acc-j茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

子持山

2016年03月28日 08時18分03秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2016/3/27(日) 天気:曇り→晴れ

メンバー:szt(単独)

金曜日はジム,土曜日は古賀志でクライミングをしたのでこの日はフツーに山の中を歩きたかった.前々から一度歩いてみたかった子持山に向かった.

7号橋の駐車場を7:00に出発.屏風岩を過ぎて谷伝いに一般道をあがる.

思っていたよりも雪が多くスギ林の中はこんな感じだった.

途中で獅子岩の取り付きまで寄ってみる.4月の半ばにここを登る予定なので,アプローチの確認も兼ねて.さすがに朝早いからまだ誰もいない.今日は果たしてどれくらいの人が来るのかな?

登山道に戻って頂上を目指す.

登山道から見た獅子岩はこんな感じ.う~ん立ってるね~

で獅子岩に到着.

鉄梯子を登り上へ行くと,

残念ながら子持山の頂上はガスの中.

渋川方面の展望も今一つ.

すぐに登山道に戻って頂上を目指してゆく.ここから先は初めての道.

前日雨でも降ったのか,霜がびっしりついている.蜘蛛の巣にもこの通り.

子持神社から続く尾根道にぶつかる.頂上はもうすぐだ.

雪はところどころ残っていて,気を付けたほうが良さそうなところも何ヵ所かあった.

岩が見える先が頂上で,

木の芽もさすがに寒そうだ.

9時前に頂上に到着.渋川方面は相変わらずよく見えないし,谷川岳方面の展望も全然だめだった.

獅子岩からの尾根伝いの道のりが見えて気持ちがいい.

新緑のころは綺麗だろうな~などと思いながら寒いこともあり下へ向かう.

大タルミへ下りる途中,フィックスがあり滑りそうなところが何ヵ所かあった.

こちらから見る獅子岩は初めてだ.

なんか顔みたい.

ここから5号橋へ向かう.

5号橋しか行けないものと思っていたけど駐車場まで行けそうな感じで,

わかりづらいかもしれないが,ピンクリボンが丁寧についているので迷うことはなさそう.

途中屏風岩が見えたりして,

舗装道路まで降りられた.

で10:30には登山口に到着した.

時間もまだまだ余裕があるので,今度は屏風岩から尾根道伝いに獅子岩の取り付きまで行くことに.

屏風岩のてっぺんまでは微妙に道が悪いもののリボンがあり道自体はわかりやすい.てっぺんはなんか独特の景色だ.

石碑越しの獅子岩.

伝わらないと思いますが,なかなかの高度感なんです.落ちたらまあ助からないでしょう.

慎重に踏み跡まで戻り,尾根の踏み跡を進んでいくことに.ここからは尾根はやせてはいるものの歩きづらいとまでは感じない.

もう一度上がってくると,一組取り付いていた.登っているときはあんな風に見えるのか~と思いながら谷筋を降りて今日はここまで.

尾根道の方が広葉樹が多く道が明るい印象だ.ぜひ新緑の季節に来てみたいと思った.時期的には5月上旬かな?子持神社に車を置いて登ってくるのもおもしろいかも.案内板もしっかりあるし迷うことはなさそうだ.

でもその前に獅子岩登れるよう,いい天気になりますように!

szt


五竜岳

2016年03月25日 08時24分03秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2016/3/22-23 天気:晴れ→曇り/雪

メンバー:szt(単独)

五竜に行ってきた.

初日の天気はご覧の通り晴れ.朝一番にゴンドラに乗りアルプス平までやってくる.スキー,スノーボードの人たちも楽しそう.

登山の格好をした人は私以外に3人いた.

地蔵ノ頭よりこれから向かう五竜がよく見える.

地蔵ノ頭には案内板があって火打,妙高がはっきりとわかった.8:50五竜に向けて歩き出す.

一ノ背髪,二ノ背髪を順調に通過.途中追い抜いた地元のおじさんの話では雪はとても少ないそう.今日中に五竜の頂上まで行けるのでは?ということだった.

しばらく歩いていくうちに,鹿島槍が見え始め,

遠見尾根を見渡しながら五竜が望めるようになる.

遠見尾根からは鹿島槍北壁が大迫力で見渡せる.確かに壁がそびえたっていてとてもかっこいい.それにしても写真ではこの迫力が伝えられない.仕方ないか.

中遠見を10:11に通過し,11時過ぎには西遠見山直下まで来てしまう.

雪はとても少なく,連休明けのためだろうトレースもあってコースがわかりやすい.予定ではここらへんにテントをたてて翌日に五竜に向かう予定だったが,天気予報ではこれから先が下り坂.

