acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

巻機山・米子沢

2020年10月02日 12時14分37秒 | 山行速報(沢)

2020/9/15 巻機山・米子沢


集合時間、小雨舞う桜坂。
4日前の小三本沢と同じ感覚で寝袋を出る。
さて、どうしたものか。
沢から登山への計画変更も頭に浮かぶ。

そうこうしているうち、matさんと合流。
二人とも面識のない新入会のkudさんご夫妻を探す。
駐車場には車もまばらで、すぐに合流することができた。

1時間ほど出発を遅らせ天候の様子を見たい旨伝え、身づくろいや朝食を摂っているうちに鉛空だけ残して雨は止む。
こうなると、登山への計画変更は言い出し難い。
少しだけ装備を見直してお助け紐と捨て縄、カムをザックに押し込めた。

林道を少し歩いて、案内板に沿って米子沢。
広い河原に水流が一筋。
ここで水流があるということは、水量多めの予感。
今年の記録ではおおむね水量多し、とあった。おそらくは長梅雨の影響だろう。
出発も遅れたので、タイムキ-プにも気を配らねばならない。
少し急いで河原を詰める。

米子沢は「癒しの王道」ともいうべき人気ル-ト。
その白眉は後半のナメと草原にある。
なんとか後半天候が回復してくれればいいのだが。

kudさん夫妻はクライミング経験はあるが、沢は先月始めたばかり。
沢特有のヌメに苦戦したようだが、滝登りはソツなくこなしている。
matさんも入会1年経ち、安定して滝を登る姿に頼もしさを感じる。

序盤の滝場は概ね水流脇を行く。
念のため二か所ほどお助け紐を出し、一か所5mの懸垂下降。

トイ状滝は左クラックを半ばまで。
そこから水流を渡って右に移る場面が、水量多くちょっと怖い。
一段上がったところにカムとスリングで手がかりを作って後続通過。
このあたりが「ファイト!一発!」ってな感じだ。

それでもまだ滝場は続く。
特段困難な滝場こそないが、濡れたスラブ、草付きには用心が必要。

後半戦、大ナメ帯へと入る頃には、ガスは幾分晴れ、時折青空も覗く。
一気に開放的な景観が広がる。
ここでガスが晴れるなんて、私も神がかっているではないか。

内心そんなことを考えていると、matさんが訥々と語りだす。
matさんのおばあ様の言い伝えによると、”梅干しに念ずると晴れる!”ということらしい。
記録をしたためながら今になって思うと、天日干しした梅干しはその過程といい、形といい「お日様」の象徴的存在なのかもしれないなと合点もいく。

「だから私、さっきおにぎりの梅干しに祈ったんです」

私ごときが、神がかったなどおこがましい。
すでに、神の使いがここにいらしたのだ。(祈)

大ナメで小休止し、景色を堪能しながらゆっくりと歩く。
そのあとは滝場も規模が小さくなるので緊張する場面はない。
源流を右に左に進み、避難小屋への道には気づかずに詰めあがる。

水流も極めて細くなる頃、右岸の草原に乗る。

草原に佇み、大の字になって寝転ぶ。
草葉の間からは青空。
乾いた風が頬を撫でる。

心安らぐ時。
風になびく笹葉のサラサラという音が今は祝福の拍手にしか聞こえない。

去りがたきを去り、頂へ。
そして日常へと径を下る。


sak

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南会津・小三本沢

2020年09月29日 11時21分11秒 | 山行速報(沢)

2020/9/11 南会津・小三本沢

 

集合時間。
小雨舞う、入叶津。
さて、どうしたものか。

すっきりしない天気予報に山行中止もよぎったが、前日に山行決行の決断をした。
そして当日。この天気に少し責任を感じつつ、茨城組と合流。

Kikさんは、「大丈夫だよぉ~。そのうち(雨が)あがっぺよぉ~」と言う。
根拠もなくそう言い切るのはいかがなものかと訝しながら、スマホで降雨レ-ダ-を見る。
どうやら、この小雨は1時間ほどで上がるらしい。
便利な時代だ。

いやしかし、だ。
kikさんの携帯は確かガラケ-のはず。
あなたの感覚は文明の利器をも超えているのか?
kikさん、あなたは最強なのか?

小三本沢は浅草岳の山頂近くにある天狗の庭という草原に突き上げる日帰りとしては少し長めの沢。
時間のロスは痛いが、初めから雨に濡れながら行くのも快くない。
ということで1時間遅れの出発。

メンバ-はkikさん、Kei2さん、endさん、sakの4人
sakにとっては久しぶりのパ-ティ-山行。
ゲ-トを過ぎてなお立派な国道を、近況など話しながらテクテク歩いて林道入り口。
その林道を終点まで詰め、小三本沢へ入渓。

下流部は崩壊が進み濁った沢とドロドロの泥壁に挟まれた流れを行く。
なんだか、温泉でも出ていそうだね、なんていいながら黙々と進む。

崩壊地を過ぎると途端に流れは澄み、魚影が走る。
ということで、それぞれに竿を出す。
そのころには青空が覗き、竿に止まる赤とんぼが秋の訪れを告げていた。

安沢出合で納竿し、大休止。
endさんが仕込んできたホットサンドを皆でいただく。
ホイルで包んだサンドウィッチを軽く焚火で炙るのだが、ほんのり温かくて美味。
さすがシェフ。(本業です)

