acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

古賀志山 岩トレ

2016年02月29日 19時01分03秒 | 山行速報(フリ-)

2016/2/28 天気:晴れ

メンバー:W辺,S田,szt

W辺さんと久しぶりの古賀志で岩トレ.振り返ると前回は12月中旬のはず.あれから2か月経ったのか~,早いものだ.今回は去年入ったS田さんが参加.S田さんは岩場デビューとのこと.

W辺さんと相談して,今回は人工ではなくフリー主体にいきたいということなのでフリーで登ることにする.

登っているうちに地元の方々もどんどんやってくる.聞くところによると昨日はもっと多かったらしい.

粉屋の娘に挑むS田さん.どうしても下部の細かいところが抜けられない.でもそれって難しいっすよ~

パートナーがいないという地元のUさんにお願いしてW辺さんと組んでもらい,みんなどんどん登る.サラちゃんを登るW辺さん.このクラスはリードで軽々こなしていく.さすがW辺さん.

気づいたらUさんに勧められてハートブレーカーも登っているW辺さん.これを見ていたら登るつもりはなかったけど,思わずわたしも登ってしまった.

水漏れコウスケを登り,

トップロープで新人クラックの練習をした後,懸垂下降の練習もかねてW辺さんとS田さんがコンビを組んで新人クラックを登る.ごく基本的なロープワークの練習をしてこの日は終了となった.

数えてみると,ヌンチャクをかけたり回収したり見本をみせたりで10本も登っていた.せっかく会の人と来たのだからもう少し他の人に登ってもらえばよかったか?メンバーの技量を考えてのルートの選定はなかなか難しいなあ.

最後に,クライミングジムでお会いするWさんが外の岩場でトライしているところを初めて見学.やっぱりかっこいいな~.しかしこのルートを自分がトライすることなんてあるのかな~?ないんじゃないか?などと思いながら古賀志をあとにしたのだった.

szt


小川山 唐沢の滝

2016年02月29日 18時27分01秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2016/2/26-27 天気:晴れ

メンバー:szt,他1名

前週に続きY野さんとアイスクライミングへ行く.今回は26日に岩根山荘のゲレンデ,翌27日に唐沢の滝という予定.前回は滝に穴が開いて氷を登ることはできなかったが,今回はY野さんが岩根山荘のライブカメラで氷の状態をチェックしながら滝の状態を予測して計画が決まった.

初日は朝からお互いひたすら登る.

ドライもやったりして・・・

平日ということもあり我々のほかには誰もいない.貸切状態で15本は登ったかな?翌日もあるので16時くらいで終了とした.

翌日は7時頃宿を出発し廻目平キャンプ場に車を置く.この日もまだ誰もおらず一番乗り.

7:30唐沢の滝へ向かう.今日もいい天気だ.

カモシカ登山道を進んでいくと,トレースが凍っていて歩きづらいので途中でハーネスとアイゼンを装着して・・・

8:45にお目当ての滝に到着した.カモシカ登山道は日当たりが悪かったが滝の上部は陽が当たっている.果たして登れるのか?とにかく準備して登り始める.

もちろんリードはY野さん.私も早くリードできるくらいの実力をつけたいものだ.

下部の滝をセカンドで登ったが,滝の中央は氷が薄く水流も見える.多分ギリギリ登れる感じなんだろうな~.やっぱり今年はあったかいんだろうな~.滝の真ん中が厚ければリードの練習できたのかな~?などと思いながら登っていくと,滝を乗越していくところは結構立っているし,終了点に向かっていくトラバースも意外と嫌らしい.こういうところをリードできるって凄いっすよY野さん!!先々週に行った黒沢よりは難しく感じた.

上部の滝の寝たところでリードの練習をさせてもらう.一応スクリューを落とすことなく打つことはできた.しかし氷が立ってくると途端に恐怖感が増す.スクリューをねじ込むのに緊張が走る.これだよな~.これを体感してひとつずつ身に着けていかないと上達しないよな~.残念ながら今の自分の実力では上部の滝をリードで抜けられそうもないので,行けるところまで登ってクライムダウンしY野さんにバトンタッチ.

Y野さんもテンションをかけながらではあったが見事に滝を乗越していく.なるほど~,そのルートで行けばいいのか~.リードでトライしてみれば,登れなかったとしても人の登りをみることで自分の課題が見えてくる.これはアイスクライミングに限ったことではない.

