acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

ム-ミン谷

2019年06月29日 00時54分12秒 | 会員日記

青梅

仕事の都合で、しばらく青梅に住むことになりました。

引越しやら仕事の引継ぎやらで忙しい日々でしたが、初めての休日。

午後から少し時間が空いたので、少し散策。

 

◆あけぼの子どもの森公園

 

加治丘陵の「ム-ミン谷」

キノコハウスは大人でもなんだかワクワクします。

あ、「ムーミン谷」といっても、沢登りではないですよ。

 

西武池袋線仏子駅から加治丘陵のふれあい歩道を辿っていく事もできます。

ハイキングのフィナ-レがム-ミン谷なんて、素敵だと思いませんか?

 

もちろん車でも行けます。

ちなみに、入場料や駐車料金はかかりません。

 

ほど近くに「ム-ミンバレ-パ-ク」がありますがこちらはム-ミンをモチ-フとしたテ-マパ-ク。

もちろん、有料です。

機会があれば、行ってみようかと。

 

◆CLIMBING FRONT CARAMBA

 

通勤途中にクライミングジムを見つけたので、行ってみました。

リ-ド、トップロ-プもあるけど、ボルダ-がメイン。

 

ゴ-ルはトップアウト方式。

しかも高さがあるので、結構怖い。(笑)

 

アップして5級から3級。

久々のボルダ-。

やっぱり楽しいですね。

上へ上へと高みを目指すのは人間の性かと。

 

3級ができたり4級ができなかったり。

同じグレ-ドでも甘辛があるみたい。

この辺がボルダリングの面白い所です。

 

最後に垂壁を繋いで、パンプさせて終了。

ホ-ルドが豊富なので前腕を鍛えるには丁度いい。

 

今後もお世話になろうかと。

 

◆奥多摩

 

青梅といえば、奥多摩が近い。

奥多摩といえば沢登。

 

生活基盤と仕事が落ち着いたら、奥多摩沢巡礼に参ります。

手始めに、どこへ行こうか画策中です。

 

 

sak


気が付けば雨,,,奥多摩坊主谷にて.

2019年06月26日 22時33分12秒 | 山行速報(沢)

場所:奥多摩 峰谷川坊主谷

日時:2019.6.22(土) 天気:曇りのち雨

メンバー:szt(CL),yuka

装備:沢装具一式,ロープ(8mm×30m)

6/22 4:00自宅発→7:32坊主谷待避所(基点P)発→10:44中ノ谷出合→12:00取水槽付近よりエスケープ開始→13:52登山道着→15:16基点P

 

 前週は,GW以降の山行疲れ+プレ国体疲れ+天候イマイチで山はお休み.そして,22,23の土日は今後の山行を見据えて八ヶ岳辺りのテン泊山行を計画していました.ところがどうにも天気が安定しない.出発直前まで行先を検討した結果,奥多摩の日帰り沢登りを2本こなすことを視野に入れつつ,土曜日の朝にひとまず坊主谷に向かうことに.いつ雨が降り出してもおかしくない空模様の下,同行するyukaさんの沢デビュー戦が始まるのでした.

坊主谷へは峰谷橋から峰谷のバス停を過ぎて左へ曲がる林道を進みます.奥にワサビ田があるためか,林道としてはまずまず走りやすいほうでした.坊主谷出合にかかる橋の脇の一台分しかない駐車スペースに車を置いて遡行を開始.

わたしはラバーの沢靴しか持っていないのですが,沢床のヌメりはそれほどなく出足から滑って転ぶようなことはありませんでした.当日のいまにも雨が降り出しそうな空と同行者の沢経験を考慮して,入渓後すぐに出現する連瀑帯は巻きの一手.その後も小滝が連続し,やや多いように感じる水の勢いも加わり,沢デビュー戦で慣れない相方のペースに合わせて序盤はゆっくり目に進みます.

