acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

会員証

2012年01月31日 23時01分55秒 | 会員日記
会員証



このたび、「会員証」を作ってみた。

「会員証」というと仰々しくもあり、これがなければ何か不都合があるかといえば、まあ、特にない。

会員数が覚えきれないほどたくさんいるわけでもないし、少なすぎてこういったもので身分や会の存在をアピ-ルしなければいけないわけでもない。
ましてや、当会は極秘の地下組織(!)で、これを持っていないと会員とわかってもらえないということでもない。

先日、お世話になっている山道具屋さんで、会員特約の計らいをいただいた。
通常の店頭価格より割引が効くというもの。

その時に役立つのが、この会員証となるわけ。

不都合はないが、山道具やウェアがお買得。
この会員証の役割がそれである。

しかし、待てよ。
ACC-Jブランドが向上した暁には、これはある意味、プラチナカ-ドにもなり得るのではないか。

(私)「俺、ACC-Jなんだよ」
(皆)「え、え-っ!!(スゲ-っ)」

ってな具合に。
それには相応の活動、活躍、記録の発表をという話ではあるのだが。
などと妄想を膨らましながら、地道にハサミで会員証の仕上げ、切り抜き作業に従事する。
妄想の派手さに比べると、地味な作業なんだな、これが。



ということで、山に遊ぶ者の集まりに、山モノお得カ-ド。
ACC-J茨城の入会特典!!「ACC-J茨城、会員証」
いますぐ、入会しよう!
詳しくは「ACC-J茨城」で検索っ!

って、それほどのものではないですが、会員諸氏にはぜひ積極的にご利用いただきたい。
当然、通常より有利ですし、山道具屋さんにも義理がたちますので。

sak

筑波山の風景<22> 叶岩

2012年01月27日 18時07分12秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・22>

叶岩



傍らに立ち、願いを唱える。
筑波山信仰、190余所の霊場のひとつに叶岩がある。

信仰というのは、神仏を信じ、拠り所とすることである。
「信じるものは救われる」といったのは・・・。誰だったか?
救いを求める、願いを叶えるのは、果たして信仰かどうか・・・は、ともかく。

突き出た岩の突端は、ともかく眺めが良い。
なので、とりあえず突端まで行ってみる。
傍らに立ち、自分の胸の内を声に出す。せっかくだから大きな声で。

願いを叶えてくれる、ほかでもない自分に向かって・・・。
大きな声でもう一度・・・。

sak


八ヶ岳西面・無名峰北稜(中退)、小同心クラック

2012年01月16日 02時51分03秒 | 山行速報(雪山・アイス)
八ヶ岳西面・無名峰北稜(中退)、小同心クラック

1/6.7で八ヶ岳西面。
去年は結局、冬らしい冬は那須岳東南稜だけで終わってしまった。
3月後半、八ヶ岳の計画もあったが、災禍でそれどころではなくなったわけだ。

ということで二年ぶりの八ヶ岳。
新年登山としては良いスタ-トだ。

今年の八ヶ岳は雪が少ないらしい。
年始パ-ティ-情報では赤岳鉱泉で例年の半分以下などとも聞く。
その寡雪ならばと計画では初日に無名峰北稜、二日目に小同心右稜~小同心北壁というマイナ-チョイス。

しかし、山行前にまとまった降雪があったらしい。
美濃戸口で10数センチの積雪。
暗がりをヘッデンの灯りで切り裂き歩くこの感覚がいい。空には冬の星座が瞬く。



このたびの山行はGRさん、sak、東京のARさんという3名。
赤岳鉱泉で幕の準備を整えたら、小同心ルンゼを目指す。
沢筋に入るとラッセル。この先の石尊稜は人気ル-ト。柳川右俣はひざ下程度でかすかなトレ-スもある。
しかし、小同心ルンゼへと入ると途端に股下~腰ラッセル。



