acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

餓鬼岳~燕岳縦走

2017年07月25日 23時24分11秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2017.7/22(土)~7/23(日):kei2

 
静寂な雰囲気が漂う餓鬼岳と表銀座縦走コースのスタート地点でもある登山者に人気の燕岳を結ぶ縦走コースを計画。
『喝』を入れて標高差1600mある餓鬼岳を一気に登るのだぐっじょぶ

【コース】
1日目:白沢登山口~魚止ノ滝~大凪山~百曲り入口~餓鬼岳(テント泊)
2日目:餓鬼岳~東沢岳~東沢乗越~北燕岳分岐~燕山荘~中房温泉
※ 予定は2泊3日(唐沢岳含む:悪天候の為、予定短縮)

 

【1日目】:曇りくもりのち小雨雨

4時30分

駐車場から5分ほど歩くと白沢砂防堤の登山道入口

白沢を遡上。高巻きルートで梯子や桟橋の連続。

ここまで1時間。 
湿度が高く、体力が奪われる。 やたらと荷物が重く感じる。あせる

倒木や落石が多い

山側を高巻き


最終水場を通過すると、更に傾斜がキツクなる。
落石注意の急なガレ場に差し掛かる。 落石を落とさぬよう素早く通過したい場所。
コース中、この先から大凪山まで勾配が一番キツイらしい。

熊笹のつづら折りを抜けると大凪山頂。 ようやく半分。
コメツガやシラビソの針葉樹。アップダウンの稜線歩き。

百曲りの取り付き。ジグザグに高度を上げていく。

明日の天気は雨雨 ガーンガーン

テント場に1番乗りてへぺろチョキ
設営後、小休止。 餓鬼岳周辺散策 (ガスっているので唐沢岳の登頂断念ショボーン

テント場付近の展望台から

明日の縦走路

今回断念した唐沢岳

テント場へ戻ると、この日4張り。小屋泊は10名前後らしい。
そして14時過ぎから小雨がパラパラ・・・

 

【2日目】:雨雨

起床してすぐに天気を確認。まだ降っていない。
本降りになる前に燕山荘に少しでも近づきたい。
夜明けと同時に出発。しかしすぐに小雨が降って来た。景色を見る間もなく、ひたすら歩く。

花崗岩の岩稜帯には梯子や桟道のアップダウンが連続。

遠くに七倉ダム

剣ズリと呼ばれている中沢岳のザレた道をトラバース

急下降。樹林帯に倒木があったり・・・

東沢岳までもう少し・・・

東沢乗越まで標高差250m一気に下る。
ここで中房温泉へと下って行きたいところだが、この沢筋のルートはあまり歩かれていない事もあり荒れている。
予定通り、ここは標高差470m残り返し燕岳へ行くしかない。
(※ 燕山荘に行って分かった事だったが、東沢乗越~中房温泉ルートは通行止めだった)

残雪横の登山道と登って行く

 
頭のてっぺん~足のつま先まで雨で全身ずぶ濡れ。
稜線に出ると風が強く、体が冷え寒さで手が痛い。一刻も早く暖を取りたい。
足を速めて先に進むしかない。急げ~DASH!
 
餓鬼岳を出発して誰にも会うことがなかったが、燕岳に来てようやく登山者とすれ違う。
風をしのぐ為に燕山荘に飛び込と、登山客でごった返していた。
どうやらこれから下山するらしい。(9時30分) 
天気予報を確認すると、回復する見込みは無い。それなら下山するしかない。
ここで暖を取らずに下山を決意。 体が冷えないうちに下山開始。

休憩なしで中房温泉まで下山(11時40分)。お蔭さまで体はポカポカ

すぐにバス停の列に並び、車を回収したのでした。

やれやれ・・・懲りずにリベンジ 

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


谷川連峰 湯檜曽川 白毛門沢

2017年07月23日 21時45分28秒 | 山行速報(沢)

 

2017/7/16(日) 天気:曇り

メンバー:szt

 前日15日の19時過ぎに西黒尾根を降りて車に到達し,ダッシュで湯テルメへ向かって何とかひとっぷろ入ることができた.そこでsakさんとはお別れ.夕食&朝食&行動食をスーパーで購入.行動食だって一応買っただけで滝沢大滝の山行の疲れ具合から16日は近場の温泉にでも遊びに行く気だった.