途中,水流をかぶりそうな5m程の滝が出現.気持ち水量が多そうで,落ち口の処理で水をかぶるところをもたつくとイヤな感じがします.念のためここで初めてロープを出し,滝を抜けた先の灌木を支点にしてフォローで登ってもらうことに.案の定,yukaさんは滝の落ち口の処理に苦戦..水の勢い+水の冷たさで顔が若干ひきつっている...お助け紐を出すが,紐を引っ張るタイミングと足さばきの要領がわからず,奮闘するものの滝を抜けられません.最後はロープにテンションをかけつつ落ちてくる水をかぶりながらゆっくり横へトラバースして何とか落ち口をクリア.ロープを出して正解でした.

その後はチョットした小滝でお助け紐を掴んで登る練習をしたり,小休止を挟んだりしつつ次々にあらわれる小滝を登っていきます.

水量はちょっと多めな気がしたかな?

沢デビュー戦のyukaさん.苦戦する箇所はあったけどその後は順調だったのでは?

10mナメ状.ヌメりはなく苦労せず登れます.

核心部と思われる5連瀑の手前で再度小休止.序盤はロープを出すことがあってかなりの遅れがでたかと思っていましたが,ガイドブックで確認すればここまででまずまずのペース.これなら登山道まで詰められるかな?

5連瀑前半(3段目の滝まで).ここから意外に高度が上がります.

小休止のあと,5連瀑の巻きにかかります.2段目の滝上までは右岸を巻き,2段目から3段目は右岸のバンドを登ります.3段目の右岸からは下から見えなかった4段目の滝を眺めることができ,どこを登るのが効率的かチェック.ガイドには釜をへつって右壁バンドを伝うとありますが,この日の雨に濡れたコンディションと同行者が沢デビュー戦という条件では突っ込むにはちと厳しいと感じ,右岸巻きを選択.ここら辺から雨も強まり一瞬ロープを出そうかと迷いますが,弱点を突いて下降でもロープを出すことなく沢へ復帰することができました.登り降りはマイペースですが,yukaさんの奮戦ぶりはなかなかのものでした.

1段目2段目の滝を巻くyukaさん.マイペースで登ってきました.

下からは見えない4段目の滝.巻かずにクリアもできるようです.

5連瀑を巻き終わると癒し系に.ロープを出すことなくうまいこと巻けました.

5連瀑を終え,中ノ谷出合を過ぎれば沢は癒し系の様相に.雨は降ったりやんだりですが,ワサビ田跡や狭い階段状の廊下やナメがあらわれます.

さらに進むと,左岸の上方に鉄パイプで組まれた取水槽への巡視路と思われる構造物が見えはじめます.

中ノ谷出合を過ぎれば,開放的な渓相が顔を出します.

階段状の廊下.

ナメも出現しまさしく癒し系.

画になる滝ですね~.

12時頃には取水槽の下部に到着.ガイドブックから見当を着けると,あと60~90分程で登山道にたどりつけそうでしたが,当日の不安定な天気予報を考慮し取水槽への巡視路を利用してエスケープを選択します.

見づらいですが取水槽直下.ここらへんから左岸にある巡視路を辿ってエスケープ開始.

ただこの巡視路が意外とクセモノ.長年の崩落などで,鉄板が斜めになっていたり完全に外れていたりと,微妙に緊張を強いられます.落ちるとヤバいと思われるトラバースがあり,念のためお助け紐を出したところが一か所ありました.

巡視路の通過は慎重に.

エスケープを開始したらすぐに登山道に到着できるかと思っていましたが,登山道までたっぷり1時間以上はかかりました.そして登山道に出てみたら,そこはすぐに登山道と帰路に使う尾根に分岐するところ.結局登山道はほとんど歩かず,その後は尾根の踏み跡をたどります.

鳥居.多分浅間神社のものなのかな?

