acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

南アルプス・農鳥岳

2020年02月14日 11時46分37秒 | 山行速報(冬季)

2020/2/3-5 南アルプス・農鳥岳


なんて穏やかな気分なんだろう。
山を下りて、温泉入って、美味しいものを食べて。
そして、さらに明日も休日なんて。
いろいろあるかもしれないけど、日常は概ね平穏だ。

初日は2100mで幕。
樹林帯の中なので、至って静か。

想定の2350mまでは至らなかったのは、ラッセルに苦難を強いられたからだ。
大門沢小屋まではまだいい。
そこから先はひざ上~腰深まで。
もちろんトレ-スはない。
タイムリミットは16:00。
小屋から300m高度を上げるのに4時間かかったことになる。

稜線まで約700mの高度差。
あとどれだけ掛かることか。

それでも農鳥岳から北岳までの計画に望みを繋いで、二日目。
全装を背負ってまずは2800mの稜線を目指す。

当然のごとくここから先もラッセル。
表層が薄くて堅いモナカ雪。
外はサクッと、中はエアリアル。
スナック菓子ならさぞかし絶妙な食感だろう。
時に胸ラッセルにつかまり、途中何度諦めかけたことか。

稜線に近づくにしたがって、斜面はアイスバ-ン。
脹脛には相当な負担であったが、前歯に乗って登行。
ラッセルよりはいいが、スリップしたら即アウトだ。

稜線には雪煙がつむじ風となって舞う。
輪舞に興ずる雪精がそこにいる。
もう少しで届く。
それだけを励みに苦しい登行。

稜線。
広河内岳が近い。
締雪を選んで登ってきたため夏道を大きく南に外していたようだった。
そしてノンビリと休憩もままならない強風。
途中、大門沢下降点の鐘塔を見ながら、ボチボチと歩いて農鳥岳を目指すが意外と遠い。

農鳥岳からは、北岳と間ノ岳が望める。
今日は北岳小屋までの計画だったが、今からでは農鳥小屋までたどり着くのが精いっぱいだろう。

高気圧に覆われた状況で、この風。
明日の昼には前線の通過とともに今季最強クラスの寒気が入り込むと昨夜ラジオで報じていた。
間違いなく、寒気とともに風が強まる。

暴風、寒気、3000m。

この組み合わせに一考。
時間と装備は何とかなりそうだと思ったが、風と寒気は計画ばかりか、人をも狂わす。

過去の経験と見聞が脳裏に蘇る。

もう、いいのではないか。
全装背負ってここまで来た自分を敬ってもいい。
そう思った。

もしかしたら、私は日常の平穏な魅力に負けたのかもしれない。
今もって、その先の選択をしたのならどうなっただろうかと考える。
一番恐れたのは守るべきものの未来。

往路を戻って、大門沢下降点の鐘を鳴らす。
鎮魂の鐘は彼らに届いただろうか。

大門沢への下降はこれが登山道かと思うほどに急だ。
道しるべの標柱が一本見いだせただけであとは雪の下らしく判然としない。
尾根や疎林を繋ぎ、胸まで埋まることもしばしば。
幸い雪崩の予兆もないので沢筋を行くがそれでも腰まで埋まる。
下りだからいいものの、これを登るのは相当な覚悟だ。
これまた夏道度外視で強引に下る。

登りにつけたトレ-スに合流し、何とか目途が立つ。
あとは踏み後を忠実に戻るが、途中闇につかまりヘッデンを灯した。

大門沢小屋には先客が一名。
遅い到着とアテにならないトレ-スを刻んでしまったことを詫びる。
明日、2時4時で農鳥岳を目指すとのこと。
山に向かう姿勢に襟を正される気分であった。

夜は手早く食事のみ済ませ、20時過ぎには就寝。

「今、稜線にいたならどんな気分だったろう」

その先を選択した自分に、何処か憧れる自分。
疲労は他所に、なかなか寝付くことができなかった。

小屋の中が赤く染まる。
富士の脇から朝日が昇る。

ゴウゴウという風が小屋を揺らす。
時に舞う雪は、稜線から飛ばされてきたものか。
ここから望めぬ稜線方向は灰色の雲。

なんて穏やかな気分なんだろう。
これから山を下りたら、温泉入って、美味しいものを食べて。
そして、さらに明日も休日なんて。

そう強がってみる。

そして、これでよかったんだと自分に言い聞かせる。
今日の自分と未来の自分に言い聞かせる。

sak

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西穂高岳西尾根

2020年01月26日 09時26分01秒 | 山行速報(冬季)

・ 期間

2020年1月1日~1月3日

・メンバー

sasa、S田

・ 交通手段

自家用車  新穂高温泉登山者用駐車場利用(冬季無料)

・ コースタイム

1月1日 

行動時間:8時間50分

7:10新穂高温泉(1090m)-8:50穂高平小屋-9:30西尾根取り付き-12:40 P1946-16:10 P2343  

1月2日 

行動時間:10時間40分

6:30 P2343-7:50第1岩峰-12:30第2岩峰-14:15西穂高岳(2908m)-15:40ピラミッドピーク-17:10西穂山荘(2367m)

1月3日 

行動時間:1時間25分

9:45西穂山荘(2367m)-11:10新穂高ロープウェイ西穂高口(2156m)

