acc-j茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

筑波山の風景<31> 名菓

2019年07月19日 01時41分06秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・31>

 

名菓

 

日本全国、銘菓は数限りない。

由緒正しき歴史深いものから、新たな銘菓として世に出るものまで、数に暇ない。

 

銘菓とは、特別な名前を持つ上等な菓子。

 一方、何気ない素朴なものでも、その由来や意味、信頼に根付いてその地の名物となり得る。

 銘菓というよりは、名菓というべきか。

 

桜井菓子店のアンド-ナツ。

 

特別なものでも、何でもない。

 感動的な味? そういうものでもない。

 

一つ一つ手作り。

カタチは不揃い。

 それでも人を惹きつけるには理由がある。

 

一面の田圃の中、筑波山への真っ直ぐ伸びるつくば道を歩きながら頬張ってみる。

夕陽を背に畦道を歩いていたあの頃の光景を思い出す、とても懐かしい味。

 素朴なお菓子ひとつでタイムマシンに乗ったかのような錯覚。

 

抒情に浸るのも悪くない。

 

sak

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筑波山の風景<30> 駅

2018年12月31日 15時20分43秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・30>

抒情的に言うなれば、出発点であったり、終着点であったり。
人生の岐路に重ね合わせて流行歌や映画にも様々な駅のシ-ンが思い浮かぶ。
交通としてのそれと「人生交差」を重ね合わせ、ドラマが始まる。
まさに玄関口だ。

かつて、ここ筑波山にも駅があった。
土浦駅と岩瀬駅とを結んでいた筑波鉄道だ。
筑波山をバックに田園を走る光景はかれこれ30年前の風景となってしまった。

筑波山を登る仲間と旧筑波駅(現筑波山口バス停)で待ち合わせ。
すこし、早めに来て筑波駅の痕跡を探してみたりする。
ふと、高校の時に通学で筑波鉄道を利用していた友人を想い出す。
いま、どうしてるんだろうなど思いを巡らしてみる。

かつての筑波駅はバスの発着所となり、路線跡はサイクリングロ-ドとなっている。
つくばエクスプレス開業で今や筑波山は人気のハイキングスポット。
サイクリング人気も相まってか、にわかに復活の兆し。

この界隈でも新発見(これは、また次の機会に、、、)があったりする。

時代も変わって「筑波の玄関口」の有り様も変わってきた。
でも変わらないのは、ホ-ム跡から見える筑波山、なのでした。


sak

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筑波山の風景<29> 常陸山

2017年03月02日 17時05分08秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・29>

常陸山

神道は山や川などの自然や現象、また神話に残る祖霊たる神など八百万の神を見いだす。
自然と神とは一体的に認識され、神と人間とを取り結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域となっている。

山と神道との関わりは古く、山自体を神格化することも多い。
筑波山においても例外ではなく、山頂には筑波山神社の本殿が祀られ、ほかにも多くの摂社末社が山中に祀られている。
むしろ、シンボリックな山が神として拝められない方が稀なのではないだろうか。

神と人間とを取り結ぶ祭祀の一環として、「奉納相撲」があり、日本国内各地で祭りとして「奉納相撲」が現在も行われている。
主に、天下泰平・子孫繁栄・五穀豊穣・大漁等を願い、占いとしての意味も持つ場合もある。
勢のある里の力自慢、どちらが勝つかにより、五穀豊穣や豊漁を占う。
村人はそれに熱狂し、一喜一憂したものだろう。

筑波山と相撲の関わりとして、御幸が原にある第19代横綱・常陸山の手形碑がある。

常陸山谷右衛門は第19代横綱で現在の水戸市出身。
手形碑は1909(明治42)年5月19日、筑波山登山記念として据えられた。
その相撲は、相手の力を十分発揮させたうえで、勝負に臨むいわゆる「横綱相撲」。
また、その強さだけでなく相撲界の近代化に尽力し、国技と呼ばれるまでに高めたことから角聖と呼ばれる存在だ。

片足を高くあげ、強く地を踏む。
他方で地を踏み鎮めるという宗教的意味をもつ。
日本各地の祭礼で行う民俗相撲では、力士の四股によって大地の邪悪な霊を踏み鎮め、
大地を目ざめさせて豊作を約束させると伝えるものが多い。

---100年以上の時を経て、手形碑に手を添える。---

常陸山の手形が四股に代わり筑波山の地鎮となっている。
故郷の横綱に想い馳せ、そういう解釈もまた愉し、なのである。


sak

 

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筑波山の風景<28> 木立

2016年07月11日 13時47分27秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・28>

木立

道すがら。
ちょっと一息。

見上げる大木。

ん?