乗越した後は氷が薄いとのことだったがうまく切り抜けて終了点まで達したので,セカンドで登っていく.そうしている間に1パーティやってきた.早く来てよかったっすね~,などと思いながらY野さんが登ったラインをなぞっていく.

やっぱり乗越していくところが難しい.おまけに乗越したあとも氷というよりもほぼ岩.セカンドでロープがあるからいいけれど,ここをリードでこなす自信は全くなし.Y野さんの実力をまざまざと見せつけられたのであった.

とにかく無事終了点までたどり着いたので記念撮影.

一旦中間部まで懸垂でおり,滝の右側をトップロープで登る.滝中央はやっぱり薄く水流が見える.

午前中は陽当たりがよく,2月に一度暖かかったのもあって溶けたのか?まぁ今シーズンは仕方がない.

下まで降りて,もう一度途中までリードの練習をさせてもらう.でY野さんはアバラコフをつくって懸垂下降.お互いに試してみたいことをして14時に終了となりました.

とてもいい経験ができました.次の目標はリードで1ピッチ抜けることだろうな~

szt


黒斑山

2016年02月28日 17時41分21秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2016.2/27(土):日帰り(kei2)

天気:晴れ


【コース】
車坂峠~表コース~槍ヶ鞘~トーミの頭~黒斑山~トーミの頭~中コース~車坂峠

 

久々の山行 リハビリ登山。



シェルター


内部




浅間山を監視しているカメラと防災無線


山頂は風もなく、穏やか


山頂直下にはデブリ


トーミの頭より・・黒斑山~蛇骨岳~浅間山

 

大勢の人で賑わっているかと思いつつ、意外と人が少なかく のんびり山行。

やっぱり山はいいな~!

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


太平山

2016年02月24日 05時54分29秒 | 会員日記

2/21(日) 天気:晴れ

太平山に行ってきた.

スポーレで最近よく一緒に登るM尾さんから太平山の話を聞いていた.奥久慈の男体山方面にしようかとも思ったのだが,北岳で苦しんでいるときにM尾さんから見せてもらった玉子焼きの写真が頭の中をよぎり,「・・・太平山にすっか,それもありじゃね?」

ということで,栃木市内の散策も視野に入れて完全にお休みモードで当日の朝を迎えたのであった.

栃木駅に車を置き,東武日光線で新大平下駅まで移動.今日はここから歩き始める.太平山の登山口?まで案内板を探しつつ路地を歩いていく.

車での移動の際はそれほどでもなかったが少し風が出始め,一緒にいた二人が花粉症のためマスクもなく少しつらそうなので,コンビニでマスクを購入.私は今のところ花粉症で苦しんだ経験はあまりないので辛さがわからない.でも言われてみると少し鼻がムズムズするかな~?花粉症の症状が永遠に出ないことを願うばかりである.

ちょっとした山道を歩いていくと,

視界が開けて筑波連山も見えるのであった.

今回のメンバーの一人である料理番見習いが「太平山の名物は,焼き鳥,団子,玉子焼きの三つがあるんですよ~」と発言.見習い君,下調べをするようになってきたね~.どうしたんだいその成長ぶり.

私の目的は玉子焼きだったのだが,そういうことならと三点セットで注文し早速食してみる.う~ん,玉子焼きやわらかくておいし~.団子にお茶,サイコー!!

ここで私としてはもう今日の目的を達成してしまった.栃木市内の散策モードに入りかけたのだが,他のメンバーに確認すると「晃石山までは行きたい!」と積極的な発言が飛び出す.

ということなので,まずは神社を目指し,

宮司さんに道を聞いて晃石山を目指すことにする.

ちなみに晃石山行きたい行きたい光線を出していた主は,ユースチームの高尾山遠征に参加できなかった悔しさを晴らすべく,意欲が高いのはもちろんのこと足取りも軽い.まるでその昔名古屋方面の某チームに所属したピクシーことSイコビッチばりのキレキレの足さばきである.

途中パラグライダーの出発点があり,しばし景色を堪能する.

写真中央やや左,歩き始めた新大平下の駅周辺も見える.意外と歩いたな~

茶屋で休憩している辺りから風が強くなってきて,花粉症持ちにはつらかろうなどと思いながら歩いているとお目当ての頂上に到着.

