acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

足尾・松木沢 大岩沢アイスクライミング

2013年02月24日 20時00分20秒 | 山行速報(雪山・アイス)
2月24日松木沢の大岩沢にアイスクライミングに行って来ました。松木沢も風が強く雪が舞っており、寒く感じる。メンバーはYNさんとG。
大岩沢は南橋を渡ってすぐに入渓できるのが嬉しい。南橋集会所の横を抜けて廃線の線路を渡って行くと大岩沢の堰堤がこれでもかと現れる。堰堤はすべて右岸から巻ける。大岩沢に入っているのは我々だけであり、今日は貸し切りである。

30分程度歩くと大岩沢F1。

F1 20メートルは最初の数メートルは立っているが、その後は傾斜は緩くなる。氷は硬く締まっている。

続いてF2。F1から見ると結構立っているように見える。

F2 20メートルも氷は硬く締まっているが、硬い氷も登りづらいので、傾斜はあるが比較的氷が柔らかい右側から登り始める。下部は立っているが、上部は徐々に傾斜は緩くなってくる。

その後少し沢を詰めて行くとF3 45メートル傾斜は比較的緩やかだ。

YNさんにリードしてもらう。

この後、天候が良ければ稜線迄詰めることも考えていたが、天候も悪く雪も本格的に降って来たので、大岩沢を下降することにした。
F2を下降中のYNさん。

F1にてトップロープをセットし、各自何回か練習をする。

練習を終え大岩沢出合へ下山。大岩沢は松木沢の中ではアプローチが短く、静かな山行が楽しめる良い沢であった。

ByG

北アルプス 表銀座~槍ヶ岳縦走

2013年02月13日 09時45分23秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2012.10/06(土)~08(月) 天気:晴れ・曇り時々雨・快晴

北アルプス 表銀座~槍ヶ岳縦走をしてきました。
メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)

今回の登山行程は、前夜発高速バスで新秋葉原から竹橋を基点に出発し中房温泉まで行く。
06日(土) 6:20中房温泉~9:10合戦小屋~10:40-55燕山荘~14:15喜作レリーフ分岐~15:05大天井ヒュッテ(泊)
07日(日) 6:40大天井ヒュッテ~9:00-30ヒュッテ西岳~10:20-25水俣乗越~12:35-40ヒュッテ大槍~13:40槍ヶ岳山荘(泊)
08日(月) 6:10-7:30槍ヶ岳往復 7:45槍ヶ岳山荘~10:20-40槍沢ロッジ~11:50-12:00横尾山荘~12:50-55徳沢園~14:30上高地までの2泊3日です。


紅葉を見に北アルプスに行ってきた。
竹橋出発の夜行バスの多さにビックリしながら乗車し爆睡したら中房温泉に到着する。
降りた瞬間トイレに駆け込み大を済ます。
この機転の早さが私のエライところで、座右の銘は「臨機応変」である。
写真を見てわかるとおり山手線のような混雑である。
それを横目で出発するが合戦尾根でも大渋滞に巻き込まれいきなり気持ちが撃沈状態である。
混雑の合戦小屋を素通りしたあたりからばらけて自分のペースで登れるようになった。
あ~えがった。

合戦沢の頭で小休止し、山ガール達と談笑しならがロイヤルミルクティーとお菓子をいただく。
彼女達はなんか毎年のように秋に登っているらしく、今年の紅葉は良いねと言っていた。
毎年同じ季節に来たら飽きない?
ここから稜線まではスイスイと快適に登れたので、不思議とあまり疲れなかった。

燕山荘に到着すると、ま~山ボーイ・山ガールが沢山いて華やかでいい感じで、おのおのが絶景を楽しんでいる。
そして視線を山に向けると稜線から山肌を下に向かって紅葉が見頃に染まっています。
いつもは記録用に防水カメラしか持たないけど、今回は一眼レフカメラも持ってきたので撮影も楽しみである。
大休止のあとは表銀座縦走コースを槍に向かって歩き出す。
この道いつもながらなだらかで歩きやすい。
そして名峰槍ヶ岳を見ながら3,000m近い稜線を歩くのは爽快である。

途中雷鳥の大家族を見つける。
冬毛が生え始めてお腹のあたりが白く忙しそうに何かをついばんでいる。
人慣れしているようで、逃げるごどころか目の前まで来てエサを捜しているのだ。
雷鳥の写真はズームはつかわず28mmの広角レンズで撮っています。
いつまでも見ていたいが、道中長いので先にすすむことにする。