途中、掻きだした雪の中からヘルメットが・・・。
「だれか埋まってんじゃねえの?」
凍りつく三人。

慎重に掘り下げると、結局はヘルメットだけ。
少しホッとした。

さらに進むと沢が開ける。
どうやら左岸の尾根に上がるらしい。



しかしこのあたり、ふわふわの新雪は足元が固まらず際限ないと思わせるほど沈み込む。
傾斜も増してきて、途端に胸ラッセル。
地道に高度を上げて最後は岩とのミックスをアイゼンとダブルアックスで稜上まで。



そこから薮と雪をかき分けると北稜の下部岩稜。
一見、薮も多く容易に見えるが、明瞭な支点はない。
3:10。
1ピッチザイルを伸ばすが、今日はここで時間切れ。往路を戻る。

さて、こうなると翌日の計画を考えてしまう。
当初は今日のトレ-スを再利用して小同心右稜へと進める予定であったが、この新雪ではマイナ-ル-トの右稜も苦戦を強いられることが容易に想像できた。
ましてや、小同心北壁など、最近登っているのかどうかも不明。
ということで、翌日は大同心稜~小同心クラックとする。

さすがの八ヶ岳。夜は冷え込んだが、豊富なツマミと飯をたらふく食べて、ガスをガンガンたいて凍えることなく眠りについた。

二日目。
どんよりとガスがかかってモノト-ンの世界。
しばらく様子を見て、結局8:30の出発。

少しばかり期待していた大同心稜のトレ-スも下部で大同心ルンゼへと消えて行った。
交代で膝ラッセル。急登にペ-スも落ちるが、昨日のアリジゴク的精神負担がないのでまだいい。
大同心基部からトラバ-ス、小同心北壁を観察しながら取付きへと進むが、結構きわどい場面も。
以前来た時のイメ-ジとは大分違う。やはり積雪量で難度も変わるのだろう。







小同心クラックはアバタ状の岩壁に新雪を蓄え、それが時に綿毛のようにフワリフワリと風に舞う。
このころには天気も回復。
12:00。太陽燦々、登攀開始。





小同心クラックは顕著な凹角~チムニ-を大胆に足を開いて登っていく。
足が決まれば快適に高度を上げていくことができ、高度感はスバラシイ。
1.2ピッチが醍醐味で3ピッチは容易。
終了点こそペツルがあるものの、中間支点はプアな場面も。

途中、大同心稜を登ってくる後続を見る。おそらくは、我々のトレ-スを踏襲してきたはずだ。
そうなると、ほんの少しだけ気分がいいものだ。
それなりきの苦労は伴うものの、雪山に初めにつけるトレ-スにはそれだけの価値がある。
昨日、今日の奮闘はなかなかシンドイ場面もあったが、今になって改めてそう思う。



小同心の頭からはコンテで横岳直下まで。
そこから2ピッチで横岳山頂。さすがに稜上は風が強い。
15:20。

ブロッケンの怪物が出るが、この強風下、決して余裕の時間帯ではない。
休憩もそこそこに、装備を畳むだけとして下山。
大同心稜を行く計画であったが、寡雪と強風を理由に上部大同心ルンゼ通過を回避し、硫黄岳経由。
しかし、途中、エネルギ-切れ顕著でペ-スが落ちた。



結局ヘッデンのお世話になって赤岳鉱泉。
荷物をまとめて18:40発。美濃戸~美濃戸口に20:45。

ラッセルに汗し、快適な登攀、強風に叩かれ、最後の最後に長い林道歩き(笑)。
実に冬の八ヶ岳らしい山行であった。
入山のときのように、冬の星座を見上げる。
そしてあの歌を口ずさむ。息は白く、暗闇に映える。


sak


八ヶ岳[阿弥陀岳北稜・硫黄岳]

2012年01月14日 17時05分37秒 | 山行速報(雪山・アイス)
2011.12/30(金)~2012.01/02(月) 天気:晴れ、晴れ、晴れ→曇り、曇り→雪

