acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

草津白根山スキー登山

2012年03月28日 19時15分30秒 | 山行速報(山スキ-)
2012.03/18(日) 天気:曇り

草津白根山スキー登山をしてきました。

メンバー:単独。 装備:山スキー、GPS
今回の登山行程は、前日発車でR50=太田桐生IC=北関東=関越道=渋川伊香保IC=R353=R145で20:00万座ハイウェイ手前まで入る。

9:50発~10:45リフト上部~11:00車道~11:30山頂直下~11:40-45草津白根山~12:15-25リフト上部~12:40リフト基点の1日です。


今回も草津白根山に現場監理の仕事があり、ついでに草津白根山をスキー登山する計画を立てる。
前日事務所で仕事を終わらせ、ゆるりと午後に雨の中を出発する。

万座ハイウェイの料金所が閉まる20:00に合わせてゲート到着するが、まだ開いているのでUターンをしチェーン脱着エリアで仮眠をとる。
22:30に再びゲートに行くがまだ開いている。再びUターンしまたまた脱着エリアで長めの仮眠をとる。
2:30起き出し眠気眼でゲートに行くが、またまた開いている。さすがに根負けし¥1,020円払って通過する。
シーズンは24時間営業とは恐るべし西武グループである。見習いたいものである。
途中のチェーン脱着エリアで八海山でヤケ酒宴会をし、いつもの車中泊となる。


早朝より仕事を始めるが、順調に進んで早めに完了した。
段取りが良いのでサクサク仕事を終わらせる。
じゃ~時間もあるし草津白根山に登るべく万座朝日山スキー場跡に向かう。
ガスがかかっているが無風で天気は安定している。GPSがあるので予定通り登ることにする。
日進館ヒュッテの駐車場に止めて取付き場所の下見をするが、昨日雪が降ったようでありベタ雪が乗っている。
なんか嫌な予感がするので樹林帯の中を登行することにする。さすがに登りにくい。
リフト上部付近になり急勾配と木が密になり、しかたなく斜面に出て樹林脇を登ることにする。
しばらく登り車道に出ると反対側の斜面からガイドツアーのグループが上がってくる。
老若男女の大勢なのでビックリする。
車道で追いつき挨拶をして先に行くことにする。
車道沿いに進み適当なところから山頂へ向かうが、途中で雪が無くなりスキーを脱いで登る。
じきに草津白根山山頂に到着する。
先にスノーシューパーティが到着してたので写真撮影をしてあげる。

風もでてきたのであまりのんびりもできず、記念撮影をして早々と下山する。
滑降では雪の下が一度溶けて固まったようで引っかかりのある斜面なので、かっこつけてパラレルで滑るとコケそうになる。
やはり山スキーはボーゲンで滑るのが安全かつ早い。
下山するとかって知ったる万座プリンスホテルで、通行料の元を取るべくタダで温泉入って帰路につく。




樹林帯からゲレンデ跡の出たら万座温泉が下に見える。




国道292号線の渋峠に向かう道です。完全に雪の中でガードレールで一部みえるだけです。




ガイドツアーのパーティを追い越す。だいぶガスも晴れたが山頂はまだ見えない。




山頂直下で登って来た万座温泉方面を見る。雪が無いので、ここよりスキーを脱いで登ります。




草津白根山▲2,160m山頂です。地熱のせいか風で飛ばされたか山頂には雪はありません。




山頂はなだらかで湯釜は雪の下なのか何処にあるかよくわからない。

by Apple

白山~赤沢富士~御前山、盥が峰、住谷山、津室山~井殿山、八瓶山、国見山

2012年03月21日 19時24分58秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
白山~赤沢富士~御前山、盥が峰、住谷山、津室山~井殿山、八瓶山、国見山

3月20日、歩行トレでヤブ山を歩いてきた。ピストンで登るのではなく、必ず周遊コースを取るよう自分に課題をつけた。

白山~赤沢富士~御前山
ヘッドランプをつけて、道の駅「かつら」を出発する。人家の犬に吠えられながら歩くと、県境縦走の頃を思い出す。白山頂上のお宮に着く頃には、ヘッドランプが必要ないくらい明るくなっていた。お宮の裏から細い道が赤沢富士まで続いていた。御前山の西登山口を目指す。道路に出るところがフェンスで囲まれており、扉も鍵がかけられていて、道路に出るのに少し苦労した。後は、イノシシの遊び場になっている「関東ふれあいの道」を御前山山頂経由「かつら」まで歩いた。