ここからは遡行に専念。
途中の滝場は最初だけ軽く巻いて、あとは直登やへつりが可能。
なかなか、楽しめるところだ。

大滝は右岸の藪を巻く。
慣れていないとキツいかもしれない。

小三本沢は癒し系かなと思っていたけど、沢登のいろんなシチュエ-ションがコンパクトにまとまっている良渓。
kei2さんはいつか行きたい沢の一つだったらしい。
そういう山に同行できることは、なんだかとても嬉しいものだ。

大滝上からは源流の雰囲気漂う。
だけど、なかなか長い。

明らかに両岸が開けてくると天狗の庭はもうすぐ。
登山道には小さな木橋。
なんとか、天気も保ってくれた。
後続を迎えようと、振り返れば虹がかかっていた。

下山途中から雷雨。
雷鳴轟く中、キノコに余念のないkikさんがトンビマイタケを見つける。

なんだかんだ言って、やっぱりkikさんは最強なのかもしれない。


sak

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洗戸川・洗淀沢~会津朝日岳

2020年09月13日 00時45分02秒 | 山行速報(沢)

2020/8/31-9/3 洗戸川・洗淀沢~会津朝日岳


会津駒・朝日岳山群は福島県の南西部と新潟県境に接し、深い森林と渓谷を抱く日本的情緒あふれる一大山地。
道路などの通行手段に乏しく、ダムにより隔離されたその不便さから本州の深部、最奥部ともいうべき隔絶感がある。
一般的な道路地図でもその広大さは測り知ることができよう。

それは、日本アルプスや近隣の会越・下田川内、奥利根に比べても見劣りしない。
際立つ観光地を有しない地味さから、その隔絶感は本州の中でも随一といえよう。

それらに魅了された南会津ファンも少なからずいて、もちろん私もその1人だ。

会津駒ケ岳~朝日岳の南北に連なる主脈や、ダム湖と藪に護られた村杉半島は残雪を利して歩いた。
山群の中心にある丸山岳は大幽西ノ沢を辿り、会津朝日岳は楢戸沢を遡り北壁スラブを経て山頂に至った。
高幽山と梵天岳の間にある瓢箪型の小さな草原に佇んだこともあった。

そしてなお、憧れたのが洗戸川・洗淀沢からの会津朝日岳だった。
白戸川流域の豊饒な渓の恵みを享けながら、会津朝日岳南壁に切れ込む流れを遡る。
主脈が山巓を繋ぐ旅なら、沢を繋ぎ歩いて自由闊達な山旅をしてみたい。
そう思ったのは、自然なことだったのかもしれない。

この径には何があるのだろうか。
自然の中で生きるには、常に孤独がつき纏う。
どう過ごすかは自由。
反面、自由というのは実に非情なものだ。

現実を突きつけられると、社会生活での緩い束縛が恋しくなる。
山行前夜、そんな葛藤をしながら奥只見シルバ-ラインを行く。


8/31

奥只見ダムから大鳥ダムへの道をペタペタと歩く。
途中いくつかの工事個所があるが、通過に困難はない。
懸念していたメジロアブもほぼ消えており、快適なアプロ-チ。

水色の上大鳥橋先、ほどなく右から白滝沢が出合う。
白滝沢は地図上短く見えるが、なかなかどうして水勢もあり白泡立つ流れ。
このあたりが名の由来だろうか。


いくつか滝場を有するが、特筆した困難はなく、やがて流れは森に消える。

藪に入るが密度は中以下。
上へ上へと詰めていくと1395峰。
良好な視界があれば村杉まで約2時間、のはずだった。

しかし、このころから雨。視界もない。
1395峰から北へ延びる緩やかな尾根を見出すのがポイントとなるのだが、この辺りは藪も深い。
幾たび進路探しで行きつ戻りつを繰り返した。
ようやく尾根の径型へとたどり着いたときには1時間半ほども経過していた。

小雨降る藪を行くのはなかなか心折れるものがある。
しかしここで折れたら、山ヤを名乗る資格はなかろう。
この後も奮戦続き。
眼鏡のレンズが外れ紛失するアクシデントも、残された自分の視力だけを頼りに藪を漕ぐ。

村杉岳は頑強なツゲとシャクナゲに囲まれた頂。
残雪の頂とはまるで違う表情だ。

ここから東へ進路をとる。
幸い雨も上がり、ぽっかりと開けた草付きに出ると沢床はその先にある。
上五沢(上小沢)源頭についたと思った。
しかし、ここが滝のクサ沢(滝の沢)源頭だったことを知るのは、しばらく後のこと。
もはや登り返すに躊躇うほど下ってから気づいたが、装備に不安はないのでそのまま下る。

切れ込んだ窪を丹念に下っていくとやがていくつかの沢筋を合わせ、30mほどの草付きスラブにわずか水の流れ。
45mロ‐プでは少し長さが足りないようであったので、藪を頼りに少し巻き下り、最後は懸垂下降20m。
その後現れる10m未満の滝場も懸垂下降とクライムダウンでやり過ごす。