八ヶ岳[阿弥陀岳北稜・硫黄岳]登山をしてきました。

メンバー:N艦長・Appleの2人パーティ。 装備:ザイルφ8.5×50m、アイスハンマー
今回の登山行程は、前夜発車で常磐=首都高=中央自動車道を走り小淵沢ICで下車し23:00美濃戸口Pまで入る。

30日(金) 8:00発~9:00-05美濃戸山荘~11:15赤岳鉱泉テント(泊)

31日(土) 8:00発~8:40-9:00行者小屋~10:20-11:20阿弥陀岳北稜~12:00-20阿弥陀岳~12:50東稜コル~13:40行者小屋~14:10赤岳鉱泉テント(泊)

01日(日) 8:40発~9:55-10:00赤岩の頭~10:25-35硫黄岳~10:55-11:10赤岩の頭~11:45赤岳鉱泉テント(泊)

02日(月) 8:00発~8:30行者小屋~9:55-10:00美濃戸山荘~10:50美濃戸口Pの3泊4日です。


昨年に続き年越し山行は八ヶ岳とする。
今回はバリエーションルートの阿弥陀岳北稜登攀が主目的である。
また、宴会も楽しみなので日本酒(八海山)1.3L・ウイスキー0.2Lと酒の肴と食料合わせて6Kgを荷揚げする。
とくにお正月なので切り餅は大量に用意した。
お雑煮も食べたいし餅は冬山にはもってこいの食材だ。

前夜発で待合せ場所の美濃戸口に入るとN艦長がすでに宴会中である。
酒とつまみを持ってさっそく合流するが明日からの大宴会にそなえて早めに切り上げ就寝。
朝は予定の6:30に目が覚める。
目覚まし不要は年のせい?
今日の行程は赤岳鉱泉までなので、のんびり朝食をとりゆっくりと出発する。
空を見上げるとすばらしい天気で、今日移動だけなんてもったいない感じがする。
美濃戸山荘では焚き火にあたり一服、途中「山の神」にお参りし安全登山の祈願をする。
堰堤広場では、赤岳鉱泉の社長が従業員とともに荷物の段取りをしている。
背中にしょっているのは大晦日のビンゴゲームの商品のようである。
そんなことを思っているうちに赤岳鉱泉の到着しテントの設営をする。
昼過ぎにはテント前に諸場を開きビールと八海山で大宴会モードに・・・夜まで延々と続く。
小腹が空いて来た頃に夕食とし、ソーセージポトフ餅入り・アルファ米赤飯を食べる。




堰堤広場を渡りしばらく進むと、青空と八ヶ岳の峰々が見えます。




赤岳鉱泉の到着です。肩に食い込むザックから解放されます。




赤岳鉱泉テント村です。ここをベースキャンプにして行動しますが、もちろん大宴会もします。



天気予報は今日のほうがいいので阿弥陀岳北稜を登ることにする。
ゆっくり起き出し昨日の残りの赤飯をお茶漬け風にして朝食、行動水はミルクティーを準備する。
ハーネスを身につけザイル・アイゼン・ピッケル・アイスハンマー等を持ってゆるりと出発する。
中山峠は沢筋のショートカットを登るが雪が締まってなく結果的に遅くなったが、いいラッセル訓練になった。
行者小屋で登攀具を準備していざ北稜にむけて文三郎尾根に向かい途中から右に入る。
途中下山してくるパーティがいたので、もしかして渋滞しているのかと心配したが、結局登ったのは私達以外に2パーティのみだった。
尾根までの急登は雪は締まってなかったが少なかったので比較的楽に登れた。
取付き点に到着するころに先行パーティに追いついた、先に行くかと言われたが一服して写真を撮りたかったので大丈夫と言ったのが運のつき。
N艦長は感じていたようであるが、その後取付き点でザイルを持ったまま1時間も待たされるとは・・・まいりました。(^_^;
かけ声はいいのですが、いっこうに進まない登らない・・・。おまけに素手で登りはじめたのにはビックリしました。
こんなとこオーバーグローブで楽勝なんじゃない?と思っていたら、こういうのが下手パーティと言うんだと教えてもらう。
その後、N艦長は前が空いたら早いのなんのってサッサか登って行きました。
ビレイ点の到着した瞬間「登っていいよ~!」の声がするがどうもあやしいのでしばし様子を見て登りはじめる。
とても良い天気で、岩は手がかりも沢山あり雪面はピッケルがよく効き快適なクライミングが出来た。
そんなこんなで攀り始めるとあっというまに山頂に到着する。
無事登頂成功しがっちり握手、山頂は無風快晴ですぐ降りるのはもったいないのでミルクテーとクリームパンをほおばってのんびりする。
見飽きない景色であるが、テントには八海山がまっているので下山することにする。
赤岳へ向かう稜線の下りは意外と大変で慎重にくだる。
コルに着くとハーネスとアイゼンを外し、そこからは沢筋を一目散に下降する。
雪が少なく尻セードができなかったのが残念であるが、すぐ行者小屋に着き一服、そして赤岳鉱泉に戻る。
昨日と同じところに諸場を開きビールと八海山で大宴会へ・・・夜まで延々と続く。
小腹が空いて来た頃に味噌ラーメン野菜餅入りを食べる。