・ 記録

1月1日 

天気:晴れ昼前から雪

7:10新穂高温泉を出発。

天気が良く、遠くには真っ白な稜線が見えた。

右俣林道には雪が少なく、わかんをおいていく話が出たほどだった。

穂高平小屋からは、トレースが西尾根方向へ続いており、柵で囲まれた中を進んでいく。

尾根末端の取り付きには赤布があり、ここで有刺鉄線をくぐって柵の外へ出た。

尾根の取り付きから斜面を登っていくと、赤布が所々にある。

県警のヘリコプターがしばらく飛んでいた。稜線と高山市方面へ何度も往復しているが、誰か遭難したのかもしれない。

下山後ニュースを見たら、西穂高岳頂上の遺体を搬送していたみたいだ。

いつの間にか雪が降り始め、風も吹いてきた。

トレースはP1946辺りまで残っていたが、前日の降雪でだいぶ埋まっていた。

P1946を過ぎたあたりから雪が深くなり膝上ラッセルになったので、わかんに切り替える。

小ピークをいくつか超えP2343を過ぎたコル付近にテントを設営した。

夕食の内容はペミカンシチュー。

ペミカンは今回初めて作ってみたが、上手くできたようだ。

バターを使ってみたら、思っていたよりあっさりしていて食べやすいシチューになった。

 

1月2日 

天気:曇りのち風雪

朝3:30起床。

お茶を飲み、朝食を食べて目を覚ます。

アイゼンをつけて出発する。コルから先は急登になるが、前日にトレースを作ったおかげで楽に登れた。 

第1岩峰

基部を左へ回り込むが、雪深く体力を消耗するので、登れそうな所から木登りで登った。 

尾根上に出ると樹林帯から雪稜の登りになる。 

樹林帯を抜ければ、雪が締まって歩きやすくなることを期待したが、相変わらずラッセルが続く。 

表層の軽い雪をかき分け、膝で足場を固めながら登った。 

奥穂高方面の眺めが素晴らしい。

ジャンクションピークは、急斜面のトラバースで通過。コルの先には第2岩峰が見える。

第2岩峰右側にフィックスロープがあるので、ロープの必要性はあまり感じなかった。

その先は急な雪壁で、下から雪が吹きあがってくる。

風が強いためか、表面が固くなり歩きやすいところもあったが、長くは続かなかった。

頂上直下の岩峰は右へ回り込み急な雪壁を登った。ここにもフィックスロープがある。

最後の登りは山頂の標識を眺めつつ登っていく。

西穂高岳山頂の標柱には大きなエビのしっぽが付いていた。

スマホで数枚写真を撮ると寒さで電源が落ちてしまう。

西穂山荘まで常に強い風と雪にさらされて、指先や鼻が痛い。

独標からの下りは急であり、慎重に後ろ向きで下った。

西穂山荘に到着すると、暗くなるのに追われながらテントを設営。

この日のテン場はテントが10張くらい。

1日目、2日目も西穂山荘に着くまで他のパーティに会うことはなく、ロープも使用することはなかった。

夕食はペミカンカレー。

 

1月3日 

天気: 雪

朝食はペミカン豚汁。

バターベースのペミカンを使うと豚汁が豚汁ではない別の料理のようだ。

夜中降り続いた雪で埋もれたテント達。

西穂山荘を出発した時、丸山・独標方面へ向かう人の列が見えた。

ロープウェイ方面はトレースがしっかりしていて、楽だが案外長く感じる。

ロープウェイ駅に着くと観光客で賑わっていた。

今年も正月に北アルプスにいて、ルートを登り切ることができて満足だ。

 

補足:ペミカンレシピ

材料(例)

ラード(またはバター)100~200g、豚バラ肉 200g、じゃがいも 2個、玉ねぎ 1個

ニンジン 1/2本、ごぼう 10センチ、油揚げ 1/2枚、塩・こしょう 適量

作り方

各食材を炒めたり、茹でたり、レンジでチンする。

すべての食材をフライパンに入れてラード(またはバター)を投入する。

少し煮詰めてできあがり。

冷めたらジップロックに詰める。

包装は二重にする。

保存は冷蔵庫。

備考

玉ねぎ、じゃがいもは火を通し過ぎると溶けるので、大きめにする。

豚バラ肉の脂多めが寒い冬に合う。

主に夕食で使用し、他にアルファ化米等が必要になる。

ペミカン以外に白菜や長ネギを持っていくのもあり。

(S田)

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中央アルプス・木曽駒ヶ岳

2019年03月26日 19時19分03秒 | 山行速報(冬季)

2019/3/22 中央アルプス・木曽駒ヶ岳


すでに2612m。
千畳敷カ-ルと宝剣岳の素晴らしい景観が目前に広がります。

加えてこの好天。
気分が上がらないわけがないよね。

「イヤッホ-!!!!」と言いたいとこだけど、
「はぁぁ。」と、ただただこの景色に見惚れてしまいます。

そんな素晴らしい、ごほうび山旅。
たまにはいかがですか?

YUKAさんはお初の雪山アルプス。
11月に入会してからというもの、今年シ-ズンは単独含めて9度目の雪山。
モチベ-ションが違います。

千畳敷きからしっかりしたトレ-スを追っていく。
アイゼンはいらないかと思ったけど、この先雪崩の可能性もある不安定な場所での休憩はリスクでもあるので、最初からつけていく。

だんだん傾斜も立ってくるけど、トレ-スはバケツの如し。
ノ-トレ-スなら緊張する場所だけど、本日のうららかな日和もあってストックでも十分だった。

浄土乗越に出ると、風が強まる。
ここで、アウタ-を着る。
宝剣岳や空木岳への稜線が美しい。

ここからYUKAさん先行。

あれ、ちょっと。。。
YUKAさん、歩くの早い、、、ですっ。
sakは、、、ついていけそうもないです。(汗)

最後のひと登りで山頂。
木曽駒ヶ岳、100名山ゲットです。

ついでに、タヌキもゲットです。
ん?タヌキ?