大下りの入口に到着し大天井に向かう稜線の紅葉がすばらしいので、しばし撮影タイムとする。
写真撮影を楽しんだあとはひたすら下ります。
そして鞍部についたら登り返します。
また元の高度に戻ると一安心で、よそ見をしながらあるくとブルーベリーを発見する。
なんで実があるのかな~?と思うがとりあえず食ってみると美味いのだ。
雷鳥はこれを食べていたのかな?私もまけじとガンガン食う。
美味かった~っ。

だらだらと歩いているとまもなく大天井岳下部の分岐にさしかかり相棒と相談、
空いていそうな大天井ヒュッテ泊まりとするので右のコースを進む。
このコースは山肌をトラバースして通る道なのでアルプスらしい登山道でありお勧めです。
牛首展望台が見えると眼下に今日の宿大天井ヒュッテが鎮座している。
さ~お楽しみの宴会が待っているので、あっとゆうまに下ります。
山小屋は空いているせいか寒かった。
夕飯はトンカツとご飯と味噌汁とお漬け物とまあまあです。




中房温泉の公衆トイレです。すごい混雑で順番待ちが100人はいたぞ、早めに済ましてラッキー。




合戦小屋に到着です。ここまで登山道大渋滞で、これほどまで混んでるのは初めてです。




合戦沢ノ頭にて槍の穂先をバックにスナップ写真です。




合戦尾根を登る。ピークに燕山荘が見えるもうすこしで稜線です。




燕山荘に到着する。ここまでは山ボーイ・山ガールが沢山います。




これから向かう表銀座縦走路です。オリンパスTGで撮ると紅葉の色が出ないです。




燕岳▲2,762.9mです。一眼レフで撮ると紅葉の色が良く出ます。




表銀座縦走路の先に槍ヶ岳を望む。山肌の紅葉が見頃です。




歩いてきた表銀座縦走路を振返る。ここの登山道はアップダウンが無く快適です。




冬毛が出始めた雷鳥です。人慣れしてるらしくぜんぜん逃げません。




大下りにてのスナップ写真です。やっぱり紅葉の色が出ないです。




大天井岳▲2,921.9mと紅葉です。一眼レフで撮ると紅葉の色が良く出ます。




大天井岳に向かう縦走路です。この辺にくるとハイカーもまばらになります。




歩いて来た大下りを振返る。こっち方向の方が楽な感じがした。




天然のブルーベリーです行動食にしました。夏に実をつける植物ですが天然の冷蔵庫なんでしょうね。




大天井岳を下から見上げる。こちら側もなかなか良い山ですな~っ。




北アルプスらしい縦走路です。ここに道を造るのは大変だったでしょう。




牛首展望台▲2,766mと大天井ヒュッテです。谷間にポッンとある静かな山小屋です。



昨夜は雪が降った。見上げると大天井岳には雪が残っている。
登山道の状況が心配だったが、ガスが出て視界が悪いが歩き出すと雪の問題はなさそうでホットした。
ま、多少問題あっても補助ロープ持参なので行くつもりでいたのですがね。

雪が心配で西岳から下るといってた気弱なパーティはどうしたのでしょうか?
多分大丈夫だから一応西岳まで行って決めたほうがいいよとアドバイスしておいたのだけど。
北鎌尾根トライの為稜線から貧乏沢の降り口も確認しておきたかった。
すぐ見つけることが出来て視界悪い中貧乏沢をちょっと下まで偵察に行ってみた。
後はガスの中もくもくと歩く。
風の強さがそんなでもないのが幸いだった。。

西岳ヒュッテが見えるころ、やっとガスが晴れて見晴らしがきくようになった。
到着して天場が見晴らしが良さそうなので先端まで行って展望を楽しみながら小休止する。
ここは静かで見晴らし最高のいい天場で気にいってしまった。
また来たい場所です。

お天気もあやしいのでそろそろ水俣乗越しに向かいますが、雪ですこし色がくすんだが紅葉がよく見えます。
鞍部まではもったいないほど下ってしまいます。また登り返すかと思うとあ~あっという感じです。
水俣乗越しから天上沢にはしっかりした登山道がありちょっとビックリした。
前を歩いていたバテ気味の単独行のおねーさんはここから槍沢に下るらしい。
ここからの槍沢の紅葉がすばらしいので、しばし写真撮影タイムとする。

