acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

越後三山 八海山(大崎道)

2018年10月11日 21時33分54秒 | 山行速報(ハイキング)

2018/10/8(月) 天気:曇り→晴れ

メンバー:szt(単独) 

5:58大崎口P→6:55霊泉小屋→7:48選拝堂避難小屋→8:36女人堂避難小屋→9:15薬師岳→9:30千本檜小屋発→10:57選拝堂避難小屋→12:25基点P

  10月の3連休に計画していた山行が雨で順延.9月末に抱返り沢を終えたら沢登りしたい病はひとまず落ち着く.3連休をどう過ごそうかと思っていたら,10/7に北沢本谷の計画が上がったため6日土曜日はノロノロと下道で新潟方面に移動した.6日夜に某所で宴会が執り行われたが,残念ながら7日は本降りの雨のため沢登りは中止になってしまった.8日は天気が回復しそうだったので前から気になっていた八海山に行くことにした.宴会で久しぶりに多量のアルコールを摂取したおかげで体調は最悪.よってお気楽に大崎口からてくてくと行けるところまでハイキングをすることにした.

なんでも,江戸時代ころにこの大崎から八海山への信仰登山が始まった(←正確でなかったらごめんなさい)とかで,ゆかりのある建物やら石碑やら案内板やらがいろいろありました.うろうろしたら肝心の登山道を見逃してしまうなんてこともありましたが..

登山道のわきの雰囲気のあるお社

登山道は前日が雨ということもあって滑りやすかった.途中,ハシゴやら鎖などがある中を登っていくと霊泉小屋に到着.きれいな避難小屋で通り過ぎた時には,一人ここに泊まっていた様子だった.

霊泉小屋.ちょっと下れば冷たい水場もありました.

ブナ林の中を歩いていくと機械音が聞こえ始め,展望台を過ぎると選拝堂避難小屋に到着.ここでは2人パーティが泊まった様子.登りで通り過ぎたときはロープウェイは始発前だったみたい.

選拝堂避難小屋

選拝堂避難小屋を過ぎると,登山道からところどころ八海山の山並みがみられるようになってくる.小屋の屋根らしきシルエットも見えてくる.遠景の色づきとしては山頂周囲が紅葉に染まっているが,台風の影響から近くで見ると葉っぱは枯れた感じ.それでもここら辺から青空となり始めなかなかきれいな山の姿だった.

登山道より薬師岳方面の眺め

傾斜のついたのぼりをこなしていくと,女人堂の避難小屋に到着.八海山の避難小屋は総じてきれいなものが多かった.これなら縦走もいいかも?

女人堂避難小屋のわきにて

女人堂から少し登った先に祓沢がありここで水が汲める.ただ,女人堂に泊まるとなると少し遠いかな~という印象.その後も鎖場やらを登ると薬師岳に到着.9:00頃はガスが切れとても眺めがよかった.新潟まで出向いた甲斐があったというものです.

 

六日町方面の眺め

平野部の眺めとは反対側を眺めると越後駒ケ岳もくっきり見え,水無川の流れも見える.そして支流が水無川に降り注いでいるように見える沢の姿も確認できる.どうやらあれが噂に名高いオツルミズ沢のようだ.本当に水がおちている感じの滝,滝,滝...いつか行くことになるのだろうか?

越後駒ケ岳方面

アップにして真ん中にオツルミズ沢の大滝が.あの迫力がちっとも伝えられないのが残念なところ

相変わらずの撮影技術のなさのためオツルミズ沢の迫力が全く伝えられませんが,行こうかどうか迷っている方はここまで来て眺めてみればいかがでしょう?きっと登ってみたくなるのでは??

この日はまたもや左のアキレス腱に痛みが出始めたこともあって千本檜小屋までとする.帰りのつくばまでの道中も長いのであまり奥まで向かう気になれなかったこともありますが.

千本檜小屋

下山ではロープウェイから登ってきたハイカーたちの集団にかち合って選拝堂避難小屋までは意外に時間がかかる.登山道が狭くてかわせないことがこの道の難点か.また,前日の雨のため案の定?途中で尻もちをつくこと数回あり.せっかく治りかけていた手の痛みも再発してしまう始末.

昼過ぎには登山口に到着し,雰囲気のある蕎麦屋でソバをすすりたかったが自宅までの道のりを下道で帰ることを思うとのんびりする気にもなれず,途中湯沢の”山の湯”で汗を流してつくばへ帰る.

宮野谷そば.次に来るのはいつのことやら...

家に帰って知ったのだが入道岳よりさらに奥の荒山からは,真沢を眺めることができるらしい.果たしてそれを眺めに来ることが先か,遡ることが先か,はたまたオツルミズに取り付くことになるのか,,,いずれも来年以降の課題となりましょう.少しずつ体力も戻していかねばナリマスマイ.

szt

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谷川連峰 湯檜曽川抱返り沢

2018年09月30日 06時30分30秒 | 山行速報(沢)

2018/9/22(土) 天気:曇り|雨

メンバー:szt(CL),sak(SL),koz

装備:8.0mm × 30m ロープ・2本,カムC0.4(使用分のみ)

21日 22:00つくば→(一般道移動)→1:30 ベースプラザ駐車場(泊)

22日 4:40白毛門登山口P→6:20湯檜曽本谷入渓点→7:36十字峡→12:37全大滝終了→14:26大倉沢へのトラバース開始→16:20登山道→17:57笠ヶ岳→21:10基点P
 
 
 抱返り沢に行くことができたので報告を.
 
22日,23日の2日間で沢登りをする予定だったが,9月中の天気が全く安定しない日が続き正直23日の日曜日に笹穴沢が1本登れれば上出来くらいに思っていた.ところが,21日の夜につくばを出発後,車中での天気予報と道中の道の乾き具合から,話はあれよあれよという間に22日に抱返り沢アタックの方向へ転じてゆく.ベースプラザの駐車場にテントを張って2:00就寝の3:30起床.雨は降っておらず白毛門の駐車場へ移動し,4:40に日帰り装備で抱返り沢を詰めるべくひとまず出発する.
 
