acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

榛名黒岩・新人岩トレ

2012年05月25日 00時07分02秒 | 山行速報(フリ-)
榛名黒岩

前日の雨は予想以上に長く降り続け心配したが、なに、案ずることはなかった。
ここ榛名黒岩の降雨はそれほどではなかったのだろう。
朝日に照らされ、前橋から見る榛名山は全体からガスが湧いでいたが、岩場に着くころには青空。
浸み出しで濡れてはなかろうかという憂慮も行ってみれば微塵もない。
むしろ、暑さにやられるのでは?と心配になるほどだ。
晴れと乾いた岩を求めてちょっと遠出となった。



さて、このたびは新入会のebiさんのクライミングトレ-ニング。
やはり、クライミングは快適な条件で楽しみたい。

午前は練習岩、ピラミッドフェイス、学友会ル-ト5.9

クライミングは勿論、アルパインクライミングを少し体験してもらう。
まずはトップロ-プで岩と友達になってから、フォロ-(支点回収)、懸垂下降。
ほぼ初めての外岩で学友会ル-ト1テンは上出来。
なかなか粘り強い。
コ-ルと支点構築は慣れるまで練習しよう!



午後はピラミッドフェイス、西稜Ⅳ、あの日に帰りたい5.8、夏子5.8

ピラミッドフェイスでリ-ドをやってみる。覚えることがいっぱいで大変。
思えば私もそうだったあ・・・。とあのころを懐かしみつつ、練習あるのみ!
自宅でも練習できるので、反復練習しよう!



西稜はダブルロ-プでフォロ-。
終了点は前橋、高崎の街が一望。とても眺めがいいのだ!
あとはフリ-を2本ほど。
なんだかんだで17:30までクライミングに興じて終了。

岩登りは時間を忘れるね。
仕事も忘れさせてくれるね。
クライミング効果は心と体にいいよね。

あれ?昨日のお昼ご飯はなに食べたんだっけ?
これはクライミング効果じゃないよね。(笑)

sak

針ノ木岳山スキー

2012年05月22日 18時40分07秒 | 山行速報(山スキ-)
2012年5月20日 北アルプス針ノ木岳 山スキー
メンバーNak, 装備:アルパイン山スキー、スキーアイゼン、アイゼン、ピッケル

時間記録:5:12扇沢駅駐車場発-6:30大沢小屋付近-7:30(1900m付近)-9:20マヤクボカールの底(モレーン丘)
-10:00マヤクボのコル-11:00針ノ木岳-11:25南峰とのコル=滑降開始12:00-12:20本谷出合-12:45大沢出合-13:00スキー終了1570m-13:20扇沢駅駐車場

滑り納めに日曜日に針ノ木岳に行きました。マヤクボのコルまでシールで上がる事ができました。稜線沿いを北側から頂上へ標高差200m弱、スキー背負って登り、頂上からさらに南東側コルまでそのまま下って稜線から滑降しました。17日に降ったらしい薄い新雪が重くブレーキになり気持ちよく滑らせてはくれません。まあまあだったのは、針木雪渓との出合まででした。標高差約1600mの登りは足にきていたようで、太ももパンパン消化試合の耐えるだけの下りとなりました。ちょっと体力足りないようです。

ところで、扇沢駅の無料駐車場が有料になっていました。そのせいで、だれも停めずガラガラのままです。もちろん、その下の市営無料駐車場に停めました。


市営の駐車場はこんな感じ、好きな人がたくさんいるものです。


最初は全然雪がない。


大沢出合よりも少し上流

1900mぐらい、デブリだらけでびっくりだけど、例年こんなものらしい。


17日ごろの新雪が湿雪雪崩になって出て来ている。


マヤクボ沢の急斜面をがんばるとモレーンの丘のようなところに出る。頂上はガスでみえない。


マヤクボのコルに到着、手前スバリ岳の向こうに剣岳がバーンと見える。


しっかりとアイゼンピッケルを使って稜線の北側を登り、頂上到着。
ガスはぎりぎりかかっておらず、立山が大きく見える。


マヤクボカールの底からコルを見上げる。


岩トレ・藤坂ロックガーデン

2012年05月21日 19時42分08秒 | 山行速報(薮・岩)
5月20日、藤坂ロックガーデンにて岩トレ。メンバーはS君、M君、ガストンの3名。どこかのクラブの救助訓練もあり、非常に混んでいた。常連さんの話では、特別混んでいるほうではない、とのことだったが。
M君は外岩は初めてということで、初歩的訓練を一通りやって終りにした。一度にたくさん教えても忘れてしまうので、必要最小限のことをやった。忘れないように自分で反復練習をやってほしい。