いよいと東鎌尾根に取付きますが、やっぱり槍ヶ岳が雲の中で見えません。
槍ヶ岳に向かって登るが楽しみだったのに残念です。
しかしアルペン的な登山道はおもしろいです。
岩稜を登ったり下ったり梯子を上ったり下ったりと飽きない。
ここが人気コースなのもうなずけます。

途中風の当たらないコルでお湯をわかしてラーメンやお茶をいただく。
絶景が最高の調味料です。
高度をどんどん上げて行くとついのガスの中に入り、後はもくもくと登るとヒュッテ大槍を通過し槍ヶ岳山荘に到着する。

今日槍ヶ岳登頂予定だったが、この天気では明日に延期とし宴会を始める。
いつものようにクソ寒いがテラスでビール&銘酒花泉をいただく。うまがった~っ。
天気悪かったが小屋には人は沢山いました。
夕飯は記憶にないぐらいで大したことなかった。




昨夜は雪が降りました。山頂付近には雪が積もっています。




濃霧の中を歩いてきましたが、やっとガスが切れて西岳ヒュッテが見えました。




西岳▲2,758mと西岳ヒュッテです。ここも静かで眺めも良く長期滞在したい天場です。




水俣乗越に向かう縦走路です。ガッツリ下りますが道はだいぶ整備されたようです。




水俣乗越の前から槍沢上流を見下ろす。稜線にガスがかかり残念です。




水俣乗越の前から槍沢ロッジ方向を見下ろす。昨日の雪で紅葉がすこしくすんだようです。




水俣乗越の手前から天上沢を見下ろす。こちらもいい感じに色づいています。




東鎌尾根への縦走路です。ここも北アルプスらしい登山道です。




東鎌尾根と槍沢をバックにスナップ写真です。稜線が見えず残念です。




東鎌尾根を登る。槍はすっぽりガスの中で、槍に向かって登りたかったのに残念です。




ヒュッテ大槍からの縦走路で雷鳥を見る。ここの雷鳥も人慣れしてます。




槍ヶ岳山荘に到着です。小雨がぱらついて今日は槍を登ってもな~っ。



朝起きるとすばらしい天気で、槍ヶ岳山頂は渋滞まちがいなし。
バスの時間が気になるが遅めの朝食にし遅めに登頂する作戦としたのは正解だった。
しかしそれでも渋滞で待たされた。

山頂では待った甲斐はあるすばらしい展望にめぐまれた。
前回来た時は今一の展望だったのでリベンジ成功というところです。
北鎌尾根も十分見ることができたので偵察にもなってえがった。
飽きない眺めであるが次の人がいるので降りることにする。
案の定下りも渋滞なので、帰りのバスの時間がますます心配になってきた。

槍ヶ岳山荘で荷物を取って上高地に向かって下山する。
お天気のアルプス歩きは文句無く楽しいが、もったいないが大曲まではぶっちぎりに早さで下山する。
だいぶ時間もかせいだので、途中写真とったり馬場平のキャンプ場を探索したり寄り道がはじまる。
そんなこんなで槍沢ロッジで小休止してお湯をわかしてコーヒータイムとする。

遡行したいと思っている一ノ俣、二ノ俣を探索しながら歩いていると見憶えのある出かいザックのおねーさんに会う。
あ!谷口けいだと思ったけど、声をかけるのもかわいそうかなと思い知らないふりをした。
さて時間も押して来たので、ここから上高地までまたまたぶっちぎりの早さで到着し小梨平キャンプ場の風呂に入る。
さっぱりした後は隣の食堂でビールと枝豆でバスの時間までまったりと過ごす。

そして上高地バスターミナルは大勢の人が・・・ここはもう神秘性はなくなり立派な観光地ですな。
そんな昔をなつかしみながら満員のバスに乗り帰路につく。
いい縦走だったな。