朝早く出発したとはいえ1日で稜線の登山道に抜けたいので,魚留ノ滝とそこから先のゴルジュは今回武能沢の先にある巻き道でカット.湯檜曽川本谷に入渓したところで沢装備をする.前日の雨の影響から,湯檜曽川の水量は8月末の白樺沢遡行時に比べれば多いものの,沢登りが厳しいレベルではない.強いて言えば去年8月末の湯檜曽本谷を沢登りした時のレベルといったところか.
 
本谷を遡っていくと有名なウナギ淵は淵の出口で倒木があり去年以上に埋まっている印象.7月上旬にここに来たkozさんの話ではこんなものはなかったということなので,いくつか来た台風で流されてきたものなのだろう.ウナギ淵も当然左岸のバンドを歩く.ただ,この左岸バンドのトラバース中に私は足を滑らせ川床に滑落!幸いケガはなく,これは先行きをどのように暗示しているのか..今日はコンディションもよくないのだし,もうちょっと慎重に足を選ぼうと心の中で反省.その後は順調に進み十字峡に到着する.去年ここに来た時には,抱返り沢が登れるなんてこれっぽっちも思っていなかったけど,なんだかんだで翌年にトライすることになろうとは..なんだか不思議な感じがするのです,ハイ.
十字峡手前から見た抱返り沢(抱返り滝)

十字峡から見る抱返り滝は前日の雨の影響でさすがに水量が多そう.それでも前々週の奥多摩唐松谷に比べれば何とかなりそうなレベル.ということであまりためらうことなくアタックとなった.
 
取り付き1段目の滝は被っている.水量が多く壁も濡れており,できるだけ早く登山道まで抜けたいことも重なって1段目は左岸の草付きとのコンタクトラインを巻く.
1段目の滝は左岸巻き.
 
2段目はよく覚えていないが,緩い滝で特に問題なかったと思う.3段目の滝は出だしがちょっと厳しかった.初めに自分が右壁に取り付くが壁はヌメヌメ.スタンスをたわしでゴシゴシこすりちょっとはグリップがアップするが手を出すホールドがもーヌメヌメ.出だしのウナギ淵で滑落?したこともあり,ここはあんまり粘らず一旦降りる.するとsakさんが右壁をトライ.私は待っていても寒いし初っ端から時間かけてもと思い右岸の灌木に掴まり小さく巻く.その間にsakさんが右壁を突破!さすがである.沢ヤの本領発揮といったところか.
3段目の大滝の下部.ヌメっておりました.
3段目大滝は下部を越せばあとは水をかぶって進みます.
3段目が終了したところから.ググっと高度が上がっちゃいます.
 
3段目の滝が終了し振り返ってみればあっという間に高度が上がっている.気分爽快だ.さてお次の4段目の滝の下部はパッと見た感じ壁を抜けるのに時間がかかりそう.この沢は大滝が続くという事前情報からあんまり下部で時間をかけたくない.ということで右岸の草付きから巻くことにしたが,ここの草付きがちょっと嫌らしかった.ここ最近難しめの草付きを処理してなかったもんだから「あれ~まずい,ぬけられないかな~?」なんて思っていたが,あれこれ手を探るうちにかかるホールドを発見し滝の落ち口に抜ける.草付きで勝負はできないよね~.(後で記録を確認すると,草付きでなく左壁と左側壁を伝っているみたい.この日は岩が濡れていたこともあって確かめもしなかった.確かめればもうちょっと楽できたかも?)
4段目大滝下部.
草を掴みつつ滑らない岩をフットホールドにして突破.ちょっと怖かったっす~
4段目大滝上部.
 
4段目の大滝を越えるとちょっと一息.そこそこの滝があった気がするが,ここら辺もそれほど厳しい印象はなかったと思う.
 
4段目大滝のあとはそんなに難しくなかったと思います.
 
小滝を越えると,ドーンと開けた傾斜の緩い大滝が見えてくる.途中少し傾斜が出てきたところで今日のコンディションも考慮しロープを出す.
ドーンと出現する滝.
念のためロープを出す.でもここら辺のヌメリはそれほどでもなし.
上から見るとこんな感じです.
 
開放的な滝をリードでしばらく進むが,次第に体と頭がフラフラしてよろけそうになる.どうやらシャリバテのようだ.いままでのフリークライミングにうつつを抜かしすぎていたことを反省.情けないな~.そういえばなんか雨が強くなってきている.体も少し冷えるし,それも影響しているのかな?リードを交代してもらっている間に栄養補給で回復し気を取り直してフォローする.
 
連続する長~い大滝が終了し10m程の滝が出現.ここは右壁から突破を試みる.ただここの突破は下の草付き突破と同じくらい嫌らしかった.何しろ壁がヌメヌメ.右壁に取り付くものの触るものみんな滑る気がして気持ちが悪いので,さらに右にある効くかわからないような灌木に念のためスリングをかける.それからホールドを探し,水流沿いのヌメった壁に左足をそっと置き右壁の下部を何とかクリア.落ち口に向けては右の灌木帯を巻き気味に回り込む.
10m程の滝.右壁を登る.
多分嫌らしい下部をクリアした後.落ち口付近は巻き気味に灌木帯を抜けました.
 
10m滝を抜け,2人目が3人目をビレイしている間にちょっと上を偵察.するとすぐそこに笑っちゃうくらい大きな滝がまた出現.事前にネットから拾った情報と照合してこれが最後の大滝であることを確認する.そこでやっぱり水量が多いことも確認.なので,できるだけ水線通しは避けて安全そうなところを進みましょうということに..
最後の50m大滝.下部は草付きのリッジ状を登る.
できるだけ楽できそうなところを登るわたくし.沢慣れしていればロープは無くて良さそう.

