acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

岩菅山

2014年11月25日 23時31分29秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2014.11/22(土)~11/23(日):1泊2日

メンバー:kei2、他2名

【コース】
1日目:一の瀬(聖平の上)登山口~小三郎小屋跡~アライタ沢~ノッキリ~岩菅山(避難小屋泊)
2日目:往路の逆コース

一の瀬(聖平の上)登山口は駐車スペースあり(7~8台)

この時期 冬季閉鎖となる為、ゲートが開いているか不安だったが、開いていたので広く整備されている林道を進み登山口へ。

後で調べたら、
<平成26年度冬期閉鎖区間予定>
県道(471号)奥志賀公園線:11月28日(金)15:00~平成27年5月15日(金)15:00


【1日目:快晴】


登山口横の雪面が平になっている場所が駐車スペース。


駐車スペースは積雪で車が出られなくなる恐れがあるので、路肩駐車。


ここが登山口。一の瀬(聖平の上)


この分岐を左へ。小三郎小屋跡


先行2人(仲間)がトレースを作ってくれたので、楽ちん。
(のんびりと山頂まで1人で歩くのだった)



上条用水路に沿って歩くとすぐに水場。
岩の隙間(底)から湧き出る水。下山時に飲んだが美味しかった。



ふかふかな雪道をしばらく歩く。


アライタ沢





ここから上り坂



緩やかな登りを繰り返す。


樹林帯の隙間から岩菅山が見えてくる。



稜線上の分岐 ノッキリに着く。
左右にベンチが置かれている休憩ポイント。
雪で埋め尽くされているので、この先を急ぐ。


すぐに視界が開け、岩菅山が目の前に。
山頂まであとわずか。


緩やかに笹の中の道を登ると岩場に取り付く。
整備された岩場の急坂を山頂まで登る。


北アルプスと志賀高原スキー場 (山頂より)


岩菅山山頂


山頂から越後の山々


山頂避難小屋


夕食は豚肉とつみれの濃厚白湯鍋
この小屋にはストーブがあるので、バーベキューを。

【2日目:小雪】


多少風があるものの穏やかな朝を迎えた。
朝食を済ませ、出発の準備をしていると、小雪がパラパラと降ってきた。


3人で記念撮影!


視界がわずか・・・さぁ、下山

おつかれさまでした。



下山後は長野市にあるラーメン店へ


鶏炊きそば(780円)


鶏搾りつけそば(800円)



天子ヶ岳~長者ヶ岳

2014年11月18日 22時08分39秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2014.11/16(日):日帰り

メンバー:kei2、他1名

天気:くもり


車2台使用。 登山口と下山口に車をデポ。
登山口:天子ヶ岳 登山口
下山口:休暇村 富士



ここが天子ヶ岳の登山口


杉林の中、いきなりの急登


しばらく進むと桜並木が続く。
一時、開放されるが、山頂直下にまた急登。


これを過ぎると、広々とした樹木の山頂。眺望はほとんどない。


一部、富士山の展望が見られる場所がある。

尾根道を長者ヶ岳へ向かう。
一旦下り 下った分登り返す。



長者ヶ岳山頂はテーブルやイスがあり、休憩している人で賑わっていた。
大沢崩れを正面にした富士山。
見る角度によって様々な美しい表情を見ることができる。


下山口

はい、おつかれさまでした。

下山後の温泉は、休暇村富士の「恵の湯」。
その後、ラウンジで4種のベリーのパフェを食べました。



おまけ

毛無山~十二ヶ岳~節刀ヶ岳~鬼ヶ岳

2014年11月18日 22時07分55秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2014.11/15(土):日帰り

メンバー:kei2、他1名

天気:快晴


今回、車2台使用。 登山口と下山口に車をデポすることに・・・

登山口:文化洞トンネルP側の空スペース(現在、文化洞トンネル無料駐車場 利用不可)
下山口:漁民荘前のP(西湖 無料駐車場 トイレ有り)


富士五湖周辺の山に登るのは久しぶり。
朝から申し分のない快晴だが、ここ2~3日 寒気が入り込んで一段と寒い。


文化洞トンネル横が登山口。その斜面を登って行く。

枯葉が敷きつめられた登山道、そして踏みしめる音が響き、なんとも心地良い。


毛無山山頂からの富士山の絶景を堪能


目指すは十二ヶ岳。(ピーク?ごとに標識あり)


一ヶ岳


二ヶ岳


三ヶ岳


四ヶ岳


五ヶ岳


六ヶ岳


七ヶ岳


八ヶ岳


九ヶ岳


十ヶ岳


十一ヶ岳


いよいよ、ここからこのルートの核心部


ここが例の吊り橋・・・
ん~??? でも変化があっていいかも。



そして十二ヶ岳
山頂はちょっと狭いかな?
眼下に西湖、正面には富士山 ここで大休止(昼食)
風もなく、ポカポカ陽気で最高!!


