪倉岳方面


村営頂上山荘のテント場はほとんど雪が解けています。

名残惜しいがゆっくりと下山することに・・・


なんと・・・ライチョウ発見!
かわいさのあまり、30分も写真撮りまくり。


小雪渓の下り。  吸い込まれそう~。

白馬尻付近でカモシカ発見!!

 

今回10本アイゼンを使用したが、雪がかなり緩んでいたので、急斜面では
爪が引っかからずに何度も下にずり落ちたりした。

軽アイゼン(4本)の人も見かけたが、かなり苦労していた。

何度も白馬岳は訪れているが、今回初の日帰り。
かなり堪える。
やはり、宿泊してのんびりと満喫したいところだったが、天気が不安定だったので残念だ。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