山頂には、アルパインタヌキが彷徨してました。
うん、きっとこれは山神だ。そうにちがいない。

風も強いので、早々に山頂を後にする。
少し下ったあたりで、もぐもぐタイム。

真正面には南アルプスとうっすらと富士山。
YUKAさんは富士山に登った時がない、という。

「富士山は登った方がいいですよ。」

一般的に、山登りをする人は「富士山登ったときあるの?」と聞かれることが多くって、
「まだ登ってないんですよね」などと言おうものなら、「あぁ、そうなんだぁ」と少しガッカリしたような微妙な空気が後に残るので、

「富士山は登った方がいいですよ。」

素晴らしい景観の中、そんな下世話な話題に花が咲く。(いや、咲いてないか。。。)

浄土乗越からは、少し先に見える和合山がなかなか尖がっているので、立ち寄ってみる。
転んだら止まらないであろうトラバ-スを歩くのも良きスパイスだ。

千畳敷までの下りは急傾斜。
雪はグズグズで足元が不安定なので一歩一歩慎重に。


「あっ!!!」

不意に後方でYUKAさんの叫び声。
振り向くと、足を滑らせ滑落してきたのは、、、、
私達の後ろを歩いていた、おじさん。

sakもなんとか止めようと試みたけど、つかみ損ねてしまう。
「大丈夫、大丈夫」といいながら、頭が下で仰向けに滑り落ちていくおじさん。

「いや、大丈夫じゃないでしょ。」

というツッコミを入れる間もなく、10m位下で止まった。
頭が下なので起き上がれないため、足を谷側に引っ張ってどうにか起き上がる。
どうやら怪我はないみたい。
雪がゆるかったから良かったね。

そんな一幕もありつつ一投足で、ロ-プウェイ駅に到着。
心配していた雪崩もなく、まさに癒しの王道のような山行なのでした。

この感動をもっとたくさんの人と共有できたらいいね。
山好きな人とつながりたい!

ACC-J茨城は山が好きな人達を待っています。


sak

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八ヶ岳 大同心南稜

2019年03月24日 22時54分44秒 | 山行速報(冬季)

2019年2月24日

メンバー:sasa,S田

コースタイム
24日:美濃戸口7:20-赤岳鉱泉11:00~12:10-大同心南稜14:40-ドーム基部16:30-大同心の頭18:00-硫黄岳19:50-赤岳鉱泉21:00


振り返ってみると八ヶ岳の東壁、西壁いろいろ登ったが、今まで大同心へ行ったことがなかった。
やっと取れた1ヶ月ぶりの休みに、大同心南稜へ行くことにした。

美濃戸口の駐車場で出発の準備をしながら、となりに駐車した単独の人と八ヶ岳の状況など情報交換をした。
毎年来てるんですか?と質問されたので、戸惑いながら思わず年に1回くらいと答えてしまった。
実際には前回が2年前の赤岳主稜で、前々回が14年前の権現岳東稜だったので、14年ぶりに復帰したが正解だったかな。

美濃戸山荘から北沢の車道歩きでは、一面が氷の道になったので堪らずアイゼンを出す。
晴れの日が続いたせいか赤岳鉱泉から見る大同心の壁には、ほとんど雪が無い状態で黒々としている。
さっそく赤岳鉱泉にテントを張って大同心へ向かう。

赤岳鉱泉からすぐの大同心沢にはしっかりとしたトレースが出来あがていた。
大同心沢に入り、途中から大同心稜へ続くトレースの分岐になる。
藪っぽい樹林帯の大同心稜を登って行き、周りが開けてくると大同心の正面フェースが目の前に現れる。
大同心基部の辺りはガレ場になってルンゼへ切れ落ちているので緊張する。
となりの小同心クラックを見ると、取り付きに1パーティ見えた。
大同心基部を回り込んだ所にボルトがあり、大同心南稜の取り付きに到着。

出だしはどこでも歩ける易しい岩場が広がっている。
ロープの流れが悪くなるので、岩を抱え込みながら左上トラバースした所でピッチを切る。
トラバースした所からは直上して行くと、傾斜が急になり緊張感が出てきた。この辺りは一面に丸く飛び出た岩を掴んで登って行く。
リッジに出た所からはトラバースになり、しっかりした踏み跡が続いている。草付きを歩いてドームの基部に到着。


ドームのピッチは垂直から薄かぶりのルートになり、前半はしっかりした支点がある。
ドームを登り始めてすぐに腕力もなくなってきて、アブミを出してホッと一息。風があるのでアブミに乗るのも一苦労する。
6~7m登るとカラビナが2枚残地してあった。
次の支点が離れているのでアブミからフリーになるのが難しい。
支点は豊富だが貧弱になってくる。ハーケンが窪みに打ち込まれていてカラビナ通らない、3枚重ね打ちされていてカラビナが通らないなど問題が出てくる。
右に回り込み薄かぶりの登りになると、ハンガーボルトのボルトだけや、浅打ちのハーケンなどの支点を使い、大同心の頭に出て終了。