今までの越後駒,北岳の時の雪の状態や景色の距離感を基に,ここから頂上まで行って戻ってこられると思い,急遽五竜の頂上へ向かうことにする.

ここに戻る時間までは読めなかったので,風も少なそうでブロックも積んであるところにテントを設営する.

11:55幕営地から五竜に向けて出発する.

明るいうちにテントに戻ってこられるといいなと思っていたのだが・・・・

 

12:03西遠見山を通過.鹿島槍北壁も角度が変わって少し違う印象だ.目的地の五竜頂上も迫ってきた.白岳の斜面は直登するところは雪崩は大丈夫そうな気がする.

12:41白岳の稜線にでる.去年行った唐松岳,唐松山荘がよく見える.

ここからは予想通り風が強い.

12:55五竜山荘に到着.ここで念のためダウンジャケットも着込んでいよいよ頂上へ向かっていく.

風はとても強いがトレースがあり不安はあまりない.アイゼンもばっちり効くし,クラストしているので雪に足を取られることもほとんどない.黒部側をトラバースするうちに所々急な場所はあるがそれほど怖さは感じなかった.

頂上に近づくにつれ雪壁は立ってくる.雪壁越しに鹿島槍が見えたので参考までに.

頂上直下の登りの前に鹿島槍が綺麗だったのでまた一枚.ここから見ると北壁の角度がわかってきてこれまたかっこいい.こんな景色を眺めていると,チャンスがあれば北壁に挑戦してみたくなる.

でこちらが頂上までの道のり.

振り返るとこんな感じ.急ではあるが怖さは感じない.だからと言って落ちたら大変.冷静に頂上を目指していき,,,

14:01山頂に到着した.15時頃までにたどり着ければいいなと思っていたが予想より1時間早かった.

頂上の雪庇はこんな感じ.きっと今年は雪が少ないのだろう.そうでなければ初日のこの時間にここまで来られないはずだ.

剱,立山,薬師?がよく見える.

それぞれアップで撮ってみた.

鹿島槍はもちろんのこと,槍もみえる.方向的には北鎌越しの槍なのか?

去年行った唐松岳だ.あの時もこんな感じで眺めは良かったっけ.でも今日の方が風は強くて雪が少ないか.

軽く栄養補給,水分補給をして下り始める.そういえば今日はあんまりお腹が空かない.北岳の時とは比べ物にならないくらいパワーを使っていない気がする.

この尾根登ってきたんだな~

まずは五竜山荘を目指して冷静に降りて行こう.

15:01五竜山荘に到着.途中クライムダウンを交えたり,ダブルアックスでトラバースしたりと冷静に楽しみながら下ってきた.吹き上げてくる風が強く,下りだというのにそれほどスピードは出せなかった.小屋の陰に隠れるだけで体感気温がまるで違う.

白岳の頂上付近には15:17.

白岳の稜線を超えるともう風はほとんどなく,時折強い風が吹き付けるだけになる.

明るいうちにテントに着けそうだ.と思いながら下っていく.しかし,,,

戻ってみるとテントがない.

テントの固定が甘かったらしく,テントは跡形もない.中に食糧,シュラフ,ストーブ類を入れていたがそれらも全くない...

慌てて頂上アタックを決めたため,がっちりペグで固定しなかったのがいけなかったみたい.風はそんなに強いところじゃないと思ったんだけど・・・

この時点で15:45.この天気からすると,暗くなる前にはアルプス平にたどり着くことはできるが・・・

前夜の天気予報で崩れるのは翌日の昼頃からとのことだったので,ビバークすることにした.

ところが,ラジオの夕方の天気予報では0時以降に崩れ始めると・・・

予報通り雪が舞い始め寒い一夜を過ごすことになった.

翌日は5時過ぎにビバーク地をあとにする.

昨晩の天気予報通り視界はとても悪かった.GPS持っていたからいいけど,持ってなければとても降りられるような天気ではなかった.

写真は中遠見の辺りで6:16.

五竜の方向を見るが全く見えない.

歩いていて思ったのは,視界がきかないと地蔵ノ頭へ向かうところが非常にわかりづらかった.

何とかアルプス平駅にたどり着く.始発のゴンドラで車まで戻り無事下山することができた.

スキー場のゲレンデはGPSなしでは歩くことはできなかった.本当にGPS様々であった.

でもそれ以上に初歩的なミスをしないようにしなければ.天気が日程の後半で崩れることがわかっていたから焦りを生んだのだろう.振り返ると下山のための地形確認もおろそかにしていたと思う.