薄明るくなってきた白山頂上のお宮


赤沢富士山頂


御前山

道の駅「かつら」4:50-白山5:35-赤沢富士6:10-御前山7:10-道の駅「かつら」7:30
歩行距離8,6km  行動時間2時間40分

盥が峰(たらいがみね)
初め何て読むのか分からなかった。林道の奥まで車で入り、歩き出す。鉄塔下を経て頂上に達する。時計回りに一周する予定で南に進むも、車とはどんどん離れてしまうので、地図上の破線道を探すが見つからず、ヤブを直降することに決心。50m位の距離ではあったが、久しぶりに篠竹とツル性植物の猛烈なヤブと戦った。下りた所は湿地帯で、靴が潜らないようルートファインディングしながら車に戻った。


盥が峰山頂

車8:05-盥が峰頂上8:20-車8:50
歩行距離1,8km   行動時間45分

住谷山
住谷の集落近くから適当に登りだす。尾根に出ると踏跡はあった。頂上標識はないが、廃屋があった。これは何に使った建物なのだろうか。下りは道の無い南の尾根を降り、地図上の沢沿いにある破線道に出るつもりだ。沢に出て思わず「しまった」と独り言を呟く。茨城の沢は、所によってはイバラの木に覆われており、手も顔も足もキズだらけ、服もズボンもボロボロになってしまうことを忘れていた。えらい苦労をして道路に出て、車に戻った。


住谷山山頂の廃屋

車9:20-住谷山頂上9:40-道路10:15-車10:30
歩行距離3,3km    行動時間1時間10分

津室山~井殿山
こまねぎ峠に車を置き、北上する尾根を歩き出す。踏跡あり。問題なく津室山経由井殿山まで行き、下りをどの尾根に取るか迷った。真西に向う尾根を下り始めたが林道に出た。地図を見ると、林道が降りる地点は車からかなり離れてしまう。先ほどの住谷山でヤブに懲りていた私は「急がば回れだな」と林道をおりることにした。さすが県道39号~県道246号を歩いての、こまねぎ峠までは遠かった。


津室山山頂


井殿山山頂

こまねぎ峠11:00-津室山11:25-井殿山11:50-県道39号線12:15-こまねぎ峠12:50
歩行距離6,8km     行動時間1時間50分

次の目的の山は高取山であったが、予定していた林道は、県道112号線からすぐの所に車止めがあって入れず、しかたないので仏國寺方面に回ってみた。しかしどこから取り付いて良いのか見当もつかない。ヤブを漕いで行けば良いのだろうが、今日は時間がもったいないので高取山は諦めることにした。だいぶ時間をロスしてしまい、1日10山登頂は不可能になった。

八瓶山(やつかめさん)
付近の道路は狭くて車の置き場所に困ったが、幸い1台は止められるスペースがあった。ここには登山口の標識があった。道は頂上に向って一直線に登っている。ちと疲れるが能率は良い。頂上には、この山の名前の語源と思われる、八つの瓶が円状に埋められていた。すべてフタを開けて中を調べたが、一つだけ何も入っていなかった。あとは御神酒か御神水かわからないが、きれいではない液体が入っていた。帰りは踏跡がある北東に向う尾根を下り道路に出て車に戻った。


八瓶山頂上の八つの瓶

車13:55-八瓶山頂上14:20-道路14:30-車14:45
歩行距離2,7km     行動時間50分

国見山
この山もどこから登ったら良いか迷った。とにかく林道に入り二俣で止める。左に行く林道はチェーンがかけられている。右の林道から登って左の林道から降りれば周遊コースになる。しかし、時間も時間だしゆっくりしてはいられないのですぐに出発する。林道を少し歩くと林道は終わり、道なき道を頂上目指して登って尾根上に出ると林道にでた。この林道は頂上直下まで達していた。私の地図には載っていない。頂上には1分と居ず下山にはいる。帰りは林道をそのまま降りれば、あのチェーンのかかっている左手の林道から車に戻れるかもしれないと、その林道を降りていく。しかし淡い期待はうまくいかず、どんどん離れてしまう。仕方なく左手の尾根を越すことにする。同じような人もいるらしく僅かな踏跡があった。300mコルから反対側の沢に降りるのであるが、間伐した木がジャマして、歩きにくいこと歩きにくいこと。でも暗くなるまでに充分に時間の余裕を持って車に戻ることができた。


