ナイロビのに戻ってくると、テッコーツアーのお迎えの女性が待っていました。
もちろん、あの大事なキリンも持ってきてくれていました。
このガイドさん、すごく日本語が上手だったんだけど、ティガーが転んじゃったときに
「あら、こけましたね」
最後、レストランから空港へ向かうときも
「急ぎましょう、やばいです」
など、かなりこなれた言葉を使います。大阪で日本語勉強したらしいです。
それにしても、ついさっきまでいたマサイマラとは違って、ナイロビは大都会です。
6日前に初めてナイロビの道を車で走ったとき
「道がガタガタだな~」 「車が古いな~」 とか思ったのですが、
今は道は美しく舗装されて、車は新車のようにみえます。
あとは、観光客お約束のレストラン『カーニボア・レストラン』 でランチを食べて空港に向かうのみですが、
ちょっと時間もあるし、是非とも 「ジラフ・センター」に行きたいと言うと、連れて行ってくれました。
しかし、観光ツアー代として、4人で100ドル近く請求され、なんとなく納得いかない感じもしたけど、
とにかくどうしてもキリンにえさをあげるという体験を子供達にさせてみたかったので、行くことにしました。
実際に入場料は数百円でしたが…
こんなに近くでキリンを見るなんて初めてです。
キリンの舌って青いんだよ。
最初は恐る恐るでしたが、そのうちに、マリリンもティガーもどんどんえさをもってきて、どんどんあげていました。
そのうちに、その辺に落ちてるエサを拾い集めたりして、とにかくキリンの見事な食べっぷりにエサをあげるのが楽しくて仕方ないようでした。
キリンの顔って大きいね~!!
2人とも、ここがえらく気に入ったらしく、なかなかキリンから離れず、レストランに行くのがかなり遅くなってしまいました。
カーニボアでは、「ゲーム・ミートの食べ放題」ということで、串刺しにされた肉を持って、テーブルを回ってくれて、
ドンドンお皿に肉が積まれて行きます。
フィリップさんは 「トピがおいしいよ」 と言っていましたが、
数年前までは養殖のトピとかインパラとかシマウマなんかの肉もあったらしいけど、
今はそれも禁止で、チキンかビーフかポークのみ。
ちょっと変わった肉といえば、ダチョウとワニくらいでした。
ダチョウは高たんぱく低カロリーなヘルシーな肉として注目されていますが、ここではあっさり味のミートボールで登場しました。
ワニはチキンのような食感で、かなり濃いカレー味がついていました。
あんな泥水の中で暮らしているんだもん、きっと濃い味付けにしないと生臭いのでしょう。
ガイドさんからせかされながら、急いで食事をすますと、急いで空港へ向かいます。
思ったより道は混んでいなかったので、早めに空港に着くことはできましたが、
なんとなく慌ただしくガイドさんとお別れして、長いエミレーツ航空の列に並びました。
並んでいたときに、どうやら、我が家のキリン、ちゃんとパッキングしないと預け入れできないようだということがわかりました。
まさに「キリン様専用」みたいな箱があって、大きさによって値段が違うんだけど、家のキリンは一番大きいサイズで13ドルでした。
でも、これなら安心して預けられます。
なにしろ、これからまたナイロビ→ドバイ→関空→羽田という長旅です。
(写真は我が家のキリンではなく、まさにこんな風にディスプレイされていたのです。キリン専用なんですよ…)
チェックインを済ますと、空港のお土産屋さんをぶらぶらしてお友達へのお土産などを買いました。
空港は品揃えもよく、値札もついていて必死の値引き交渉もしなくていいので、ラクチンです。
でも、夫が一目ぼれしたような大きく美しいキリンは売っていないので、(機内持ち込みできるサイズしか売っていないからね) 大きいキリンは買っておいて正解でした。
長かったような、短かったような、あっと言う間だったような、充実していて脳みそがパンクしちゃいそうな、
言葉では表せない感動を味わったような、やっぱり疲れたような、いろんな思いがグルグルと交錯しながら、
最後はやっぱりキリンの置物を値切って買った良かったという満足感でいっぱいになりながら夕暮れのケニアを後にしたのでした。