三毳山や,

日光連山も見えました.

風が強いので山頂では少しだけ記念撮影をし,山頂から少し下ったところで腹ごしらえ.グミの木峠まで往路を戻りそこから大中寺を経由して新大平下駅まで移動した.駅到着が15時半頃.これでもう散策はおなかいっぱいとなり終了となったのであった.

いい骨休めとなった楽しい一日であった.

szt


足尾 松木沢 ウメコバ沢

2016年02月20日 07時22分56秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2016/2/18 天気:晴れ

メンバー:szt,他1名

ウメコバへY野さんとアイスクライミングに行ってきた.

7時前にダム駐車場を出発.2/6に来たときは林道に雪が積もっていたがすっかり溶けていた.黒沢の滝もだいぶ溶けていた.8:30頃出合に到着し沢を登っていく.

F1,F2はフィックスロープを頼りに登り,お目当ての滝を見てみると,上部の氷に穴があり水が流れている.

これは登れないということで,半ば諦めながら巻いて上部の滝へ行ってみる.

こちらも上部の穴から水が出ている.

Y野さんは滝下部の氷でリードの練習ができるよと誘ってくれたが,滝の状態と空腹でスイッチは切れたまま.今年はどうもロープを出す冬山は低調だ.こんなことなら荷物を持ってくれば良かったと思っても食料は下である.

気持ちが乗らなかったのでそのまま下降し今回はこれで終了とした.

結果的に冬装備でのロープワークの練習であった.それはそれでおもしろかったけど.

szt


北岳

2016年02月14日 10時40分58秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2/10(水)-12(金)

メンバー:単独

この前の1月に甲斐駒を登り北岳を見た.調べてみると2泊3日で冬にも行けそうで,雪山を登るいい練習になりそうだ.去年富士山,奥穂の山頂まで行っているから北岳に行ってみようと思い,2月上旬の天気のよさそうなタイミングを見て決行した.

直前の土日はそれぞれ日帰りで山に行ったので,先週の白毛門の山行を思い出し,1日休みを入れたあと1日移動にあて2/10から入山することにした.

入山前sakさんに会う機会があり,「北岳は遠いんですよ」との言葉を頂く.その意味をあとでたっぷり思い知らされるとはこの時思ってもみなかった.

入山前日に夜叉神トンネルの手前に車を置くつもりで芦安温泉まで来てみると,山の神~夜叉神トンネル通行止めの表示が出ている.目論見が早くも崩れる.下調べが不足していた.

 

2/10(水) 天気:晴れ

仕方がないので,予定を早めて3:30山の神の登山口から出発する.どうなることかと思ったが,登山道は踏み跡が明瞭で車道に出るまで迷うことなく歩き進めることができた.車道を進み,

5:07夜叉神トンネル入り口に到着する.事前に調べた風景と違いトンネルのシャッターが開いている.通行止めの看板があるが進んでいくと西側で工事をしていた.だから歩行者も通行止めなのか...帰りは通れないってこと?またまた調査不足である.出だしが思惑と違い少し動揺する.我ながら気が小さい.

しかし,1時間40分ほど余計に歩いている.落ち込んでる暇はない.どんどん先に進む.歩行者も通行止めになっているためか,林道に鹿のトレースはあるものの人の歩いた形跡は見られず,周りがまだ暗いこともあって緊張がなかなかほぐれない.

そうこうするうちに6:27鷲ノ住山登山口に到着.この日は雲はないものの冷たい風が強く,この登山口のあたりはちょうど風の通り道になっているようで体も冷える.その上登山口からすぐの尾根がなかなか細く抜けるのに気を使う.

すこし登って歩いていくと,ピンクリボンや赤布があってルートはわかりやすくひたすら野呂川めがけて降りていく.

8:08吊り橋に到着.

発電所の脇からしるしを頼りに対岸の車道まで上がり,北岳への登山口のあるき沢橋まで歩く.途中のトンネル内で車2台をやり過ごし,

あるき沢橋の登山口に到着したのが8:50であった.ようやく北岳へ向けて登り始めることとなる.

ここからはトレースやピンクリボンがありコースは明瞭だが,急な登りのうえトレースが微妙に凍っていて足を取られて歩きづらい.