行者小屋でアイゼンを付け準備を整えます。阿弥陀岳の山頂が見えます。




北稜に向かってガシガシと登ります。アイゼンがばっちり効いて快適な登攀です。




急登を登りきったところで振返ると硫黄岳と横岳が見えます。




阿弥陀岳北稜の取付き地点に到着しました。岩稜左より登る予定です。




一服しながら写真を撮ったり登ってきたルートを確認する。行者小屋がはるか下に見えます。




この状態で約1時間待たされる。赤と黄色が下手パーティで、オレンジのジャケットがN艦長です。




無事登攀成功しました。阿弥陀岳▲2,805m山頂で記念撮影をしました。




山頂は無風快晴でここでランチを取りました。昨年登攀した赤岳▲2,889.2m南峰リッジが見えます。




権現岳▲2,715mと遠くに富士山が見えます。ほんと良い天気でのんびりできました。



昨日で目的は達成してしまったので、ややモチベーションが下がるが予定どおり硫黄岳を登ることにする。
今日もゆっくり起き出し新年を向かえる。
元旦はやっぱりお雑煮でしょ!てことでお雑煮を作る。
お上品な薄味にしあがりお正月気分を味わう。
どこにいても節の行事は大事にしたいものである。
硫黄岳を登るだけなので装備はな~んにもいらないとのことだが、念のためアイゼン・ピッケルは持って行く。
しかし下りを快適にするならとストックは有効なので持って行く。
アイゼン不要だったがアイゼントレーニングの為赤岩の頭で装着して登る。
ピッケルも不要だった。
帰りは山頂より訓練の為アイゼンを外せとのことだが、ストックだとやばそうなのでピッケルは持たせてもらうことにする。
赤岩の頭まではスメアリングを効かせスリップしないように下る。
一服したあとはニューイヤー駅伝に触発され急遽八ヶ岳駅伝大会を開催する。
これよりストックに持ち替えて脱兎のごとく下山する。
あっと言う間に赤岳鉱泉に到着しビールの買出し。
テントを10m移動してる時にAパーティ2名が上がって来て合流。
またまた、テント前に諸場を開きビールとウイスキー・焼酎で大宴会に突入し・・・夜まで延々と続く。
夕食はソーセージポトフ・具無しカレーライス・焼き肉と豪勢にいただきました。
でも、三日間とも外で宴会してるのは私達だけであった。しか~し正しい大宴会は外である。




朝の登山準備風景です。お隣さんは犬連れでの入山ですが、この寒さではさぞかし犬は迷惑なのでは?