外岩は初めてというM君の訓練風景

いつも感じることだが、山の世界なんて狭いもので、岩場に来ると知り合いに会うことが多い。今回もT会のK氏と会った。
帰り道、以前から気になる山を偵察してみた。岩登りの対象には程遠いが、一度登ってみたくなったので、そのうち行ってみますので、結果は報告します。

                                                ガストンガニマタ


丹沢 檜洞丸~丹沢山~鍋割山馬蹄形縦走 2日目

2012年05月21日 12時07分40秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
13日(日) 6:30発~8:17-47丹沢山~10:01-23塔ノ岳~11:58-12:20鍋割山~13:31-42雨山峠~14:20-35雨山橋~16:30小川谷出合

昨夜は夜中に起き出して蛭ヶ岳山頂からの夜景を堪能した。
東京や横浜の夜が一望できるので、それはすばらしい夜景でした。個人的には函館の夜景以上だと思う。
とても夜景がすばらしいと聞いていて一度見てみたいと思っていたのだ。

そして天気がいいのでご来光も見る。富士山の朝焼けも見るが、もひとつ焼けなかったのは残念である。
なんだかんだとしているうちに小屋では最後の出発になってしまった。ほかのみんなは下山だけなのになぜ早い?
出かける準備をしているのに知らないおばちゃんに遠くまで連れ出されて、写真をあれ撮れこれ撮れにはまいったね。
ちとマナーが悪いんでないの?山も観光地化されてきたようだ。

気を取り直して出発進行!今日も道中は長いのだ。でも、昨日とうって変わって道はなだらかで快適である。
富士山を見ながらの尾根歩きは気持ちのいいものである。そしてハイカーもだいぶ増えたようだ。
丹沢山につくとあまりに気持ちがいいので昼寝する。至福の時であるが、相棒からトドがいるようで美観が悪いといわれた。

塔ノ岳に向かう稜線の木々は新芽がでていた。やはりこちらのほうが暖かいようだ。
塔ノ岳につくと人・人・人がうじゃうじゃいます。う~ん、登山ブームなのでしょうかね。
大倉尾根も沢山の人が上がってきますが金冷し分岐から鍋割山稜にはいると静かな雰囲気になります。
秦野の街や勘七沢を偵察しながらのんびり歩く。

鍋割山につくとここも沢山の人が、こちらにほうが山ボーイ山ガールのグループが沢山います。
あの白い山は何だ何だと騒いでいるので、南アルプスの赤石岳だよと教えてあげる。手拭を冠ったオッチャンやるな~という感じ?
山ガールの観察も面白いのだが、まだ先は長いので鍋割峠に向かう。ここも急勾配で一気に下る。

鍋割峠から雨山峠はやせ尾根でクサリ場有りの面白いコースとなるがだいぶくたびれてきた。
雨山峠は十字路で右に折れて雨山沢沿いに下るが桟道が多く高度感ありの道だ。
玄倉林道に出ると長い林道歩きと真っ暗な隧道を何ヶ所もくぐると基点の小川谷出合に戻る。





蛭ヶ岳山荘から見るご来光です。ここからは東京が一望でき昨夜はすばらしい夜景でした。




朝焼けに染まる富士山です。今回はもうひとつ染まりませんでした。




丹沢主脈の先に丹沢山が見えます。昨日の主稜とちがってなだらかでやさしい稜線です。




鬼ヶ岩ノ頭にて富士山と蛭ヶ岳をバックにスナップ写真です。




富士山と昨日縦走してきた丹沢主稜を望む。臼ヶ岳に隠れている鞍部の稜線が厳しい。




▲丹沢山1,567.1mです。ここのベンチでの昼寝は最高に気持よかった。




山頂に小屋が見えます。まさに塔の上に建っている感じで山名の所以だろうか。




山桜が見頃でした。この稜線は人も多くなりなだらかでとても歩きやすい。




▲塔ノ岳1,491mです。ここまで来ると沢山のハイカーが上がってきます。




大倉尾根にそって秦野市街を見下ろす。相模灘や東京湾も見える良い景色です。




玄倉川をはさんで馬蹄形に周回してきた稜線を望む。ま~よく歩いてきたものだ。




▲鍋割山1,272.5mです。これから雨山峠まではクサリ場有りの最後の難所です。

by Apple

丹沢 檜洞丸~丹沢山~鍋割山馬蹄形縦走 1日目

2012年05月21日 12時00分08秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2012.05/12(土)~13(日) 天気:曇り時々小雨・晴れ