瀑流帯と河原を繰り返し、中流の2段40m。
上段は左岸を懸垂下降。下段は左岸を小さく巻き下ることができた。
その後も断続的に瀑流帯と河原を繰り返す。

17時を過ぎ、地形図上の783mの右岸に1mほどの高さの段丘。
この先には30m大滝も控えていることから、今日の行動をここで終了。

藪の彷徨と想定外の滝場下りで釣りをする気にもなれず、楽しみは明日に持ち越し。
反面、奥深い山中の大滝群を拝することができたのはこれもまた運命だろう。

薪はわざわざ集めるまでもなく、そこここに渦高く溜まっている。
夜な夜な一人で豪勢な焚火。
もう、近づけないほどに火柱があがり、時に爆ぜていくつもの火の粉が漆黒の空に消えていく。
その光景をただぼんやりと眺めていた。


9/1

朝方はさすがに冷える。
谷はぼんやり靄っていたが、空は晴天の兆し。
すっかり燃え尽きた焚火跡の処理をし、引き続き、滝のクサ沢(滝の沢)を下降する。

やはり、河原の後に瀑流帯があり、時に懸垂下降。
30m大滝は、上部がひょんぐっていて、なかなか立派だ。
幸い右岸から巻き下るとができた。
この滝を過ぎるとメルガ股沢まで一投足だった。

メルガ股は悠然と流れる。
深い森に滔々と流れる様に魅了される。
本当はメルガ股から丸山岳を目指すのが、南会津の沢旅における王道といえよう。
いつの日かの再来を誓い流れを下る。

洗戸川出合は明るく開ける。白戸川左岸の段丘はこれまで幾人の幕場として利用されてきただろうか。
一休みして洗戸川(洗戸沢)に入る。

最初のゴルジュ状は腰まで浸かるが通過は容易。
後は河原が続き遡行は捗る。
芦安沢まで遡行に専念するなら2時間あればたどり着く。

しかし、今日の行程は待望の癒し区間。
釣りを堪能し、焚火の準備にも余念なく一日を終える予定。
幕場は芦安沢出合と思っていたが、すぐ手前の小沢出合の段丘を利用した。

幕場近くに沢わさびが群生していて味噌汁の具にしたり、炒めたり。
やっぱり沢登はこうでなきゃ。そんな一日を堪能した。


9/2

朝食を素早く済ませ、焚火跡を処理する。
今日が核心。
そういう緊張感がある。
幸い天気は保つようだが、午後の雷雨リスクは頭に入れておかねばなるまい。

 

芦安沢出合を過ぎると、廊下やゴルジュ状、ゴ-ロと河原が断続するが、ゴルジュ内の小滝に困難はない。
とはいえ春の雪崩や出水により渓相は激しく変わり、滝場通過の困難度は年々変わることだろう。

地形図では赤柴沢(前沢)出合に「岩幽」の表記があるが、それと思しき岩小屋などを見ることはできなかった。
赤柴沢(前沢)は穏やかに出合う。
いざという時のエスケ-プル-トとして、この先前進を拒まれたなら、ここに戻ってくることとなろう。

ここから本流は洗淀沢(荒淀沢)と名を変える。
加えて、今まで以上に両岸は立ってくる。
反面水量は減るため、平水なら胸まで浸かることはあっても泳ぐことはない。

釜を持った4m+1mの滝は右岸を巻く。
岩と草付きのミックスで、足場が外傾している。
空身で登り、荷揚げ。
その後は灌木を繋いで小さく巻き、最後は懸垂下降で沢に復帰した。

しばらく峡谷の河原が続くが、やがて蛇行し始め流れはさらに岩の中に食い込んでいく。
なかなか見ごたえのある景観だ。
そして前方には会津朝日岳の南壁。
しかも稜線の岩峰群は佇立し稜線に出てからも難儀させられそうに見える。

断続的に現われる小滝を丁寧にこなして行くと、右岸に大崩壊跡。
通過が躊躇われるが、素早く通過するため直前で休憩。

観察すると左岸に滝が見える。
どうやらここが「両門の滝」だった場所。
円形上のスラブ壁に左岸20m、右岸10mチョックストンであったらしいが、左岸10m滝は崩壊により埋もれているのだろう。
この滝が核心の一つだったので、残念ではあったが少しホッとした。

大崩壊地のゴ-ロ帯を落石に気を配りながら行く。
急登に息が切れる。

登り切ると二俣。
左が本流のようだが、8m滝の落ち口がナメとなっていて手が出そうもない。
草付きを小さく巻くにも結構な傾斜で、草もか細い。
ここは右の容易な滝を登って中間尾根に立つ杉木まで高巻いていくことにした。

ちなみにこの右の流れは、さらに辿っていくと次第に傾斜を増して壁に吸収される。
はたして、会津朝日岳南壁は登られているのだろうか?