最後の大滝から途中で後ろに振り返れば,湯檜曽川がはるか下に流れている.対岸には清水峠への登山道も見えるじゃないか.去年あそこからこの滝を眺めて,この沢のことをいろいろ調べたんだよな~とちょっとだけ感慨に耽る.調べてみたら案外行けそうじゃね?なんて思ったけど今年のうちに来てしまうとは,,いやはや..
はるか下には湯檜曽川か?よく登ってきたよな~

最後の大滝は,雨+多い水量+会初山行の者がいる=ロープを使うとなったが,沢慣れしているパーティならロープを出す必要はないような印象.これは大滝全体を通した印象ともいえるかな.それぞれの大滝にワンポイントで嫌なところが出る感じなので,50mロープより30mくらいのロープのほうが手際がよさそうです.
 
最後の大滝の落ち口は右岸の藪のコンタクトラインを進む.ここだけ安定したところまでロープの長さが足りず,足元もやや滑るため灌木で支点をとって後続をビレイし全大滝が無事終了する.ここで12:30頃.ロープ出したしこのコンディションならこんなものかな~というのが正直な感想.
50m大滝の落ち口へ.少しヌメりが強かったかな?慣れてる人ならロープはいらなそう
 
大滝を過ぎると源頭の様相となるが,ここからの岩がとても滑る.当日はラバーの沢靴を履いていたがほんとツルツルだった.途中一か所登れない滝を左岸から巻いたりナメが出たりするが,厳しい滝登りは皆無.ところがここで再び私はシャリバテでふらふらに.体力が落ちていることをしみじみと実感.もっと山歩かないとな~とここでさらに反省する.
大滝の後に出てくるナメ.
 
ナメを過ぎ右から尾根が近づいてきたところで,こちらはシャリバテしていることもあり大倉沢にトラバースするため尾根に向かっていきたい気持ちがむくむくと生じる.しかし,sakさんの見立て通りずっと進むと沢が草原状の景色となるところで,大倉沢と隔てられた尾根がぐっと近づく.さすがsakさん冷静かつ事前情報のチェックが素晴らしい.それに引き換え自分のいい加減さったら..ここでも反省を重ねる.
草原状の二俣.ここら辺の枯れた右の支沢を詰めました.
 
草原状の眺めのポイントに出てすぐ右から枯れた支沢が入ってくる.これを詰めあがると草原がいい具合に色づいている.これで晴れていたらどんなに素敵な景色なのだろうという感じだ.この景色は全く予想していなかった.この沢はアプローチと下山が長いから,陽の長い7,8月のアタックがベストなどと思っていたが,天気が良ければ今の時期が一番良いのかも?足が速くなければここらへんで1泊の計画もありだろう.長~い大滝を片付けて素敵な眺めのここで1泊するのも楽しそうだ.もちろん,足をそろえて1日で抜けたっていいけれど.
思ってもみなかった草紅葉.晴れていればどんなに素晴らしい景色なのでしょう.

枯れた支沢をちょっと登り,大倉沢を隔てている尾根の薄いところを一漕ぎすれば大倉沢側も草原状となっている.あいにくこの日はガスっていて視界が悪く遠目のルーファイが効かないが,GPSで位置を確認しつつシャクナゲやハイマツの薄そうなところをトラバースを交えて朝日岳方面へ向けて詰めてゆく.
尾根を越えて大倉沢側の草原.ガスってても癒されました.
 
登山道直前の登りで10分程シャクナゲやハイマツの藪漕ぎでウンザリした以外は,笹や草原をつなぎ暗くなる前の16:20に登山道に出ることができた.
 
詰めの道中に会初山行のkozさんと話して分かったのだが,何でも初めての沢登りで7月上旬に一人で湯檜曽本谷へ行き,雪渓を避けるため最後の詰めでシャクナゲ&ハイマツの藪漕ぎをたっぷり(1時間くらい?)やったとか.開いた口が塞がらない程のスーパー体力の持ち主だ.こちとら今日の遡行で散々シャリバテを起こし登山道の下山ではアキレス腱を痛めるという始末なのに..体力がオチテイル,,鍛えねば.
 
個人的にはそんな反省の多い山行だったが,良きパートナーに恵まれ今年クリアできると思っていなかった沢を詰められて,充実した1日を過せたことに感謝,感謝なのであった.
 
szt
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阿武隈川南沢

2018年09月28日 21時02分14秒 | 山行速報(沢)

2018年9月23日(土曜日) 天候  : 晴のち曇り

メンバー: Kim、N艦長、りりぃ

甲子温泉手前空地(7:40)~南沢入口(8:10)~甲子山頂上(12:40)~甲子温泉(14:40)
 

9月の連休に明神岳西南稜から明神岳主峰まで縦走し、前穂高岳経由で岳沢に

下降する山行を計画したが9月は毎週のように週末になると雨模様になり、

今週末も土曜日が雨模様で日曜日のみ晴れ間が見える天気予報なので、キノコ採りを兼ねて

阿武隈川南沢に計画を変更した。

甲子温泉を過ぎて甲子トンネルを過ぎると『道の駅しもごう』がある。道の駅しもごう』には
木製のテーブルとベンチがあるので、これをお借りして小宴会を楽しんだ後、仮眠した。


バイパス橋下 この先右に曲がる】
 
 
朝、雲は多いが青空なので今日一は何とか天気が持ちそうだ。甲子温泉手前の空地に
車を駐車して身支度を整えて出発。
南沢入渓地点まではバイパスの橋を目指して旧道を戻り、旧道が橋を潜る手前で
右に分かれる小道を30mくらい下りると2台ほど駐車できる広場に出る。
広場の左手に手摺り柵のついたコンクリ護岸堤沿いを進み、直角にひだり右に曲がりバイパス橋
潜ると次第に道は広くなる。
道が左に曲がり下りだす手前で、右にある踏み跡を追って小尾根を下降すると阿武隈川本流河原に
下りることができるが、我々は小尾根を越したところの窪地を下り、阿武隈川本流に降りて、
下流に向かって少し下ると左側から一里塚沢が滝になって落ち込んでいる。
その少し下流に南沢が流れ込んでいるが、上部に幾つもの滝がある沢とは想像きないような出合である。