翌朝天気予報を眺めるとなにやら17日の方が天気は良さそうではないか.ならば沢の準備だけしてあとは気ままに遊びに行くか~と思って準備をしているうちに,,,「あれ,なんか意外と体軽くね?」まわりも沢の準備や,縦走の準備をしてたりしてだんだんこちらもその気になってくる.

6時を過ぎたころにはもう完全に白毛門沢に向かう気でいました,はい.6:10にメーリスで計画書を送り,いざ白毛門へ向けて出発となったのでした.

東黒沢に架かる橋を渡り,右岸の踏み跡をたどればいよいよ谷が出現.体は重い気がするが「気のせい気のせい」と念じて,初の単独沢登りを進めていく.

東黒沢はキャニオニングのメッカ?とかなんとか聞いてたけど,確かに沢遊びをするには面白そうなところが満載である.

そうこうするうちにハナゲノ滝で先行の5人パーティの姿が見える.う~ん,確かにこの滝迫力がある.写真で伝えきれないのが残念だけど.

 その後だって水遊びにはもってこい?

7:00前に白毛門沢の出合に到着.さてこれからどうなることやら.

出合からすぐの滝は,巻き道を見逃し流木を使って左壁を登る.やけに出だしから悪いなと思って振り返ればしっかり右岸に踏み跡がありました.

 

階段状を登った後に持って行った遡行図では巻き道のある滝に出くわす.滝の下部は淵のようになっていてよく確かめもせずに巻き道らしきところを登っていく.

 実はこれが大失敗.踏み跡があると思っていたが,登っていけばいくほど踏み跡は薄くなり反対に藪が濃くなっていく.写真で見ればこの滝だって左岸の藪の際を登れそう.

藪漕ぎでは昨日の藪漕ぎの疲れが重なってパワーダウンが著しい.遡行図よりもだいぶ巻いて沢に降り,その頃には抜いたはずの5人パーティに抜き返される始末である.

しばらく沢を登っていくと,再び5人パーティの姿が見え始める.それにしても藪を漕いだら体が重い...「やっぱ,疲れとるな~」ということで,ここはいったん小休止.行動食を腹に詰め込んで,ちょっと気持ちを切り替える.

 小休止していたところから少し登ると5人パーティも休憩中.ちょっとご挨拶してこちらはてくてく歩いていく.

2段11mの滝を登り,,,

 6m滝を登れば,8時過ぎに「大滝タラタラのセン」登場.

ここは素直に巻きました.一人だし,ちょっと見渡せば踏み跡しっかりあるしね.昨日の疲れもあるし,こういう時は無理しない無理しない.

巻いていくと少しずつ上部の滝に近づいていく.これ登る人いるんだろうな~

8:20に落口に到着.まあ,わかりやすい巻き道だったよな~

ここを過ぎると5mの滝は左岸を巻き,,,

40mのナメ滝も下部は左岸を巻く.

巻き道は上の方まで続いているが,なんか面白そうなのでナメ滝は下から登っていく.

ここだって気をつけないと下まで真っ逆さま.慎重に慎重に.

ナメ滝が終われば大岩出現.これが落ちたらぺっちゃんこ.今日は大岩の右側を登っていく.

大岩を過ぎれば,遠くにこれから詰める沢の上部が見えるではないか.

ここら辺を過ぎると快適な滝が出現.あー気持ちいい.

そしてジジ岩,ババ岩がはっきり見えてくる.

9時前に二俣到着.ここらへんが少し地形がわかりづらい.地形図を忘れてしまったので念のためGPSで現在地を確認する.やっぱり右で間違いないみたい.

この二俣で先行の2人パーティと遭遇する.なんでも間違えて左の沢に入ってしまったみたい.

 だんだん水量が減ってきてのんびり歩いていると奥に何やら雪渓らしきものが見えてくる.

よくよく見ると雪渓は長さ20~30m程,中をくぐると崩れそうな気がするし,上はとても乗れる厚さもなさそうだしということで右岸の笹薮を掴みながら巻くことにする.ここでやっぱり昨日の藪漕ぎのダメージがボディブローのように効いてくる.もう巻きたくないな~.

ここで,一回追い抜いた2人パーティはトンネルをくぐってきて再度抜かれてしまう.それにしてもあのトンネルをくぐるって怖くないのかな~??

忠実に沢筋を詰めるなら問題ないけど,巻いていく体力はあんまり残っていないみたい.ここでまたまた小休止.疲労困憊だ.

栄養補給を完了すればあとは沢を詰めるだけ.どんどん高度を上げていき,もう水は枯れかかっている二俣を左へ進んでゆく.