暗くなったので大同心稜の下降はあきらめて、稜線から硫黄岳経由で赤岳鉱泉へ戻った。

 

 林道がスケートリンクのような氷

 

 アイスキャンディーとアイスクライミング


 大同心稜から大同心

 

 大同心南稜  スタート

 

 大同心南稜

 

 大同心南稜 草付き

 

 大同心南稜 ドームを登る

 

 夕焼けの稜線

 

 

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谷川岳一ノ倉沢、一・二ノ沢中間稜

2019年03月02日 18時30分17秒 | 山行速報(冬季)

2019/2/25-26 谷川岳一ノ倉沢、一・二ノ沢中間稜


一ノ倉は独特な場所。
山ヤなら、誰でもそう思うのではないだろうか。

その険しさ、
その登攀史、
谷川岳という評判、
そして数あるエピソ-ド。

佐瀬稔氏による、登山家・森田勝氏と長谷川恒男氏を追った物語に私自身、唸らされたものだ。
山を舞台にした人間模様。
その歴史、人間模様の一端に触れたような気がして昂るのだ。

ココロして臨まなければなるまい。
「都合の良いこと」は考えない。
kozくん。覚悟はいいかい?


2019/2/25

3:10発。
なんとか1時間半ほどは寝れた。
眠い筈だが、sakもkozくんも速やかな出発準備。

登山指導センタ-で計画書を出したら、センタ-脇の雪壁を一段登って一ノ倉へ。
この先の急斜面トラバ-スを意識して、早めにアイゼンを装着。

4:36、一ノ倉出合。
ぼんやりと小さな明かりが本谷に見える。
先行のヘッドライトだ。
姿見ぬ者同士だが、同日ここに入るというだけで連帯感を感じる。

出合で装備を付けたら月光に導かれ、一ノ沢を少し登った所から中間稜を目指す。
ヘッドライトの明かりに照らされたデブリの陰影が少し不気味だ。

6:20
尾根に乗ると、末端からのトレ-スがあった。
正直に告白するなら、大いに安堵した。

淡々と薮尾根を詰め、緩傾斜の雪壁を詰めると次第に傾斜が増してくる。
時にお助けスリングを利用する。
本谷に入ったパ-ティ-は3ルンゼに入って行くように見えた。

8:07
枯れ木のピ-クから小コルまでは10mほど懸垂下降。
小コルからロ-プを出す。

概ね薮尾根を縫うように進む。
薮が多いので、手がかりや支点は豊富だが太陽が昇ってきたためか、雪の踏み抜きに苦慮する。

だんだん小岩壁が混じるようになり、左からの岩峰と合流する。
小コルから7ピッチ位だったと思う。

13:30
一・二中間稜のハイライト、ピナクル群に到達する。

「いやぁ、これですか。」
と言いながら、二人してニヤニヤ。

踏み跡もあり、心理的な不安もなくsak先行。
「怖えぇ---」とかいいながら、笑顔。
振り返ればピナクルに立つkozくんも、たぶん笑顔だ。

ピナクルをいくつか越え、ビバ-ク予定地で休憩。
行く先の雪壁も結構な傾斜に見えるので、スタカットで雪壁上まで。

ここからはロ-プを解いて雪壁と雪稜を行く。
しかし、このころからガスに覆われ、風が出てくる。
雪稜切れ目の判別も怪しいが、幸いトレ-スが明確なので、不安はなかった。

15:49
東尾根に合流し、雪稜をカニ歩き&直上で進む。
一カ所、表層がピキピキ鳴りながら亀裂進行中の場所があって、肝を冷やす。

16:23
第一岩峰は右巻き。
抜け口はホ-ルドとなる岩にベルグラが張っていて、ちょっと怖かった。

午前中は雪もゆるむ暖かさで、今は手袋も凍るほど。そして、この強風。
濡れた後の凍結は命取りになりかねない。
第一岩峰あたりはビバ-ク適地でもあるが、二人とも疲労度は低いのでこのまま肩の小屋まで行くことにした。

淡々と行くと、トレ-スは小雪庇に向かっていく。
それをダブルアックスで越えると国境稜線。

17:02
オキノ耳山頂。

国境稜線はこれまで以上の烈風となっており、記念撮影だけしたらトマノ耳へ。
ガスと烈風に巻かれながらもクラストした雪面にトレ-スが明瞭だったため、難なく肩の小屋も見いだせた。

肩の小屋は冬季小屋のみ解放となっているのだが、入口を入って右側の客室がそのまま「冬季小屋」として使える。
とても清潔、かつ快適。
強風下のテント生活を思えば、天国のような空間だ。

タップリの水を作り、食事はキムチ鍋(軽量化ver.)
ささやかながら、祝杯を挙げる。

「都合の良いことは考えない」
その思いで臨んだ山行であったが、トレ-スといい、天候といい、泊場といい、「都合の良いこと」に助けられた。
寝袋に入り、そんなことを考えながらあっという間に眠りに落ちる。


2019/2/26

6:30起床

強風は止まない。
視界も良くない。

そんな中、いつもの起床時間に目が覚める。

今日は下山だけなので、気も楽だ。
強風とガスが止まないので天神尾根への下山とする。
ゆっくり朝食を取り、ゆったりと準備。

8:46発
天神平まで一時間半、ロ-プウェイで駐車場まで。

 