南沢出合

【南沢F1を攀じる】


【2人の年齢合計143歳の老々コンビ】


南沢F1(7m)は通常は流れを横断して水流の右側を登るのだが、今日は水量が多いので、
滝の左壁を越した。続くF2(10m)は右から取付き滝の落ち口を目指して左上して越すが、
一部分岩の脆いところがあった。
次々と現れてくる滝を攀じ登りながら、沢中には古い倒木があり、ナラタケ、ブナハリタケ、
ムキタケ、ナメコ等のキノコを収穫しながら、遡行していくと、二股を過ぎて両岸が狭くなった
ゴルジュ状の出口に30mの南沢大滝が『ドーン』と出現。
大滝は左の草付き斜面から巻き気味に登り、傾斜が急になったところの岩壁のバンドを
右にトラバースして岩のカンテ状の所を廻り込むと高度感が出てくるが、ホールド、スタンスが豊富なので
快適に越すことが出来る。

【南沢大滝30m】


大滝に打たれて反省するおじさん2人


【合計143歳の老々コンビ】


大滝上で休憩して、上部の二股は右に入り更に進むと水の流れも細くなり源流部の様相になってくる。
上部の窪地には倒木&土砂崩れがあるので、右の斜面から尾根状に
上がったが、ここは右股上部の小尾根にらしい。小尾根の藪を漕ぎながら30分ほど登ると甲子山の直下に出た。
甲子山の下降路にはキノコが少なく、ムラサキシメジが少し収穫して甲子温泉に下降した。

Kim

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ガンガラシバナ 右方ルンゼ

2018年09月18日 14時27分10秒 | 山行速報(沢)

2018/9/13-15 ガンガラシバナ右方ルンゼ


【9/13】

ポツ、ポツと切ない音。
夜明け前、目覚めると雨が降っていた。

一年前もこんな天気が始まりだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

2017/9/9

正面にドシリと重靭な岩峰。
幾重にも積み重なった岩層。
広角に広がる岩壁。
そして一筋の水線。
遠く、流音が響く。

-ガンガラシバナ-
この地を知ったのはいつのころだったか。
「ハナ」というのは地元で「岩」の事を指すが、「ガンガラシ」の語源由来は不明。

歩けば歩くほど、その先が気になる。
でも今日はココまで。そう決めて、佇む。
孤独は深まれば深まるほど、自由だ。
爽快感があると言ってもいい。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

あれから一年。
どうにか朝方に雨は上がり、陽も差してきた。

「ようこそ、孤独と自由の世界へ」

ヘルメットの顎紐をセットする「カチッ」という音がスタ-トの合図だ。

一ノ俣沢最後の大滝

一ノ俣沢は序章。
大滝あり、ナメありで2時間半ほど。
概ね右岸に巻道がある。

上流部で支沢に入る。
左、左、右。
最後はトラロ-プ頼りに一ノ俣乗越。
踏み跡を拾ってアカバ沢を下ると40分ほどで今早出沢に出合う。

今早出沢

瀞場(今回は足がついた)

横滝(右岸小さく巻く)

ここからの今早出沢は癒し系。
瀬と渕、時々滝場。
概ねヘツリと小さな巻きで通過する。

岩峰が見えた

初日の幕場

そして、重靭な岩峰。
二俣手前右岸の草地に幕を求め、あとは自由を満喫する。

ガンガラシバナのシルエット

【9/14】登攀

深夜に雨。
予想してはいたが、朝方まで鉛色の重たい雲と靄が岩峰を覆う。
「新潟県下越、日中は安定。夜半から雨も。」の予報に、割岩沢は諦める。

段々晴れてきた

陽が峰々の稜線を越える頃、靄も晴れ出立。
僅かで二俣、左俣に魚返りの大滝、右俣には右方ルンゼ。
写真では伝わらないであろう迫力は、何時も言葉にならない。

右方ルンゼ

「今日はココまで」
そう決めたあの時を越えて、一歩進む。

乾いた岩のフリクションは抜群。
ガバも多いが、時に細かい。
確実性だけに留意しながら行く。

二段目を見上げる

広いテラスから振り返る

最下段、二段目は水流左。ヌメっていてちょっと怖い。
そのまま一段上がって、広いテラス。

四段目のあたりから


水流を渡ってそこからは右を行く。
水流右ル-トの場合、上部のトイ状滝辺りが核心かと思う。
緊張で喉が渇く。
水流に近づくと岩は磨かれ、ホ-ルドスタンスも少ないので注意。

技術的に困難ではないが、容易でもない。
確保がないことで心理的にタフな登りとなる。
僅かな過ちが許されない。

雑念なく、次の一手だけに集中できる瞬間。
この時が一番いい。

上部トイ状の手前

「なんで登るの?」と、友人や同僚によく聞かれる。
言葉にはならないけど、たぶんこういう瞬間があるからではないか、とも思う。

最上段から覗き込む

最上部からの景観に青空が映える。
天然水が極めて旨い。

右股上部(ヤジロ尾根を望む)

下降は右岸側の小尾根へトラバ-ス。
しばらく薮を頼りに下降。
小尾根が岩壁に吸収されると、薮が途切れる。
ここから懸垂下降でわずかな灌木をつないでいく。
このあたりのル-トファインディングはなかなか面白い。

右方ルンゼを振り返る

滝下で大休止。
登る前よりチョットだけカッコよく見える右方ルンゼに別れを告げる。

アカバ沢の幕場

あとは天候リスクを考慮して、アカバ沢の幕場まで下山する。
焚火をやりたい気持ちはあったけど、薪も少なく蚊も不快だったのでお預けとした。

【9/15】下山

朝から雨。
しかも本降り。

今早出は本降り

昨日ここまで降りてきてよかったと、心底思う。
今早出沢は増水してはいなかったが、今頃上流部や割岩にいたら物凄いプレッシャ-だろう。
午後には回復の予報だったけど、下山を開始。

