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旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

台湾女4人旅 16 龍山寺

2015年02月20日 | 2015年1月 台湾

龍山寺にやって来ました。

 

ここは台北最古のお寺で、祭られている神様も恋愛や学問などバラエティ豊か、御利益満載のパワースポットです。

私たちも、より多くの御利益に授かれるよう、しっかりと予習してやって来ました。

まずは、入口入ってすぐの売店で線香を購入。

 

1本目の線香は、正面にいらっしゃるご本尊の前の香炉にお供え。

自分の名前と生年月日、住所まで、しっかりと自己紹介をして、お願い事を祈願します。

 

それから、ご本尊の裏側にいらっしゃる5人の神様に順にお参り。

それぞれ、恋愛、学問、健康、などに特化した神様なので、それぞれに願い事は違えた方が

良いのかもしれないけど、とにかく、全員に同じことを繰り返しお願いしました。

でも、最初は、

「うちのマリリンを~~~~~、 ティガーが~~~~~~、 でもやっぱり家族が健康で~~~~~」

などと、神様に愚痴りながらちゃんと文章で祈願をしていたのですが、

5人ともなると、だんだん 「学問成就、健康」  と、単語で済ませてしまいます…。

 

まあ、私たちのような観光客の「エセ信者」なんて、神様も聞く耳持ってくれるかどうか…。

なにしろ、地元の方々のお経の合唱が凄いのなんのって。

みなさん、揃いの黒装束を着て、大きな声で一心不乱にお経を読み上げています。

日曜日の朝だったから、日曜礼拝みたいなものなのかな?

それとも、毎日なのかな?

 

ご高齢の方が多いけど、若い方もちらほら。

本当に熱心なんですね。

 

この黒装束は、例えば成人式みたいなときとか、ある年齢なると親から子へと授けるのかな?

先祖代々の黒装束があるのかな?

台湾っ子は、この黒装束を着ると、「私もコレを着れる年齢になったのね~」

って感慨深いのかな?

などといろいろ妄想。

 

さあ、いよいよおみくじを引くときがやって来ました。

 

みんなで、再度その手順を確認。

赤い半月型の木を投げて、「表裏」が出たら、おみくじを引いていい。

「表表」「裏裏」 なら、おみくじは引いちゃいけないのね?

ふむふむ。

 

で、赤い木を投げます。

一度で「表裏」が出る確率は2分の1ですから、意外と出ないわよね。

何度か挑戦して、やっと「表裏」 が出たので、張り切って、おみくじの棒を引きました。

 

(余談ですが… 最初、私は「裏表」が出る確率は 「表表」「裏裏」「裏表」の3分の1だと思っていました。

しかし、マリリンに確認したところ、

「2分の1だよ…」

「えっ? なんで???」

「あのね、表表 裏裏 表裏 裏表 の4種類あるの。

だから、表裏の組み合わせになるのは2分の1」

「そっかぁ~~~」)

 

神様が「おみくじを、お引きなさい」と言ってくれたようで

おみくじの番号棒を持って、めちゃくちゃ嬉しそうな私です。

 

もうその辺から、予習してきたお作法は吹っ飛んでしまい、

勝手に番号の棚からおみくじの紙をいただき、見ても当然わからないんだけど、

漢字の雰囲気でなんとなーく読解して、

「きっとこういう意味だよね~~~」

などと、みんなで勝手に良いように解釈して、おみくじを終了したわけです。

 

でも、周りを見渡すと、まだまだ必死になって、赤い木を投げ続けている方、多数。

「あの人、よほど運がないんだね~。 まだ投げてるよ~。」

 

実は、本当は、「表裏」 が出て、番号棒を引いて、

それからさらに 「本当にこの番号でよろしいでしょうか?」 って神様にお伺いを立てて

なんと、3回連続「表裏」 が出て初めて、紙をいただくことができるんだって~~~。

 

3回連続で「表裏」が出る確率は… 2分の1の3乗で8分の1?

そりゃなかなか出ないわ。 そりゃ必死になるわ。

 (当然、私は最初、3分の1の3乗で「27分の1」だと思っており、そんなの絶対無理と思っておりました。)

 

神様からお叱りの言葉が聞こえました。

 

おーい、間違ってるのは、あなたたちよ~、おばちゃ~~~ん!!

