acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

妙義山&西上州の探索行

2011年10月20日 19時34分19秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
妙義山&西上州探索

10月18日、晴れ。ずいぶんと通った妙義や西上州だが、まだ行ったこと無い所がたくさんある。今日は気軽な一人旅として探索にでかけた。少しの冒険が出来るよう、ヘルメットとロープと登攀用具はザックに入れた。
早朝6時に、妙義山中之嶽神社前駐車場に行くと、チェーンが掛けられており入れない。どうしようか困っていると、まもなくおばさんが開けてくれた。どうやら夜間は閉めて朝6時頃に開けるようだった。
今年は二口山塊の石橋巡りをしたこともあって、まだ見たことの無い石門をこの目で確かめたかったのである。結論から言うと、二口山塊の石橋よりも、妙義の石門の方が立派である。特に、第1石門、第4石門はスケールといい形といい、二口のそれを凌いでいる。今は登山禁止になっている星穴岳の星穴なんかは、さらにスケールのでっかい穴である。妙義石門はハイキングで行けるが、二口石橋は沢登りをしなければ行けないところが違い、といえばそう言えよう。2時間弱で一回りした。次の目的地である御堂山に向かう。
駐車場6:20-石門入口6:30-駐車場8:15


妙義山石門案内板


第1石門


第2石門


第3石門


第4石門(後方は大砲岩、その上まで登っていける)


妙義山の岩塔群(見えているのは第1石門だと思う)(後方の中之嶽駐車場に自分の車が見える)


轟岩から見た我愛車(早朝なので、私以外まだ誰もお客は来ていない)


轟岩の祠と昼間の月


中之嶽神社前の駐車場からの表妙義山塊


西牧藤井関所跡近くに車を止め歩き出す。高石峠を目指すのだが舗装道の歩きが以外に長かった。山道に入ると始めは踏跡が追えたが、やがて踏跡も赤布も無くなった。道を外したようだが方向を決めて適当に登っていくと高石峠にでた。心細い踏跡を御堂山に行く。御堂山付近は踏跡も道標もしっかりあった。頂上を踏んでからジジ岩ババ岩に向う。御堂山の頂上ではなく、このジジ岩ババ岩を見るのがここに来た本当の目的である。どちらの岩塔にも近寄れるだけ近寄ったり、裏側に回って岩質を偵察した。どっちがジジ岩かババ岩か分からないが、片方はチムニーとクラックがあって登れそうだが、岩が脆そう。もう片方は岩が硬ければ登れそうだが、この岩質では難しいだろう。それ以前に、どちらも高さが15mあるかないかで、落ちたら止められる支点を得られないことを考えると、わざわざ登りに来る価値は見出せなかった。下りは沢状の道を通り関所跡近くに降りた。
車8:50-御堂山11:00-車12:40


御堂山山頂


ジジ岩とババ岩


次に来たのは高立一本岩。知る人ぞ知る有名な岩峰。これはスケール、形、共に素晴らしい。しかし残念ながら岩にハーケンを打つリスがない。最近まで未踏であった理由は、この脆くてリスのない岩質にあるのだ。南東面に特殊ボルトとペツルが打たれているも、少し上までしかルートは延びていないようだ。その後西面に回ると、なんとか登れそうなので、懸垂覚悟で少し登ってみた。すると先ほどと同じ特殊ボルトが打たれていた。O氏とY氏が初登したルートはこの辺りなのかな。一周するもヤブのためよく見えず、あまり偵察の役にはたたなかった。逆光で良い写真が撮れなかった。
車13:10-一本岩一周偵察-車13:45


一本岩に打たれていた特殊ボルト(いままで見たことないので手作りだと思う)


温泉でもあるのだろうか、一本岩の下を流れる沢水は白く濁っていた


逆光でよく撮れなかった一本岩


本日4本目は山急山。御堂山で思いのほか時間を食ったので遅くなってしまった。それに林道は途中に車止めがあって,予定の場所より下から歩き出す。西側のルートから頂上に立ち、下りは五輪岩を経て帰る予定だ。林道から山道に入ると古い道形があり、それを登る。やがて途中で道形も赤布も無くなった。所々に赤テープはある。完全に道を外したようだ。地図を見ると、このまま登り岩壁に突き当たったら、左にトラバースすればよいと考えた。しかし、足元が崩れ歩きにくいこと歩きにくいこと、バテてしまった。高度計では820m、五輪岩の高さと同じくらいだ。しかし樹林帯で何も見えない。老体にムチ打って今日は頑張った。時間も遅くなってきたし今日はこの辺でいいか、などと自分を諦めさせ下りることにした。どうせ下りるなら正しいルートを確認して下りたい。途中沢をトラバースして隣りの尾根を行く道形を見つけた。登るとき、どっちに行くか迷った所だ。良く見るとこの部分に目印が4つもあった。これを見逃すなんて、俺はなんと情けねえヤツなんだろう。少し登ると岩に古い目印があった。最近は殆ど歩かれている様子がない。林道に出て振り返ると、偵察目的だった五輪岩が夕日に輝いていた。
家に帰ってから調べてわかったことだが、最近は鉄塔の下から五輪岩経由頂上へ登られているようだった。自分の勉強不足でした。反省。
車14:30-登山道入口14:40-下山決定15:25-車16:15