ここらへんでアイゼンをつけ,フウフウいいながら池山御池小屋を目指して歩いていく.

 池山御池小屋に到着したのが12:00.参考にしたガイドブックではここをベースにしているが,北岳はこれが最初で最後になるかもしれないと思い,できるだけ登ることにする.小屋の周囲ではトレースがわかりづらく,雪の量もすねから膝下ときに膝上であったので,アイゼンからわかんに付け替える.

歩き始めるとトレースがすぐに出てくるが,ところどころ消えておりわかんに変えたのは正解だった.城峰の手前に幕営適地があったが,砂払いまで行きたいと思いひたすら歩く.

城峰を13:57に通過し,砂払いに続く尾根を登っていくがさすがにバテ始めてきた.ここにきて夜叉神トンネル手前からスタートできなかったツケがきたようだ.パワー不足スタミナ不足もあるかもしれない.

翌日のことも考え,14:34テントを張れそうなところで行動を打ち切りテントを設営する. 本日はここまで.

 

2/11(木) 天気:晴れ

10日の深夜は強い風の音がしていたが,風の音も徐々に収まり天気予報通り今日は風が弱そうだ.

5:46行動開始.3:30には起きて5:00頃から行くこともできたけど,砂払いまでそれほど遠くないだろうと思い込んで開始を遅くし,ピッケル,アイゼンで歩き始める.これが見当違いだった.

トレースはところどころ残っているもののわかりづらく,トレースを外すと膝辺りまで潜ってしまう.時には傾斜が急で腰までの雪をかき分けながら進む.

砂払い手前の開けたところで夜が明け,

ここの時点で7:31.1時間くらいで砂払いまで行けるだろうと思っていたがまだまだ先である.せっかくGPSを持ってきているのに確認しない自分が悪いのである.しかし視界がようやく開けてきた.

 

間ノ岳もようやく全貌が見え,鳳凰三山も見ることができる.

8:00前に砂払いをようやく通過.

ボーゴン沢ノ頭へ向けて歩いていく.ご覧の通りトレースはわかりやすい.

8:17ボーゴン沢ノ頭に到着.やっとで北岳にご対面だ.甲斐駒,八ヶ岳もみられる.風は強くなく,いい天気で登山日和である.北岳まではまだまだ長い.

八本歯ノ頭に着いたのが9:30.BCからここまで3時間半以上.本当に山頂まで行けるのか不安でいっぱいであった.

いよいよ八本歯のコルへむけての下りである.今まであったトレースは見当たらない.ここで皆引き返したのか?それとも雪のないときに皆向かったのか?とにかく自分で考えながら行くだけだ.

「八本歯の辺りは切れ落ちているから気を付けて」と事前に言われていたが,確かになかなかの高度感である.今回ロープは持ってきていないので慎重に下り,時にはクライムダウンも交える.

八本歯のコルに到着したのが10:01.ここまで下れたから登り返すのも慎重にいけば大丈夫そうだ.

それより気になるのは果たして本当に頂上まで行けるのか?BCを出るときは4~5時間くらいで頂上に行けるだろうと思っていたが,どう考えても1時間では行けそうにない.「これは無理かな?」という考えが頭をよぎり少し弱気になる.

北岳山荘への巻き道分岐の通過が10:55.写真を撮っている余裕がなかったのでわかりづらいが,吊尾根分岐の下のところが立っていて傾斜が急である.

入山前に降雪もなく天気も安定していたので,雪崩が起こる可能性は低いとはいえ絶対ないわけではない.日も高くなってきたため雪が硬いわけでもなく登るペースが上がらない.

雪壁を避けて岩の出ているところを登っていくが,登りに夢中になっているとこの傾斜のことを忘れそうだ.振り返ってみると,傾斜は急でここで落ちると止まらない.登りはいいが下りではここは降りられないなと考えながら登っていく.

標高が高くなってきたせいなのか心臓はバクバクで,狭心症の人ってこんな感じ?なんてことも考えながらとにかく頂上を目指す.あー苦しいなー.「北岳は遠いんですよ」の言葉がよぎり,確かに遠いとあの言葉を実感する.