最後の最後。

「都合の良いことは考えない」
そう誓っておりましたが駐車場出口に、まさかの「本日駐車料金無料!」の文字。

なんという、好都合!!!
こういう日がたまにはあっても、いいよね。

 

sak

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悪天の根子岳敗退記

2019年02月28日 06時11分38秒 | 山行速報(冬季)

2019.2.23(土) 天気:曇り|風強し

メンバー:szt(CL),yuka

装備:冬装具一式

2/22 22時過ぎ常総発→1時過ぎ菅平牧場入口駐車場

2/23 7:52菅平牧場入口P→8:35菅平牧場管理事務所登山口→10:25一次撤退→10:53トレースからの登り返し→11:50二次撤退(標高2,100m付近)→12:32牧場展望台→13:09基点P

 

雪の百名山として,今回狙ったのは四阿山.けっこう最近まで百名山としては,ほとんど意識していなかった山.地図で確認してみれば,標高が3,000mを越えるわけでもなく,独立峰としてそびえ立っているわけでもなく,険しい山容というわけでもなく,個人的な印象で言うと地味な感じ?であれば,登るとすれば冬,雪のある時にと思っていた.

予報では,当日の天候が思わしくなさそうであったが,休みとなれば最近は山に向かわずにはいられない.とにもかくにもまずは山に行くべしということで,菅平牧場から入山する.

前夜に菅平牧場への道を登っていくと,一般車進入禁止の看板が立っている.ということで,牧場の入り口にある駐車場で一夜を明かす.

翌朝,準備を整えていざ出発!と思っていたのも束の間,相方が突然視界から消える...何が起こったのかとよく見ると,前夜に雪から解けた水がカチンカチンにブラックアイスとなっていた.怖ろしや恐ろしや.

   

見事な転びっぷりでございました.

気を取り直し,登山口までの舗装道路をてくてくと進む.おそらくは本来なら根子岳が見えるであろうはずが,残念ながら生憎の天候により全く拝めない.というか樹林帯がないと雪交じりの風が吹きつけていかにも寒そう. 

   

 登山口への一本道.こう見えて地味に傾斜があるのです.

牧場の管理事務所と思われる建物の陰で,ゴーグルをセット.防風対策を早々に施す.だって,牧場脇を通るのにとっても寒そうなんですもの..

   

ご覧の通りの天候の悪さ.こんな日に山に登ろうとするとは..

ほぼ歩き始めからゴーグルをつけたため,登るスピードは控えめ.だって汗かくとゴーグル曇って凍って見づらいでしょ.

牧場脇を通り過ぎれば,樹木が増え始め風は弱まる.はっきりとしたトレースは残っており,山頂を目指すにはトレースを辿ればよいのだろうが,この日は山頂に行ったとしておそらく展望はゼロ.ならばとyukaさんに視界が効かない時の地形図とコンパスを使った進み方を伝授.伝授といってもごく基本的なことしか伝えられないんすけどネ.

   

地形図とコンパスを頼りに黙々と方向を見定めて登るyukaさん.

地形図を見ながらのため,予定していたよりもスピードは落ちる.そしてトレースからも外れる.さらに樹林帯からも外れ体も冷える.ということで,,適当なところで切り上げ,一旦トレースの所まで下る.

   

地味な作業でしたがなかなかのコース取り.こんな天気でなければねぇ..

トレースまで戻ると,所々にピンクリボンでマーキングされている.このまま下山でもいい天候だが,せっかく来たのでもうちょっと粘ってみることに.それにしても,お互い物好きですなぁ...

   

ご覧の通りのピンクリボンがありまして..これを辿ることにしましたが...

ピンクリボンを辿っていくものの,しばらくすると視界が悪くて見逃しているのか,はたまた目印が切れてしまったのかピンクリボンを追えなくなってしまう.そこでトレースを追っていくがそのトレースも途中から薄くなり最後には消えてしまう.GPSを頼りに少し登ってみるが,樹木は減り風は強まるばかり.

標高2,100m付近まで来たが,さすがにこれ以上粘って山頂へ行く必要性も感じない.お互い協議をして今日はここまでということにして下山に取り掛かる.

   

標高2,100m付近.晴れていれば何の問題もない山でしょう.

下山が決まれば後は早いもの.登りに辿ったリボンやトレースを頼りに下るだけ.下っていると,登りでは見逃していた牧場の展望台を発見.天気が良ければ見逃すはずもなさそうだが,この日は天気がねぇ...

   

登りで見逃していた牧場の展望台.近づいてみると..

   

晴れていればおそらくこんな展望が臨めるはずなのに...

   

当日の眺めはこちら.というかこういう天気の日に入る山じゃないでしょ..

展望台に,本来はそこから眺められる冬の写真が貼ってあったが,その景色の差に愕然.というかここは北アルプスの展望が売りの山なんだから,こういう天気の日に入山する我々が間抜けというか酔狂というか...

それでも,同行のyukaさんには地形図とコンパスを使う練習にはなったみたい.収穫があればそれでいいのです.その後は駐車場までとことこ歩きこの日は行動終了.後日の好天を狙った再戦を,お互いに誓い合ったのでした. 