高巻きは30分ほど。
最後は懸垂下降で沢床に復帰。6m滝上に出た。

流れは小さくなるものの、沢の切れ込みはさらに激しくなり、小滝が続く。
気持ちよく直登で超えていくが、ヌメりもあるので慎重に行く。

前方に明らかなハング滝。
20mくらいあるだろうか。あそこが三俣だ。
一見し容易ならざる雰囲気が見て取れる。

左俣にチョックストンの15m、右俣にスラブ状の多段30m。
全体俯瞰すると、正面の20mハング滝よりも右俣スラブ滝を登って草付きバンドを辿り、正面滝上を目指した方が容易に思えた。

とはいえ、先人の記録では正面ハングの弱点を縫い、突破している。
右俣滝からの草付きスラブはオプションとして、正面ハング滝の観察に入る。

滝直下まで来る。
意外と登攀部分は高くなく10mくらい。
ホ-ルドも豊富に見えたので、ファ-ストトライ。

しかし岩がグズグズで全く信用できない。
水流右のルンゼ状を行き、水流裏めがけて左上するのだが、ホ-ルドが甘くて、左上への一歩が出ない。
一旦クライムダウン(というか、泥壁をずるずる下って)して空身で再トライ。

手と足の置き場には最大限注意を払うが、それでも信用ならないほどのボロさ。
むしろ、岩をぼろぼろ落としたら、ガバでも出来やしないかと思い試してみたが、余計に甘々ホ-ルドになってしまった。

どれくらい格闘しただろうか?
なんとか右足に体重を乗せ、滝裏へ。
そこからは少し安定した足場があるので、荷揚げ。

滝上への草付きも草の根をホ-ルドに体重分散しつつ登る。
草付きが苦手な人は大層難儀することだろう。

滝上からは単調な流れとなり、枝沢の流れが2~3流入する。
本流と思しき流れを遡るが、一か所5mほどのナメ滝を力づくで登ると滝は終了。
急角度の窪を息を切らしながら行くと尾根に出る。

しかし、ここからの尾根にも気が抜けない。
シャクナゲとツゲと松・杉の混成植生で、まるで意思を持ったかのように前進を阻止してくる。

ヤブコギは全身運動。やたらに腹が減る。
明日下山の目途が立ったので、予備食で凌ぎつつ八本歯の峰を超えていく。
しかし、ものすごい角度、そしてヤブコギだ。
落ちたら、北壁か南壁を転がり落ちて命はないだろう。
腕力がモノを言う登りだった。

やがて楢戸沢源頭の北壁スラブが見えてくると会津朝日岳の山頂はあとわずか。
山頂に出た時には、疲れ切った腕を力なく片方だけ挙げて記念撮影とした。


9/3

朝日岳避難小屋で快適な一夜を過ごし、あとは下るだけ。

下山後の車回収や着替えのタイミングなど考えながら、ボトボトと下ってゆく。
途中、会津朝日岳を目指す方々とすれ違いながら久しぶりの会話。

三吉ミチギの水場で大休止。
東シナ海を通過した台風の影響もあって、今日は日差しが一層強い。

水場からの樹幹越しに見る南会津の空は青く、そして深い。
いわなの里でタクシ-を呼ぼうか悩んだ末に、萬歳橋まで歩くことにした。

なぜ?と問われても困ってしまうが、半世紀を生きた男の酔狂とでも言っておく。

 


エピロ-グ

「虹が見えますよ」

只見線の車中、見知らぬ女性が声を掛けてくれた。
汚いザックを抱えた無頼者に声をかけるのは勇気が要っただろう。

でも、彼女は教えてくれたのだ。
このすばらしい、景観を。
このすばらしい、瞬間を。
そして人が喜びを分かち合う、素晴らしい世界を。

車窓後方にきれいな虹が見えた。


sak

 

8/31
奥只見ダム(4:49)-上大鳥橋(5:37)-白滝沢入渓(6:03)-1395峰(9:08)-村杉岳(12:57)-滝のクサ沢沢床(13:06)-幕場(17:32)

9/1
幕場(6:46)-メルガ股沢出合(7:51)-洗戸川出合(8:47)-<釣行>-芦安沢出合・幕場(12:43)

9/2
幕場(6:26)-赤柴沢出合(8:12)-両門の滝跡(11:03)-三俣(13:00)-稜線<八本歯>(15:05)-会津朝日岳(16:54)-朝日岳避難小屋(17:37)

9/3
避難小屋(6:28)-三吉ミチギ(8:15)-いわなの里(9:24)-白沢集落(10:22)-萬歳橋(11:24)

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とある沢と野湯

2019年11月05日 13時11分02秒 | 山行速報(沢)
沢遡って、くつろぐ計画。
 
 
まずは紅葉を愛でながらの登山道もそれなりに気持ち良い歩き。
気分がなんとなく盛り上がってきたころに沢へと進路を変えるのだ。
さあ、目の前の流れを思うがままに遡れ。
 
 
 
 
くつろぎ、満たされる瞬間って?
 
たとえば、「沢登」でいうのなら、こうだ。
空はまぁ、蒼天は外せない。
大なり小なりの滝を試行錯誤しながら登るんだ。これはそれなりに楽しめればいいだろう。
そして、できればナメ床などの癒し区間経たうえで、詰めはヤブコギなしで登山道に出るんだ。
そこでクロマメの実などを見つけてはついばみ、そして笹原を静かに歩く。
思わず「いいねぇ」と、口をついてしまう。
 
もう、わかったでしょ。
そう。くつろぎ、満たされる瞬間とは、
好天のもと、ちょっと都合の良すぎるシチュエ-ションで身も心も心地よい風に吹かれる瞬間。
なんだよね。
 
 
 
 
 
大滝をひとつ巻きあがった先に見えてくるのが癒しのポイント。
気分が盛り上がってきたころに見える湯けむり。
そう、野湯だ。最高潮に盛り上がりを見せる場面。
 
くつろぎ、満たされる瞬間って?
 