乗越への登りで喘いだ後、ドロドロで滑りやすい踏み跡を下る。
少し水量の多い一ノ俣沢を下降。

最後、右岸踏み跡への目印を見落とし一ノ又沢橋まで沢通しで下降。
どうりで見覚えのない滝場があったような。

一ノ又沢橋が見えた

林道に上がると、目前に我が愛車。
久しぶりの再会になんだかホっとする。

やっぱり「愛と平和」だわ。


sak

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奥多摩 日原川唐松谷

2018年09月10日 22時29分55秒 | 山行速報(沢)

2018/9/8(土) 天気:曇り/晴れ

メンバー:szt(CL),他1名

装備:8.0mm × 30m ロープ(未使用),カムC0.1-0.5(未使用)

5:30道の駅さかい→8:00八丁橋ゲート→9:48入渓→10:34野陣ノ滝→11:15 2段15m大滝→12:38イモリ谷出合→13:14赤石窪出合→13:19登山道着→13:52下山開始→14:26富田新道分岐→16:17八丁橋ゲート

 

 どうにも天気が安定しない.先週山(沢?)を歩いていないので,今週はせめて山を歩きたい.ただこの暑さで歩くならやっぱり2,000m以上ほしいところ.となると沢を歩く方が救われるのだが,天候から判断するに行ける場所は,,,奥多摩?ということで前日昼に行く場所が決定.3,4つ候補を決めた中で当日に向かった先が唐松谷だった.

八丁橋を渡る手前の広いスペースに朝の時点で5台ほど車が停まっている.ゲート手前まで歩くと7台も停まってる.奥多摩は人が多いな~.それにしてもザーザーと音がするがこれは水量が多いから?車を降りれば半袖では寒いくらいひんやりするし..初めてくる場所だけに今日の沢のコンディションが良くわからない.

入渓ポイントまで道標や吊り橋がありアプローチの目星をつけるのは容易.吊り橋を過ぎ,登山道わきの広いスペースで沢装備を身に着け入渓すると,,,

あまりの水量に倒木を跨いでいくしかなかった

怒涛の水量である.というかちょっとした小滝でも取り付けるルートがない.水に落ちるとやばそうだし..岩は滑りやすく,かといって水量が多すぎて沢の中に足を置くこともできず,ゴム底の沢靴しかない私には少々つらい展開に.

事前に調べた段階では,「野陣ノ滝は難しいのかな~??登れるといいなぁ」なんて思っていたが,当日の野陣ノ滝は水量が多くて残置スリングがある左壁辺りを登るなど全くお話にならないレベル.というか手前の傾斜の寝た滝も水量が多くて野陣ノ滝に近づくのが怖いくらいである.

野陣ノ滝

こんな有様なので,野陣ノ滝は左岸を巻く.結構な高さまで上がるため巻きのトラバースも丁寧に進む.バランスを崩して落ちるとなかなか大変な高さである.

その先ももちろん水量は変わらず,ちょっとした小滝も登ることが全くできない.

取り付いたもののシャワークライムなどムリ.結局巻くことに

途中,台風の影響か倒木があり枝をかわすのに一苦労.

なかなか大きな木が倒れてました

2段15m大滝の水量も凄まじい.遠目からチラリと目に入っただけで苦笑レベル.近づいてもやっぱり笑うしかないほどの量.この滝は平水でも登れないようなのでここももちろん巻き.

2段15m大滝

大滝は左岸を登山道近くまであがって巻き,小さな尾根を下れば沢へ復帰.沢に降りれば「少しだけ水量減った?」と思わせるが,3段8m滝はやっぱり水量が多すぎてトライする気に全くなれず.ここも左岸を巻くことになる.

3段8m滝.ガイドには釜をへつるとあるがどう見ても無理でした

左岸を巻くポイントに倒木とキノコが

ここから先は小滝が連続のだが,すべて直登などムリ.水量は全く衰えないのだ.

平水ならきっとここも楽しく登れるのでしょう

事前の情報では,赤石窪を登ればすぐ登山道とあったので左岸から注ぐ赤石窪を見つけたらすぐさま窪を上がる.それにしても窪でなく十分沢レベルの水量だ.

赤石窪出合

すぐに登山道到着

水量が多いタイミングの遡行を経験できたことがこの日一番の収穫か?それにしても,カムなど全く必要なし.ただの錘であり,あとのお手入れの事を考えると5つも持ってきた自分がおバカさんに思えてくる.

登山道でのんびり沢装備を外し登山道を下り,林道を下る.林道を下る途中でN艦長とばったり出会う.何でも巳ノ戸谷を登りに来たが,水が多すぎて徒渉できなかったとのこと.水量は多すぎでとても沢登りをするコンディションでないとか.唐松谷を歩いてその言葉に全く同感であった.

唐松谷林道は通行できないほど崩れてないように感じたけど,,

車に戻り,着替えを済ませたころにちょうどパラパラと雨が降りはじめ,東日原に向かう頃にはなかなかいい降りになっていた.雨に当たらず山遊びができたし,水量の多い沢の凄さを味わえた幸運な?一日だった.