尾根の踏み跡を下っていき,右に見えてくる小尾根を下り基点となったところを目指します.この小尾根は急な下りで一気に降りていく感じとなるので,yukaさんの懸垂下降の練習も兼ねて持ってきたロープを出し下りの途中で5ピッチ程の懸垂下降を交えて林道へ降り立ちます.林道へ降り立った後は登り返して無事に車に到着.時計を見れば15時を回っており,途中緊張を強いられる場面もありましたが,結果的にエスケープは正解だったと言えそうです.

その後は着替えを済ませ,雨脚が強くなり本降りとなった空模様を見て,あわよくば翌日も狙っていた沢登りは取りやめということでyukaさんと意見は一致.奥多摩駅そばの混雑したもえぎの湯で汗を流し,休憩所で短時間の爆睡をした後,つくばに帰るのでした.

yukaさん,沢登りデビュー戦,いかがでしたでしょうか?

 

szt


プレ国体 in Hokota

2019年06月16日 07時47分41秒 | 会員日記

2019.6.7-9 天気:時折雨,でも屋外でリード競技ができるくらい

メンバー:ACC-j茨城会員有志一同

装備:競技役員用の黄色い帽子(短パン,サンダルは不可)

 

 ご存じの方もおられるかもしれませんが,今年は茨城県で国体が開催されるとか.そして国体の山岳競技(というかスポーツクライミング競技なんですけどね,,)の開催地は鉾田.メロンの産地である鉾田が,なぜ山岳競技であるクライミングの開催地となったのかは,置いといて,,,茨城県山岳連盟に所属する,我々ACC-J茨城にも競技役員を派遣するよう参加依頼の声がかかったのでした(実はもっと前から県内のいろんな大会に,競技役員としてちょこちょこ参加してたんすけどね).

プレ国体,正式名称は,,『第74回国民体育大会いきいき茨城ゆめ国体スポーツクライミング競技リハーサル大会     兼 第6回日本学生スポーツクライミング対校選手権大会』,ととんでもなく長いネーミング.まぁ,大学生の参加するコンペと思ってもらえるとわかりやすいっすね.

で,実際いろいろな係を各人が任命されたんですけど,当日やってみた感想は,,,すんげ~~疲れる~~~.プレ大会が終わり家に到着したら,どっと疲れが噴き出してなんにもヤル気が起きないくらい消耗しておりました...

本番の国体は,プレ大会に比べたら参加者が3倍くらいになりそうだし,お客さんも含めたらもっとたくさんの人が来そうだし,,係をこなすにはもっと人が必要そうな気はするし,,,と心配の種は尽きませんが,国体はまだ先のことなのでしばらくはしっかり山で遊びましょーという結論に落ち着くのでした

おもてなしコーナーでは特産のメロンが振る舞われておりましたぞ.

国体当日はご覧のような会場になるのではないかと思われます.天気が荒れませんように.

ちなみに国体のスポーツクライミング競技の日程は10月4日(金)~6日(日)の3日間.もしかすると2020年東京五輪のスポーツクライミング代表選手が観られるかもしれませんよ.

 