山にもいろいろあって、山行途中に温泉が湧いているなんてことも珍しくはない。
もちろん、山小屋にある温泉でも充分すぎるぐらいに満たされる。
だがしかし、だがしかし。だ。
そこにひっそりと、湧き上がる野湯があったとするなら、どうだろう。
 
しっかりした湯舟があるわけじゃないから、湯につかるのもひと苦労するだろう。
湯加減だって、例外じゃあない。
熱すぎたり、冷たかったりする、そもそも野湯とはそういうものだ。
そんな中、湯加減を見ながら「どの湯だまりに入ろうか」なんて、いい歳したおじさんが我を忘れて
「キャッキャ、フフフ。。。」となってしまったりする。
 
もう、わかったでしょ。
そう。くつろぎ、満たされる瞬間とは、
自分が見立てたその野湯に入って、「熱すぎた」とか「ちょっとぬるいとか」そんなことを、仲間と笑いあう瞬間。
なんだよね。
 
 
 
野湯を後に遡り続けると、次第に流れは細く源流の様相。
食べごろを少し過ぎたクロマメの実などを頬張りながら行くのも楽し。
行け!荒涼とした景色の中、我々の行く手に遮る物などないのだ!
 
その先の景色を見ること。
美しい笹原にため息をつくこと。
最初の一滴を口にすること。
野の恵みに生かされること。
 
人それぞれに、くつろぎ満たされる山行計画。
そこにはいくつものシアワセがあるのだ。
 
ハイキング最高!
クライミング最高!
雪山最高!
ちょっとマイナ-だけど、沢登り最高!
 
 
河原を見つけて、最後のお楽しみ。
今日のランチは、シェフ・akiさんの逸品。
 
手作りパンに、野菜と鶏肉。
鶏肉がほど良くロ-スト、ホロホロで旨味が凝縮。
野菜は歯ごたえのあるキャロットが柔らかい鶏肉と相性抜群。
決め手は香り高いバジルソ-ス。
これをアルミホイルでくるんで、野焼きで温める。
外はサクサク。中はジュ-シ-なホットドック。
美味なり、そして心が満ちるなり。
 
 
くつろぎ、満たされる瞬間って?
 
また行きたい。
そう思えたなら、理由など無くてもいいでしょ。
 
 
sak
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谷川・宝川ナルミズ沢

2019年10月23日 12時50分09秒 | 山行速報(沢)
2019/10/9-10 
 
 
一日の仕事を終え、車を走らせる。
頭の中に渦巻く仕事の名残を振り切って、山行計画を立ててみる。
時計の針は22時を少し過ぎていた。
 

そして、私は山に行く。
山は丁度良い気持ちの落とし所。
自分の感性で行動できるシンプルさがいい。
 
 
 
 
ことさら、沢登は最高のフィ-ルドだ。
程ほどに滝を登り、薮を漕ぎ、径を読む。
遡行だけに限らず、幕場でのひとときも同様に。
 
 
 
 
焚火を前にウトウトする。
遥か昔。原始の森でも人類はきっと同じことをしていたのだろう。
それは、この夜を生き抜くために。
 
そんななかにも「和み」の瞬間はきっとあった。
炎のゆらぎと温もり。
言い知れぬ魔力。
 
薪が燃え崩れ、火の粉が舞い上がっていく。
それを追って、星空を仰ぐ。
さすがにこの季節の山は冷え込む。吐く息が白い。
 
 
 
 
ナルミズ沢は癒し系沢登の王道。
その白眉は源流域にある。
 
遥かなる青空。
爽やかな秋風に草原。
そして一筋の流れ。
 
 
 
 
 
 
コルにある池塘で一休みしたら、笹原の薄い路形を行く。
遠く笹葉の照返がキラキラして美しい。
振り返れば巻機山までの山並み。
いつかは繋げてみたい場所のひとつだ。
 
ジャンクションピ-クから登山道を行く。
 
 
 
 
ひと登りすると、草原の向こうに青空に囲まれた朝日岳。
チョコンと突き出した頂に立つ登山者のシルエット。
そのどれもが、この好天と見晴らしを堪能しているのがここからでもよくわかる。
 
ひっそりと遡行を終えた今、にぎやかな頂は今の自分に眩しすぎる場所だった。
結局、朝日岳は目指さず、手前の分岐を宝川温泉に向かって下ることにする。
 
 
 
 
下山は自分と向き合う時間となる。
普段の彼是を思い起こしてはあるべき自分を顧みる。
 
昔も今も、あなたにしかできないことがある。
だから私は帰るのだ。
あの約束を守るために。
 
sak
 
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丹波川・大黒茂谷

2019年09月22日 07時54分15秒 | 山行速報(沢)
2019/9/17 丹波川・大黒茂谷

青梅に住んでからというもの、結果としてあまり奥多摩の沢に行ってないじゃん。
おもむろに積み上げられた本の山から一冊の沢ガイド本を取り出す。
そう、それこそが「奥多摩(大菩薩・高尾)の谷123ル-ト」だ。
 
123ル-トというと、4月から10月の休日をすべて奥多摩の沢登に傾倒したとして、
7ケ月×月9日の休日計算で、シ-ズンの休日が63日。
 
泊付(18ル-ト)も踏まえると、141日を要するから、
141日÷63日=2.238...
 