ちょっとした違和感。

宿木、か?

杉の大木、そして枝先から延びるのは、、、
まだまだ若い杉の木立。

自然の成り立ちとはいえ、偶然の造形に見惚れる。

sak

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筑波山の風景<27> 追伸:中沢ケルン

2016年07月04日 13時39分07秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・27>

中沢ケルン

筑波山の風景で紹介した「中沢ケルン」
twinkleさんより情報を頂きました。

twinkleさんも、筑波山に足繁く通う中でお仲間様から聞いた情報という事でした。

2009年当時の姿

 

それによると、、、
筑波山が好きで登っている私たちの大先輩に中沢さんという方がおられ、
その方が脳溢血で倒れているところを発見されたのが、この名の由来だそうです。

それを偲び、お仲間様がケルンを積み上げ、プレ-トを設置されました。
登山は独りでするものかもしれませんが、仲間あっての山のぼり。
中沢氏の徳が偲ばれるエピソ-ドです。

そして現在

 

残念ながら、今現在はプレ-トもケルンもなくなってしまったようです。
色々な理由もあるのでしょう。

twinkleさん、ありがとうございました。

sak

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筑波山の風景<26> 流行歌

2016年04月07日 10時08分29秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・26>

流行歌

茨城県南の母なる山。
「筑波」「歌」を結ぶキ-ワ-ド、となれば「校歌」。
自身、小中高いずれの校歌にもこのフレ-ズがあった。

しかしながら、「流行歌」というとどうだろう?
流行歌に見る「筑波山」事情。

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橋幸男さんの大ヒット曲「潮来笠」
  ♪潮来の伊太郎~ ちょっと見なれば~♪

 

「潮来笠」↓

https://www.youtube.com/watch?v=Im9BVo-riCo

自分も幼少頃、意味も知らずに語呂回しの良さに口ずさんでましたね。
たぶん、この曲で「潮来」という地名は一気に全国区となったに違いありません。
「ご当地ソング」という言葉がなかった頃の曲。

じつはこの曲のカップリング(B面)”伊太郎旅唄”に筑波山のフレ-ズがあったのです。

  ♪筑波山さえ男体女体~
   伊太郎かなしや一本どっこ♪

「伊太郎旅唄」↓

https://www.youtube.com/watch?v=cVq_PkW_wMU

伊太郎の股旅シリ-ズ曲ですね。

伊太郎さんは潮来出身の渡世人。
ふるさとを捨て、利根川を遡る旅を続けますが、筑波の双耳峰を仰ぎ見て、故郷にいる想い寄せる娘を想い出す。
そういう風情ある一曲。
ヒット曲とはなりませんでしたが、潮来笠に隠れて筑波が曲に乗っていたんですね。

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♪筑波山麓男性合唱団~
 マウントツクバのフラッグコ-ラス~♪

「筑波山麓合唱団」↓

https://www.youtube.com/watch?v=PPLWS9bWSG0

で始まるのは、デュ-クエイセスさんの”筑波山麓合唱団”

日本全国各地のご当地ソングを作るというコンセプトのもと、
永六輔さん(作詞)、いずみたくさん(作曲)の二人が実際に各都道府県を旅して制作された「にほんのうた」シリ-ズ。
ヒットソングも多く、代表的なものには「いい湯だな」(群馬県)など。
そして、第20回NHK紅白歌合戦で「筑波山麓合唱団」も歌われ、ヒットソングの仲間入り。

流行歌というよりは、日本のベ-シックな歌ですね。
非常に個性的な楽曲で歌とか曲というよりはエンタ-テイメント。
家族や友人たちと歌ったら楽しそうです。

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つくば山 奥田民雄さん

♪牛が鳴いてるよ~ 鳥が飛んでるよ~
  魚はねてるよ~ 犬は寝てるよ~♪

「つくば山」(歌詞のみです)↓

http://gakufu.gakki.me/m/data/DT05910.html

ゆるい。そして、このゆるさがイイのである。
歌詞の中に「つくば山」に言及する場面はないのだけれど、のどかで平和な雰囲気が伝わってくる。
釣りが趣味の奥田民雄さん。
おそらくは、筑波山の見えるところでブラックバス釣りをしているときの情景なのだろう。