いまから向かう山急山と五輪岩


何年前の目印だろうか、岩に書かれた道しるべ


後ろを振り返ると、山急山の頂上岩壁と五輪岩が夕日に輝いていた

今日の山行で、他の人と会うことは一度もなかった。暇人は俺くらいかな?非国民なのかも知れない。

                                              ガストンガニマタ

西上州・物語山

2011年10月15日 02時55分19秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
西上州・物語山

ポッカリと空いた休日。
そんなときはぶらりとひとり旅。
今回は西上州の物語山を訪ねます。



まず向かった先は、下仁田町のサンスポ-ツランド。
ここには大きなグラウンドにテニスコ-ト、カラフルな遊具が目を引きます。
よ-く考えてみれば、この谷あいの街には広いグラウンドというのが貴重な存在なのでしょう。
というわけで、ここが物語山の登山基地。
ここには「登山」というフィ-ルドもあるという、何とも雄大な公園ではないでしょうか。

サンスポ-ツランドはこちら


駐車場からサンスポ-ツランドに背を向け、林道へと進みます。
物語山へはココから2時間弱。
最初の1時間は緑豊かな森と傍らの渓流を愛でながらゆったりと林道歩き。
ときにナメ床と透明度の高い流れが美しいところ。

物語山はこちら




林道から登山道へと進みます。
一旦、林道から沢へと降りて、今度は杉林の急登を息を切らしていきます。
おやおや、もう一休みですか?
普段の運動不足を痛感するところです。


~物語山ものがたり~

「物語山」という何とも趣のある山の名前はどんな由来があるのでしょう。

いかにも何がしかの伝説が伝わっていそうな面白い山名。
まさしくその通りで、この山の頂上の北西側にある岩峰「メンベ岩」には戦国の悲劇が伝わる。

天正の頃、北条早雲の武将多目周防守長定が城主の「幽崖城」が本宿の隣の横間にあった。
天正18年、豊臣秀吉が北条早雲の小田原城を攻めるに当たり前田の北国勢は碓氷峠を越えて小田原に向かうため、坂本あたりに布陣。松井田城の攻略にかかった。
その一部は小幡の国峰城を、またその一部は西牧の諸砦に向かった。

横間幽崖城攻略に当たったのは松平康国。
多目長定も奮戦はしたものの、矢尽き刀折れ、城を後にしたが城主であるが故に追撃は烈しい。
山中に岩の突き立った岩壁のあるのに気付き、頂上めがけて逃げた。
藤蔓を頼りに岩上に上り、それを断ち切り敵が昇れないようにして身を隠した。



翌朝、目覚めてみると切立った岩の上で、主従とも下ることは出来ず、お互い腹を切って果てようと決めた。
過ぎし日のことなど主従の語りは尽きなかったが小田原城の方に向かって潔く腹を切った。

今でも多目主従の遺体、鎧、冑と刀は風雨に晒されてそのままこの岩上に残されていると言う。
この悲惨な物語を取って、この山、この岩を「物語り山」と呼んでいる。

(下仁田町史より略記)

また、この時に財宝を頂に埋めたという埋蔵伝説もあり、物語には事欠かない。
もっとも物語山自体はこの伝説というより、琵琶法師がこの山で行をしたところからきているのだとか。

~おしまい~



ひとしきり汗をかいたら、本峰と西峰のコル。
ここから本峰へは10分、西峰へは5分ほど。
林間から覗く西上州の山々が霞にかかり秋の空気を実感します。
11月には紅葉も見頃を迎えます。


~メンベ岩の言伝え~

戦国の悲劇を今に伝えるメンベ岩。
メンバ岩とも言われるこの岩峰は街道からは見事に四角く見える。
その様子を地元の人は、「麺を打つ板のようである=メンベ岩」と呼ぶ。



戦国の埋蔵伝説を聞きつけて、財宝を目当てにここを登る者は 必ず墜死の憂き目に遭うという言い伝え。
悲劇の怨念は今にも伝わる。

西峰からはこのメンベ岩がよく見える。
角度によってさまざまな形が面白いじゃないですか。



ここで、チョットひと仕事。
う-んなかなかのもんですなあ。



悲しい伝説はもとより、その名を聞く者に何かを感じさせる物語山。
それぞれの物語はどんなふうに締めくくられるのでしょうか?