 

szt

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八ヶ岳 赤岳天狗尾根

2019年02月27日 14時09分23秒 | 山行速報(冬季)

2019/2/16、17

八ヶ岳 赤岳天狗尾根

メンバー:sakさん、sztさん、isiさん、koz(きくりん)

 

1月に旭岳東稜を登っている時に見えていた、険しい面もちの天狗尾根。4人で予定を合わせて行ってきた。

私の仕事の都合で、つくばをAM10時発。美しの森駐車場に14時、16時は出合い小屋についた。

先着がいるかなと思いきや、誰もいない、ラッキーと思い小屋内に泊まる事に。

この日は、食事担当sakさん、CLがsztさん、私は登攀長、、、という役割でsakさんの計画書に記載してあった。

登攀力の乏しい長ですが、頑張ります。。。

食当のsakさんのメニューはおでんに鍋にチャーハンにと、本当においしくお腹いっぱいになりました。頭が下がる思いです。ご馳走様でした。そして、新入会のisiさんは飲める方でした。おいしそうにウィスキーお湯割りを飲む姿は、普段の装いからは、想像出来なかった一面。そして山への想いも、熱い。。今後も一緒に山へ入りましょう。よろしくお願いします。

翌日は5時?には小屋を出発。前日の偵察で雪は少なそうだったので、わかん等はデポしていくことに。

装備は一式小屋で着装。

雪が少なくさくさく歩けてしまう。

天狗尾根に上がる箇所にピンクテープが巻いてあり、道中もトレースとテープだらけで、沢山人の入るコースなのだなと思った。

日の出前、薄明りに映る山容の迫力がかっこいい。

サクサク高度を上げていくとカニの鋏が見えてきた。

通過後のカニの鋏

その先は右へトラバースするポイントでフィックスが張られていた。

そこを私はフリーで行こうとしてしまい、ロープを出した方がいいんでは、とアドバイス頂きちょっと危険な場所で

セルフをとってロープを出す。登攀長はまだまだ状況判断がいまいちです。反省、、isiさん危険な場所で用意させてしまい申し訳ありませんでした。

2人一組でロープをつなぎ、ルンゼの雪壁を登る。

小岩峰を超えて、核心の大天狗へ。右から巻くコースを選択。

ここも二人一組でロープを繋ぎ登る。

以外とあっさり超えてしまう。上部には丁寧にチェーンとボルトが打ってあり、ここでビレイする。

皆さんサクサクっと超えてくる。

ロープはしまい、稜線上を歩いて行くと

あっという間に登山道で出た。AM11時。

快晴、無風と最高の条件でこんなに寒い思いをしなかった八ヶ岳は初めて、、。

気持ちよくツルネ歩いていき、薄く残るトレースと1月の記憶を元に下山し無事に出合い小屋に到着。13時。

15時には、駐車場に着いた。

雪も少なくラッセルなし、無風、快晴と順調に行き過ぎてしまい、登攀力の乏しい登攀長ですら、実力を出し切る事無く終わってしまった、、がこんなにうまく行くことは少ないと、一回一回気を引き締めて山行に臨むことにしようと思います。

 

koz(きくりん)

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西上州 相沢奥壁&神津牧場 転戦→子犬殺しの滝

2019年02月11日 07時22分40秒 | 山行速報(冬季)

2019/2/9.10

西上州 相沢奥壁&子犬頃殺しの滝

メンバー:sztさん、koz(きくりん)、会員外Yさん

 

今シーズン始めたアイスも4回目、内3回はY先生と。今回もY先生と、アイスでは正月の赤岳鉱泉以来sztさんと西上州へ行ってきた。

下仁田道の駅で前夜にYさんと待ち合わせて、軽く1杯。sztさんとYさんは2年ぶりの再開で、積もる話もあって楽しそう。

ですが、遅い時間だったため、翌日に備えようと区切りいいところで就寝。

なんでもYさんの知り合い方からの情報によると、タレントさんがアイスクライミングをするTVの撮影があるらしく、明日私達が行く予定のエリア付近らしい、、。がそんなの関係ないと翌朝6時には相沢奥壁へと向かい1番乗り。

氷瀑付近にはフィックスが張ってあったりしたが、結局1日中現れなかった。

Yさんがリードで取付く。

 

ノーテンで見事に登りきってしまったY先生、、、、。恐るべき、、、、本当はおいくつなんですか?見事すぎる登りに、落氷があるなか脱帽ならぬ脱ヘルメットしそうになりました、、、、流血してしまう勢いです。でもいつか追いつきます。その時までは頭を守り、チャレンジしていきますのでこれからもよろしくお願いします。

 

そのあと私たちはトップロープで2本、これだけ大きな50m級の滝を登ったのは初めてでトップロープでも大変でした。

途中でお隣パーティーが張っていたトップロープのラインとお互い交換して1本登れせてもらう。

そのあと氷瀑中間までリードの練習をしてこの日はタイムアップ。

帰りにYさんから神津牧場のアプローチを車で途中まで行ってもらい教えてもらった。親切にありがとうござました。

荒船の湯で温まり、ノンアルビールで乾杯。この日でY先生は帰宅し明日は、sztさんと二人。先生の居ない弟子っ子二人は不安を残しつつこの日は二人で食事を済ませて軽く1杯飲んで就寝。。。

Yさんに教えてもらった通り神津牧場の氷瀑を目指して車を止めて歩き出すが、なんか違う?明らかに間違えている事に気づくがsztさんが地形図を見ながら何となく行くと氷瀑右エリアの上部に出た。コマンチは岩が露出して登れる状態ではない。ナバホもちょっと厳しいかなという感じ。

 