 あとはひたすら沢を詰めていき,10:20白毛門山頂に到着.

去年縦走した朝日岳方面を眺めるのだった.

装備を外し大休止.山頂付近にもニッコウキスゲが咲いている.いい色だよな~

大休止と言いながら,10:40頃には下山開始.

松ノ木沢の頭で,,,

昨日登った幽ノ沢の滝沢大滝を記念撮影.黒い筋の左を登ったんだよな~

そして一ノ倉沢&幽ノ沢も記念撮影.

あとはひたすら登山道を下る.この日は前日とは打って変わって多くの人とすれ違う.20人近くはいたんじゃないかな?

そうして12:22駐車場に到着いたしました.

朝とは違って車も増えてます.まだまだ駐車場の余裕はあるけどね.

初の単独沢登りは無事終了.疲れ具合は前日の山行もあったのでなかなかのもの.特に肩回りが筋肉痛でした.

 

szt


間ノ岳

2017年07月19日 20時56分22秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2017.7/15(土)~16(日):kei2

 

思ったより早く山荘のテント場に到着。

設営した後、北岳山頂に向かう予定だったが、昨年北岳のピークを2回踏んでいる。

間ノ岳を眺めていると、間ノ岳から南方に見える山が見たくなり、予定変更!

 

【コース】

1日目:広河原~大樺沢~八本歯ノコル~トラバース道~北岳山荘~間ノ岳~北岳山荘(テント泊)

2日目:山荘~トラバース道~八本歯ノコル~大樺沢~広河原

 

事前情報によると、今年度の雪は前年度の10倍、例年の2倍の積雪量とのこと雪
雨が少なく雪解けが進んでいないとのこと。

 

大混雑の3連休、果たして芦安の駐車場に停められるか・・

全線高速を使い芦安Pに21時到着。周囲を見渡すと既に9割埋まっていた。滑り込みセーフ

翌3時半に起床すると、乗合タクシーを待つ行列が出来ていた。

急いで行列に並ぶが50番目ぐらいだった。

5台目に乗車することができた。(この日、タクシーは15台ほど待機)

 

 【1日目】:晴れ晴れ

タクシーの始発は5時10分の予定だったが、4時30分に出発。
夜叉神ゲートが開くまでしばし待機。5時30分:開通~ 6時:広河原着。

6:20 広河原からの眺め

7:50 大樺沢二俣分岐

大樺沢雪渓の取り付き地点。ここでアイゼン装着。(10本アイゼン)
今年は草すべりや右俣コースに行く人が圧倒的に多く、雪渓を登る人が少ない。

約25度の斜度。 更に上部は30度ガーン

上部二俣より二俣を見下ろす。雪渓が下部まで続く。正面に鳳凰三山が見える。

昨年の様子(2016年7月10日 撮影) まったく雪渓がない・・・・

雪渓終了地点

大岩壁 北岳バットレス

岩屑の足場の悪い急坂を登って行き、ダケカンバの林に入る。
丸太の梯子が連続した登りが八本歯のコルまで続く。(傾斜のキツイところでは40~45度あせる )

八本歯のコル

間ノ岳をバックに・・・カメラグッド!

11:00 北岳山荘到着。出発して5時間、疲れました~あせるあせる

 小休止をして、間ノ岳へ。

北岳と北岳山荘

お花畑

3度目の登頂

ミヤマオダマキ

イワベンケイ

テント場に戻ってきました。

 

昨年活動に参加した『ライチョウ生息域内保全』
今年も活動をしているので、お邪魔してきました。3家族(3ケージ) ヒナは16羽。

 

【2日目】:曇りくもりのち晴れ晴れ

北岳バットレスでクライマーが登攀していました。

この長い大樺沢を下って広河原へ。
ノーアイゼン(尻セード)、チェーンアイゼン、6本とかなり苦労をしているようだった。

11:00 広河原到着

 

3連休の激込みの中、登頂したが渋滞を避けたルートで行動したので、巻き込まれることなく過ごせた。しかし小屋周辺は大混雑。
テント場は斜面やトイレ前など至る所に設営。小屋では2人で1枚の布団。
そして17時過ぎに到着する人も多く、大変そうでした。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


谷川岳 幽ノ沢左俣 滝沢大滝

2017年07月18日 21時27分23秒 | 山行速報(アルパイン)

 

2017/7/15(土) 天気:晴れ

メンバー:sak,szt

 

 sakさんに7/15の沢登りの希望をメールで聞かれ,返した内容が,,,

 

~ がっつり登攀系を希望。

  ハードな感じ,嫌じゃないです。 ~

 

なんてしてみたら,出てきた計画が幽ノ沢滝沢大滝.よくよく情報を集めてみると,なんだか大変そうな予感...