 

szt

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御嶽山

2018年09月06日 20時41分59秒 | 山行速報(ハイキング)

 

2018.8/26(日):kei2、他1名

天気:晴れ

【コース】
中の湯P~女人堂~9合目~二ノ池~賽の河原避難小屋(ピストン)

 

今回は、木曽側にある六合目の中の湯登山口まで車で行き、5時スタート。
7合目でロープウェイ乗り場の道と合流。
8合目までは、比較的登りやすい登山道。

8合目から三ノ池、二ノ池、山頂直下の9合目を巡る周回コースを予定していた。
しかし、三ノ池方面は落石があり通行止め。
ここから直接9合目に直登するコースとなった。

9合目近くになると、登山道には火山灰の痕跡が見られ、まるでモルタルのよう・・・
そして、綺麗なエメラルドグリーンの色をした池は、白濁した色に変わっていた。

二ノ池小屋は解体され、再建築中。
二ノ池新館はオーナーが変わり、二ノ池ヒュッテとして今夏オープン。

ロープウェイのある黒沢口、9/27前後に山頂まで登れるよう規制解除を検討とのことです。
来年は、王滝口(王滝村)が登山シーズン中の解除を目指しているそうです。

8合目手前から視界が広がり、9合目の山小屋が見えてきた。

8合目より山頂を望む

三ノ池方面は落石の為、通行禁止

倒壊した鳥居

9合目の山荘

噴火後、廃業となってしまった覚明堂

頂上付近は立入禁止

頂上付近に見えるシェルターの建設

火山ガスで死滅した植物

登山道に残るモルタル状の火山灰

変わり果てた二ノ池。
噴火後できた ”まぼろしの池”(右中央)

火山灰で堆積された池と再建中の二ノ池本館

二ノ池本館から見る火山灰で堆積した二ノ池と山頂

山頂へは立ち入り規制が。

生まれ変わった二の池ヒュッテ

摩利支天の奥が五の池方面

賽の河原避難小屋から見た三ノ池~継子岳

賽の河原避難小屋から見る山頂

再び来た道を戻ると、石室山荘の屋根に防災スピーカーを発見。

6合目まで戻り、名物のちからもちで一服。

きなこもち2個 お茶付き 500円 (ぜんざいもあり)超美味しかったです。是非ご賞味を。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆

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奥多摩 ロープワーク講習

2018年09月04日 07時51分20秒 | 会員日記

2018/9/1(土) 天気:雨のち曇り

メンバー:sak,szt,kkj

 

 沢登りを計画したものの天気が思わしくなく,転戦した先でも雨...

仕方なく沢登りは中止としたが,午前中は雨が落ち着いてそうだったのでどこかロープを出せそうな場所をつくばに帰る途中でウロウロと探す.そうして見つけた奥多摩のとある場所でロープワークの講習となりました.

とある場所からの眺め

道具を出しハーネスをつけて...

スリングの使い方や,,

ロープワークの流れやコールの仕方の練習を

内容としては道具の使い方や,ロープの確保の仕方,コールについて,支点の取り方,懸垂下降時の注意点などなかなか多岐にわたりました.新人のkkjさんには覚えきれないくらいだったかも..あとは実践をどれだけ積むかにかかっているかな?かくいうわたくしも山へ入れば未だに学ぶこと,気づくこと,ヒヤリとすることはありますが...

次の休みは山へ出かけられますように.

 

szt

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谷川連峰 湯檜曽川西黒沢

2018年09月03日 08時10分54秒 | 山行速報(沢)

2018/8/26(日) 天気:晴れ

メンバー:szt(CL),その他1名

装備:8.6mm × 50m ロープ(未使用),カムC0.3-0.5(未使用)

5:30慰霊碑駐車スペース→5:43入渓→6:04白鷺滝→7:17熊穴沢出合→8:19 3段80m大滝→10:16 5:1二俣上→10:52 8m滝→11:16 1,700m付近トラバース開始→11:25天神尾根登山道→14:11基点P

 

 25日は下山後14時過ぎに雨がぱらつきその後も時折雨が降る.宿泊は前日同様土合駅の駐車場.寝ている間の21時頃には雷雨が降ってきた.その後にももう一雨あったみたい.朝までの雨量とこれからの予報を確認し西黒沢は問題なかろうと判断.日曜日は西黒沢を遡行することになった.

土合駅から慰霊碑の駐車スペースへ移動し行動開始.西黒橋から延びる登山道を歩く.途中西黒沢を渡るポイントの一番最初からスグに入渓.途中何度か登山道を横切るがナメが早くも出現するので早く沢に入ってしまって方が良い印象.

西黒沢入渓ポイント

意外と下から連続するナメ

下の方から入渓した方が良い点はもう一つ.白鷺滝を拝めるし登ることもできる.なので個人的には早めの入渓が良い気がするのですが..

白鷺滝

白鷺滝は高度感はあるものの,左の灌木帯の際を登れば楽に上がれる.この日はもちろんノーロープ.ただ初心者用か上にはハンガーボルトががっちり打ってある.

白鷺滝上部の支点

田尻沢出合を過ぎると,開放的な湯檜曽川らしい眺めになってくる.

田尻沢出合付近

一旦ゴーロ状の地形を歩くことになるがここらへんがどうやらザンゲ沢と別れるとこらしい.我々は左へ左へと進んでいった.

中央の尾根を突き上げたスカイラインの右の出っ張りがザンゲ岩?西黒沢はその尾根を回り込んでいる

連続するゴーロは左へ左へと進んだ

ゴーロを進むうちにザンゲ沢を隔てる尾根が顕著となり,沢が狭まってくると8m滝が出現する.

8m滝

初めは巻く方が楽かと思い,左のルンゼをいくがすぐに足がボロボロなためこれは却下.滝はホールドが外傾しているものの全く歯が立たないわけではなく,左から小さく巻き気味に登ると自然に壁の濡れたところと乾いたところの境目辺りに引き寄せられる.そこで残置ハーケンを発見.さらに登るともう一つ残置ハーケンを発見.そこから落口まではロープなしでトラバースできそうだったが,高度もあり後続が行き詰まると助けるのに難儀しそうだったので残置ハーケンでセルフを取り,スリングをつなげてお助けひもを出す.この即席お助けひもで互いを連結しそこから落口に向けてトラバースした.

この日は高巻きからの懸垂下降の可能性を考えて50mロープにしたため,登り始めにロープを出さなかったことに少し反省.短めのお助けひもってこういう時楽だよな~と実感する.ちなみに滝の上部に出れば,リングボルトで支点が作られていた.

8m滝上部の支点

その後も明るい沢と小滝が続く.5mクラック滝は,水流をフットホールドにすれば容易に突破が可能.

