acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

月山6月滑り納め

2011年06月09日 20時35分50秒 | 山行速報(山スキ-)

どうしてももう一度スキーを履きたくて、遠路月山を目指しました。天気はやや不安定だけど、なんとか持ってほしいものである。早朝のスキー場を久々にシール登行、青空をバックにした久々の雪山やはり気持ちのいいものである。よくしまったざらめの雪面はスプーンカット気味でクレバスも多い。姥沢リフト降り場付近から眺めると、残念ながら雪は山頂までつながっておらず、1800m付近までのもよう。

姥沢岳の東南斜面を延々にトラバースしていくと、いくつかの山ひだを越えて行かねばならなかった。リフト降り場付近から、滑降して谷底に降りてから谷芯をスキーで直登したほうがよかった。1800m付近に到着すると風がやや強い。しばらく休憩して雲の流れを観察する。ときどき、朝日連峰が黒い雲に見えなくなるときがある。スキーを背負って山頂まで行き大雪城の大斜面を滑ってみたいとも思ったが、ちょっと弱気になった。視界のあるうちに下ることにしよう。  スキーの下りはあっという間だけど、スプーンカットの雪面は足に堪える。天気がまた持ち直してきたので、、月山の西側斜面でだいぶ上までつながっていそうな、ひとつ南側にある支谷を再度登る。谷の左岸側はクレバスやシュルントが多く、右岸側を主に登る。シュルントとクレバスの間が10mぐらいの幅しかないところも一部ある。

スキーアイゼンを着けて、急なところは斜登行も交えて登る。もう少しで雪がきれるというところで、ガスが時折かかるようになってきて、早々と退散を決める。ゆっくりと下ったが、やはり下りはあっという間である。スキー場との間の谷底までくだり、スキーを手にもって少し台地状まで登る。スキー場にもどるのは面倒なので、スキー場の東側の片斜面を延々にトラバース。上から雪庇崩れの雪塊が落ちてきそうなところは注意した。最後にブナ林の笹やぶを少し漕いで姥沢小屋に戻った。雪上に萌えるブナの淡い緑を見て春の実感が湧いてきた。

青線:登り、赤線:滑降

行動タイム記録ダイジェスト 5:24 姥沢駐車場発 6:33リフト降り場付近1510m 7:11ー1600m 7:55ー1800m最高到達点 8:23滑降開始 8:39ー1470m 滑降終了ー登行再開 9;43ー1770m最高到達点 9:55 滑降開始 10:04ー1470m 谷底からつぼ足登行 10;20 やや急な斜面の長い斜滑降 10:27ー1230mスキー終了 10:41姥沢小屋10:55 駐車前に到着。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。