おまけにすごく暑そうだし,雪渓処理が気になるし,実は竜喰谷に行く前から少し緊張していたのです.

 

 3:30に白毛門の登山口駐車場に待ち合わせ,自分の車は残置してベースプラザの駐車場へ向かう.予定通り4:00に駐車場を出発.旧道を進み一ノ倉の出合で装備を付けて,幽ノ沢の出合には5:25到着.これから向かう滝沢大滝が黒い筋の中に一本の白い線となってよく見える.

一ノ倉沢は何度か来ているが,私にとっては幽ノ沢のデビュー戦.この時期ならさすがに出合から雪渓はないよね.

私の足回りはアプローチシューズ.今までのアクアステルスと違い濡れた岩のグリップはイマイチなので慎重に進む.

10分もかからずに登ったところで左岸から展望台への藪漕ぎが始まる.少し先には雪渓が見えている?

藪を漕いで展望台には6:00頃に到着.これから進む左俣がよく見える.雪渓だってドーンと残ってますぞ.

二俣をめがけてやや右に回り込むようにして藪を下り,適当な灌木を使って懸垂下降で二股に降りる.

二俣から左俣に入り,しばらく沢筋を行くがすぐに右岸の藪を登ることに.ここらへんの藪漕ぎは,前日の睡眠時間の少なさと当日の蒸し暑さ(藪の中だと余計に暑く感じる)で正直なところ体力を奪われる.体力落ちたな~..

雪渓にうまく乗れそうなところで藪から谷へ向かってトラバース.小休止の後,軽アイゼンをつけひとまず雪渓を大滝に向かって詰めてゆく.

滝の基部まで向かうものの,雪渓はクラックが入りまくりで危ないのでもう一度下って左岸のリッジ沿いから取り付きへ向かう.正直この雪渓の処理(特に下り)が道中で一番緊張した.自分の持っている軽アイゼンでは雪渓の移動はちょっとおっかない.今後は対策を考えねば.

岩に降り立ってしまえば,乾いていて一安心.ただ雪渓があるから感じないのかもしれないけど,秋なんかはここらへん意外と怖いのかも??

とにかく取り付き目指して滝の基部へ向かっていく.

安定したところで,ロープを出し,クライミングシューズに履き替えていよいよ登攀開始となる.時間はだいたい8:20頃.

1P目 リード sakさん

今回の計画はsakさんなので,トップバッターはもちろんsakさん.

フォローで続く私.それにしても,雪渓上部は乗っかれないよね~

 

2P目 リード szt

岩はよーく乾いている.支点のハンガーが打ってあるところからやや左に登りやすいところを登っていく.途中,岩角や灌木でピンを取り,ほぼ50mいっぱいロープを伸ばす.よーく探せば3P目の凹角下にハーケンがあったようだが,わからなかったのでやや左の灌木で支点をつくる.

50m伸ばすとフォローの人も小さいな~

見上げてルーファイ.中央やや左に見える凹角を登るのか?

コンディションがいいからか特に怖さは感じない.いまのところは余裕あり.

 

 

3P目 リード sakさん

よーく見ていくと,凹角の基部にいハーケンらしき光るものが見える.支点からはやや右にトラバース気味に登り,凹角目指して登っていく.途中にはハーケンがあり,一か所いやらしいポイントはさらにハーケンを打ってこなしていく.

ロープは15m近く余っていたが,ハーケンが連打しているところで一旦ピッチを区切る.結果的にはこれ正解でした.

こうしてみると,立ってますよね~

 

4P目 リード szt

ピッチを区切ったところから5m程登ると,ちょうど腰の辺りにきもーち軽い音の岩の塊がある.ここに足を置くと楽なんだけれど,体重を預けてこんな岩の塊が落ちてパートナーに直撃したらひとたまりもない.フットホールドをいろいろ探して何とか岩の塊に体重を預けすぎないように突破して体を上げる.

体を上げてみるとハーケンが何本か出現する.リッジを左に回り込みもう少し登ると古いリングボルトが一本ある.下から繋げてたらこれでビレイ?ハーケン打てそうなところもないし,短く区切って正解じゃね??と思いながら高度を上げる.