5mクラック滝

クラック滝はこんな感じで登りました

さらに進むとまたもや8m近い滝が出現.事前に見た記録では水流左を登っている.この日見た感じでは,水流右のルンゼ状に残置ピンが光っているようにも見える.ただ,この日は滝の直登にこだわっていたわけではなく,先の展開もイマイチ読めなかったため左岸の草付きを巻く.適度な間隔で灌木があるためそこをロープを出さずにつないでゆく.滝上部にはここにもリングボルトで支点あり.支点の位置からすると,下で感じた通り水流右のルンゼ状を登った時のための支点か?

8m滝

滝上部の支点

8m滝の後は,右岸から弱い流れの水が落ちる滝があらわれそれを越えていくと,,,

本流は写真右から中央に流れる水流

3段80m大滝の登場である.滝下で一旦小休止をとりいまのところ順調に西黒沢を詰めていることを確認する.

大滝1段目は水流左壁の易しいところをサクサク進む.2段目は水流沿いを試みるが途中から処理に時間がかかりそうな気配が漂うため,左の草と灌木の際をつないで登る.3段目?はそれまでに比べかなり傾斜も緩くなり容易に上へ.

3段80m大滝

1段目のテラスより大滝2段目

2段目落口辺りから大滝3段目?

大滝を抜けた後の15m滝も傾斜は寝ており突破は容易.

15m滝

その後も10m弱の滝が出現するが,どれも難しくてⅢ級程度で大滝を含めてロープを出す場面はなし.

この滝は確か一旦水流沿いの左側を登り,バンド状から上は左壁を容易にあがったはず

こちらは右のリッジ上から途中左へトラバースしてあがり再度右へ.ホールドはガバがたっぷり

この滝を登ると奥に核心の滝があるようだが,ここも時間を取られそうなのでパス.リッジを登った滝上からは右岸を大高巻きする.ここも落ち着けばバンドはしっかりしており,トラバースは容易.ただ高度はぐっと上がるので落ちたら止まらない.

核心の滝?今回はパス

中央奥に見える右岸から落ちる滝が本流(5:1二俣)

右岸大高巻き.振り返れば天神平のスキー場が

西黒沢へ戻る最後のトラバース

巻いた後は,奥に見える右岸からの滝を目安にトラバース.あまり高度を上げすぎず慎重に回り込む.大きく切れ落ちてませんように,と覗き込むと何の問題もなく西黒沢に復帰.これで一安心?と小休止を挟む.

沢に戻った後はどんどん高度を上げて小滝を登ってゆく.振り返ってみれば,大滝を登る辺りから大高巻きを経る形で高度を上げてきたことになる.

5:1二俣上はこんな感じ

この滝は一番左の水流を目指す

最後の8m滝.右壁を小さく巻く.灌木に頼って突破.

最後の8m滝には謎の金属製の板がおちて滝の水が注がれている.裏側を見てみるとトイレの扉?何だろう.この滝を越えると沢の周りは笹に覆われる.沢形の地形は残り,水流を頼りに途中の二俣を右へ詰めるがすぐに伏流となってしまう.そのまま沢形を詰めるとガレ地が出現しそこで地形を確認する.

正面の尾根が天神尾根

天狗の留まり場には人影が見え,休日ということもあって人の声が良く聞こえる.しかしこのまま詰めても天神尾根には近づかない感じ.どうやら8m滝を過ぎたら左へ左へと詰めた方が良いみたい.ここは相談の結果隣の左の沢を目指して笹原をトラバースすることに.

最後の8m滝から上は概ねこんな感じ

となりの沢に移っても笹に覆われていることに変わりはない.歩きやすさも特に変わりなく,風が通らなく暗いためこのまま登ってもテンションはあまり上がらない.GPSで確認すると1,700mを越えたあたりで傾斜が緩まり登山道に出るならここが楽そうなので笹原をトラバース.10分程で登山道に出て遡行終了となった.

飛び出した1,700m付近の登山道

あとは装備をバラして下るだけ.途中天狗の留まり場で詰めたところを確認.やっぱりあのまま詰めていたら,西黒尾根に出そうな感じである.最後の8m滝より上は左へ左へ詰めるのが正解な感じ.詰めれば源頭の様相が楽しめそうな感じであった.

天狗の留まり場より.中央の下のガレ地からどんどん左へトラバースしたことに

田尻尾根を下り,林道に出ると暑さが厳しい.最後はもう一度沢靴を履いて西黒沢を下り駐車場へ戻るのだった.

まずまず中身の濃い土日であった.

 

szt

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谷川連峰 湯檜曽川白樺沢

2018年09月02日 04時18分44秒 | 山行速報(沢)

2018/8/25(土) 天気:概ね晴れ

メンバー:szt(CL),その他1名

装備:ロープ(8.6mm×50m),カムC0.3-0.5

20:00つくば→0:00頃 土合駅→3:54白毛門駐車場→5:21武能沢→6:09白樺沢出合→6:35袈裟丸沢出合→8:10 6m堰堤状の滝→10:22清水峠への登山道→11:00頃 遡行終了→11:16蓬峠への登山道→14:39基点P

 

 台風が通り過ぎた後の不安定な天気が多方面にわたり,事前の天気予報ではどこに行ってもわからんなぁという感じだったため,前々から予定していた湯檜曽川方面へ24日の夜に移動.協議の結果25日は白樺沢へ行くことに.今回は土合駅泊.トイレが綺麗だったのが意外.でも駅のあかりがちょっと眩しい.どちらを取るかは難しいところか.

前日の予報では土曜日の天気は半日くらいならなんとかもちそうとのことだったため,出発は4時前の早立ち.なんだか久しぶりにヘッデンつけて歩いていく.武能沢で沢装備.今回は意図的に登山道の巻き道から入渓する.台風が来るあたりから雨雲レーダーをチェックしていたけど,湯檜曽川の水量は予想していたよりもかなり少なめだった.