↑コマンチ

その後入門滝を懸垂で降りる。二人共ろくに調べないで来て、迷ったが結果として先に上部の滝が登れないことを知れたから結果all right。

懸垂で降りた所で、同会のSさんパーティーに会う。上からアプローチしてきた私たちに驚いていた。笑

昨日sさんたちは、子犬殺しの滝に行き登ってきたそうだ。犬殺しの滝は登れる状態ではないらしい。

色々と道具の話しなどお話しして、私たちは左エリアへ移動。

ですがアプローチもろくに調べない私たちには自業自得の結果で、リトルインディアンは登れる状態ではなく、他の滝は大人数の先行パーティーが登っていて、子犬殺しの滝へ転戦することに。

昨日通った荒船山登山口を通り過ぎて、林道を行けるところまで車で。ここからも最初の分岐を右に行くのを間違い林道を歩荷トレーニング、、、間違いに気づき、戻ってピンクテープを辿って子犬殺しの滝で到着。

 

 犬殺しの滝は発達していない。

 

13時近かったので、お互いリード&フォローで2回登ろうという事でじゃんけんでリードの順場を決めて、取付く。

滝の抜け口には、綺麗に横一直線にクラックが入っていてお互いかなり怖い思いをした。リードで行ったsztさんは引き返せないから行くしかないし、、私もフォローで登って、、こえーー、、、、。その後のリードで行くのに踏ん切りつけるのは勇気が必要だった。

sztさんも私もリード経験は乏しかったが、集中して取付きそれぞれリード&フォローで2本登ってタイムアップ、お腹いっぱい。大満足。とにかく、今シーズン目標のリードで滝登るのを達成できた事が嬉しい。sztさんも収穫が大きかったはずだ。

 

来年はアルパインのルートに入りましょうね!

とても充実した2日間を過ごせて、お二人に感謝です。

Sさんも情報ありがとうござました。転戦する事を会のメールで流すのを忘れてしまい、反省。以後気を付けます。

 

 

止まらないんじゃなく、止めれません。1日24時間では足りません。出来る事を全力で、、、、。

 

koz(きくりん)