 

11:19,「そろそろ吊尾根分岐のはずだけどまだかよ~」などと思いながら一息ついて小さな雪庇を抜けると・・・

そこには分岐の標識とともに中央アルプス?が.標識には山頂まで20分とあり,「よし,いける!」とスイッチが入る.

いままでより明らかに冷たい風が吹いているが,強さとしては無いに近い部類に間違いないのだろう.今までの雪壁に比べ雪は硬く岩も多い.慎重にルートを見極めて登っていく.

「あそこが頂上か?」と思いながら登ってみても稜線はまだ上に続いている.それでも自分を励ましながら進んでいく.そして,

11:43山頂に到着した.

まずは富士山をバックに登ってきたところをカメラに収め,

富士山を正面に写し,

間ノ岳方面

恵那山?

中央アルプス?

仙丈ヶ岳

甲斐駒,北アルプス,八ヶ岳と時計回りで記念撮影.

鳳凰三山で記念撮影をしめる.

頂上に滞在したのは10分程か.風は冷たいし帰りのことも考えれば長居は無用である.

下りは慎重に進みながら,写真を撮る余裕も出てきて,わかりづらいかもしれないが北岳山荘もいれて間ノ岳をパチリ.

あっという間に吊尾根分岐の標識まで戻る.ここからの下りは慎重に.

 

 北岳山荘への巻き道分岐を過ぎ,

 

少し余裕が出て,八本歯のコルまでの道中の写真を何枚か.

で八本歯のコルに再度到着したのが12:58.ここからは復路のポイントなので小休止.

落ち着いて登り返し,

往きに一番嫌だったポイントも落ち着いて通過した.ここにはハーケンとスリングで支点があった.振り返ってのぞき込むと,確かにロープを出したくなる.

さあ,あと一息で八本歯ノ頭だ.

13:17八本歯ノ頭に到着.ようやく富士山を安心して見られるところまできた.

やっと緊張感から解放され,間ノ岳や登ってきた北岳も安心してみることができる.

さあ帰ろう!帰りは富士山を眺めながらテクテクと下っていく.

途中振り返って北岳を眺める.

「頂上いけてよかったな~.よくみるとどっしりとしてかっこいいな~」と思ってとった一枚がこれ.

太陽の角度も午前中とは違い,山頂まで登りきったことも重なったからかこの瞬間が北岳の姿を一番味わっていたような気がする.

ボーゴン沢ノ頭からもやっぱり富士山だ.

砂払いを過ぎて,

なかなか見ることのできないこちら側の鳳凰三山もこれが見納め.

そして最後はやっぱり富士山.アップで撮ってしまった.

15:14無事BCに到着した.

 

2/12(金) 天気:晴れのち曇り

夜叉神トンネルの工事があるから作業が終わらないとトンネルが通れないと思い,起床は7:00までのんびり休む.テント一式を片付けて9:16に下山開始.雪が意外と深かったので,しばらくわかんをつけて下ることにする.

池山御池小屋を過ぎ急な下りの直前でわかんを外す.ここで10:27.下りは早い.

登りではアイゼンを履いていたがなんとかなりそうなのでツボ足で下る.しかし足元は滑りやすいところもあり,ところどころ傾斜が急で幅が狭いところもあり気を使う.

それでも途中にでかいブナがあったりと,普段お目にかかれない大きな広葉樹林帯を気持ちよく下っていく.

あるき沢橋の登山口に11:46.ここから発電所まではそんなにかからないが,発電所は日当たりも悪いのでここで栄養と水分補給のために小休止.ヘッドランプも準備する.

発電所から見上げる鷲ノ住山はやっぱり高い.

リボンを頼りに黙々と登って上まで到着.

でもこのあとのやせ尾根が意外と歩きづらい.慎重に通過し林道に出たのが14:11であった.ふぅ,汗かいた.

初日は暗い中歩いたので,林道からの眺めを味わいながらのんびり夜叉神トンネルへ向かっていく.天気予報通り午後は曇ってきた.それでも15:12には夜叉神峠西登山口に到着してしまう.

遠くでは工事をしている音がする.ここで少しだけ昼寝をして時間をつぶす.

17:00にトンネルを見れば,やっぱり作業は終わってる.

トンネルの中は水があふれているところもあって,靴をできるだけ濡らさないように歩き,

無事反対側に出た.