30分ほどで金山(分岐)
右が節刀ヶ岳、左が鬼ヶ岳。


10分ほどで節刀ヶ岳。
山頂は狭いが、富士山眺望はGood!
南アルプスも見えるのだ。

来た道を戻って、鬼ヶ岳。


鬼の角に登って、ハイポーズ!
今回の縦走路で唯一の360℃のパノラマ。



雪頭岳からの富士と西湖


下山口に到着。


すぐそばに根場観光集落「西湖いやしの里」があり、ちょっと寄り道。

かつては、日本一美しい茅葺きの集落だったらしいが、
昭和41年の災害により、そのほとんどが消滅。
今では20棟以上の茅葺き建築物を再現されている。


体もすっかり冷えてしまったので、売店であま酒を。
あ~、美味しい。


はい、今日はここまで。
おつかれさまでした。


下山後は、近くの日帰り温泉「いずみの湯」に立ち寄りました。

西上州・三ツ岩岳~大津

2014年11月14日 12時03分57秒 | 山行速報(薮・岩)
2014/11/13 西上州・三ツ岩岳~大津




11月といえば、沢に行くにも雪に行くにも微妙な時期。
日頃お世話になっている山岳会のHP、山行実績をみても琴線に触れるこれだ!というル-トがない。

11月。何気にググってみた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

11月(じゅういちがつ)はグレゴリオ暦で年の第11の月に当たり、30日間ある。
日本では、旧暦11月を霜月(しもつき)と呼び、現在では新暦11月の別名としても用いる。
「霜月」は文字通り霜が降る月の意味である。他に、「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、
「凋む月(しぼむつき)」「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする説もある。また、「神楽月(かぐらづき)」、「子月(ねづき)」の別名もある。
英語での月名、November(ノーヴェンバー)は、「9番目の月」の意味で、ラテン語で「第9の」という意味の「novem」の語に由来している。
実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算で、(そのため年末の2月は日数が少ない)3月から数えて9番目という意味である。
日本海軍の駆逐艦については「霜月 (駆逐艦)」をご覧ください。

(ウィキペディアより引用)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

おおっ。
11月をググって最後の一行(日本海軍の駆逐艦~)に反応してしまった。

^^閑話休題^^

何が言いたいかというとですね。
「11月は西上州の季節」※最初から言えよ。(^^;
という事です。

大津というのは、以前何かの折に聞いたことがあった。
どうやら、ちょっとしたクライミングポイントがあるらしい。
ならば、というのが今回の山行なのだ。

メンバ-はjinさん、先日入会のsuzさん、sak。



大仁田ダム下の三ツ岩岳登山口から。
連なる堰堤を踏み跡にしたがって行くと分岐。
ここは竜王大権現コ-スへ。
しばらくの急登を行くと大きな岩壁。
ここが竜王大権現。
岩には節理が入っていて脆そう。支点もないのでまあ、そういうことだろう。





踏み跡に従っていき、三ツ岩岳。
なかなか、眺めが良い。
先に中岩(首なし地蔵)がカッコよく佇立。
んん。行けるのかな?





山頂をちょっと戻って「尾根コ-ス」へ。
登ったり下りたりを繰り返して、道標がLに折れている鞍部に着く。

登下降を繰り返していたこともあって、ここを南西鞍部と取り違える。
尾根通しに進んだ岩峰で進路が尋常でない下りになっている。
進路を見出してみるが、歩くにはちと辛い。
懸垂下降か?と思ってみたものの、ここでそれはないだろ、と。
jinさんの「さっきの鞍部、第二鞍部じゃない?」との進言。
「あ、それだ。」それですべて説明がつく。

思い込みはいけないよね。
というおはなしでした。

登り返して、先ほど取り違えた第二鞍部を道標にしたがって下ると、二つ目のLに折れた道標。
ここが南西鞍部。
振り返ると、先ほど下ろうとした岩峰は見事に岩壁だ。
「あ~、崖だよねぇ」
「そ~ですねぇ、無理っすねぇ」
おそらくは懸垂下降なら50mいっぱいってとこでしょうか?