~おまけの一本~


高立の一本岩を見学。
思わず「イッポン!」

西上州は楽しい。

sak

北アルプス 奥大日岳(黒部下ノ廊下 転進)

2011年10月13日 20時59分05秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2011.10/10(日)~11(月) 天気:快晴、晴れ

北アルプス 奥大日岳登山をしてきました。
メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:ヘルメット(使用せず)

今回の登山行程は、前夜発車で扇沢Pに0:00着し小宴会後仮眠をとり、
6:40-7:30扇沢=9:10室堂~9:50-10:15雷鳥沢キャンプ場~10:45-50稜線~12:30-13:00奥大日岳~14:15稜線~14:35雷鳥沢キャンプ場(泊)、
8:25-9:50雷鳥沢温泉、10:50雷鳥沢キャンプ場発~11:45=13:20扇沢Pの1泊2日です。

北アルプス黒部下ノ廊下を縦走すべく扇沢で、黒部ダムまでのトロリーバス片道キップを買おうとするが売ってくれない。
いったいどうゆうこと?と憤慨していると、地震による土砂崩れで通行止めで往復じゃないと売れないとのこと。
それなら内蔵助谷から池の平に向かうのでと交渉し、なんとか片道キップをゲットする。いきなり出ばなを挫かれた感じである
黒部ダムに到着しショートカット登山通路を行こうとすると、バスの係員がダムから降りる道も危険なので通してくれない
様子だけ見るだけと説得し通してもらうが、路肩などは地割れしているし命を掛けて行くところでもないので転進を検討する。
室堂まであがり雷鳥沢をベースにどこか行こうということになり2人とも登ってない奥大日岳を登ることにする。
ケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスと乗継ぎ室堂に到着する。ミクリガ池~地獄谷を通り雷鳥沢キャンプ場に到着する。

テントを張りただちに出発準備をする。くずれる心配のない天気なので空身でカメラと水筒のみを持って稜線に向かう。
先週降った雪は溶けているが残念ながら紅葉は終わっている。
立山は逆光でうまくカメラに収めることはできないが、稜線を進むにつれ劔岳が姿をあらわす。
何度見ても神々しい岩峰であり、一番好きな山は聞かれると劔岳が最初に頭に浮かぶ山である。
稜線の登山道はなだらかで歩きやすいく快適な尾根歩きが楽しめる。
早月尾根のスカイラインや日本海がはっきり見えるころに奥大日岳山頂に到着する。
360度のパノラマを楽しみ劔岳をたくさんカメラに収めのんびりする。
飽きない景色であるが時間もころあいなので名残惜しいが戻ることにする。
戻るとビールを買出し、いつもの“八海山”で大宴会が始まる。夕食は“ポトフ”と“たらこスパゲティ”で満腹になる。

朝目が覚めると立山には雲がかかっている。これでは写真も撮れないので二度寝すっかり明くるなるころに起き出す。
朝食はいつもの“ミルクティー”と“棒ラーメン餅入り+バナナ”です。
さて今日は何をするか相談するがN氏は寝るというので、わたしは温泉に行くことにする。
何度も来ているが室堂は通過するだけなので温泉に入ったことがないのである。
地獄谷の源泉掛け流しは底に泥がたまっており、これを肌に塗るとスベスベになる硫黄泉である。
良い湯なのでおもいのほか長湯してしまった。テント場にもどり立山を眺めているとN氏が起きて来たので下山することにする。
下ノ廊下に行けなかったのは残念であるが、たまにはこんなのんびりした山行もいいものである。




黒部ダムにて、後方には立山が見えます。下ノ廊下が通行止めなので室堂に向かう。




黒部平から見た立山連峰です。ナナカマドはちょうど色づいており、この標高が見頃であった。




室堂から地獄谷を通り雷鳥沢キャンプ場にむかう。ものすごい湯量だと感心する。




雷鳥沢キャンプ場にて今夜の宿設営完了です。今回はゴアテックスのテントなので結露もなく快適なはず。




称名川の源流を渡り登山道に向かう。はるか彼方に奥大日岳が見える。




一番高いのが奥大日岳のピークである。なだらかな稜線は歩きやすい。




チングルマの大群落が風にたなびいています。風情があって心が和みます。




右を仰ぎ見ると劔岳▲2,999mが見えます。だんだん見えてくる姿は壮観です。




眼下には立山高原にアルペンルートの道路が見えます。高原の形状がはっきり判ります。




奥大日岳▲2,605.9m山頂です。後方には日本海が見え、そして天気は最高でした。




早月尾根から劔岳~劔御前のスカイラインが美しいです。左奥には猫又山が見えました。




劔尾根を初登としたクライマーが我がクラブにいたと聞いたが、あんなとこ登るのは猿としか思えない。




別山乗越に向かって稜線を歩きます。今日は気温も高く気持ちいいハイキングができました。




立山連峰(大汝山)▲3,015mです。昼までは逆光で上手く写真撮れなかったが帰りは良く見えます。




雷鳥沢温泉です。おもいのほか良い湯なので、おためしあれ。

by Apple

徳本峠越え

2011年10月13日 20時00分33秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
徳本峠越え

徳本峠越えの歴史は、自分が山登りを始めた当時から知っていたし、興味があった。そして是非歩いてみたかった。しかし、この山行は歳をとってからでいいや、という考えでいたので今日まで延び延びになっていたわけだが、とうとうその歳がきてしまったという訳だ。
10月9日、晴。2日間、雨の心配はないという絶好の天気である。島々宿の奥の広場には何台か車があり、私達が最後の出発のようだ。我々の今日の予定は岩魚留小屋までなので急ぐ必要はないのである。メンバーはN君とガストンの2名。