szt

~~~~~~~

追伸.会員の方も国体当日は人手が足りなそうなので,都合のつく方は参加してね


2019年の沢初めはスッカン沢で

2019年06月15日 07時50分28秒 | 山行速報(沢)

塩原 箒川 鹿股川 スッカン沢

2019.6.2(日) 天気:晴れ

メンバー:szt(単独)

装備:沢装具一式,8.0mm × 30m ロープ(未使用)

6/2 4:20自宅発→7:06山の駅たかはら駐車場→8:05スッカン沢/桜沢出合着→8:53スッカン沢遡行開始→9:25雄飛滝→9:49仁三郎の滝→10:12ゴルジュ通過→10:37雄飛橋→11:50基点P

 

 前日の赤岩尾根で体力を使い果たしたわけでもなく,日曜日は好天の予報.翌週は野暮用があり,そろそろ梅雨入りとなりそうなことを考えるとここら辺で少しでもいいから沢に入っておきたいところ.沢初めだから軽めの所を探していたら,脇に登山道が通っていて初心者向けの沢として挙がっているスッカン沢が丁度いいのでは?ということで,当日朝に下道で塩原へ向かうことになりました.

山の駅たかはらで沢の身支度を整え,久しぶりかついよいよという感じで,まぁ淡々と出合まで登山道(遊歩道?)を下ってゆきます.

駐車場にあった案内板.これを見る限りではエスケープは問題なさそう?

とことこと登山道を下り,スッカン沢出合の手前にある咆哮霹靂ノ滝には1時間ほどで到着.今回は桜沢は登らない予定でしたが,それでは相当早く遡行が終わってしまうので咆哮霹靂ノ滝をちょっと登ってみることに.登ってみたら,そこは,,,,次回以降のお楽しみ??

咆哮霹靂ノ滝で少し遊んだら,いよいよスッカン沢の遡行を開始します.

このスッカン沢は水が少し白く濁っています.途中の看板に記してありましたがこれは火山の成分が多く含まれているからだとか.少し白い水に立派な側壁がそそり立ち,これはこれでなかなか見ごたえのある景色でございました.

立派な側壁.あんまり近づくと落石にあたりそう.

こちらは雄飛滝.ちょっと登るのは難しそう...

雄飛滝を巻いたところにある看板.フムフムなるほど~,そういうわけですか.

こちらは仁三郎の滝.こちらも巻きで,,ちょっと弱気が過ぎますか?

こんな感じの渓谷美や,,

こんな感じのゴルジュがあり,,,

ゴルジュを抜けた先は,,登りやすい滝でした.

この日は無理せず主だった滝は巻きの一手.近々いろんな人とここに来てもいいかなぁ,,なんて思っていたものですから...

沢初めということもあって,雄飛橋で終了するつもりで10時を過ぎるころには目的地に近づきます.そして時間が経つごとに人の数も増えてきて,雄飛橋の駐車場に来てみれば,遊歩道を歩いて滝見物に来ている人たちの車でいっぱいとなっていました.こういうところには沢屋さんは来ないんでしょうねぇ~.

雄飛橋駐車場の先にあった水場.

駐車場に戻ってみれば,満車で誘導の方が大活躍されていました

雄飛橋の駐車場でガチャ類を外し,1時間ほど車道を歩いて車を置いた駐車場に戻ります.この時期はツツジの花を見に来る人が多いのか,お昼の駐車場は大混雑.ぱっと着替えを済ませ,麓の温泉で汗を流すこともなく,沢初めは終了となりました.また機会があれば桜沢と合わせて楽しみたいものですな

 

szt


赤岩尾根縦走 宿題は早めに片付けないと,,,

2019年06月14日 17時55分16秒 | 山行速報(薮・岩)

奥秩父 両神山 赤岩尾根縦走

2019.6.1(土) 天気:晴れ

メンバー:szt(CL),yuka

装備:登攀具一式,ロープ(8mm×30m),ロープ(8.6mm×50m)

5/31 21:00自宅→1:45赤岩橋P

6/1 5:10赤岩橋P→6:12赤岩峠→6:58赤岩岳山頂→7:43 P1583→9:56 P4→11:00 P2→12:09八丁峠→13:40基点P

 

 気が付けばもう6月.早いもので今年も半分が過ぎようとしている.この日の計画はおよそ1ヵ月前に計画を立てたものの縦走コンプリートができなかった赤岩尾根.昭文社地図では破線ルートになっていて今後の計画の良い練習になりそうということで,ちょっと重たい荷物でトライしてみることにしました.

