(写真は箱根登山鉄道の宮ノ下駅です。)
宿泊は、以前から念願だった
『エクシブ箱根離宮』
ここはエクシブの中でも最新で豪華。
東京から近いということもあり、週末の予約はなかなか取れません。
ずいぶん前に母に頼んだけど、多分無理だろうと言われたけれども、1ヶ月前にやっとキャンセル待ちで予約できました。
箱根の山に溶け込むような落ち着いた佇まいです。
ロビーにはこんな木のオブジェ。
インテリアはゴージャス&華やかな感じではなくて、都会的な和様ミックスで、落ち着いた洗練された雰囲気です。
残念ながら曇り空ですが、この景色を見ているだけでも癒されます。
紅葉の季節なんて素晴らしいでしょうね~。
お部屋は1泊15,000円のランク的には一番下なんですけど、とっても広い和洋室!
リビングエリアも広々としています。
写真暗くて申し訳ないのですが、
ベッドも大きくてフカフカ~。
落ち着いた和室もあって家族4人、ゆったりと過ごせます。
夕方遅くに到着したので、とにかくお風呂に直行です。
ここの露天風呂は本当に気持ちいい!
目の前に広がる緑の山を眺めながら、心も体もほぐされていきます。
(写真はエクシブHPからお借りしました。)
さあ、お風呂のあとはお楽しみの夕食です。
実は、たまに我が家にやってくる「魔法のチケット」というものがありまして、そのチケットがあったからこそ、今回箱根のエクシブに来ようということになったんです。
その「魔法のチケット」とは「お食事半額券」!!
食事はもちろんのこと、飲み物も含めて、エクシブのレストランでの食事が1回半額になるというとてもつなく素晴らしいチケットです。
なので、奮発して「炭火焼 杜季」 に行きました。
もともとは鉄板焼きを予約したかったのですが、鉄板焼きは人気があり1ヶ月前にすでに満席。炭火焼きなら取れますよと言われて、「うーん、炭火ねぇ…」 と思っていたのですが…。
半個室のカウンター席で、炭火焼職人さんが専属でついて焼いてくださいます。
この職人さんというか、シェフがイケメンで、声もきれいで話もうまい。
美しい手さばきで素材に串刺しして真剣なまなざしで焼いてくれるんです。
うっとりしちゃいました☆
まずは鰹。
備長炭で炙るとどうなっちゃうの?
こうなっちゃうのね~!
皮の焦げ目加減や、周りの火の入り方が絶妙!!
最初からうなりました。
こんな冷たい前菜をいただいている間に…
炭火の上では、鶏肉とベーコンが炙られています。
焼き鳥なんていうのが失礼なくらいの焼いた鶏。(おんなじ…?)
鶏肉は、まずは塩なんにもつけないで食べて、素材の味を味わって、最後は北京ダックの皮でくるんでいただきます。
ベーコンも「普段食べてるベーコンって、なに?」
ってくらいやわらかくてジューシーで塩加減もちょうどよくておいしいの。
とんでもなく肉厚のホタテ。
スズキとレンコン餅のお吸い物。
もう、おいしすぎて困ります。
こちらは舌平目。
上には八丁味噌とナッツ。
ロール状の中にはマッシュルームのペーストが入っています。
これは衝撃的。
まるで蒸したみたにふっくらなの。
炭火焼なのに、どこにも焦げ目がついていないの。
お口の中でヒラメが泳ぎます~。
そして、メインは黒毛和牛のサーロイン。
すばらしいサシの入り具合で、炭火で適度に脂が落ちて、絶品!
絶妙の焼き加減で一番おいしい瞬間に食べる幸せ!
味付けはお好みで。
塩や自家製ポン酢もまろやかでおいしい。
奥にあるグラスは、お口直しのトマトピューレのグラニテ。
ここはワインのセレクションも豊富で
夫曰く「おもしろいワインがそろっている」
白ワインを飲んでから、幻の赤ワインと言われる? 「rindo」をグラスで頂きました。
カリフォルニアのナパヴァレーで日本人がやっているワイナリーの濃厚な赤ワインです。
ラベルにはよくみると『鈴音』っていう文字が刻印されているんですよ。
〆は土鍋で炊いた鯵とひじきの炊き込みご飯。
これねぇ、涙が出るほどおいしいの!
でも、もう涙が出るほどお腹がいっぱいなの!
食べたいけど、もう食べられないの!
おにぎりにして持って帰りたいと言ったら丁重にお断りされたわ。
当たり前か…。
でも結局、夫とマリリンが頑張って土鍋いっぱいのごはん完食。
デザートはさっぱりとした一口サイズのアイスや水羊羹など。
もう、ほんとにほんとに大満足です。
炭火焼って、バーべキューでやりますけど、なんか真っ黒でなんか硬くて、なにたべてるかわかんないようなワイルドなイメージないですか?
もちろん、それもおいしいし、バーベキューの楽しさなんですけど、今回の「高級炭火焼」は私の炭火焼の概念を覆す衝撃的な経験でした。
炭火焼って、こんなに上品で繊細で奥深いものだったんですね。
おいしいお食事でお口とお腹は満足、素晴らしい職人技で目も楽しませてもらい、カウンター越しのシェフとの会話も楽しくて、至福の時間を過ごさせていただきました。
また行きたいけど、「魔法のチケット」がないと行けないな~。
また行くとしたら、今度はメインの和牛はフィレにしてもらおう。
あんな霜降り肉って食べなれないので、ちょっと気持ち悪くなっちゃったの…。
って、今度はあるのか?
家族4人で喜びに浸りながら部屋に戻りました。
エクシブ箱根離宮には、プールやゲームセンターなどの子供が楽しめる施設はありません。
部屋で、4人でポーカー盛り上がりました。
ティガーはなかなかの勝負師で、大勝していたのに、結局やることが単純で作戦が読まれて最後はすってんてんになってましたけどね。
楽しい夜が更けていきました。