丹沢 檜洞丸~丹沢山~鍋割山馬蹄形縦走をしてきました。

メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
今回の登山行程は、早朝発車で常磐=首都高=東名=大井松田IC=R246で玄倉林道まで入る。

12日(土) 9:01小川谷出合~9:52-57穴ノ平橋~12:12石棚山分岐~13:52-14:14檜洞丸~15:28-58神ノ川乗越~16:26-36臼ヶ岳~18:17蛭ヶ岳山荘(泊)

13日(日) 6:30発~8:17-47丹沢山~10:01-23塔ノ岳~11:58-12:20鍋割山~13:31-42雨山峠~14:20-35雨山橋~16:30小川谷出合の1泊2日です。


小川谷出合の少し先の玄倉林道の路肩に車を止め、ここを基点に馬蹄形縦走をする。
最初の目的地は穴ノ平橋で小川谷に沿っての林道歩きだ。小川谷は白くて美しい沢でいずれ遡行したいものだ。
西丹沢県民の森の階段を上がると石棚山は右の看板があるが道はだいぶ荒れている。ここは石畳をまっすぐ行くのが正解だと思う。
くずれそうな登山道をトラバースして尾根に取付く。紅葉が美しい尾根道と書いてある。
県民の森を抜けると道はだんだん悪くなり、おまけに急勾配になり最後は林業の仕事道のようになる。
直登の道になるとだいぶ息が切れる。岩稜がでてくるころになると石棚山稜の稜線に出て道が良くなる。

なだらかな登りを進むと、いたるところに鹿の食害のフェンスが張ってある。
傾斜地の下草がなくなると崩壊が進むのでしかたがないだろう。
ブナの樹林帯を通るが芽吹きはまだのようである。良く歩かれた登山道を進むとまもなく檜洞丸の山頂に到着する。
ここで遅めのランチタイムとしコーヒーとパンをほおばりのんびりする。

青ヶ岳山荘を過ぎると急勾配の下降が始まるが底が見えない・・・いや~下る下る。
鞍部に着くと平坦な感じで楽になるかなと思いきやアップダウンがあるある。
崩壊地がいたるところにあり鹿が増えすぎるのも問題なので皆で鹿肉食ったほうがいい。脂身が少なく美味いよ。

水場の神ノ川乗越が最底部になるようだ。水場の表示はないので沢まで水汲みに下るがそんなに遠くない。
水筒満タンでザックが急に重くなる。途中から重くなるのは利くのよね~っ。
臼ヶ岳を越えると蛭ヶ岳がこんでもかぐらいの急登の登り返しだ。こんなにとんがってた印象はなかったんだが。
しかもここから大きく下りミカゲ沢ノ頭を越え、また大きく下ってからの登り返しときたもんだ。
最後の急登とクサリ場は牛歩にような歩みになるが、なんとか蛭ヶ岳山頂に着き記念撮影をする。





西丹沢県民の森から尾根を登るとだんだん急勾配になり林業の仕事道のようになる。




石棚山稜の稜線にあがると下草が鹿に食べられておりバイケイソウだけが残っている。




▲檜洞丸1,601mです。ここから下ること350m底が見えない下降になります。




金山谷ノ山付近は登山道が崩壊しており、いたる所にクサリが掛かっています。




通ってきた道を振返る。大きく下ったり登ったりとアップダウンが思った以上に激しい。




ここが最底鞍部になり神ノ川乗越で唯一の水場になります。沢まで下って水を汲んできました。




蛭ヶ岳の急登を振返る。いやはや420mの登り返しはキツイです。




夕方になって晴れ間がのぞき“天使の階段”が表れました。山に歓迎されてる感じだ。




▲蛭ヶ岳1,673mです。今宵の宿蛭ヶ岳山荘にやっとこ到着しました。

by Apple

国土地理院

2012年05月18日 21時14分45秒 | 会員日記
国土地理院

五月も半ば過ぎ。
GW明けの平日休暇も仕事疲れと準備不足で不発。
ならば沢登始めと行きたいところだが、天気がイマイチ。
前回の山行が4月の刃物ケ崎だから、約ひと月空いてしまった。
なんとか5月に沢始めと相成りたいものである。

そこで天候の不安定な休日を使って、沢始め候補地調査と準備。
国土地理院に出かける。



国土地理院はご存じのとおり1/25000地形図ほか地図と測量の機関。
つくば市にあって自宅から出向く機会も多い。



目印は大きなパラボラアンテナと尖塔が遠くからも目立つ。
このパラボラアンテナは定時的に可動するが、その大きさに対し想像以上のスピ-ドで可動する。



1/25000地図は敷地内の「地図と測量の科学館」の売店で販売。(休館日は情報サ-ビス課で販売)
ここは地図や山など専門的な書籍もあってなかなか面白い。
より専門的な地図や古地図など情報サ-ビス課で閲覧可能。




