旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

庭にいたのは…?

2009年08月06日 | 徒然なる日々

001 庭の片隅で小さいながら「畑」をやっています。

今年もキュウリ、プチトマト、ピーマンなどが実っています。

でも日照不足の影響か、プチトマトがなかなか赤くならないうちにはじけちゃったり、キュウリが長くなりきれなかったりしています。

天候不順で雨が多くて、しばらく畑をほっておいたので、晴れた日に久し振りに畑のお手入れに精を出しました。

雑草を抜いたり、トマトの脇芽を切ったり、支柱を立て直したり。

 

 

 

002 ものすっごく暑い日で、ヘトヘトになって家に入ろうと思った時に、バジルの群生地の向こうに真夏の太陽のもと鈍く輝く「なにか」が見えました。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

004 その「なにか」は直径25cmくらいの鏡餅みたいなもので、黒緑に不気味に輝いていました。

私はとっさに

「馬糞? バフン? なんでこんなところに????」

と思ったのです。

色といい、形といい、まさにバフンだったんですよね…。

それで、近づいてみました。

 

 

そしたら、そしたら、そしたら、なんと、なんと、なんとぉ~~~ ヘビだったんですっっっ!

緑っぽい黒っぽいヘビがとぐろを巻いてバジルの陰でお休みなさっていたんですぅぅぅぅ~~~!!

005 私は、ジョーロもスコップもほおりだして、家の中に猛ダッシュで駆け込み、あまりの恐ろしさに毛布をかぶって1人震えていました。

なんで、なんで、うちにヘビがいるのよぉ?

今冷静に考えると、ヘビよりバフンのほうがよっぽどありえないんですけどね…。

 

 

 

 


 

 

 

 

006 でも、良く考えてみて?

近くに山や林があるわけでもない住宅地にヘビがいるわけないじゃない?

そうよ、きっとあまりの暑さに私どうかしちゃったのよね。

ただの土の山がヘビに見えちゃったのよね?

もう一回、見に行ってみよう!

 やっぱりヘビでした…。

ど、ど、ど、どうしたらいいの、私?

えーっと、こういうときは、ちゃんと住民税も払っている善良な市民を助けてくれる役所にお電話よね?

私「あのー、庭にヘビがいるんですけどぉ…」

役所「少々お待ちください。」

散々待たされて、「ヘビ対策室?」につながりました。

「あっ、あの、ヘビが庭にいるんですけどどうしたらいいですか?」

「大丈夫ですよ~、ほっとけばいなくなりますから。」

「ほっとくって、いつまでほっとくんですかっ?」

「数日様子を見てください。」

「すっ数日もみなきゃいけないんですかっ?」

「いつからそのヘビはそこにいるんですか?」

「2-3日庭に出ていなかったのでわかりませんが、ずっといるわけではないと思うんですけど…」

「巣、作ったりしてます?」

「は? 巣?ですか? ヘビの巣っていったいどんなんなんですか?」

「卵産んだりしてますか?」

「は? 卵?ですか? とぐろ巻いてるのでわかりませんっ!!!!」

このあたりから、役所の方の冷静な対応とは裏腹に、私はだんだん熱くなってきてしまいました。

「明らかにヘンな色だったり、巨大だったりしてませんか?」

「は? ヘビには詳しくないので、どんなのだとヘンだとか大きいとかわかりませんっ。」

そりゃ、キングコブラが鎌首もたげていたらわかるかもしれないけど。

「こんな住宅地なのに、一体どこからヘビなんてくるんですか?」

「普段は地中や軒下なんかに住んでたりするんですよ。」

「は? うちの地下にヘビがすんでるっていうんですかっ?」

この辺になってくると、私ただのモンスター住民です。

で、結局ヘビを威嚇すると攻撃してくることがあります。

そのままほっておけば、そのうちにいなくなります。

役所としては、毒蛇とか外来種とかじゃないならば駆除はできない、とのことでした。

モンスター住民な私も、最後は冷静になって、お礼を言って、電話を切りました。

でも、外にヘビがいることには変わりありません。

いてもたってもいられなくて、夫に「庭にヘビがいる」 とメールしてみました。

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返ってきた返事は

写真撮って送って。

どんな種類か調べてあげるから。毒蛇だったら大変だし。」

この私にヘビの写真を撮れと?

ヘビに近づいて写真を撮れと?

 

 

 


 

 

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でもやっぱり写真撮ってみよう。

携帯じゃあ、ヘビの種類を特定できるような写真は撮れないし、第一ものすごく近づかないと撮れません。

なので、ケニアのサファリにも持っていった一眼レフに超望遠レンズをつけて、へっぴり腰でこわごわ外に出てみました。

でもヘビがいるのはバジルの林の向こう側。回り込まないと写真とれないわ…。

とにかく抜き足差し足で近寄って見ると…

いませんでした。

私が最初に発見してから、2時間くらいのできごとです。

いなくなったはいいけど、一体どこへ行ってしまったの?

あのヘビはまさか道路をにょろにょろと這って行ったのでしょうか?

まさか、我が家の地中にものすごい速さで穴掘って埋もれていったとか…?

まさか、バジルの畑の下に…?

もう恐ろしくて、そのあたりには近づけません…。

009 夕方、子どもたちに

「庭にヘビがいた」

と言ったら、マリリンが動物事典をもってきて、どれだった?と聞きました。

私のそのページを熟読しろと…?

細かく見て種類を特定しろと…?

役所の人と言い、夫と言い、マリリンと言い、みんななんでそんなに冷静沈着なのさ?

興奮してるのは私一人よ…

 

とにかく、ものすごく見たくないページでしたが、やっぱり気になるので、マリリンに特徴を述べながらチラ見した結果、「アオダイショウ」であることが判明しました。

もちろん毒はなくて、緑っぽい黒っぽいまさにヘビらしい外見。

長さは1~1.2m。 とぐろを巻いたバフン状態で直径25cm。 まさにそれくらいな感じですね。

ティガーは、「お母さん夢でも見たんじゃないの? こんなところにヘビいるわけないじゃん。」

「写真撮っておいてくれたら信じたけどさ~。 見たかったな~。」と。

 

あれ以来こわごわ庭に出ているのですが、ヘビは現れません。

友達に「うちにヘビがいてさー」

というと、必ず言われることが

「そりゃ、きっと幸せがやってくるよ。」

「宝くじ買ったら?」

ヘビは家の守り神とか聞いたことはあるけど、私はいないほうがいいです…。

「じゃあ、マリリンちゃん、合格間違いなしだねっ!!」

マリリンの入試まであと半年あるんだけど、ヘビの有効期限ってそんなに長いの?