約2年(126日)と2か月(15日)か、、、

という計算を瞬時にしたかどうかはともかく、今シ-ズンはクドレ沢と水根沢に行っただけ。
青梅に居を構えた6月下旬以降は水根沢だけという有様。
この沢登の王国を前に、地の利を全く生かし切れていない自分がいるのであった。
とかく、「近い」と思えば、意外と足は遠のくものだ。
 
ということで、奥多摩のさらに奥。
大黒茂谷を計画。
 
しかし、しかしだ。
2時間ほど寝坊。
これも「近さ」に起因する”あるある”なのか?
 
 
もっとも本山行は完全遡行にこだわらない。
釣行しながら適当なところで切り上げる計画。
 
 
大黒茂谷は困難な滝場はない。
とはいえ、序盤の巨石帯は時に腰上まで浸かる。
 
お?なかなか、オモロイのか?
と思ったのもつかの間、先行の釣り師さんに遭遇。
 
 
協議の結果、sakは林道まで高まいて中流部から再入渓。
で、釣行の結果はといいますと。
 
 
また、そのうち来てもいいかも♪
今度は遡行メインで。
 
大黒茂谷はアマゴの跳ねる良渓でした。
 
 
sak
 
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ミノコクリの夜

2019年09月20日 07時25分45秒 | 山行速報(沢)
2019/9/10-11 ミノコクリの夜

いつのころからか、水辺が心落ち着く場所だった。
規則的なようで不規則な流れのリズムが心地よい。
 
透き通るような秋の青空に赤とんぼが舞う。
 
 
奥只見ダムから袖沢支流北沢を遡り丸山岳を目指したが、明日は午後から崩れるらしい。
北沢は水量多め。前日千葉を中心に大きな被害を残した台風の影響もあるのだろう。
これで、明日の雨がひどく袖沢が荒れたなら下山はおぼつかない。
早々に計画完遂は諦めたものの、さて、どうしたものか。
 
ミノコクリ、かな。

そこなら多少増水しても、袖沢を渡らずして林道に乗れる。
と、いうのが今回の計画。
 
 
ミノコクリで沢キャンプ。
 
 
自然の恵みに囲まれながらの焚火。
炎のゆらぎと沢音のリズム。
月光が、漆黒の森を黄金色に照らしていく。
美しい夜であった。
 
この一晩だけでも、出かけた甲斐はあったと思う。
 
 
そしてトンネルを抜けると、明日が待っている。
 
sak
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尾瀬・中ノ岐沢小淵沢

2019年09月18日 23時02分01秒 | 山行速報(沢)
2019/9/6 尾瀬・中ノ岐沢小淵沢
 
初めての沢登りシリ-ズ。
今年は早3本目です。
 
この度の沢デビュ-はkkoさんです。
やっぱり、初めては楽しくなくちゃ。
しかも、sakも楽しめそうなところ、、、
ということで、吟味に吟味を重ねた結果。
尾瀬の前衛、中ノ岐川小淵沢にしてみました。
 
 
大清水で待ち合わせをして、しばらくは林道を歩く。
今回のメンバ-は、yukaさん、akiさん、kkoさん、そしてsak。
結構、長いのでおしゃべりなどしながら歩く。
 
奥鬼怒林道、小淵沢林道を経由して橋の袂から入渓。
早々にナメが現れ、遡行感度は良好。
 
 
 
 
 
 
 
途中、大きな滝も現れて、飛沫を浴びながら滝登り。
なかなか盛りだくさんです。
今日は晴天率100%。
順調な行程に気をよくして、沢デビュ-イベント、焚火でランチ。
今日のメニュ-は鶏と野菜のホイル焼きです。
 
 
なんとか無事にイベントはこなしたものの、着火に手こずって時間は大幅にオ-バ-。
手早く後処理をして、先を急ぐ。
 
 
源頭ム-ドになったら水流を追いかけていくと登山道が横切り、藪漕ぎもなく終了点。
そこからは、小淵沢田代経由で尾瀬沼。
 
 
 
kkoさんは初尾瀬とのこと。
人気の少ない尾瀬沼の湖畔で癒されながら、木道をポクポク歩く。
 
 
あとは三平峠を越えて、大清水まで。
最後はヘッデンになるかと思ったけど、皆さん足取りはしっかりしておりなんとか薄暮の大清水に到着。
 
沢での癒しやちょっとドキドキなところはもちろん、小淵沢田代や尾瀬沼周遊で山を満喫。
一日丸々、山遊びでなかなかの充実度。
参加メンバ-もみんな満足していただけたみたい。
 
沢デビュ-応援企画。
さて、次は何方を何処にご招待いたしましょうか?
 
