靖国神社の「みたままつり」にはものすごーく強烈な思い出があります。
約20年前のこと。
夫と2人でこちらのお祭りに行ったんです。
長い参道にずらーっと屋台が並び、ものすごく活気があり、私はこういうお祭りに行ったことがなかったので、圧倒されました。
でも、一番すごかったのは
『見世物小屋』
20年前って言っても、すでに時は平成。
まるで昭和、いや江戸時代?というようなぼろいテントの中では衝撃的な世界が繰り広げられておりました。
「恐怖、へび女!!!」
十勝からきたお花ちゃんという、昔話の山姥のような風体のおばあさんが、何をするかと思えば、小さな白い蛇を鼻の穴から入れて口から出したり、さらには、生きてる蛇を頭から食いちぎって食べちゃうのっ!!
そして、その端切れを客席に向かって投げたりするの!!
20年以上たつのに、あまりに衝撃的で鮮明に覚えています。
その後、マリリンが4歳、ティガーが2歳くらいのときにも行ったんだけど、その見世物小屋には出会えませんでした。
今年、久しぶりに行ってきました。
毎年7月13日~16日と決まっているので、今年はたまたま3連休と重なりものすごい人です。
初詣状態というか、人の波にもまれるだけで、気になる屋台があってもそこにたどりつくことはできないくらい。
(ティガーが2歳のときにはベビーカーに乗せていたので、平日の夜ならこんなには混んでなかったのでしょう…。)
でも、メインの参道から林の方に入ると、ちょっと人と人の間に空間もできます。
射的やボール投げなんかもあります。
ティガー、2つ的を倒して、賞品ゲット!
ピョロピョロ笛ですけど…。
そして、夢にまで見た
「見世物小屋」と出会いました!!
怪しげな看板に思わず吸い寄せられました。
子どもたちは嫌がったのですが、強制的に入りました。
出ましたっ
ヘビ女。
小雪さんという若い女性が、ヘビを食しておりました…。
子どもたちはびびっていたけど、20年前にお目にかかったお花ちゃんのような哀愁感はなく、陽気なヘビ女です。
レトロという言葉自体おしゃれすぎて合わないくらい茶番的なプロ根性あふれる歌謡ショーがあったり
あっ、ちなみに、水色のドレスの方、ただいま長~い風船をすべて飲み込むという奇術に挑戦中でございます。
おっぱいがどんどんどんどん大きくなって、今や牛の神とあがめられているという女性。
このおっぱい女が宙に浮いたりします。
もう、なにがなんだかわかりません。 ていうか、なんでもありです。
20年前に見たようなおどろおどろしさはなく、平成的な昭和というか、はじけた感じの見世物小屋でした。
でも、一見の価値あり。
こういう世界もあるのね…。と新たな発見があります。
子どもたちも入るときはいやがっていたけど、出るときにはかなり喜んでいました。
ちなみに、靖国神社のみたま祭りには毎年きているらしい。
あとは府中のくらやみ祭りなど全国行脚しているようなので、お近くに興行に来たら是非一度経験してみてください。
チョコバナナ、かき氷、ラムネ
屋台は一通り満喫して、見世物小屋の感動を胸に帰ることにしました。
暗くなると提灯がきれいです。
靖国神社なので、提灯には
「ラバウル遺族会」
「陸軍大十四師団」
とか入っています。
帰りは、九段下の駅あたりがめちゃくちゃ混んでいたので、散歩がてらちょっと歩いて半蔵門の駅に向かいました。
お腹がへっていたので、表参道のクアアイナっていうハンバーガーの店に行こうかと話しながら歩いていると、突然、ぽつりとお店が現れました。
トニーローマ発見!!
周りは高級マンションばっかりのこんな静かなところにいきなりトニーローマが現れたので、思わず入ってしまいました。
巨大なオニオンリングや、バッファローウイング。それだけでもお腹一杯になっちゃうんですけど、ドカーンとフルスラブのスペアリブ。
私、大好きなんですよね~。
ティガーはいつでもどこでもハンバーガー。
最初は子どもたちはあんまり気乗りしないけど、とりあえずついてきたかんじでしたけど、なんだか意外にも楽しいお祭りの夜でした。
2人とも中学生だし、来年からは友達と来たら?
って言ったら
「それはない。」
ですと…。