その後は車道を歩いてひたすら降りる.途中で日は暮れ真っ暗になるが随分日は長くなっている.冬ももう終わりだな~.

18:15車に到着して無事下山となった.

「山は逃げる」という人と,「山は逃げない」という人がいるけれど,私は山は逃げると思う.今の体力・環境などいろいろなことがある中で,目の前の機会を逃すと次の機会はもう訪れないかもしれない.

今回の山行は準備が足りず途中で登頂をあきらめかけたけど,天気に恵まれ山頂まで行くことができて運が良かったと思う.もしかしたら一番素敵な北岳に登り,もう北岳に登るチャンスはないかもしれないかと思うと,課題は多いのかもしれないが頂上まで行けたことが少し誇らしく思えるのだった.

最後に,,,下に降りてみれば,週末のためなのか山の神の通行止めのゲートは開いていた・・・

szt


陣馬山-高尾山 縦走

2016年02月08日 17時50分40秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2/7(日) 天気:晴れ

メンバー:szt,他4名

去年の12月に企画していた筑波山ハイキングが雨で中途半端な形となり,そのときに今回の日程を決めたのだが,あれから早いもので2か月が経ってしまった.その間にもちょいちょい筑波山は登っていたが,私以外のメンバーは30歳未満というユースチームによる久々の遠征である.

このユースチームによる遠征の参加希望者はなかなか多いのだが,諸事情により実際に参加できたのは4名であった.残念ではあるが致し方ない.

 4:40につくばを出発し約2時間で高尾駅そばの駐車場に到着.7:11発甲府方面行の電車には余裕で間に合った.

藤野駅を7:30に出発しいよいよ行動開始である.予定では7~8時間くらいで抜けられればと思っていたが,前日の夜に降雪があり山の木々は白くなっている.さてどうなることやら.

トンネルを抜け登山口のバス停を過ぎ,陣馬山の登山口に到着したのが8:17.ここで地元の猟友会の方々にお願いして写真を撮影してもらい,いよいよ高尾山に向けて歩き出す.

 前日降った雪により思いがけない雪景色が見られ,一同楽しみながら登っているようだ.

「頂上にはなんか馬みたいなのがあるんですよね~」と事前に情報をチェックしているような発言も飛び出す.この発言の主,雨が降りしきるなか筑波山の頂上に雲がかかっているのをみて「やっぱりあそこまで行くの厳しいですかね~」と山に登りたくてかなり残念そうな表情でつぶやく強者である.今回の山行でも風邪で体調を崩しながら,気合で当日に間に合わせるという意識の高さ.もはやユースチームのエースである.

冷え込みがなかなか厳しく歩き始めは温かい格好で登っていたが,歩いていくうちに体も暖まるとともに各々の会話も暖かくなってくる.いやむしろ鼻歌,小歌まで飛び出し,さらにはDJ風に自ら合いの手まで入れ熱く?なっている人も・・・.DJ,熱くなっているのはいいが,「この床滑りますよね~」って日本語何かおかしいぞ.言葉にかかわる職についているのだから,もっと言葉選びは考えて.

そんなボケをかますDJに,的確なツッコミも入り道中の会話は終始にぎやか.まるで姉弟のようなツッコミ&ボケのやり取りをみせていたアネゴの方は,当方に以前「私アウトドア女子になりたいんです!」と宣言したこれまたアツイ娘なのである.

 

ちなみに積雪はこんな感じ.

頂上に近づくにつれ雪の量も多くなっていく.

「関東にいる気がしないね」

ホントその通り.筑波山での積雪後のハイキングでも思ったが,今回の山行に来られずこの景色を経験できなかった面々のことを思うとつくづく残念でならない.

ちなみに上述の発言の主,「山の中でご飯を作ってみんなの笑顔を見るのが目標なんですよ~」とのこと.これでユースチームの料理番は彼で決まり,と言いたいところだがそのための道具は全く持っていない.残念ながらそれでは料理番見習いである.

などと思いながら進んでいくと,頂上直下の木々の合間から富士山も顔を出す.

で9:50陣馬山に到着.小休止をして次に目指すは景信山.

ご覧の通り士気は高い高い.

明王峠に着いたのが10:52

途中で架線集材をしているポイントがあった.昔取ったなんとやらではないがやはり血が騒ぐ.