科学館というくらいなので、地図にまつわる体験的なテ-マパ-クとなっている。
今日は小学校の校外学習中でした。



中庭には大きな地球模型と測量航空機「くにかぜ」展示中。
休日にお弁当持ってファミリ-で楽しめます。
何といっても料金はかかりません。

最近ではネットの「ウォッちず」で閲覧可能。
プリントアウトも可能なようですが、sakは何かと地形図は購入してしまうのです。

地形図とはいっても専門店がないと入手しにくいものです。
山道具やにわずかにありますが、人気山域はともかくマイナ-なところはなおさら。
ほど近くに全国どこでも即座に購入できる国土地理院があるのも何かの縁でしょう。



でもって、購入した地形図のマス目に色を付ける地味な楽しみ(笑)。
よく見てみると、赤く塗り潰された地域が良く行く山域ということに気付く。
それはどこかといえば、sakの場合、上越~日光~南会津~会越。
嗜好はこんなところにも現れる。

さて、沢はじめはどこにいこうかな。

sak

奥多摩・御前山~三頭山 (歩きトレ)

2012年05月14日 20時18分38秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
奥多摩・御前山~三頭山 (歩きトレ)

5月13日、歩きトレに奥多摩に行ってきた。メンバーは、Y、G、ガストンに加えて、東京からN、A、A婦人の3名が参加して計6名。
12日23時過ぎに小河内ダム駐車場に入ろうとしたら、正面からパトカーが来た。私の車に向ってパッシングしたように感じたが、こちらは違反をしているつもりはないので、それを無視、車を走らせた。これにパトカーのおまわりちゃんは腹を立てたらしく追いかけてきた。止まれと言う。車から降りてパトカーに行くと、「なんで合図したのに止まらないんだ、ここは21時から6時まで進入禁止だ。看板に書いてあるのがわからないのか。おまえ免許持ってんのか。3点減点だ」と、えらい高飛車な剣幕。俺もカチンときたがここは我慢して、気がつきませんでした、すみません、と謝ると、気がおさまったのか、「そこでUターンして出て行って」と許してくれた。ここで勘弁してくれなかったら、俺は完全にこのおまわりちゃんと喧嘩になっていた。イヤハヤとんだ出だしとなった。水根駐車場で小宴会をして寝る。
13日早朝、全員集まったところで出発。今回の山行は歩きトレなので、別に報告するようなところも無くただ歩くだけだ。大ブナ尾根を登り、誰もいない御前山頂上に着く。今日のコースは結構長いので、長時間の休みは取らない。ここから小河内峠に向ってこれでもかというほど高度を下げる。約400m高度を下げた。


小河内ダムを歩く。ここが出発点だ。


御前山頂上 向かって左からG、A婦人、A、Y、Nの各氏

八重桜の咲く月夜見第2駐車場で小休止。オートバイが凄く多く、バイクを45度以上傾けてカーブを走るサマは見ていて怖い。それより部分的にその道路を歩くので余計に恐ろしい。


見ている方が怖く感じるオートバイ達

鞘口峠からは登山者も多く、山ガール山ボーイがたくさんいた。三頭山は東峰、中央峰、西峰とあるが、西峰が一番高いと思ったので西峰まで行ったら、中央峰が一番高かった。下りはヌカザス尾根を下る。


三頭山頂上


ここには多くの山ガールと山ボーイがいた

イヨ山で小休止しただけで奥多摩湖まで一気に下った。私はドラム缶橋を歩くのは初めてだ。新しく作り直したところはドラム缶ではなく、プラスチックの浮きで作られていた。前を歩いていたご婦人が、えらい勢いで転んだので、揺れて歩きにくいのかなと思ったが、考えていたより歩きやすかった。


これがドラム缶浮き橋です


寝不足ながら、最後まで元気いっぱいのメンバー達でした。

小河内神社のバス停に着いたのが16時7分だったが、バスが遅れてきたので、16時6分発のバスに乗って水根駐車場に戻った。次回は岩トレにしよう!