徳本峠越え案内板


出発点の駐車場


昔は鳥や獣を捕って生活していたのだろう


なんと書いてあるかわかりません


台座の部分に、(これより←島々6,9KM→徳本峠9,8KM)とある

二俣までは林道歩き。二俣を右に行く林道はすぐにトンネルになっており、好奇心旺盛な私は、トンネルの先がどうなっているのか知りたくなって、ヘッドランプを点けて行ってみた。何があったかを知りたい人はガストンまで。
二俣にはトイレと発電所?があった。二俣からは山道になり、苔むした石垣や歴史を知らせる案内板が、古き良き時代を偲ばせる。先の集中豪雨と台風の影響か、所々崩れていたがきちんと修繕されていた。


修繕された歩道


二俣と岩魚留小屋の中間点のベンチ


橋の先が岩魚留小屋


営業していない岩魚留小屋


知る人ぞ知る少し有名な桂の大木の下にテントを張る

岩魚留小屋には昼頃に着いた。
知る人ぞ知る桂の大木の下でテントを張る。あとはすることなく各々好きなことをして過ごし、明るいうちに宴会突入と相成り6時には寝てしまった。

10月10日、晴。晴の特異日だけあってお天気最高。6時出発の予定が5時半頃には準備が終わってしまい、明るくなるのを少し待つ、道の傾斜は少しずつきつくなってきた。


徳本峠まであと2、8キロ

単独の人と14人の中高年パーティと男女二人パーティとすれ違う。嘉門次もウェストンも飲んだと言われる力水で休憩。ガストンも飲んだが、不思議なことに力がモリモリ湧いてきたのである。


力水をいただくガストン

つづら折りの道を1時間弱で徳本峠に着く。ガストンは、徳本峠は3回目だが、小屋が新しくなって見違えるようだ。しかし、古い小屋もそのまま残っており、倉庫として使っているようだった。徳本峠始めてのN君の記念写真を撮る。


手前が古い小屋、その奥が新しい小屋


記念撮影のN君


素晴らしい穂高の眺め

ウェストンが感激して涙を流したと伝えられる穂高連峰の眺めも素晴らしい。峠は風があり少々寒いので、早々に下山開始。明神に至る道もだいぶ崩れていた。上高地~徳沢街道に出ると途端に人通りが多くなる。


徳沢街道?とのT字路


明神岳が素晴らしい


初めての河童橋で、記念撮影のN君

右を見ても左を見ても山ガールと山ボーイでいっぱいだ。いままで何十回と見てきた明神岳がヤケに素晴らしく見えた。来年の山行計画の参考にしよう。先々週、K君が御馳走してくれたソフトクリームを思い出しながら、上高地バスターミナルに急いだ。

10月9日
駐車場7:30-二俣9:15~9:25-岩魚留小屋11:55
10月10日
岩魚留小屋5:50-徳本峠8:20~8:35-明神10:05-上高地バスターミナル11:05~11:40=バスにて島々宿12:35-駐車場12:45
                                            
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会越・室谷川、駒倉沢-倉谷沢下降

2011年10月06日 00時29分04秒 | 山行速報(沢)
会越・室谷川、駒倉沢-倉谷沢下降


山や沢、岩をやってると「積年の宿題」ってのがある。
その数たるや「これはもう、たぶん一生のうちでは登り切れんだろうなあ」と遠い目をしてしまうほど。
そうして「行きたい山リスト」の中から、次はどこに行こうかなあと考えるのである。

でも、でもね・・・。
結局のところ、そんな山々を差し置いて、急に行ことになる山がこれまた多い。(笑)
そう、それがこの沢旅の序章。

本来は行きたい山リストの湯檜曽川本谷に行く予定だった。
しかし、前々日になって、体調が優れず一日寝込む。
前日に回復はしたものの、泊付の山は荷が重く養生することとした。

が、

体調が戻ると、折角の連休なのだからせめて日帰りでも、と欲が出てくるのは山人としては至って健全・健康な証し?
しからば、数ある「積年の宿題」からといいたいところであったが、数日前に出逢った記録を思い出す。