ここからは登山道を離れて、、、という事になるが、踏み跡は明瞭だ。
尾根を行くと5m位の岩壁。
正面壁は登れそうでもあったが、セオリ-通り左トラバ-スして泥、岩、薮の側壁を登る。



そのすぐ上が、いわゆる核心。
5mほどの壁。
手がかり足がかりは少なくないが、信頼できるかどうかは別問題だ。

念の為ロ-プを出して、慎重にテスティングをしながら。
上の灌木でビレイし、suzさん、jinさんの順。



あとは一投足で大津山頂。
ココも眺めがよく、山座同定をしながら想い出話。





風も強いので小休止で山頂を後にする。
急な踏み跡を、何の遺構かワイヤ-(索道?)を時に手がかりに辿る。
振り返ると、なかなか見ごたえある大津の姿。





しばらく登下降を繰り返し三角岩。
ここから枯葉積る斜面をずるずると下る。
尾根にのってしばらく行くと、尾根は崖となって大仁田川に吸収される。



崖の手前、左の植林をトラバ-スして支沢を下ると大仁田川。
左岸の踏み跡は枯葉に埋もれているが、なんとなくわかる。





車道終点あたりで新しい堰堤ができていた。
生コン充填間もない雰囲気。
左岸のロ-プ頼りに下るが、最後の3mくらいは何にもない。
堰堤工事関係者見守る中、最後はジャンプ。
ロ-プ出せばよかったかな、、、というのは三人降りてからの反省。





あとは紅葉に彩られた大仁田ダム管理事務所脇からダム下へ。
11月は西上州。
あぁ、次はどこ行こうかな。
想い馳せる11月になりそうです。

sak

会越・裸山ダイレクトスラブ

2014年11月02日 09時15分25秒 | 山行速報(薮・岩)
2014/10/29 会越・裸山ダイレクトスラブ



言うまでもない。
このロケ-ションは魅力だ。

裸山ダイレクトスラブ

秋の善き日に、と。

六十里越を只見側から越え、ヘアピンカ-ブを桑原沢沿いの林道に入る。
薮が煩いが車で入ることは可能。
50m程の場所に駐車する。
出立8:30





眺めるスラブ方面は若干彩づいた尾根に隠れて全貌は望めない。
林道を進むとすぐに大きな堰堤
右岸に渡って迷路のような魚道を堰堤上まで。
そこからスラブの全容が望める。





堰堤すぐ脇、右岸から入り込む小沢がスラブへと通ずる。
薮頼りに堰堤を降り、小沢へと入る。



一見、ヌメっているように見えるも、何とかフリクションは効く。
薮も多いのでそれを使えば不安はない。

ちょっとわかりにくい二俣。
左に入るとスラブ左ライン。
右に入ると頭へと続くダイレクトライン。
ここは右へ。



沢を詰めると、広がるスラブ。
傾斜はそれほどでもないが、この解放感は堪らない。
フリクションに不安なく、もはやこれは癒し系。
彩づく山容にこのシチュエ-ション。
これはさ、もうさ、「自分へのご褒美」だよね。



急ぐこともない。
ゆ------っくり、登って写真をパチリ。
前毛猛を望み、あの春の縦走を想い出してみたり。



ふくらはぎがいい具合に伸びてきたころ、上部でスラブ右の岩稜に乗る。
岩稜はスラブの頭へと繋がってる。
頭は岩峰となっており、前壁は断崖。
このすぐ上のスラブを行く。





途中まではポケットホ-ルドが豊富だったが、直下15mくらいは貧弱。
四つん這い状態で行く。
フリクションが良いので問題ないが、落ちると致命的なので初心者にはロ-プがあった方がいいかもしれない。



頭からはスラブ全容が見える。
左スラブもなかなか立ってて面白そう。

ここから裸山山頂は薮を漕いで僅かの場所。
休憩するならスラブ頭の方が断然いい。



山頂から少し下って、薮を拾って桑原沢方面へ。
薮といっても、ここもスラブなので、この手の下りに慣れてないと、ちょっと怖い。
岩溝から細い流水が湧き出しているあたりからは水線沿いに行く。



いくつかの流れを合わせて、ひと際大きな桑原沢に出る。
二段滝は紅葉と相まって、まさに美麗。



堰堤にもどりつき、今登ったラインを目で追ってみる。
なかなか、カッコイイ。
しかも、立って見えるし。



11:30帰幕。

帰路、田子倉から見た御神楽にはうっすら雪がついていた。




なんとなく、癒されたい。
そんな秋の善き日にオススメの一本です。

sak