国見山山頂

車15:40-尾根上16:00-国見山頂上16:15-300mコル16:50-車17:00
歩行距離4,2km    行動時間1時間20分

本日総計歩行距離27,4km  本日総計行動時間(車移動を含む)約12時間

                                        ガストンガニマタ

たつのこ山

2012年03月21日 15時38分42秒 | 会員日記
たつのこ山


たつのこ山

山ヤというもの、「山」とか「岳」と名のつくものは何でも気になる生来。

地形図に掲載されているそれは勿論。
よ-く、探してみると近所にもあるもので、何とか富士という裏山に神社を祭ったものだったり、公園の築山だったり。

そういえば、母校の小学校には「ワンパク山」なるものがあった。
で、その西側が高さ2m、斜度70度くらいのコンクリ-トスラブで構成されていて、助走の勢い付けて駆け上がったり。
と遠き日を思い出し、なんだあのころから片鱗があったのかと納得したりもする。

また、耕作地の真中にポッコリと10mほどの山に祠があって、おそらくは地山だったのを耕作するのに平ら整地したものの、
祠の所だけは整地するわけにもいかずにそこだけ山として残ったのであろう小山を住宅地図で見てみたら、実は「ぽっこり山」
という名前がついていたことを知り、驚かされたこともあった。

つまり、日本の民族学的に「山」というのは信仰の対象や象徴として一目置かれているということだ。
八百万の神は山や川、海に宿り生活に根づいてきた文化なのである。

茨城は、北関東の山ナシ県である。
なかでも県南、利根川下流域に住む者にとって身近な山(近所の山)は数少ない。
どちらかというと水田地帯が広がる風景にホッとしたりする。


筑波山が見える

そんな環境の中にあって、やはり山神様は求められているのでしょう。
近所の「たつのこ山」はもちろん人工の築山。
龍ケ崎市の龍ケ岡公園にあり市民の憩いの場になっている。


牛久大仏

散歩やランニングで楽しむのはもちろん、海抜41mの高さは意外と眺めもいいものだ。
北には筑波山、牛久大仏。東の空には成田発着の旅客機が見える。おそらく条件が重なれば富士山も望めるのではないだろうか。


帰国目前の旅客機

もっと山に入り込めればと、子持ちサラリ-マン山ヤは山を渇望するわけだが、そんな時こそこんな身近な山に注目してみるのも悪くない。


たつのこ山山頂

茨城は、山ナシ県ではある。しかし、高さや困難、トンガリはなくとも滋味なる山々は点在する。
きっと問題は見る目の方にある。おそらくは、もっともっと身近に「山」はあるのだ。
創造を膨らませれば、身近に楽しいエピソ-ドや歴史はゴロゴロしている。
何を貴ぶかはともかく、山は登るだけではもったいないと思う次第だ。

sak

八ヶ岳・中岳ク-ロア-ル

2012年03月10日 23時41分33秒 | 山行速報(雪山・アイス)
八ヶ岳・中岳ク-ロア-ル



晴れの善き日に八ヶ岳。
無風快晴、寒さもゆるんだ3月のある日。

事の発端は、「八ヶ岳はね、もうね、ほとんど登っちゃったんだよね」というガストンさん。
んじゃあ、そこを何とか誘い出してやろうじゃないの企画です。
ガストンさんでもここは行ったことないのでは?というセレクトは、ズバリ!八ヶ岳・中岳ク-ロア-ル。
構想3年、ようやく実現へと至りました。

って、本当は自分が登りたいんです。(笑)

中岳は南八ッ岳の盟主、赤岳と阿弥陀岳という双璧に挟まれたとても不遇の山。
八ヶ岳西面にはたびたび行くものの、中岳にはお世話になっていないという方も多いことでしょう。
かくいうsakもガストンさんもその一人。

中岳から北に派生する尾根(文三郎の隣に並ぶ尾根)。
その中ほどに、ルンゼ状が駆け上がる。それが、中岳ク-ロア-ル。

行者小屋からほどなく、中岳コルへの道と文三郎道の分岐をほんのわずかに文三郎へと進む。
登りにかかる前、右手の沢筋へと入る。
このあたり、視界があれば顕著だが、視界がないとためらわれる。
比較的開けた谷筋なので、雪崩に対する判断を要する。



三月の善き日は程よく雪も締まってラッセルもなく快適だ。
谷筋をしばらく行くと左岸に顕著なル-ト。
しかし、時に岩屑や氷屑が落ちてくるので注意が必要。



最下部でロ-プをつける。

1ピッチ・リ-ド
程よい雪壁をグイグイ登る。途中の灌木でビレイ。





2ピッチ・フォロ-
岩溝に入っていくが、適当な支点がないらしい。
次の支点となりそうな灌木までロ-プが足らず、sakが岩溝入り口まで登り距離を伸ばす。
ここでいう1ピッチ目は岩溝入り口まで行くといいのだろう。