各々の装備はしっかりしたトレッキングシューズからバッシュもどき?の者までいろいろいて,慎重に足元を選びつつワイワイ言いながら進んでいく.

12:12景信山到着.さすがに高尾山に近いだけあって人も多い.ここで小休止をとり,この後どうするかを確認すると「高尾山を目指します!」との熱い言葉が返ってくるのであった.

景信山を過ぎたあたりからは,日当たりのいいところでは標高が低いことも重なってか道がぐちゃぐちゃしてきて下りはさらに慎重になる.頂上直下などあまりにもひどいものだから登山道とは全く違うところを降りてしまった.年配のハイカーは心配そうに一行を見ている.

コース外れてすみません.だって泥の中をすっころぶより,雪の上の方がまだましかと思いまして・・・

そんな年配ハイカーの心配などよそにみな転ぶことなく下りてきた.

小仏峠に来たのが13:04.

相模湖を見て歓声があがり・・・

高尾山へ向かう意欲は衰えることなく士気は高いままである.

高尾山直下の階段もものともせず,

14:19高尾山に到着したのであった.

ここで記念撮影をして,さすがにみんなおなかが空いてきたらしく会話に出てくる単語に「そば,うどん,団子,ラーメン」と食べ物ワードが増えてくる.

高尾周辺の地理に明るくないため下山後はただちにつくばに向かうということで,

ちょっとだけ茶屋で腹ごしらえをすることにして・・・

ケーブルカーの誘惑にも負けず・・・

 

15:58無事下山となったのでした.自信をつけた方,まだまだ余裕そうな方,靴が貧弱で疲れてそうな方といろいろでしたが,足元が悪くすべり止めもない状態でこの時間は上出来ではないかな?と思います.

そして帰りの道中に念願のラーメンを食べ,つくばにて解散となりました.ちなみに帰りの車内はDJの独壇場であった・・・

次の遠征はどこですかね~??

szt


足尾 松木沢 大岩沢 アイスクライミング

2016年02月08日 10時02分57秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2/6(土) 天気:晴れ

メンバー:szt 他1名

アイスキャンディや南沢大滝でトップロープの練習をしたので,Y野さんにお願いしリードの練習をするべく松木沢へ向かう.

予定では黒沢へ行くということだったが,Y野さんの勘違いで予定していたのは大岩沢ということで8:23そちらへ出発.

 

でF1の取り付き始めたのが9:28.Y野さんの話では前回来た時よりも雪が多いとのこと.リードの練習をするにはF2がいいということであったが・・・

F2を見てみると上部にはぽっかり穴が.これでは登れないので早々に撤退.

黒沢なら登れるということで,Y野さんは行ったことはないがひとまず黒沢にむかってみる.

黒沢対岸より確認すると,10人くらいは入っていそう,この時点で12:20.とにかく取りつきまで行ってみる.

12:30よりF1を登り始める.F2は薄くて登れないという情報だったが,ほかのパーティも登っておりY野さんも取り付き私もセカンドで登る.F3はF2より寝ていて確かにリードの練習をするにはよさそうな感じであるが長い.Y野さんも始めてきた場所ということでさすがにいきなりリードをする自信は全くなし.

ということで,F3もY野さんにリードしてもらい自分はセカンドで登る.1回登ってみれば今度はリードで登れそうな気もするが時間も気にかかる.翌日は別の山行で朝も早いし,今回はここで撤収となる.

アイスクライミングのリードの練習ができなかったのは残念だったが,手袋をしての懸垂下降,スクリューの回収時の注意点などいくつかの成果はあったかな?セカンドで登ることに関しても,今回くらいの傾斜であれば特に恐怖は感じなかった.

そんなことを思いつつ17:06に駐車場に到着.Y野さんと次の日程を確認し家に帰るのであった.

szt


白毛門

2016年02月03日 08時07分12秒 | 山行速報(雪山・アイス)

2016/2/2(火) 天気:雪

メンバー:単独

怖いもの見たさ?

今年の冬に山へは何回か入ったけれど,1月上旬までの暖冬の影響で雪がたっぷりの条件で山行はしていない.これからの予定している山行を考えると,どこかで雪のある山を体験しておきたいと思っていた.

それから,上越国境の山は夏には行ったことあるけれど,豪雪で知られているだけに1度は真冬を見てみたい.