「掘り出し物の沢」という触れ込みに目が留まった。
すてきなゴルジュとスラブが美しかった。
※トマの風の記録

簡素な記録に、ほかも探してみたけど、遡行図など見当たらない。
ここでsakの琴線に触れましたよ。「ココだ!」とね。

前夜、小久蔵沢近くまで。
少し寝坊し6:15出発。



大久蔵沢出合手前の巨大堰堤から入渓。
平凡な室谷川を詰めていく。流れはまるで入浴剤を入れたかのようにくすんでいる。
最初に左岸から入る流れが駒倉沢。出合すぐにゴルジュ状の様相を呈しているので明瞭。
とはいえ、最初のそれは特に問題なく、しばらくはなんてことはない。



駒倉沢の真価は、美しい造形のナメゴルジュから。
さあ、覚悟はいい?
何が出てくるかはお楽しみだよ。



やわらかな曲線で抉られたナメのゴルジュが美しい。
摺り足で進むが、早々に足が着かなくなって、泳ぐ。

流れはゆったりなので、ゆったりと行く。
出口の滑らかなトイ状滝に上がる。
最後は、薮をつかんで左岸を行く。



一旦平凡となるものの、左から入る垂直8m滝を見てから、両岸は切り立ってくる。
そして狭谷に出てくる滝と淵。

岩盤を滑らかに削られたナメが多く、釜や淵は意外と深い。
とっぷりと胸まで浸かることも。
しかし、流れは強くない。冷たさは苦痛ほどではなく、沢登をやっているなという実感、~つまりは隔世した空間と時間~が心地いい。



稜線とスラブが遠望できるようになると、沢は開ける。
開けてからはスラブ状の滝が続く。
一見すると、「エ-ッ!あれ登るの?」と慄くが、慎重さを持ってすれば、そのほとんど(1箇所だけ小さい巻き)が登れる。



正面に大きなスラブを見る三俣(2:1:3)は右へ。
いくつかの滝をこなすと、40mほどのスラブ滝に出る。
ここは水流右、薮とのコンタクトラインを行く。



このスラブ上からは駒倉沢が一望できる。
気分よく大休止。



これで大体終わりだろう・・・。と思ったのは大間違いで源頭の様相の中、ナメ床トイ状が続く。
しかも釜は意外と深い。両足ツッパリや手足ツッパリなど体全体を使って越える。



二俣は右。その奥の二股も右。
結局、ロ-プは出さず。
初心者はともかく、沢慣れた人ならば岩、薮、草を駆使して登れるだろう。

そしてとうとう水が枯れ、沢形を詰めると、駒形山と倉谷山の間、1005峰の肩に出る。
尾根を跨いで反対側へと下降すると、いくつかの沢を合わせ、しばらくで倉谷沢へと合流する。

倉谷沢は水量も多く、水のきらめきが美しい。
時に見るエメラルド色の岩や白い柱状節理がこれまた美しい。
泳ぎ、胸までは当たり前。盛夏ならば、奨んで流れに身を任せることになろう。



一カ所、直瀑(15m)での巻き(右岸)に注意が必要。
両岸とも険しい岩壁になっており、中途半端に巻き下ると岩壁中のバンドに出る。
バンドの端に懸垂跡(灌木にスリング)あり。20mの懸垂下降。
本来は右岸を巻きあがり、小尾根を乗越し隣の支沢へと下るのが安全かと思う。

下れば下るほど平凡さを増してはいくものの、流れの透明度はくすまない。
この平凡さが平穏な時の流れのように、実にいい。

行く先に堰堤が出てくる。
1つ目は巻き下るが、2つ目は両岸切り立っていて面倒そう。
左岸の林道へと這い上がりあとは駐車場所まで林道歩き。

室谷川・駒倉沢
遡行図もGPSも持たず、1/25000地形図だけの沢旅はいかがでしょう?
会越、室谷という地味さに好意を持つなら、なおさら。

時に理由もなく、直感という選択肢もいい。

sak

二口山塊・石橋(しゃっきょう)巡り(後編)

2011年10月05日 06時35分11秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
二口山塊・石橋(しゃっきょう)巡り(後編)

4、谷山石橋
9月19日、早朝3時半に目が覚めてしまう。まあ昨日19時頃には寝てしまったのだからしかたあるまい。準備を済ませてもまだ暗いので、横になりウトウトしていると、急に天井を叩く雨音で目が覚めた。雨だー、天気予報当たったなー。少したつと雨も小降りになったのでオボコンベ登山口まで行く。雨はさらに強くなる一方で止む気配もないので、オボコンベはあきらめ谷山に行くとこにした。
しかし、村田ダムに行く道は通行止め。しかたなくダム下流から入る道に回ってみるが、これも通行止め。雨の中、ここから歩くのは大変なので行けるところまで、と入ってみたら野外活動センターの近くまで入れてしまった。
カッパを着て歩きだす。林道を歩くのだが地震の影響で、地割れというのか断層というのか分からないが、とても車が通れる状態ではなかった。