3ピッチ・リ-ド
岩溝は次第に狭まる。右壁にペツルを見る。ココはガイドル-トにもなっているらしい。
ルンゼ突き当りのチョックストンにある残置スリングでビレイ。
ここはとても狭いので、手前に2つあるペツルで切るのが良いだろう。



4ピッチ・フォロ-
チョックストンを左から巻きあがるように行く。
この一段乗り越すところが核心か?岩は脆く、ベルグラ状になっていて緊張する所だ。
乗り越すと一旦傾斜は落ちるが上に行くほど幅は狭く立ってくる。
アックスを利かして詰めあがると狭いコル。

5ピッチ・リ-ド
コルへ上がったら右方向、中岳方向へ狭く、脆いリッジ。
距離は5mほどだろうが切れ落ちており、岩もボロボロ。支点もないので怖さは倍増だ。
慎重にリッジにまたがって通過。
雪尾根の灌木でビレイし終了。







あとは雪面の安定した斜面を100mほど詰めて中岳。
この頂をようやく(?)手中とした。



下りは中岳コルから行者小屋まで。
あっという間に幕場着。
赤岳沢のヘリ救助の様子を遠望したり、日向ぼっこをしたりしつつ、今日という善き日に感謝。
ちょっと物足りなさは感じたものの、でもまあ自分好みの地味メなマイナ-ル-トをトレ-スできた満足感に浸る。

水を作りながら一杯。
ご飯を食べたら早々に就寝。まったく寒さを感じない。やっぱり3月は違うなぁ。
翌日はこれまたマイナ-ル-トを早々にやっつけて、っと言いたいところであったが、夜半からの雪。



朝になっても雪は上がらず、視界も悪い。たぶんこれでは楽しくはない。
ということで下山決定。美濃戸まで。
やっぱり四駆はいいですなあ。ガストンさん、次は北東稜ですよ。


山行タイム
3月8日
美濃戸6:25~行者小屋9:12
行者小屋9:45~ク-ロア-ル取付10:18~終了点12:27~中岳13:17~行者小屋14:07

3月9日
行者小屋8:05~美濃戸9:45


sak

唐桶山 富士山 金毘羅山

2012年03月04日 13時28分46秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
3月4日、歩きトレ。唐桶山、富士山、金毘羅山
いずれの山も、特別な魅力を感じて登った山ではない。
唐桶山は、北関東自動車道を笠間西インターから東進すると、すぐにトンネルになる。山の名前を調べたらこの山だったので登ってみただけ。
富士山は、同じ名前の山が私の家の近くにもあり、笠間には富士山が2つある。その3つの富士山で登ったことのない富士山に登ってみただけ。
金毘羅山は、以前、吾国山から縦走してきたとき、猛烈な篠竹ヤブに阻まれ、頂上を踏めなかったので登ってみただけ。
3つの山とも、その程度の理由からである。
唐桶山
家を7時に出る。唐桶山の登山口を少々探す。細い林道に入ってしまい、Uターンするのに苦労した。4駆の軽で来たのでよかったが、大きな車だとどうなっていたか。
ヤブの薄い尾根を頂上目指す。取り立てて説明する場所もなく、踏跡を外さないよう登れば良いだけだった。


唐桶山頂上

車発7:40-頂上8:10-車着8:35
歩行距離2km   歩行時間55分

富士山
国道355からの入口が分かりにくいが、とりあえず山に入って尾根に出ると踏跡が出てきた。踏跡を外さないように頂上に向かう。頂上手前のコブには祠が二つあった。頂上にはわけのわからないタンクみたいな物があった。好奇心旺盛な私は、アブミ・・・じゃなかったハシゴがあったので登ってみたが、いったいこれは何なんだろうか。


富士山頂上の???の物体


その物体の中

国道355発8:55-頂上9:20-国道355着9:45
歩行距離2,3km  歩行時間50分

金毘羅山
登山口で地元のおじさんと話し合うが、今は道がヤブになっているというので、適当に山頂を目指す。
頂上までの踏跡はしっかりしていた。以前来たときヤブに阻まれて来られなかったので、前回の地点まで行ってみることにした。猛烈な篠竹ヤブは変わらないが、よく見ると踏跡があり、これを外さなければ十分に歩けた。前回のときは、この踏跡を外してしまったのだろう。林道から車に戻った。


金毘羅山頂上


篠竹のトンネル。この踏跡を外すと前進困難

車発9:55-頂上10:15-前回の時の合流点10:40-車着11:10
歩行距離4km    歩行時間1時間15分

                                             ガストンガニマタ