今日は快晴です。あんまり朝焼けにはならなかったが穂高連峰と雲海が美しい。




槍へ登るルートは渋滞で順番待ちです。予想して時間をずらしても混でます。




槍ヶ岳山頂より穂高への縦走路を見る。また歩いてみたくなりました。




槍ヶ岳山頂より槍ヶ岳山荘を見下ろす。いつもながらよく建てたなと思います。




槍ヶ岳山頂より西鎌尾根の縦走路を見る。影槍がくっきり見えます。




槍ヶ岳▲3,180mです。快晴で360度の絶景です。




北鎌尾根のバリエーションルートです。今日の天気なら快適に登れるなぁ。




槍ヶ岳をバックにスナップ写真です。これから高速バスに間に合うように下山します。




槍ヶ岳直下の登山道から見上げる。う~ん槍~って感じですな。




槍沢から見上げる槍ヶ岳です。U字谷になっているのがわかります。




大曲がり付近でのスナップ写真です。気持ちのいい空です。




横尾山荘に掛かる橋で、たくさんのハイカーがいます。もうすこしで上高地です。

by Apple

東海谷 前烏帽子岳スキー

2013年02月11日 21時10分27秒 | 山行速報(山スキ-)
東海谷山塊・前烏帽子岳
2013年2月10日 雪のち曇り
メンバー Nak, 会員外S氏

8:41 焼山温泉ー9:34 新田山林道の分岐ー10:52 昼闇谷750m地点を横断終了
11:36 谷を横断ー 12:09 吉尾平林道で沢を横断ー13:40 前烏帽子岳
14:08 山頂の東斜面滑降開始ー14:21 850m平坦地ー14:30 トラバースして尾根に上がる
14:52 下山する谷の頭ー15:10 林道の最高地点付近ー16:09 早川左岸の林道シールをつける
16:44 焼山温泉


焼山温泉から入山する。S氏は革靴のテレマークである。雪が結構降り出した。このまま降り続くとやばいと思うぐらい。


アケビ平よりも手前、杉林がいかにも人里近くの山を感じさせる。雪は小やみになってきた。



連続する治山砂防ダムがふとんのような雪に埋まって不思議な景観である。ひとつめの西尾野川支流は林道がつづいていて簡単に渡ることができた。


昼闇谷を750m付近で横断して上がった台地から、烏帽子岳東壁を望む。もう少しはれるともっと豪快な景色が見られたかもしれない。


前烏帽子岳南西側の沢状をトラバースしていきます。ラッセルが大してないのでこのようなルートどりができる。


前烏帽子岳から北東側へ下った緩傾斜帯。前烏帽子岳東斜面は雪が良くて気持ちよく滑ることができました。


前烏帽子岳東~北面を振り返る。北東側の無立木斜面は麓からもよく見える。


段々畑または水田が深い雪に覆われて不思議な景観です。



なかなかルートファインディング能力の試されるところでした。

根子岳スキー

2013年02月11日 21時04分39秒 | 山行速報(山スキ-)
2013年2月9日 根子岳 晴れ。
メンバー Nak
奥ダボス第一トリプルリフトトップ1600m(10:00)-(10:46)避難小屋の付近-(12:14)根子岳頂上(12:46)滑降開始-(10:56)2080m付近から沢状パウダー(13:02)1945m登返しスタートー(13:40)2100m登り返し終了ー(14:07)1600mリフトトップ

奥ダボス第一トップからキャットツアールートの脇を歩き始める。風が強くて、気温も低い。素手での作業は不可です。キャットのエンジンがうるさくて、排ガスのにおいもいやなので、右の沢に近いところにルートをとるようにする。風あたりも弱くなって、このほうがずっと快適だ。


1800m付近から、背後を振り返ると、遠くに北アルプス、白馬から穂高まで見える。冬型のはずだが、いい天気のようだ。今日登っている人はみな雪山を満喫しているだろう。


2000m付近になると、樹氷も見られる。ちょっといい雰囲気。2100m越えるとカリカリの斜面になる。


根子岳山頂から四阿山方面、鞍部の西側”大明神沢源”頭斜面は樹木がまばらで滑降してみたいが、今日のところは止めておく。


ごく浅いパウダーを楽しむ。ときどきクラストがまじっていて板をとられる。良かったのは1950mから2080mぐらいの間の沢状斜面でした。


下ってきた根子岳の西面を望む。もう少し南側(写真の右側)にルートをとっても良さそうである。


足尾・松木沢 黒沢アイスクライミング

2013年02月11日 09時00分34秒 | 山行速報(雪山・アイス)
2月10日松木沢の黒沢に行って来た。メンバーはYさんとG。
ゲート手前の銅親水公園駐車場に23時着。軽く一杯やり就寝。駐車場には車が4台駐車しており、皆松木沢に行く予定なのかもしれないので、明日の朝は早く出発することとする。
5時半に起床。明るくなるのを待って出発。天気は晴れていて寒い。黒沢までのアプローチで松木沢左岸の道をひたすら歩く。道は荒れている。帰りに地元のクライマーの方と話す機会があったが、荒れているのは新潟地震の影響らしい。又、道すがらあちこちに鹿がいる。途中カーブの所で至近距離でいきなり鹿に遭遇した。鹿もビックリしただろうが、こっちはもっとビックリした。心臓に悪いですな。
松木沢左岸の道。荒れている。