車を止めた地点の谷山石橋への道標


地割れというのか断層というのか  段差は60~70㎝くらいある

石橋入口が分からなくて通り過ぎてしまい少し戻る。すると道標が壊れた杭だけが残っており、近くに篠竹に覆われた踏跡らしきものがあり、そこから入ってみると石橋はすぐそこだった。


この壊れた杭が道標だとはすぐに気が付かなかった

谷山石橋は石橋というより土橋に近い。棒で突いてみたがとても石とは言えない。土だ。先般の地震でよく崩れなかったものだ。


谷山石橋(石というより土に近い)

写真を撮り方向を変えて見学して、すぐに車に戻る。今日は天気の回復は見込めないので、これにて家に帰ることにした。

車7:30-谷山石橋8:00-車8:20


5、沢ルートからオボコンベ山マンモス岩(天狗石橋)
10月2日、この山だけに、わざわざ仙台まで誰も付き合ってくれる人はいないだろうと思っていたが、東京のN氏が付きあってくれた。
昨夜は例の所で宴会をして充分に寝たので良い気分で目が覚めた。天気も快晴。早速登山口に向かう。登山口で準備をしているとN氏の靴にヒルを発見。いそいで山ヒルファイターと塩を靴に擦り込む。


オボコンベ山登山口


沢沿いに登って行く

本砂金川枝沢ルートには赤布がたくさんあり、一ヶ所だけ注意すれば迷うことはないだろう。


かわいらしい小さな道標(20㎝くらいかな)


木に食い込んでしまった古い赤布(木がかわいそうなので外そうとしたが取れなかった)

最後の急登が終わるとマンモス岩に着く。ロープが無くても登れそうなので登ってみた。高度感もあり気持良いが、懸垂支点も作ってある通り、下りのことを考えると登らない方が賢明である。


マンモス岩の上から(下にいるのはN氏)


マンモス岩の上から見たオボコンベ山頂上

反対側に行くとマンモス岩の名前の由来がわかる。マンモスの鼻の下に穴があいており、これが天狗石橋であった。


マンモス岩の天狗石橋


ここから見ると、たしかにマンモスに見えるかな?

正直自分の感想として、いままで見てきた石橋と比べると石橋とは言えない。妙義辺りには、いくつもある石門と同じである。その隣の尖ったピークがオボコンベ山頂上であった。標高595mらしい。


オボコンベ山頂上


国土地理院のものではない(地籍図根三角点川崎町と書いてある)

私は地図に載っている589mが頂上だと思っていた。なので、北稜とは473mを行く尾根だと思っていた。実際の頂上は589m地点より少し西で、北稜とは、今登ってきた沢の右岸尾根のことをいうのだ。帰りはこの北稜を下る。下り出しはかなり急で、ロープや鎖がべた張りである。低い山のわりには面白く、人気のあるのが理解できる。


頂上からの下りだしは急で、ロープと鎖が続く

しかし、今日登ったのは私達だけだった。北稜は、下のほうに来ると赤布も少なくなり、わかりにくいところもあった。登山口に着いて足元を点検するが、ヒル対策がよかったのか、ヒルはまったく付いていなかった。

登山口7:15-マンモス岩8:30-オボコンベ頂上8:45~9:10-登山口10:25

北石橋、南石橋、ムジナ森石橋の3石橋は、アーチ形をした立派な物だったが、それに比べると、天狗石橋、谷山石橋は、見劣りがした。私の率直な感想です。
                                      二口山塊付近の5石橋巡り(完結)
                                               ガストンガニマタ

雲上の鹿島槍ヶ岳

2011年10月04日 17時22分24秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
鹿島槍ヶ岳
メンバー:Nak、Har
コース:
扇沢ー種池ー爺が岳ー冷池ー鹿島槍ヶ岳(南峰ー北峰)ー冷池ー種池ー扇沢
直前の天気予報はいまひとつであったが、だめもとで前夜出発。途中のSAであまりの眠さに一時間ほど仮眠などしながら、深夜の扇沢、満車寸前の駐車場に到着。雨音が車の天井をたたく音を聞きながら、仮眠。

朝、カッパを来て出発。蒸し暑くてつらかった。3時間ほどで種池、爺が岳を空身で往復したが、霧雨と風であった。午前中から小屋に入る。
翌日は、予想が外れて、朝焼けの雲海となる。ルンルンで爺が岳を越え、冷池山荘着。黒部の谷をはさんで向かい側にずっと剣立派にが見える。
余分な荷物をおいて、鹿島槍ピストン。せっかくなので北峰も行ってみた。