課題の多い山行であった.そして失った装備を取り戻すための出費も多そうだ・・・

szt

 


筑波山の風景<25> 笑木

2016年03月17日 08時05分36秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・25>

笑木


笑いには吸引力がある。

楽しい人、楽しいこと。
嬉しいこと。

笑う門には福来たる。


樹木に感情があるとするならどうだろう。

嬉しい時、楽しい時。
悲しい時、怒れる時。

悲しくも、表現する術がない。

 

偶発的に出逢えた風景に、
感情表現と受け取るのは人の驕りかもしれないけど。

嬉しくなってしまいます。

sak


八ヶ岳 南沢大滝,小滝

2016年03月14日 09時46分15秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2016/3/12(土) 天気:曇り時々晴れ

メンバー:szt,他1名

今シーズンおそらく最後?のアイスクライミング.お相手はいつものようにY野さん.

今回はリードの練習をするべく,今年2回目の南沢大滝をまずは目指す.

前日の夜に美濃戸口で泊まり,7:00前には美濃戸を出発.

1月に比べると雪景色!!木の葉っぱにも雪が乗っているところを見ると,3~4日前には雪が降ったみたい.

8:00前に大滝に到着.今回は一番乗り.

で,早速登り始める.

はじめはピッチを区切って登る練習.

少しずつ人が増えてくる.

トップロープをセットして何本か登り,左脇の灌木にある支点まで短いながらリードの練習をする.前回の唐沢の滝よりも立っているところをリードで抜けられた.ちょっと嬉しい.

そんなことをしているとだいぶ人の数も増えてきた.場所を変えることにする.

摩利支天大滝を見てみたいということで向かってみるものの,私は地図を忘れお互いの調査不足もあってどうやら違う沢に入ってしまった様子.

トレースはなく,膝くらいまである雪の中をあがる.これはこれで結構楽しい.

途中で荷物をデポして,私が上部を偵察.Y野さんがアバラコフをつくり下降の準備をすることに.

上部は5~7mくらいの小さな滝が連続しているが,大きな滝はなさそうということで南沢小滝を登ることにする.

14時頃に小滝に来てみると,午前中に比べて人は少なく氷の状態もまずまず.

何本かトップロープで登った後,比較的寝ているところをリードで登らせてもらう.

グローブが厚くロープ,スクリューの操作にやや手間取って課題はあったが無事登り切ることができた.ようやくこんな写真を撮ることができた.

独特の恐怖感はあったがこれをしないと課題が見えてこない.アイスクライミングでゆっくりではあるがステップアップしている実感を得ることができ満足満足.

リードで登ったあと私はトップロープで1本登って今シーズンは終了.Y野さんは3本連続で登って17時過ぎまで登る.

夕焼けを眺めながら美濃戸へ向かう.だいぶ陽も長くなったな~.

暗くなり始めた18時頃に無事美濃戸の駐車場に到着し,家路についたのでした.

szt


ロープワーク救助訓練

2016年03月13日 20時32分41秒 | 会員日記

2016.3/13(日) 曇り

メンバー:講師、3グループ×4名

 

気温の変動が大きく、数日前から寒の戻りでこの日は2月頃の真冬の寒さに戻った模様。

口々に「寒い、寒い」 と言いながらも、8時~15時まで 皆 頑張りました。


【内容】
・セカンドクライマーのレスキュー
・リードクライマーのレスキュー
・一般登山者のレスキュー
・背負っての搬出方法
・ウエア担架
・ザック担架
・レスキューで使用するロープワーク



セカンドクライマーのレスキュー


セカンドクライマーのレスキュー


リードクライマーのレスキュー


リードクライマーのレスキュー




背負っての搬出(ザック使用)


ウエア担架


ザック担架


搬出(ザック担架)

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


栂池 

2016年03月13日 19時14分26秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2016.3/5(土):日帰り

メンバー:kei2、他1名

天気:晴れ

 

【コース】
栂池ゴンドラリフト(栂池高原駅-白樺駅-栂の森駅)~栂池自然園付近(散策)~栂池ゴンドラリフト

※ 栂池ロープウェイは運休の為、(栂大門駅-自然園駅)の区間は徒歩。

今年は暖冬でこの時期 雷鳥が果たしているのだろうか?
そんな不安を抱きながら、雷鳥観察をしに栂池に行くことにした。

 

栂の森駅を降りて林道を自然園まで1時間ほど歩く。


山スキーヤーで賑わっている。



林道から途中ショートカット。


成城大小屋


栂池ビジターセンター前の積雪はかなり少ないですね。
10年以上前は屋根しか出ていなかったのに・・・

この日はあまりにも暖かく風もなくまったく寒くない。
むしろ半袖でも問題ない。

 