行ったはいいが全然上まで行けないかもと思いつつ,今回は白毛門に行くことにした.

いつものように前日に移動し車中泊.翌日は6時くらいに出発しようかな~なんて思っていたけど,いざ朝を迎えるとやけに体が重い.金土日の疲れが抜けていないみたいだ.月曜日は移動だから休めるかと思っていたけれど,足を伸ばせずに眠るのがやっぱり疲れる.今日の目的は頂上に行くことではないので,出発はいつもと違い明るくなってからに切り替えた.

6:46土合駅をスタート.

朝の時点での天気はこんな感じ.山の上の方は視界が悪そうだ.

事前にネットで見た記録では,駐車場の雪はすごいようだったが今年はとても雪が少ないのか?

トレースもはっきりわかり,これならもう少し早く出てもよかったかもなどと思った.

意外に下が硬く歩きづらいので,ここらへんでアイゼンをつける.

8:23,1154のピーク?うっすらとトレースは何とかわかる.週末に登っている人たちなのか?

もっとすごいラッセルがあるのかと思っていたから,いささか拍子抜けである.

トレースを外すと,これくらい.後で記録を見てみたが,やっぱり今年は少ないみたいだ.

雪庇を踏み抜かないようにとアドバイスをもらったので気を付ける.トレース沿いにいくと意外と危なそうなので,ところどころトレースから外れるとさすがに雪は深い.

広葉樹林帯の急登を抜けると,

松ノ木沢ノ頭?に9:40.地図を確認しながら登って行ったが,自分がいまどこら辺の高さまで来ているのかがよくわからない.ここが松ノ木沢ノ頭だったと気づいたのは下山後に調べてから.視界も悪いし,高度計も高価で装備していないし,それは仕方がない.

ここを過ぎると白毛門が見えるらしいが,ちっともみえない.なんか見える岩がジジ岩ババ岩かな~などと思っていた.

雪庇に気を付けながら先へ進むが,景色はあまり変わらない.天気予報でも弱い冬型なんて言っていたから,おそらく天気が良くなることもないだろうと思っていた.この時点でどこが松ノ木沢ノ頭だ?まだ先か?などと思いながら進んでいた.

白毛門に来る前に登ったことのある人に聞いたところでは,頂上直下が雪崩の可能性があるということだったが,自分がどこら辺にいるのかピンと来ていないのでどこが危ないのかがわかっていない.

後で調べて分かったことは,わかりづらいかもしれないが上の写真の雪壁のところが雪崩が起こるところらしかった.ここらへんはトレースもなくなり,雪崩れるところはもしかしたらここかな~などと思いながら雪壁を登っていた.岩を過ぎたら稜線に出そうだしそこで考えようと思っていた.

で,稜線にでても視界の悪さは相変わらず.頂上がどこなのかよくわからない.この時点で11:04.

スタートした時点で今日は12:00までにしておこうと決めていたが,あと1時間ある.いろんな人からアドバイスをもらったが,冬山で大切なのは天気という言葉が頭をよぎる.

これから先は登れるには登れるが自分がつけたトレースも埋もれてしまうし,天気がいまより悪くなっても良くなることはない.自分の目標は天気の悪い白毛門の頂上に立つことではなくてもっと別のこと.今日はここまででもいい経験ができたのではないか?と思い,下山することに決める.

白毛門には,天気のいい日谷川岳を見に来るつもりだからと撤退を決めたところの写真を何枚か撮る.

雪壁を下っていくが自分がつけたトレースはもうほとんど埋まっていた.

さあお家へ帰りましょう.

途中気づかなかったけれど,レリーフもあった.

後で調べて分かったが,ジジ岩ババ岩だったみたい.

ここら辺までは順調に戻ってきたが,松ノ木沢ノ頭から誤って別の尾根を降りそうになる.やっぱり早めに降りてよかったな~.

登ってきた広葉樹林の景色を頼りに下っていくと,ピンクリボンや目印が見つかり始めほっとする.

で1154のピークに再度ついたのが,12:47.

あとは順調に下り,

駐車場の橋を越え,

トンネルをすぎ,土合駅に戻ったのが14:00であった.

いろいろなこと至らないことはあったけど,また一つ貴重な経験ができました.

さぁて次はどこに行きますか?

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