いろいろあって登山口に到着したのは未明の2時前.そこから大した睡眠もとらず,明るくなるころにはもぞもぞと起き始めます.そして5:10には行動開始.6月ともなれば,周りはすっかり明るくなっているのでした.

1ヵ月前に来たこともあって,快調に赤岩峠を過ぎ赤岩岳山頂までやってきます.1か月前と違うのは,山の樹々の葉がすっかり開いて林間からは山の感じが掴めないことくらい.以前来たときは切り立った崖が目立ち,岩が脆くてもロープの練習には良さげな場所が散見されましたが,そんな場所も濃くなった葉っぱでカモフラージュされています.

この日もいい天気.瘠せ尾根がいいスパイス?

前回はあんなに時間がかかったのに,今日はあっさりここまで到達.

赤岩岳から先は未知の領域.途中切れ落ちた尾根から,鉱山に積まれた白い石がよく見えます.

高度感満点の尾根を過ぎると,左側にフィックスロープがセットされた尾根の基部に到着.おそらくここがP1583の基部と思われ,ここで50mロープを出します.事前に調べた情報では,ロープなしで登っている人もいる通り,岩慣れしている人が弱点をつけば登山靴でも登れるレベル.この日はロープを出しましたが,今後を見据えて当日は登山靴で上部まで登ることにします.

P1583の基部より.ロープワークは覚えられそうでしょうか? 

P1583から上部を見る.葉っぱが開く前の時期に取付くのがいいのかもね.

ロープを出している間に,後続の男性2人パーティが我々を抜いていきます.もう少し人がいるかと思いましたが,案外山は静か.前週までの谷川に比べれば賑わいは大違いです.

P1583を過ぎても,小ピークの登り降りを繰り返します.ところどころで岩が出て,場所によっては切れ落ちた高度感を得られるポイントもいくつかありました.八丁峠までに1回だけ念のためのロープを出すものの,この日は天気が良く岩は乾いていて総じて快適な山歩きを堪能することができました.

ピークはいくつあったっけ?

ロープを出したのは,このもう少し後.ここは濡れているとイヤでしょうねぇ...

昭文社の地図に書き込まれている,「一」の石標?

P3は10:52通過~

P2は11:00に通過~

P1への登りは岩登りが混じる.でもロープはいらないくらいでした.

P1付近から,歩いてきた尾根筋の眺め.右はP2のはず.

P1付近から両神山方面.

P1の標識がある少し手前で小休止.P1手前の登りが思っていたより岩々した雰囲気でしたが,特にてこずることもなくまずまず順調に八丁峠までやってくることができました.八丁峠でガチャ類やハーネスを外しあとは登山道を下るだけ.

それにしても,1ヵ月も経てば山は緑に包まれてすっかり夏の雰囲気です.

八丁峠に到着~.両神山にはいつになったら行くことができるのだろう?

上落合橋の登山口まで来てみれば,両神山に向かうハイカーたちのものと思われる車で駐車場はいっぱい.さすが百名山といったところでしょうか.

のんびり林道を下り,相棒の宴会芸第二弾”猿の鳴き真似”を聞きつつ,今後の山行計画をあれやこれや練っているうちに赤岩橋に無事に到着.最後は前回同様,道の駅の温泉で汗を流しめでたしめでたしとなりました.

 

szt


青空の下の谷川岳南稜

2019年06月13日 20時14分20秒 | 山行速報(アルパイン)

谷川連峰 一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜

2019.5.25(土) 天気:快晴

メンバー:sak(CL),szt(SL),りりぃ,isi,ta2

装備:登攀具一式,ロープ(8.1mm×50m)×2,ロープ(8.6mm×50m)×2

5/24 21:30石下発→0:30ベースプラザ駐車場着(泊)

5/25 4:00ベースプラザ駐車場→5:20一ノ倉沢出合発→6:31中央稜取付き着→7:01南稜テラス着→11:10南稜登攀終了→12:00頃6ルンゼ下降開始→14:22南稜テラス発→16:30一ノ倉沢出合着→17:45基点P

 