さて・・・雷鳥がいそうな場所を探すことに・・・


コロコロ・・・雷鳥の「糞」を発見。
乾燥しているので、数日経っている模様。

結局、1時間30分ほど探したが、雷鳥の姿を確認することはできなかった。
この暖冬じゃあ仕方ないな~、残念だけど。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


 


筑波山の風景<24> 桜花

2016年03月10日 13時24分06秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・24>

桜花

時代という、うねりの中で人は暮らしていく。
価値が変わり、人々は翻弄される。

事の大小はあろうが、「あの時代だったら・・・。」と
想うことは少なくない。

-土浦海軍航空隊-

いわゆる「予科練」
霞ヶ浦のほとりで飛行訓練生、つまり軍用機パイロットを養成した施設。

彼らにとって、筑波山はどのように映ったのだろう。

「進路、筑波山に向けぇー。」

映画「ハワイ・マレ-沖海戦」(1942年)のなかで、訓練飛行中、予科練生が教官から指示を受ける。
スクリ-ンには筑波山のシルエットが映る。

舞い散る桜花もあった。

変わったのは、時代という大きなうねりのようなもの。
忘れてはならぬ、恩義がある。

そして、現在。
継がれた時代に感謝しつつ、筑波山を目指す。


sak


中崎山

2016年03月09日 07時38分06秒 | 会員日記

2016/3/8(火) 天気:晴れ

メンバー:szt

この日はとてもいい天気.しかし翌9日から3日は崩れそう.それでは西穂の山頂までは行けなさそう.直前までさんざん迷ったけど,ロープウェイに乗るなら山頂目指したいと思うはずだから・・・,予定は次に持ち越した.

今シーズン槍ヶ岳には必ず来ようと思っているので,中崎尾根がどんな感じか知りたくて体をほぐすことも兼ねて偵察に出かける.

駐車場はこんな感じ.冬はここからいけることも知らなかった.

で天気はいいもんだから,笠ヶ岳方面,穂高方面の眺めがすばらしい.

山に入っていくと,想像以上に雪がない!!

この日は気温が高く春の陽気ということもあったけど,山の中の景色自体も春.体感的に1か月は季節が早まって4月なのかと思ってしまう.

地図には破線で作業道らしき点線があるが尾根を歩くと全然わからない.昔の作業道?登山道?らしき踏み跡を歩いていくがあきらかにコースがずれ始めたと思い,GPSで位置を確認していくと・・・

やっぱりとても歩きづらく,雪を踏み抜いて顔から思いっきり転んでしまった.

尾根をたどって中崎山まで行こうかと思ったけど,雪が少なすぎて歩きづらいためここで終了.

よっぽどこちらの踏み跡の方が歩きやすい.

地面すれすれの赤布が見えるとは,信じられないくらい雪が少ない.だってここ新穂高でしょ?国府や古川の山じゃないんだよ?

来た道を下り,ロープウェイの駅まで来たら,槍ヶ岳は予定を少し早めてもいいかな~などと思い始める.

その前に五竜かな?いや西穂?早くしないと雪がなくなっちゃう??

GPSを使う練習はできたし現地の状況も知ることができたし,西穂には行けなかったけど収穫はあった.焦りは禁物だけど予定を再考せねばと思いつつ久しぶりの飛騨をあとにしたのだった.

szt


筑波山の風景<23> 大仏

2016年03月03日 13時13分00秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・23>

大仏

大仏といえば誰しも、”あの”大仏を想像するに違いない。

それが、茨城県南部にゆかりのある方ならば、、、
”この”大仏かもしれない。

が、しかし。

筑波山の風景において、大仏といえば臼井(六所)の大仏だろう。


2004(平成16)年
世界の平和と日本の安全、つくば市の発展と郷土の繁栄を願い建立。
周囲には万葉の歌碑が多く建てられている。

そもそも、大仏ってなんなの?
筑波山は神社のご神体山だから神道なのでは?
などの疑問が湧いてくる。

というわけで調べてみると、

「おぉ!」
そういう意味があったのか!
仏像を見る目が変わりました。

独特のあの髪型。
ごめんなさい。
正直言うと、「変な髪形」とか思ってました。
懺悔、懺悔、六根清浄。

筑波山は法相宗の僧、徳一が筑波山寺(後に筑波山知足院中禅寺)を開き神仏習合が進み有数の修験道の道場として発展した。
明治維新後、廃仏毀釈によって中禅寺は一部の社殿を除いて堂塔は破壊された。
昭和5年、筑波山神社拝殿の南西に真言宗豊山派寺院、大御堂(おおみどう)が再興され、現在に至っている。


sak