ルーファイで少し迷うが右の滝の落口にも,左のフェイスにも行けそうなところの灌木で支点構築.

 

5P目 リード sakさん

滝の落口に向かって右へトラバース気味に登る.特にこわいところはなかったように思う.落口からさらに7-8mほど登った安定したところでビレイしてここで一旦ロープをしまい,靴もアプローチシューズに履き替える.

滝の落口で喉の渇きを潤す.そこからビレイポイントをパチリ.

 11:00小休止して写真撮影.ちなみに滝の落口はこんな感じ.

そして落口から上部はこんな感じ.

左岸の登りやすいところを歩いていくと,こんな滝も出現する.

ここも滝には拘らず,左岸の歩きやすいところを歩いていくと二俣?が出現.

左の雪渓が見える方ではなく,正面に見える水線に沿って時に藪を掴みながら登っていく.

でこちらが右俣?の水流.果たしてこれが滝沢なのかはもうよくわからない.

右俣?を詰めていくと雪渓の残る谷に近づいていく.堅炭尾根は右側だから適当なところで枯れた凹角を頼りに堅炭尾根方面へ向かって歩いていく.下の写真では右の岩と笹藪の境目を登っていく感じ.

草原のような感じになってきて,堅炭尾根はすぐそこだ.

途中綺麗な花が咲いていたので,花の名前はよくわからないものの写真を撮りながら堅炭尾根を目指していく.

13:10堅炭尾根に到着.装備を外し大休止してホッと一息.

その後は中芝新道を歩いて一ノ倉岳へ向かい,トマの耳を15:30に通過.

高度が上がって尾根を歩いているときはガスがかかって陽射しはないものの,滝を抜けるまでの暑さや久しぶりの藪の処理が重なって疲労困憊でした.いや~体力落ちてるよね.

それにしても,稜線沿いは花がとってもきれいでした.名前はよくわからないけどご覧の通りで,,,

この時期は,こんなに花が綺麗なのですね~.ただ暑いからここまで来るのが大変だけど.

西黒尾根を下り登山指導センターに着いたのが19時過ぎ.久しぶりの谷川岳バリエーション,体力的にはなかなかの歯ごたえでした.

 

szt

 


奥秩父 多摩川 竜喰谷

2017年07月17日 14時33分03秒 | 山行速報(沢)

2017/7/9(日) 天気:晴れ

メンバー:K会長,kei2,K崎,szt,他1名

 

去年に続き竜喰谷に行ってきた.K会長とHさんは初めての沢.

道の駅たばやまに去年と同じように前泊.この時期は夜明けが早く5:00には目が覚めてしまう.去年以上に早く道の駅を出発するが,去年通れた林道が通行止めではないか!

迂回路があったのでヤレヤレの出だしだったが,結局今回の出発も去年と同じくらいの6:45であった.去年降りてきた作業道の脇に車を置いて行動開始.

入渓ポイントの橋まで道を下り,さらに竜喰谷の出合まで一ノ瀬川を下る.出会いの直上にある滝を下っていよいよ竜喰谷に入渓となる.それにしても本流の水量はなかなかのものだ.

出合からすぐに出現するF1.快適な登りである.

いくつかの滝を登り,精錬場ノ滝に到着.記憶では去年は右を巻いた気が,,,後続に確認すると濡れてもよいということなので...

滝の右を登っていくが,出だしからシャワークライムでごっそり体力を奪われる.水の力を侮ってはいけません.次からここのリードはもういいや.

基本的には森の中の沢だけど,ちょっとした陽射しが冷えた体には心地よい.

途中の滝でHさんとロープワークの練習をしたりして.

どんどん先へ進む.今シーズンは沢登りをいくつもこなしているので,みんなの体力や登攀力も上がっている気がして素晴らしい.

なんてことを感じていると,今日のクライマックス曲がり滝.ここはHさんにリードを体験してもらい,私は一足先に巻き道を辿り滝上へ急ぐ.しかし巻き道を歩いた時の空気の熱さったらもうたいへん.

Hさんは難なく滝をクリア.これなら一ノ倉の南稜くらい行けるのでは?

続いてkei2さん,K崎さんもフォローで登る.お見事です!!

ここを過ぎれば緊張感からは開放される.あとは油断せずに水と滝を楽しむべし.

上の滝だってこうしてみれば涼しげでしょ?

たまにはにっこり笑って記念撮影もあり.

出てくる滝を片づけて...

巻けば簡単な滝も涼を求めて慎重に登るのです.