sak
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奥利根・楢俣川先ノ沢

2019年09月05日 00時31分18秒 | 山行速報(沢)
2019/8/30 奥利根・楢俣川先ノ沢

沢登りにはどこかしら、遊びゴコロが必要なもの。
美味しい沢登のプランに様々な素材を求めてしまうのは、癒し系沢登にありがちなこと。

しかしながら、午後から天候は下り坂。
本当はノンビリ遡行といきたいところだけど、午前中の好天を捕まえて山頂まで抜ける計画。

癒し系とは言え、流程も遡行高度もそこそこあるので、同行のakiさんに覚悟のほどを聞いてみる。
akiさんは水根沢に次いで、今回が2度目の沢登。

答えは”GO”
肚は決まっていたようだ。

癒し系なのに、心持ちは臨戦態勢。
さあ、これが本当の沢登り。
akiさん、楽しんでいきましょう。
 
 
朝焼けの奥利根

予定を前倒しして、4:30の出発。
ゲ-ト前に駐車して、舗装路を歩く。
「せんのさわはし」まで来てから、装備を付ける。
 
せんのさわはし

しばらくはゴ-ロ帯。
とはいえ、流れの煌きはさすが奥利根だ。
 
最初の滝場

最初の大きな釜を抱いた滝を過ぎると滝場が続く。
ロ-プを出すこともなく、水線を絡めて上ることができるので楽しい。

中流部は断続的にナメが続く。
これがつながっていたならば、まさに名谷となったことだろう。
 
中流部のナメ

容易ではあるものの、次から次に滝が現れる。
一説には”千ノ沢”ともいわれるとかなんとか。
崩壊地を左に見ると、しばらくで大滝。
高さでは先ノ沢最大の滝であろう。
小さく左岸から巻いて、滝上で小休止。
 
 
大滝

四ノ沢を合わせると、水量も減って源流の様相となる。
しかし、目指す笠ヶ岳はまだ見えない。
 
源流域

沢沿いのヤブがうるさくなってくると、岩稜帯が望める。
でも、まだまだ遠い。
こちらは大きく割れている方の大岩
 
こちらが正解

1830m付近の大きく割れてない方の大岩(それらしいのが2つあるので注意)から踏み後を追って尾根に向かう。
途中踏み後を見失うが、上へ上へ目指していくとすぐにヤブ丈は低くなる。
そこから左に見える草付きへトラバ-ス。
草付きはそこそこ傾斜もあるけど、スタンスを拾いながら行けば問題はない。
このあたりから、周りはガスで覆われる。
 
草付きの登り

左に見える灌木の尾根へは岩を登る。
この灌木の尾根は、時に空中戦を交えて苦戦するが、先に見える岩稜基部まで距離は幾らもない。
岩稜基部にたどり着くと、ここで風と小雨。
雨具を着込んで、岩稜帯を行く。
 
岩稜帯

この岩稜帯は岩と藪とお花畑で構成されいて、とても楽しい。
好天なら、尾瀬の山々、谷川の山々も一望できることだろう。
 
山頂が見えた

噛みしめるように尾根を詰めれば、笠ヶ岳の山頂標識が見えてくる。
ダイレクトに山頂へと詰めあがるのは、沢登の醍醐味。
何も見えない山頂だけど、akiさんと二人で記念撮影。
お互いの健闘を称え合う。

ここからは、登山道を行く。
この笠ヶ岳周辺は何度来ても素晴らしい。
人気のなさ、野趣あふれる草原と池塘。
 
蛍池

片藤沼や蛍池など、思わず一泊したくなるようなシチュエ-ションだが、ここは湯ノ小屋方面へと長い下山を覚悟しなければならない。
しかし、人気のなさとは裏腹に整備が行き届いており(時に倒木はあるものの)登山道は平和だ。

下山途中、土砂降りになっても平和なのだ。
大体、土砂降りの中で温かいス-プが飲める幸せったらない。(akiさん、ごちそうさまでした。)
二人して濡れネズミの下山も、充実感と満足感でいっぱいなのである。
 

山行の終わり方だけで、その山は語れない。

あの流れのきらめきとしなやかさ。
快適に登れる岩稜の片隅に可憐な梅鉢草。
あとは少しの藪漕ぎ。
仲間の覚悟と頑張りにも感謝。

このくらいが丁度いい。
湯ノ小屋の出湯につかりながら、今日という日を思う。
 
sak
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安達太良山 石筵川

2019年08月24日 09時36分30秒 | 山行速報(沢)

日時:2019.8.17(土)-8/18(日)

メンバー:szt(CL),yuka

装備:沢装備一式,8.0mm × 30m ロープ,カムC0.3-0.5

8/16 22:00水海道発→0:30頃 道の駅やいた(泊)

8/17 4:30頃? 道の駅やいた発→(一般道で走りつつ途中で仮眠して..)→7:00過ぎ頃 安達太良山銚子ヶ滝登山口P着→9:31駐車場発→10:40銚子ヶ滝→11:01入渓→12:53 2段15m滝着→15:11 3段15mナメ滝→15:39 1,220m付近幕営地点

8/18 7:13幕営地点発→7:38幅広10m滝→9:24二俣発(左俣へ)→10:54右岸側壁下→11:26奥の二俣→11:51稜線登山道→12:09下山開始→12:21船明神山山頂→13:48分岐→14:59基点P

 

8/17(土)  天気:晴れ

 メジャーな万太郎谷本谷を完了したこともあり,その翌週はガイドブックに日帰りとなっているところを,一泊で向かう.かなり余裕の行程を組んで,今度こそ癒し系の沢でのんびり山を満喫しようという目論見だ.そんな思惑でチョイスしたのが安達太良山の石筵川.石筵ふれあい牧場を過ぎ母成グリーンラインを進んでいくと,ヘアピンカーブの曲がった先に10台以上楽に停められる駐車場に車を置いて,アプローチを開始.