硫黄岳への登山道です。地面が露出していて今年は雪が少ないのが一目瞭然です。




これより風が強くなるので赤岩の頭の手前で一服です。硫黄岳山頂が見えます。




赤岳と阿弥陀岳が良く見えます。昨日登った阿弥陀北稜もはっきり判ります。




横岳▲2,892mです。本当はここを縦走して戻りたかったのですが午後から天気崩れるので止めときました。




硫黄岳▲2,760m山頂です。風は吹いていますが、いつもよりは無いようです。



今日は下山日である。
Aパーティも石尊稜を登攀予定であったが天気悪いため下山決定のようである。
のんびり起き出し磯辺焼きで朝食をとる。
これで餅はすべて食べ尽くす美味かった。
そして荷物を整理してパッキング完了、中央道が混む前に下山したいので先に出発する。
帰りは行者小屋経由で通ったことの無い南沢登山道をくだることにする。
途中で滝や沢などを見て行こうと思ったが雪も少なく日光の前(いまいち)だった。
美濃戸口に到着するとN艦長はすでに到着していた。
別荘に寄って帰るとのことなので挨拶して帰路につく。
小淵沢の道の駅で入浴し昼には出たが、帰りの中央道はすでに渋滞が始まっていたが18:00には帰宅できた。




氷結した南沢です。上手く色が出ませんでしたが、美しいアイスブルーです。




南沢登山道も雪が少なくかえって歩きにくい感じです。




美濃戸山荘に到着です。ここの暖炉で一服して、美濃戸口まで行けば今回の山行も終了です。


by Apple

菰釣山から御正体山への縦走

2012年01月09日 16時50分55秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
1月8日、トレーニングに菰釣山から御正体山への縦走をしてきた。当初2日間に分けて登る予定であったが、ヘッデン出発すれば一日でも行けそうなので頑張ってみることにした。「道の駅どうし」で寝過ごしてしまい、結局「道志の森キャンプ場」出発は7時になってしまった。今回は歩くのが目的なので、わざわざ遠回りして城ヶ尾峠経由とした。


キャンプ場から登って行くと立派な車止めがあった。自転車でも入るのは難しい。


城ヶ尾峠

城ヶ尾峠からは結構アップダウンの多い道である。菰釣山避難小屋は快適そうだが、水が無いので持ち上げねばなるまい。先程すれ違った単独登山者によると、昨夜は3パーティ5人が泊まったそうだ。菰釣山には4つのザックがあるものの人影は無い。沢の方から声が聞こえるので、多分昨夜止まった人たちが水を探しているのだろう。


菰釣山の頂上には4つのザックがあった。


途中からの富士山


山伏峠


真新しい立派な道標

寝坊をしたので時間が無く、休憩は写真を撮るときと水分補給のときだけで、行動食は歩きながら飴をなめる程度にした。
山伏峠では車の音が下の方から聞こえ、道路が近いとわかる。御正体山に向かい登って行くと、二人連れの登山者とすれ違うが、向こうでは今頃の時間にどこまでいくのかしら、と思ったことだろう。石割山から続く稜線に出るまでひと登りすると、御正体山が遠くに見えた。この時完全にヘッデン下山を覚悟した。長いこと長いことやっと頂上に着く。今日はよほど寒いのだろう、歩きっぱなしなのに汗が出てこない。


静かな御正体山の頂上

休む間もなく下山開始。白井平道分岐までは急な下りであった。白井平の集落で行き止まりの道に入り少し戻る。国道413号線に出たときは、すでに薄暗くなっていた。地図を取り出し、キャンプ場までの距離を見ていたら、近くにいたおじさん達数人が「今からどこまで行くんだね」と声をかけてきた。すでにバスはないので車に乗せてくれようとしたらしい。キャンプ場までだと言うと、じゃあ歩いていけるね、道はわかっているんでしょうから、と言ってくれた。親切心に丁寧にお礼を言って別れたが、すぐに暗くなりヘッデン点けてのキャンプ場までは、相当長く感じた。結局11時間29kmを殆ど休みなく歩いた。

道志の森キャンプ場7:00―城ヶ尾峠8:10―菰釣山10:00―山伏峠12:35―石割山からの稜線13:15―御正体山15:05―国道413号線16:55―キャンプ場18:00

                                                ガストンガニマタ