二俣を左へ左へと詰めていく.右には目印の堰堤が.

沢登りで涼まなきゃ.ということで,,,

この滝だって楽して上から行けばいいものを...

わざわざ涼める方からヒヤヒヤしながら登るのでした.

この後は,適度な沢の流れで体を冷やしながら詰めていき,,,

11:13大常木林道の丸太橋に到着となりました.

ここで装備を外して大休止.その後林道を下っていきますが,分岐を左に曲がらず真っ直ぐ進んむと道を間違えて去年とは別の道を下ることに.

これはこれで歩きやすいしよかったかも?

12:44には三ノ瀬の集落に飛び出たのでした.

このあと,舗装路を20分程歩いたかな~?

無事車にたどり着き,温泉に浸かって帰ったとさ.めでたしめでたし.

 

szt


尾瀬

2017年07月04日 22時08分50秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2017.7/1(土):kei2、他2名

天気:雨

 

梅雨の真っ只中。
ギリギリまで天気予報に悩まされた。
雨の木道歩きは滑るので、初心者を連れて行くか迷ったが、彼らはこの日を楽しみにしていたので予定通り行く事に決めた。

諦めていた水芭蕉が少し残っていた

燧ヶ岳

至仏山


初心者の2人は、普段の生活では感じることのできない大自然にかなり感動していた。
雨の割りには視界があり、至仏山、燧ヶ岳を見ることができた。
『雨も風情があって良い』と喜んでもらえたので、一安心。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


那須 那珂川 井戸沢

2017年07月04日 21時10分10秒 | 山行速報(沢)

2017/7/2(日) 天気:曇り

メンバー:K会長,N提督,kei2,K崎,szt

 

暑い.蒸し暑い!いよいよ沢,やっぱり沢.もー下界にはいられない.

今回は詰めのニッコウキスゲを目的に那須の井戸沢に行ってきた.

7:00に林道ゲートを出発.

一時間ほど歩いて三斗小屋宿跡に.来るの2回目だけどなんか寂しいっすよね~

 小休止の後,出合まで移動.そこでガチャ類を装備して入渓となる.

井戸沢の出合は見過ごしそうなところだけど,登っていけば堰堤が出現.

堰堤わきにトラロープがあるが,ちょっぴり滑りそうで登りづらい.3m滝を水浴びしながら登っていくと先に見えるは序盤のポイント15m滝.ここでひとまず記念撮影.

撮影の間にも,K会長とN提督が登っていく準備.さすがの名コンビである.この滝は左岸を登るが,ハーケン連打でスリングもたくさん.まぁ念のためロープ出しました.

手ごろな滝が随所にあって快適に沢を登っていく.

林道歩きは蒸し暑くてだるかったけど,そこそこ濡れて爽快です.

そして現れたのが20m滝?

 ここはK会長に従い右岸の笹薮を巻く.

なかなか密な藪で滑り具合も沢への合流もいやらしい.

さらに進めば18m滝出現.ここは階段状だが触ってみればヌルヌルしていて案外やらしーぞ.ということで本日2回目のロープ出し.もちろんトップはN提督.華麗なる身のこなしである.

ここから先は開放的な沢床に.適度に曇っていて快適快適.小ぶりな滝登りも快適快適.

途中の二股は右へ右へと詰めていく.

山菜を取る人あり,花を撮る人あり,次第に稜線が見えてくる.

ふと周りを見渡せば,茶臼岳やダム湖が見えるではないか.

な~んて言っているうちに,,,

11:30,登山道に到着.握手を交わして装備を外すのでした.

詰めのところで期待していたニッコウキスゲは見られず黙々と登山道を歩く.

そして流石山に到着.

アズマシャクナゲはまだ咲いていない.

サラサドウダンは咲いてるけどニッコウキスゲには早かったかな~??

な~んて思っていると,,,

咲いているじゃありませんか,ニッコウキスゲ!

エーデルワイスだってほら.

そうこうするうちに,大峠に到着.

帰りは峠沢下降でなく登山道を行くことに.

途中で廃道があることがわかりますが,,,

歩きやすさを求めて登山道を歩いて行ったら結構登り返すのね.

やれやれの小休止が必要なのでした.

そこからちょっと歩けば三斗小屋温泉はすぐそこ!

ここからは快調に下り,16:00には林道ゲートに到着したのでした.

登山道の登り返しが意外と長くて,ちょうどいいトレーニングになったかな?

まだまだ沢登りは続きますよ~

 

szt