いつか、鹿島槍の南西面にスキーを走らせて、剣を遠くに見ながらの滑降を楽しんでみたいなあ、などと思いながら、冷池山荘にもどる。

3日目、赤岩尾根を下山してみたかったが、タクシーを呼んで扇沢までもどると7500円はかかると知り、往路を下山する。


赤岩尾根、名前通り、赤っぽい裸岩が見える。手前の西沢、稜線直下は急ですね。
種池から扇沢の谷への斜面も滑降できそうに思ったが、どうなのだろうか。


二口山塊・石橋(しゃっきょう)巡り(中編)

2011年10月04日 05時55分39秒 | 山行速報(沢)
二口山塊・石橋(しゃっきょう)巡り(中編)

3、鳴虫沢から南石橋
9月18日、このところ毎日だが天気が不安定で、午前中はなんとか降らないような予報なので、昨日と同じく早立ちする。姉滝入口に駐車して、昨日偵察しておいた所まで林道を歩き、鳴虫沢に入渓する。おじさんがいたので、釣りか、と聞いたら違うとのこと。鳴虫沢を登るのだという。じゃあ俺と同じだ、お先に、と言葉を交わし登りだす。
単独のときはいつもそうだが、登れる滝は登り、どうしようかな、と迷った滝は巻く。シシ滝はどうみても直登できるが左岸を巻くことにした。


シシ滝

シシ滝上で、さっきのおじさんが登ってくるのを少し待ったがまったく姿を現わさなかった。
石橋を見落とさないよう右側を注意して登っていく。やがて石橋が見えた。すぐ分かるので見落とすことはない、との報告も目にするが、時間にして30秒間くらい足元だけを見ながら遡行していると見逃してしまう恐れはあるだろう。
アーチ形の奇麗な石橋である。すぐ下まで行ってみると、北石橋と同じように下はナメ滝になっている。登れるが下りるのにロープがないと恐いように感じたので、ロープは持っていたが面倒なので登るのは諦める。


南石橋


南石橋(真下から)

少し進むと垂直の滝が現れ、これを単独で登るのは悪そうなので、左岸を巻くが、雪国特有の草付きで、ちと悪かった。
後はルンゼ状を詰めていく。一か所3mくらいの垂直の滝が、登るも巻くも悪く、ここが今日一番悪い登攀であった。どんづまりの壁付近まで登り、左にトラバースすると三神林道に出た。


三神林道に出たところにあった道標


途中で見かけた綺麗なタマゴタケ

三神林道は名ばかりで、ヤブに覆われ道が見えない状態だ。尾根に沿って忠実に道が付けられており、非常に急な所もあった。家形山あたりからは道も良くなり歩きやすくなったが、それでも急であった。姉滝で小休止。今日は天気予報と違い、日差しもあり良い天気だった。
今朝のおじさんの車はすでに無く、どうしちゃったのかな。登らなかったのだと思う。

姉滝5:20-シシ滝6:10-南石橋7:05三神林道9:30~9:45-家形山10:20-姉滝12:00

明日のオボコンベ山と谷山に移動するため、仙台まで買い出しに行き、オボコンベ登山口に行く。登山口近くに良いビバーク地はなく、国道に戻ってしばらく探し、とても良い所を見つけ、一人宴会を催した。天気予報では明日は午前から雨だが、青空も見え、このぶんなら登れそうだ。
                                               後編につづく
                                               ガストンガニマタ

南アルプス 塩見岳

2011年10月03日 11時50分47秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2011.09/23(金)~24(土) 天気:曇り→晴れ、快晴

南アルプス 塩見岳登山をしてきました。
メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)

今回の登山行程は、前夜発車で鳥倉林道ゲートPに5:00着後仮眠をとり、
9:15発~9:55-10:00鳥倉登山口~11:10-15豊口山コル~12:45-50豊口山分岐~12:15三伏峠小屋(泊)、
3:40発~5:00-10本谷山~7:10-20塩見小屋~8:40-9:25塩見岳(西峰/東峰)~10:45塩見小屋~12:30-40本谷山~14:00-30三伏峠小屋~14:45豊口山分岐~15:45豊口山コル~16:20鳥倉登山口~16:50鳥倉林道ゲートの1泊2日です。

南アルプスで最後の百名山になる塩見岳をめざして鳥倉林道を歩き出す。
空気はからっと乾いており山はすつかり秋である。しらばく歩くと舗装路が終わり鳥倉登山口が左手に見える。
下草も刈られよく整備された唐松林の間を登る。適度の間伐された樹木の幹の鹿害防止のナイロンが不思議な空間をかもしだしている。
豊口山のコルを過ぎるとミズナラの原生林になるが、根元にはフカフカの苔が一面の敷き詰められている。
この高さはちょうど雲が沸き出す高さでとても湿気が多いのだろう。このあたりは空気が違う感じがする。
何本かのルンゼをトラバースする場所は木道がかかっており足場はしっかりしているが落石には注意が必要だ。
尾根になり急登をジグザクにのぼりきると三伏峠小屋に到着する。




