いよいよ、最後のモーニング・サファリへ出発です。
しかし、いつも澄み切っている朝の空気が、今日は真っ白です。
火事の煙のせいで、周りが見えないほど…
まだまだ火は燃え続けていました。
風向きによっては、煙がすごくて、目も開けていられないし、息もできないほどです。
(ここでもバンダナが大活躍!!)
当然のとこながら、動物達もどこかへ行ってしまい、最後のゲームドライブだというのに、シマウマすらもいません。
フィリップさんは、早朝は豹と会える確率が高いからと張り切っていたのに…
「ビッグ5」 といわれるのが、「ライオン・象・サイ・バッファロー・豹」 なんだけど、同じ豹柄のチーターに会えたので、我が家では「ビッグ5」は制覇したってことで納得。
豹のかわりに、豹のすごさを垣間見る光景を見ました。↓
木の右端から垂れ下がっているのは、多分インパラの残骸…
豹は、仕留めた獲物は木の上に引っ張っていって、そこで食べるのです。
豹って、そんなに大きな動物じゃないと思うんだけど、インパラとかを口でくわえて、木に登って引っ張りあげるって、すごいよね。それに、インパラもよく枝から落っこちないもんだ。
真っ黒に焼け焦げた草原。
マサイ・マラに来て、毎日朝から晩まで感動しっぱなしだったけど、いつもいつも車の中は感激に包まれて、動物と出会う情熱に溢れていたわけじゃあない。
マリリンとティガーは、眠くて不機嫌だったり、どこの席に座るとか、どっちがお母さんの隣に座るとか、カメラは誰が持つとか、双眼鏡を見る時間が自分が少ないとすねてみたりとか、さっきまで楽しそうにポケモン談義をしていたと思ったら喧嘩したりとか…
私自身も疲れてイライラしていたせいもあって、ぶち切れたこともあったし。
でも、そんなことも含めて、家族四人で乗ったサファリカーの中には、家族を密着させるものすごい密度の濃い空気が充満していたと思います。
← 注: 手前に見える白い物体はダチョウの卵。