水根駐車場(5:25)-御前山(8:35~8:45)-月夜見第2駐車場(10:20~10:30)-鞘口峠(12:00~12:10)-三頭山西峰(13:20~13:40)-イヨ山(15:05~15:12)-小河内神社バス停(16:07)
全行程歩行距離  23、4km


                                                  ガストンガニマタ

尾瀬の燧ヶ岳山スキー・テレマークスキー

2012年05月08日 16時03分36秒 | 山行速報(山スキ-)
2012年5月6日尾瀬の燧ヶ岳
メンバー:Kmr(テレマーク)、Nak、Apple (2名はアルペン山スキー)
アイゼン、ピッケル使用なし、スキーアイゼン使用(Apple)

行動タイム:
6:00 御池(標高1500m)ー7:25 広沢田代ー8:40 熊沢田代ー9:55 俎僴(標高2346m)
10:20 滑降開始ー10:30 熊沢田代ー10:50 広沢田代ー11:10 御池


御池駐車場の奥の方から登り始めるKmr隊長。

広沢田代へ上がる2段の急斜面はシール直登の限界ぎりぎりの傾斜である。浅いジグザクコースをとって登っていく。弱いスプーンカット状の雪面になっている。


広沢田代はごくゆるい傾斜で次の急斜面まで続いている。ザラメでなければ下りは滑らないだろう。


振り返ると駒ヶ岳が見える。
熊沢田代へ上がる急斜面もやはりシール直登の限界ぎりぎりの傾斜である。今日の雪質では一般的にはスキーを担いだ方が楽だと思うが、急斜面のシール登行の練習だとおもってがんばる。


熊沢田代をはさんで俎僴をめざす山スキーヤーApple氏


もう少しで山頂、最後の大斜面だ。

西の空には、かなり高くまで積乱雲が発達しているのが見える。山頂到着時までは晴れであったが、上空は強風で雲の流れが速く落ち着かない。山頂に着いてみると西のすぐ近くに黒雲が迫っている。雨がぽつぽつと降り始め雷鳴まで始まった。
急いで山頂から滑降を開始する。雨がだんだん激しくなり、やや強風、雷も徐々に迫っている。視界はあるのでスキーはできる。休憩無しで下山したときは、びしょぬれになったが、ひととき晴天の春山とまずますのザラメ雪を楽しんだ。


鳥海山祓川コース

2012年05月07日 20時26分13秒 | 山行速報(山スキ-)
2012年5月4日 鳥海山祓川コース往復
 前日、秋田駒ヶ岳を目指して乳頭温泉郷に行ったが、下部に雪なく雨天のため登山は中止になった。雨の中、食材を調達しながら鳥海山の北東麓ー矢島町に移動し、夜は、コシアブラ、ウルイ、コゴミ、刺身、みそ汁など豪華なメニューで車中宴会となった。天気予報は雨ばかりで、せめて宴会ぐらいは盛大にしたいのだ。夜も激しい雨が降ったりやんだりだったので、朝も何となくだらだらしていた。が、二日連続沈殿していては、酒も旨くないのでとにかく登山口まで行ってみよう、ということになり、祓川に向かった。駐車場に車は十台もいない、ガラガラだ。諦めて帰っていく車も2、3台あった。

メンバー:Kmr氏(テレマーク)、N艦長、Nak、Apple (この3名はアルペン山スキー)
装備:アイゼン、ピッケル使用なし。上部でスキーアイゼン使用(Nak)

行動タイム:
7:30 祓川ヒュッテ(標高1180m)ー9:12 七ツ釜避難小屋(1580m)11:30 七高山頂上(2229m)=12:20 滑降開始ー13:03 七ツ釜避難小屋ー13:30 祓川ヒュッテ

天候は小雨または曇りであるが、視界が100m以上あり風も弱く、ほどよく締まったザラメ雪である。登山にはまったく支障のない条件であった。シールもまずまず効いてくれた。山頂でもほとんど風がないのはこの偉大なる独立峰にしてはめずらしい。連休だというのに、登山者・スキーヤーを合わせて3、4人しかしない。これもめずらしく静かな山を楽しめた。残念ながら、新山の姿は見えなかった。



下から上までずっと広々とした雪の斜面を登る。矢島町のほうで、ポールを立ててくれていてガスがかかってもGPSとにらめっこせずに
滑降して下る事ができるのはありがたい。


霧雨が降ったり止んだり。蒸し暑いのでカッパを来たり脱いだり忙しい。


山頂には3、4人しかいなかった。風はないのでゆっくり休める。


駐車場に戻る。模様眺めの人たちから、様子を何度も聞かれた。

広々とした斜面、 頂上直下以外はすべてシールをつけて直登できる、適度な傾斜の斜面が長く続くので、山スキー初心者もルートさえはずさなければ、楽しめるコースでありましょう。
次は北面の鳥越川からの千蛇谷をつめての標高差1600mへ挑戦してみたい、
by Nak