鳥倉林道終点のゲートです。綺麗なトイレと登山ポストがあり車は30台程度止めれる駐車スペースがあります。




鳥倉登山口です。道はよく整備されており大変登りやすいです。登りの斜度もきつくなくいい感じです。




唐松林を見上げる。適度に間伐され下草も刈られていて、気持ちのいい空間ができてます。




水場です。わき水でもなさそうなのですが、冷たくて美味いです。山小屋では飲料水は買うことになるので、ここで汲んで行くのも手です。




今晩の宿三伏峠小屋に到着です。改修したばかりなのか綺麗でした。受付のあんちゃんは愛想悪いのですが、とーちゃんは愛想いいです。




夕食はカレーです。北アルプスの山小屋にくらべると質素ですが果物やお惣菜がついて、まずまずの食事です。



山小屋で一番に起床して忍者のように荷物を持って小屋を出る。小屋前のベンチでお湯を沸かし朝食をとり準備する。
いよいよ塩見岳アタックに出発です。今日は約13時間歩行なのでペース配分に注意しないといけない。
ヘッデンを点けて普段よりかなりゆっくりと歩き、まめに呼吸を整えながら登る。
三伏山も本谷山もはっきりしたピークと道標があり安心して歩ける。
樹林帯に下るトラバース道になるころに明るくなる。大きく下るのかと思っていたが、それほどくだらないのでほっとする。
水は2.5L持ってきたが、ところどころに細い沢があり水は確保できそうである。
樹林帯を登ると塩見新道分岐に出合い眺望が開ける。そこからまもなく歩くと塩見小屋である。

天狗岩のガラ場南側を巻いてコルに下ると雷鳥の親子と出会いしばし写真タイムとなる。
そして最後の西峰の岩稜を登るが特に危ないところは無い。ここを登りきると塩見岳(西峰)山頂である。
山頂は雲一つない快晴で360度のパノラマであり至福の時間のはじまりである。
しばし写真撮影タイムをとり最高峰の東峰に行くが5分もあれば行ける。
展望はこちらの方が良い。山頂が狭いのでゆずりあいながら写真を撮る。
しかしいつもながら肉眼でみないとこの景色のすごさはわからないのである。
たっぷりと展望をたのしんだら西峰に戻って昼食をとる。崩れる心配のない天気なのでのんびり過ごすことができた。

これから長い戻りの行程がはじまるが不安は無い。夜で景色がわからなかった尾根道を写真をとりながらのんびり歩く。
ところどころのピークや林の隙間から見える塩見岳は立派な山である。
三伏峠小屋に戻るとさすがに眠くなり昼寝をしてしまうが、これは最高に気持ちよかった。癖になりそうである。
あんまりのんびりすると暗くなってしまうので、名残惜しいが下山することにする。
登りの唐松林・苔むしたミズナラ・気持ちのいい尾根道・すばらしい塩見岳と南アルプスの展望とすべてが良!グッドであった。




早朝2:40起床し、カップラーメンとビスケットで朝食をとり3:40に出発です。おそらく気温は0度近いと思います。




三伏峠小屋幕営場の脇をすぎると塩見岳と荒川岳への分岐を左へ向かう。真っ暗な登山道を歩きますが、意外と夜道は好きなのである。




本谷山▲2,657.9mにて東の空が白み始めました。塩見岳のシルエットが美しい。残念ながらご来光は塩見岳の陰で見ることはできないもよう。




塩見岳をバックにいよいよ山頂も目前です。逆光で山頂が良くみえないのが残念です。




伊那谷と遠くに北アルプスを望む。やはり良い天気の縦走は楽しいです。




雷鳥の親子が草をはんでいますが、ここまで無警戒で大丈夫なの?人慣れしてしまってまったく気にしないようです。




塩見岳(西峰)▲3,046.9mです。三角点はここにあります。すぐそこが東峰で遠くに富士山も見えます。




塩見岳(東峰)▲3,052mです。最高峰はこちらになります。眺望もこちらがいいのですが山頂は狭いです。




山頂より間ノ岳▲3,189m方面を望む。こんなにお天気がいいのに仙塩尾根に向かえないのは残念です。いずれ歩いてみたいです。




山頂より蝙蝠岳▲2,864.7m方面を望む。仙塩尾根を縦走して向こうに下山してみたいと思わせる尾根道です。




山頂より悪沢岳▲3,141m方面を望む。深い谷が語源なのか?手前に見える山は無名峰のようです。




北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈岳の山々が一望できます。空の青さがすばらしいです。




塩見小屋と塩見岳バットレスです。とても小さい山小屋で泊まるにはかなり前から予約が必要です。




本谷山より塩見岳を遠望する。ここの谷は本当に雲が湧きやすいようです。あの苔むした中腹がなぜあるのか判った気がしました。




三伏峠小屋まで戻ってきました。ここでの昼寝が気持ちよかった。長い行程もあと少しです。あとは一気に下山します。

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