 

~~~付記~~~

 振り返ると,Y先生と一緒に山へ行ったのは2017年12月.2018年は一緒に出掛けていないことにびっくり.

そしてお会いしていない間の,Y先生のムーブのスキルアップ&肉体改造によるアイスクライミングのパフォーマンスの向上のぶりにさらにびっくり..

その上,ジャケットやらヘルメットやらアックスやら,装備の充実ぶりもますます進んでいるし...

そんなY先生越えを狙っているきくりん..山行記録も速攻でアップしているし...

もう開いた口が塞がりません.こちらは山遊び好きの平凡な一庶民として,”今まで同様”心穏やかに過ごしていきたいと思います.

szt

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足尾渓谷 夏小屋沢&横向沢

2019年02月04日 19時46分16秒 | 山行速報(冬季)

足尾渓谷 夏小屋沢&横向沢

2018/2/1.2

メンバー:会員外Yさん、koz(きくりん)

 

先週は八ヶ岳のバリエーションルートへ行く予定だったが、私の急性腰痛により山行が中止となってしまった。ご迷惑をお掛けしました。貴重な冬季シーズンの山行を逃してしまい少し残念な気持ちと共に、何故か少しほっとしていた自分がいました。休養も十分にとって体も治ってきたのはいいが、この休みはパートナーが見つからずいて、元々は一人で滝散策したりして、トップロープソロで練習しようかな、、、なんて、考えていたらYさんからアイスのお誘いが、

二つ返事で足尾渓谷へ行くことに。

日光 道の駅日光ニコニコ本陣で当日待ち合わせをして車2台で銅親水公園へ。この前日は茨城でも降雪があって、日光の道路にも雪が。

駐車場から1時間30分歩いて、横向沢でまずは練習。Yさんリードでトップロープを張ってもらい数本登る。

その後夏小屋沢へ行くと、1パーティーが登攀中だったため、黒沢へ移動するも所々岩が見えていて

氷が薄い模様、、、Yさんと話してもう一度横向沢で、私のリードの練習を数本実施し、夏小屋沢へ移動。

F1、F2はナメ状の滝でF3は中々たっている印象だったが、先々週の南沢大滝ほどではなかった。

Yさんが全てリードで行き、私はフォローで登攀。ルート感覚で登ることが出来た。

今シーズン中にはどこかのルートに入りたい気持ちが強くなった。

この日もあっという間に時間が過ぎて行きタイムアップ。

駐車場にはへっでんギリギリの18時着。温泉に入り、そのまま水分を取らずに道の駅にて車内で宴会。

ビールが美味しいこと美味しいこと。。。

 

翌朝、来週もアイスクライミングの約束をしてYさんは帰宅。今日もありがとうございました。

 

私は一人、奥日光の滝を車で散策、、地形図中の沢で等高線の込み合った場所に今後こっそり練習できる滝を見つけられないかななんて、放浪、、、やっぱり、車から降りて歩かなきゃ見つからないよななんて思って、その後、10時発でハイカーで賑わうとある滝へ行く事に。賑わう氷瀑付近の沢には、過去にネットで検索した際、賑わってない氷瀑があることを知った。そこへ行ってみようと出発。賑わう滝まではスノーシューで行く人が多く居た。その明らかなトレースを辿り約2時間で賑わう滝へ。凄い人の数だった、、、、。その賑わいをよそに一人ラッセル開始。

 

 

うん、。、、、進まない、、進めない、、、、

、、、、、。

雪が沢山降ったんだよな昨日は、、

 

 

わかんない、ワカンナイなぜ俺は、、、、、

 

 

 

ワカンを持って来なかったのか、、ワカンナイ、、、。

 

2時間腰高ラッセルで、もがきながら目当ての滝へ到着。

なんか、宝物を見つけた気分だ、、、。15m位の滝だった。

初登なはずはないが、そんなん関係なく、なんかこう今すぐ登ってしまいたいそんな気持ちにかられた。。。。

 気づいたらハーネスを履いていて、スクリューで取付きに3ヵ所支点を作ってプルージックを使用したソロシステム作って(ソロに使える道具を忘れた、、)1個目の支点を作るところまで登ってみたが、冷静なって(怖くなって)辞めました。その後は打ったスクリューに墜落荷重かけてみたり、

 アバラコフ作ってこれまた荷重をかけてみたり、いずれ来る?であろう(いつになることか)リードで登った際の

氷面でのビレーシステムを作ってみたり、、

根暗に一人練習をしました。いつかパートナーを見つけて登りに来たいですなぁ。

時間も押してきたので下山開始。

4時も過ぎると、賑わっていたハイカーもいなく誰とも会わなかった。18時駐車場着。

駐車場に着く直前、辺りが暗くなって来た中に光り輝く女性が現れた、、、、

強風の中、突如目に入って来たので不思議な光景だった。

撮影会?モデルさんなのかこの寒い中、大変です。。。。

カメラマンさんやモデルさんも笑顔で楽しそうだった。

 

そして私も

新雪の中、一人でもがいて大変でしたが、嫌いじゃないです。こんな一日も、、。

知る人は知っているであろう滝だが、見つけた時はなんかわくわくした。

誰もやったことのないことを初めてやった人や自然の造形物を見つけて

初登しようと人達はこんな気持ちだったのかな。

 

1人で練習して意味あるか?前に進めているか?

ラッセルは少しずつしか進めない、ワカンを忘れたら更にもがきながら少ししか、進めない、、、

こうしたい、ああしたいはある思うが、すぐにはうまくはいかない。計画性のない自分に対して、

もどかしいと思う事もある。

でもそれも今回のようなラッセルと思えば、、きっとその先には何かあるはず。いつか何か掴めるはず。

ラッセル、ラッセル、

ワカンは忘れず、ラッセル、、、、。

 

koz(きくりん)

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岩根アイスツリー&南沢大滝

2019年01月20日 22時18分57秒 | 山行速報(冬季)

岩根アイスツリー&南沢大滝

2018/1/16.17

メンバー:koz(きくりん)、会員外Yさん、Mさん(1日目のみ)

利根川を渡り熱きアイスクライマーの元へ向かう。

会の方と昔から親交があり、アイスといったらYさんと皆が口を揃えて言う強者だ。

yさん宅に暖かく迎えて頂き、全泊させて頂いた。

翌日朝、yさんの山仲間Mさんも合流して岩根ツリーへ向かった。こちらのMさんもお話しを聞くと数多くの

アルパインルートを登っているとの事でかなりお強い方です。私は正月キャンプで赤岳鉱泉でアイスを経験してから2回目、今日も成長できるはずだと楽しみな二日間となった。

岩根山荘について料金2,000円を払い、トップロープを張りながら、1本100円、20本はいかなかきゃねとYさんと意気込む。

3人で交代しながら、ガンガン登る。お二人共本当に上手に登っていく。

 

 

 小休止をしながら、mさんからアイスクライミングの基本ムーブの動画を

見せてもらい、それを参考に何本か登ると足の捌き方が少しわかった気がした。

その後は、模擬リードをやらせてもらったり、アバラコフの作り方を教えてもらったり、

ネットで調べて用意して来た、デイジーチェーンとフィフィを使ってのアックステンションを試してみたり。

mさんは顔面から流血をしながらも、三本連続で登ったりとガッツ溢れる方で私としても刺激となりました。計10本ほど登ってタイムアップ。20本とは行きませんでしたが

良き練習となりました。

その後は買物と風呂を済まして、三人で宴会。

yさんmさんが作ってくれた鍋と、私の持って来た日本酒をメインに宴会。

三人で一升瓶開けて沢山語った。yさんとは2度目、mさんとは初対面だが、

色々な話が出来て良かった。こういう横の繋がりも大切にしていきたい。

何より紹介してくださったsztさんや、Yさんと関係を築いて方来た会の先輩方に感謝したい。

翌日はmさんを駅に送り、南沢大滝に向かった。大滝には先行パーティが取り付いていた為、小滝でyさんがリードで行きトップロープを張ってもらい二本登った。

その後、大滝に移動し、またもYさんにリードで行きトップロープを張ってもらった。

Yさんの見事な登りをビレイしながら、こんな滝リード出来る気がしない、、気が座ってないと無理でしょと思った、、、。

 その後、何とかトップロープ状態ながら、ノーテンで3本登る事が出来た。

あっという間に時間は過ぎていき、下山予定時刻となった。

小滝ならリード出来そうな気がして最後にチャレンジしたかったが、もう少し慣れてからにしようということになり下山。

帰りも風呂に浸かり帰路についた。

アイスは初心者でも、ゲレンデのトップロープならある程度登れてしまう。全部ガバだし。しかし当たり前だけどリードとなると話は別だ。

アックスの振り方や足の捌き方、足の置き方、レストしながら登るコツ、段階的に過程を踏んでリードに挑戦していきたいと思った。

yさん、mさんありがとうございました。

koz(きくりん)

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