 話の流れで,あれよあれよという間に2週連続谷川でクライミングをすることに.しかも当日は5人パーティというやや多めの編成.わたしとしては,南稜は三回目.登っているからと言って,一ノ倉の岩壁はいろいろな意味で気が抜けないのだけれど,当日はそれなりの緊張感を持って,山登りに臨むことができたかな...?

一ノ倉沢出合に来てみれば,前週とは大違いのいい天気.一ノ倉の壁でモルゲンロートがみられるとは,,私にとっては一番最初にここに来た時以来だから4年ぶりの景色のはず. もうそんなに時間が経っているとは,,,月日が経つのは早いものです.

いい眺めでございました. 

1週間の間に,大雨が降ったり30度以上の日が続いたりしたら,出合の雪はだいぶ減っていました.そんな変化を見ることができたのも収穫と言えるのでしょうか?前週同様,雪渓を登り,テールリッジを登り,中央稜の取付きで休憩を取りつつクライミングシューズを履くことに.前の週と違うのは移動が南稜テラスまでということと,気持ちのいい朝日で日光浴ができたことといったところでしょうか.

雪渓は途中で軽アイゼンを出しました.そうしないとツラいよね.

テールリッジより.もう少しで中央稜の取付きです.

南稜は先行が2パーティ.この天気の割には空いてるのでしょうか?

我々は,isi-りりぃ組,sak-ta2-szt組の2組に分かれ登攀開始.先行隊はisiさんが全ピッチリード.後発の3人組は草付きが終わったところでリードをチェンジ.そんな作戦でおもいおもいに岩登りを楽しめたのではないでしょうか?

南稜テラスより1P目.

ばぁ~~っ..

岩はカラカラでございます.

馬の背リッジより.せっかくなんですから後ろを振り返って高度感を堪能してくださいね~~

最終ピッチ.ひたすら青空だぁ~~

最終ピッチ終了点より.もう少しで終わりですよ~

予定通り,私は草付きを過ぎたところからリードを担当.馬の背リッジってこんなに難しかったっけ?あれれ,最終ピッチまさかのA0??なんて,,とハラハラした気持ちを抱きながら,事前の予想通りリードのクライミングにはそれなりの緊張感が漂います.やっぱり入門ルートとはいえ南稜は侮れませんねぇ...

終了点まで来てみれば,南稜の先行パーティが下降の準備をしていたり,中央カンテのパーティが降りてきたり,南稜に取付いた後続パーティに追いつかれたりと,これもある意味想定通りの混雑ぶり.こんなにいい天気ならそうだよね.

そんな事情もあって,我々は終了点から踏み跡をたどり上部の台地状の安定したところで小休止.我々は栄養補給や水分補給をすすめます.

この一杯がたまりません!

のどを潤したところで,再び南稜終了点まで移動.ここの草付きの下りは慎重に.落ちたら止まりませんからね.

下降は6ルンゼ.いつもの所でピッチを区切り,危なげなく南稜テラスまで懸垂下降で通過します.

下降は6ルンゼ.ようやく少し慣れてきたかな?

ここまでくれば,南稜テラスまでは問題ない??

南稜テラスでデポしたアプローチシューズに履き替えて,まずは中央稜の取付きまで下ります.

ここから中央稜の取付きまでが意外と嫌らしいところ.前週に比べれば,鎌形ハングの下の雪渓は小さくなって岩の濡れ具合もだいぶましになってきましたが,油断をして転がるとアウト.なのでこの日は25mを懸垂下降して難所の通過をすることに.ところがこの懸垂ポイントで落石!誰もケガはしませんでしたが,全く気を抜けません.

烏帽子スラブは素早くかつ慎重に抜けたいポイントであることには変わりなく,登山で大切なのは”スピード”ということを実感するのでした.

このあと落石がありました.くわばらくわばら.

中央稜の取付きまでの移動でも,この日はロープを出しているパーティが多く意外と時間を取られます.テールリッジでも途中2回懸垂で下り,一ノ倉沢の出合まで下ってきてようやく緊張から解放されるのでした.

テールリッジの下りも意外と侮れないんですよ~

一ノ倉沢出合.雨と暑さで雪って溶けるのね.

谷川岳一ノ倉沢,いつ来ても緊張感が漂ってますねぇ.次に来る機会はあるのでしょうか??

 

szt