 今日は余裕の行程と,高を括ってもたもたしていたら出発は9時半.おまけに銚子ヶ滝の見物をルートから外れて迂回していくものだから,入渓が11時になってしまう,,,

沢に入るとしばらくはなんてことないゴーロ歩きが続く.ところが同行のyukaさんのペースが思いのほか上がらない.どうやら岩の上に足を置くことに慣れていない様子.荷物は西穂からの縦走の反省を活かして,ザックを一回り小さくして軽量化しているがそれでも足元に自信が持てないようだ.

そんなこともあってこの沢の最初で最後の核心と言われる2段15m滝に到着したのは,入渓から約2時間経った13時頃.こちらは余裕だろうとなめてかかっていたので,詳細なコースタイムを頭に叩き込んでいないから,このペースがどのくらいのものなのか見当もつかない.

2段15m滝は核心と言われるだけあって,なかなか見栄えがする滝だ.1段目の右壁に残置ピンとスリングまでぶら下がっている.ここでロープを出して滝の攻略に向かうが,思っていた以上に手間取った.重たい荷物を背負ってリードするのって難しいな~,とここでも貴重な体験を実感することができた.正直,荷物を背負ってではフォローのyukaさんには厳しすぎるか?と思っていたが,残置のスリングを掴んだりしてうまいこと抜けてきた.ナイスクライミングだ.腕を上げましたな.

最初で最後の核心,2段15m滝.でも今回はもう一つ核心があったりして..

滝の後はナメやナメ滝が出現.基本ロープは出さなかった気がする.出したとしてもお助け紐くらいで,幕場を予定している1,200m付近までひたすら歩く.

ご覧の通りのナメ.ゴム底の沢靴でも滑りっぱなしというわけではなかった.

3段15m滝だったかな?

ペースは相変わらずだったものの,15時過ぎには無事1,200m付近に到達.事前に調べた記録の通り,幕場に良さげなところが目に入ってくる.いくつか物色しているうちに焚火の跡がある極上物件を発見して,タープを設営.

沢の泊りの経験が少ないこともあって,夕食の支度に時間はかかったものの,火をおこし珍しくお酒も飲んでこの日は20時には就寝した.

 

8/18(日)  天気:曇り→晴れ

2日目は4:30には一人むっくり起きて,火をおこし始める.起こした火で湯を沸かし朝食を作って身支度を整え,7時過ぎには行動開始.30分程で幅広10m滝に到着.上部で滑って下まで落ちてしまうのも嫌だったので,念のためお助け紐で確保.沢慣れしている人なら,ロープは必要ないレベル.その後も時折ナメが出現する.なるほど,これなら癒し系という感じの景観が続く.

幅広10m滝.目立った滝はこれくらいだったかな?

その後も続くナメ.

出発から1時間半以上かかって二俣へ.ここまでおもったより時間がかかっている印象.今日は早めに下山できるかな~なんて思ってたけど,ちょっと甘かったみたい.そしてここからがもうちょっと時間がかかりそう.

と言いますのも,yukaさんの苦手な藪漕ぎが出てきそうだから.右俣の方が歩く距離は短いけれど,事前の記録から藪漕ぎの時間と密度は左俣の方が短く薄いとの読み.確認すると藪漕ぎが楽な方がいいとのことなので,予定通り左俣に進路をとる.

二俣を左へ.

二俣から右岸の遠方に立つ側壁の真下辺りまでが,笹薮が濃くなっているところ.沢登りに慣れた身からするとそれほどの藪でないが,慣れないyukaさんにとってはここも核心だったのでは?

二俣奥の笹薮.このくらいは藪1級?

それでも二俣から1時間半もあれば,うるさい藪も落ち着いてくる.そして安達太良山の山頂も見え始める.山頂は人でいっぱいだ.

奥に見えるのは安達太良山.

奥の二俣は,水の枯れた左俣に進路を取り,歩きやすいところを詰めてゆけば無事登山道に到着.時間は12時前.二俣後の藪を過ぎれば順調だった.

登山道からは沼ノ平の眺めが素晴らしい.安達太良山には来たことがあるはずだけど,この景色の記憶はない.鉄山までの縦走路も含めて,天気の良い日には歩きたくなる絶景だ.

鉄山.縦走路も気持ちよさそう.

沼ノ平.いまは通行止めだけど,ここに昔登山道があったとは.

登山道で装備をバラし,あとは船明神山から下るだけ.途中地形図とは登山道の付き方が違って慌てる場面もあったけど,15時には無事下山.

磐梯熱海駅そばの温泉に入って,インターそばのラーメン屋さんで夕食を食べ,常磐道経由で帰宅となりました.それにしても,この日は下山から家に帰るまでやけに疲れた.珍しく帰りの車中はほとんど寝っぱなし.yukaさん,運転どうもありがとうございました.

 

szt

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