湯檜曽川本谷

6時過ぎに出合に到着.小さなナメを過ぎた後には淵の奥に2段3m程の滝が出現.

白樺沢出合

2段3m滝

去年は確か右岸のバンド状をトラバースした気がするが,今年はツッパリで突破.案外行けるものですな.

ここを抜けると去年も眺めた開放的かつ独特なナメ状の景色が続く.20分ほど歩けば袈裟丸沢の出合に到着.

白樺沢出合.両門の滝状態

3段40m大滝はロープなしで抜けている人もいるくらい.確かに高度感はあるものの壁は寝ており,右岸の灌木の際を進めば何とかなりそうな感じ.しかし我々はロープを出す.50mロープでピッチを2回区切り都合3ピッチで抜けたが,灌木は適度にあってピッチを適当なところで区切れるので30mロープで十分という印象.

2P目を区切ったところを上から.

この大滝を越えると長いロープを出す場面はほとんどなし.大滝の落口がややぬめっており少しだけ嫌らしい.大滝が済むと小滝の連続が始まった.

小滝が続き気持ちいい

小滝を登っていくと,堰堤状の6m滝に到着.ここが一番渋かったかな?左のややハングした壁にはボルトがベタ打ちしてあってアブミで抜けられそう.でも進んだのは水が流れる右の壁.水流右に残置スリングがぶら下がり微妙に薄かぶっている.滝上部はホールドがなくここは残置スリングを活用して水浸しになりながら何とか突破.結構必死でした.

6m堰堤状の滝

その後もロープを出すまでもない滝がずーっと続く.もはや滝をどのように登ったか覚えてない.

滝,滝,小滝

で,ちょっと一息入れたいな~と思うところで滝を越えたら清水峠への登山道が出現した.

4m滝.ここを越えると,,

清水峠への登山道

この時点で11時前.一つ上の登山道まで行きましょうとここは通過する.

あがっていくと少し斜面が流されたところに出て,その先でホールドに乏しい小滝が出現.巻くにも草+泥のような足場で苦労して滝上に出る.もう蓬峠への登山道に出てもよさそうな感じだが上を眺めてもそれらしきものが見当たらないので,GPSで現在位置を確認すればとっくに登山道は過ぎていた..カムまで出して小滝を巻いたのに,本日2回目のロープ使用は登山道復帰への懸垂下降のためでした.

ホールドの少なかった小滝.ここまで来ると蓬峠への登山道は過ぎてます

戻ってみれば黄色いペンキはあるものの,蓬峠への登山道は清水峠に向かうそれに比べるとやや荒れた印象.相変わらずGPSのお世話になりっぱなしのツーリストである.

蓬峠への登山道

あとは装備を外して下るだけ.途中大倉沢の状況を確認する.白く見えるところがあり,雪渓なのか沢床なのかよくわからない.雪渓はない気がするんだけど...

抱き返り沢と大倉沢

雨にも降られず思いのほかいい天気のなか駐車場に到着.これなら本谷に行けたかな?この後の天気次第で翌日の沢を決めようということになったけど,ひとまずこの週末は水浴びできて満たされた.

 

szt

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那須井戸沢

2018年08月30日 21時59分21秒 | 山行速報(沢)

2018年8月26日(日) 

天気:晴れ時々曇り

メンバー:Kim(CL)、Nak、Fuk、りりMura

井戸沢入渓(8:30)~終了点(11:40)~流れ石山(13:00)~井戸沢出合(14:40)

 福島県と栃木県の県境に位置する流石山を源頭とする苦土川井戸沢は、6m15m位の滝が全て直登できるし、ナメが連続して明るく開けた沢なので入渓者が多い人気がある。苦土川を渡る橋のところにゲートがあるので、橋の手前の空き地に車を止め、歩き易いが長い林道を辿り、約1時間弱で三斗宿跡地に着く。三斗宿の名の由来は、通常は四斗が一俵だが、大峠を越えるときにあまりの難所なので、馬に積む俵は、三斗を一俵としたことから、と伝えられている。三斗小屋宿は会津中街道の宿場として栄えたところだ。会津中街道は、会津若松から大峠を越えて開かれ、一時は参勤交代の大名行列にも利用されたが、幕末の戊辰戦争の際には、三斗小屋宿は全戸焼き払われて消失したそうだ。

井戸沢の出合いは伏流で水流が無く貧相な感じがするので、出合いを見逃してしまいがちだ。先行パーティーは井戸沢に入らず真直ぐに進んで行った。中ノ沢を遡行するのかな?

入渓して最初に堰堤が出てくるが、この堰堤の前面には、間伐材を半分に切った丸太が貼り付けてあり、周辺の風景とマッチングした堰堤になっている。

F1(15m)は、念のためにロープを付けて水流右の階段状のリッジを登って行くと、上部は傾斜が強くなるが、良く見るとホールドは豊富なので強引に登り、ブッシュに入り、そこから巻き気味に滝の落ち口に出た。沢慣れしたパーティーならロープは不要である。上部には直登できる小滝が次々に現れて遡行者を飽きさせない。


小滝をいくつか越して行くと、10m斜曝は右壁をロープを引っ張って直登し、更に15m滝は後続者の安全を期してロープを結んで登るが、階段状になっているので、快適に越して行く。

中流部にはナメとナメ滝が連続し明るく開けた沢の中、シャワーを浴びながら快適に越して行くと二俣に到着。ここは右股に入り、更に続く小滝群を楽しみながら越して行くとチムニー滝が出てくるが、ここを越すと水流も少なくなり源頭が近いことを知らせている。

窪地状になったところを進むと、ひざ下丈の低い笹薮をほんの少しかき分けながら登ると、流石山と三倉山の稜線に飛び出した。ここで沢装備を解除してザック、に仕舞い、大休止してから大峠を目指して下山開始。大峠からは三斗小屋宿跡へ下山し、タマゴ茸を採りながら入渓地点に戻った。

Kim

 

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