松木沢の鹿。

松木沢左岸の道を1時間半程歩くと黒沢に着いた。対岸から黒沢を見ると凍っているように見えたので、黒沢を登ることにする。堰堤の河原で登攀準備をし、黒沢に入渓。F1もしっかり凍っている。
黒沢を対岸より。

氷は非常に硬い。何度かアックスが跳ね返される。F1だけでアックスの先端が丸まってしまった。
F1を登るYさん。

そのままコンテでF2の取り付きへ移動。F2もしっかり凍っている。
F2も氷は硬くリードしたYさんも苦労していた。
F2。

F2をリード中のYさん。

F2を登るとすぐにF3。F3も全面凍結しており、右側左側どちからでも登れる。真ん中やや左側より登り始める。
F3も氷は硬く、表面の氷は剥がれしまう。表面の氷を剥がしながら登るのも疲れる。
F3。

F3を登るYさん。

F3を登りきった所で、時間的にはまだ余裕があったが、とにかく寒いのでF3から降りることにした。
懸垂下降3回で黒沢の取り付きへ。

黒沢の氷は硬かったが、アイスクライミングの良い練習となりました。

By G



赤面山北東尾根(途中退却)

2013年02月06日 18時22分57秒 | 山行速報(山スキ-)
2013年1月30日 赤面山北東尾根の山スキー メンバー Nak
この日は冬型の気圧配置はそれほど強くないようだが、強い寒気のおかげで日本海側は雪が続いている。那須は、晴れ間が見えるのだがひどい強風だった。青少年の家の方の話では、この一週間ずっとこんな風だそうだ。

近くに車中泊したが、夜通し車が揺れるような風だった。モチベーションは下がりっぱなし。
まあ樹林限界の上は無理だろうが、行けるところまで行ってみよう。

6:45出発ー7:46、1052mピークー8:21谷津田川の夏道渡渉地点ー9:25~9:43退却地点
10:30分水界鞍部ー11:05駐車場


国立青少年の家の上にある、開けた草地


青少年の家に駐車させてもらい、その上部の草地?らしきところを登り、尾根上を南下して1053mピークへ。ここで尾根の東側を巻いていこうとして東へ下る尾根を少し入ってしまい、戻る。阿武隈川と谷津田川の分水界になっている、狭い鞍部を西へ抜けてから、谷津田川左岸の緩い斜面を下り気味に進み、夏道が徒渉する地点までとりあえず行ってみた。


谷津田川の夏道徒渉地点付近

川は雪で覆われており、難なく右岸側に渡れる状態だ。すこし道を北へもどり、阿武隈川の右岸尾根の南面を登る。


谷津田川左岸のカラマツ林の尾根を登る。

数センチスキーがもぐるぐらい。カラマツ林にかなりブナが混じっている。古い植林地だったんだろうか。カラマツは枯れているのが多いようだ。ゆるい尾根がなくなると、やや左方向へ急な尾根をスキーアイゼンをつけて登ってみた。やや傾斜のゆるいところに出ると、上方から強風のすごい音が聞こえてくる。もっと上に行くとシールをはがすのもままならないだろうということで、ここでシールをはずし戻ることにした。登ってきたルートを下れば簡単なのだが少し違うところを、と思い、尾根を東へ下る。すこし雪の表層がクラスとしていて割れてひっかかるのと、木の密度がそこそこにあるので、自由には回転できない。安全にボーゲンを多用する。短い尾根は沢に消えてしまい、左岸斜面を沢に沿って少し下る。途中で少し階段登高して尾根に戻る。ここも登りルートと同じようなカラマツ林、傾斜がゆるいので、クラストを割らないようにすれば、わりと自由に気持ちよくすべることができた。あっという間に、夏道徒渉地点のすぐ北まで下り、シールを貼って往路を戻る。1052mピークを超えてからは、往路より手前でシールをはがして東方向へすべって青少年の家の建物のあるところへ戻った。



緑:往路、赤:復路