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筑波の風 水城なつみさん

♪筑波山から 眺めた海は~
 怒涛逆巻く 鹿島灘~♪

「筑波の風」↓

https://www.youtube.com/watch?v=uKpo5On7tPs

2016年1月27日リリ-スの新曲ですね。
先日、土浦市内でポスタ-を見かけて知りました。
水城なつみさんは茨城県つくば市のご出身。
まさにご当地ソング。

ご活躍を期待しております。

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流行歌で綴る「筑波山」
ほかにも、あるのかも知れません。

かの、イバラッパ-さんにも「筑波山」を語っていただきたいですね。

イバラッパ-さん↓
https://www.youtube.com/watch?v=rTLSe7HeGbc

sak

 

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筑波山の風景<25> 笑木

2016年03月17日 08時05分36秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・25>

笑木


笑いには吸引力がある。

楽しい人、楽しいこと。
嬉しいこと。

笑う門には福来たる。


樹木に感情があるとするならどうだろう。

嬉しい時、楽しい時。
悲しい時、怒れる時。

悲しくも、表現する術がない。

 

偶発的に出逢えた風景に、
感情表現と受け取るのは人の驕りかもしれないけど。

嬉しくなってしまいます。

sak

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筑波山の風景<24> 桜花

2016年03月10日 13時24分06秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・24>

桜花

時代という、うねりの中で人は暮らしていく。
価値が変わり、人々は翻弄される。

事の大小はあろうが、「あの時代だったら・・・。」と
想うことは少なくない。

-土浦海軍航空隊-

いわゆる「予科練」
霞ヶ浦のほとりで飛行訓練生、つまり軍用機パイロットを養成した施設。

彼らにとって、筑波山はどのように映ったのだろう。

「進路、筑波山に向けぇー。」

映画「ハワイ・マレ-沖海戦」(1942年)のなかで、訓練飛行中、予科練生が教官から指示を受ける。
スクリ-ンには筑波山のシルエットが映る。

舞い散る桜花もあった。

変わったのは、時代という大きなうねりのようなもの。
忘れてはならぬ、恩義がある。

そして、現在。
継がれた時代に感謝しつつ、筑波山を目指す。


sak

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筑波山の風景<23> 大仏

2016年03月03日 13時13分00秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・23>

大仏

大仏といえば誰しも、”あの”大仏を想像するに違いない。

それが、茨城県南部にゆかりのある方ならば、、、
”この”大仏かもしれない。

が、しかし。

筑波山の風景において、大仏といえば臼井(六所)の大仏だろう。


2004(平成16)年
世界の平和と日本の安全、つくば市の発展と郷土の繁栄を願い建立。
周囲には万葉の歌碑が多く建てられている。

そもそも、大仏ってなんなの?
筑波山は神社のご神体山だから神道なのでは?
などの疑問が湧いてくる。

というわけで調べてみると、

「おぉ!」
そういう意味があったのか!
仏像を見る目が変わりました。

独特のあの髪型。
ごめんなさい。
正直言うと、「変な髪形」とか思ってました。
懺悔、懺悔、六根清浄。

筑波山は法相宗の僧、徳一が筑波山寺(後に筑波山知足院中禅寺)を開き神仏習合が進み有数の修験道の道場として発展した。
明治維新後、廃仏毀釈によって中禅寺は一部の社殿を除いて堂塔は破壊された。
昭和5年、筑波山神社拝殿の南西に真言宗豊山派寺院、大御堂(おおみどう)が再興され、現在に至っている。


sak

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筑波山の風景<22> 叶岩

2012年01月27日 18時07分12秒 | 筑波山の風景

<筑波山の風景・22>

叶岩



傍らに立ち、願いを唱える。
筑波山信仰、190余所の霊場のひとつに叶岩がある。

信仰というのは、神仏を信じ、拠り所とすることである。
「信じるものは救われる」といったのは・・・。誰だったか?
救いを求める、願いを叶えるのは、果たして信仰かどうか・・・は、ともかく。

突き出た岩の突端は、ともかく眺めが良い。
なので、とりあえず突端まで行ってみる。
傍らに立ち、自分の胸の内を声に出す。せっかくだから大きな声で。

願いを叶えてくれる、ほかでもない自分に向かって・・・。
大きな声でもう一度・・・。

sak

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