 

神様、ごめんなさい…。

 

「ほんと、私たちって、台湾の神様に失礼よね。」

「せっかく予習してきたけど、全然覚えていられないのよね。」

「そうそう、記憶力が極端に低下してるのよ。」

「でも、気持ちは通じたんじゃないかしら」

と、お互いに傷のなめ合い。

 

じゃあ、最後に龍山寺で、4人で記念撮影しましょうか。

卒業旅行なのかな? 若くて美しい2人組の日本人の女の子に写真をお願いしました。

 

女の子

「撮りまーす」 と言いながら、笑う。

あっ、若い男の人が横に立ってる。

写真撮ってるのお邪魔しちゃったのかな?

私たち、ちょっと位置移動しました。

それでも、若い女の子、戸惑いながら「撮りまーす」

 

で、撮れた写真がこちら

 

えーーーっと、私たち4人で台湾来たんだよね?

うん、確か、そうよね?

確認しようか。

番号!

「いっち」 「にい」 「さん」 「しい」 「ご」

「ご」???

なぜ5人? 

写真右から、キャンディ、モカ、えびふらい、コロン、

そして… あなたは誰???

そして、なぜ見知らぬあなたが一番いい笑顔…?

知らない誰かさんの横にいるコロンの脚に、いいようもない恐怖と不安が現れています。

 

 

本来、パワースポットで神妙な気分になるはずである龍山寺でも、

結局、大爆笑の渦に巻き込まれたのでした。

 

 

 


台湾女4人旅 15 金峰魯肉飯で朝ごはん

2015年02月18日 | 2015年1月 台湾

ものすごく充実していて、ものすごく長く旅している気分になっていますが、

3日目の朝、最後の朝を迎えました。

 

今日は、龍山寺に行く予定です。

なので、朝ごはんは、龍山寺近くの肉粥を食べに行こうと思っていたのですが、

昨日の昼に食べた、魯肉飯が、肉があまりにも少なくて、どうにもこうにも納得いかなかったので

リベンジ魯肉飯しよう!!

ということになりました。

 

丁度、魯肉飯の有名店『金峰魯肉飯』が 方向的に龍山寺の比較的近く、

中正記念館の近くにあります。

 

お店は朝8時からなので、

私たちにしては遅め、朝7:45くらいにホテルを出発しました。

タクシーからは、総統府や中正記念館などの美しい建物を見ることができ、

ちょっとした観光気分も味わえて、朝から気持ちのいいドライブでした。

 

中正記念館近くにある 『金峰魯肉飯』

日曜日の朝、私たちは一番乗りの客だったみたい。

 

店内は、いかにも街中の食堂といった風情。

 

そうよ、これくらいは肉乗っていてくれなきゃねぇ。

これ食べて、やっと、「台北で念願の魯肉飯食べた~~!!!」 という気分になれました。

 

ひとつだけ、麺にしてみました。

麺は………

違うかな………

 

麺がソフト麺かと思うほど柔らかく、肉はからまないし、やはり魯肉飯は、「飯」! ご飯です!!

 

ここでも、青菜炒めは、ほうれん草でした~。

魯肉飯屋さんでは、空芯菜ではなくて、ほうれん草、なのでしょうか…?

 

私たちが食べ終わる頃には、日本人観光客が次々とやってきました。

みんな、私たちくらいのオバチャン3-4人組。

きっと、みなさん、私たち同様、美味しいもの食べて、はしゃいで弾けているんでしょうね。

 

うんうん、わかるよ。

「お互いに、楽しい一日にしましょうね~」

と心の中でつぶやいて、金峰魯肉飯 を後にし、龍山寺へと向かいました。

 


台湾女4人旅 14 度小月・騒豆花・糖村・鵝肉城活海鮮・マッサージ

2015年02月17日 | 2015年1月 台湾

九份からタクシーで台北に戻ります。

タクシーは何台もいて、すぐに乗れます。

もしかして、ふっかけられるかな~と思っていたら、台北まで1000元とのこと。

来るときも950元だったので、全然普通でした。

 

忠孝敦化駅まで行ってもらうことにしました。

 

 

忠孝敦化駅辺りは、大きなデパートがあったりして、土曜日の夜、すごい人でにぎわっています。

 

今日の夜ご飯は、まずはこちらへ

擔仔麺といえば、ここ!

 

海老のお出汁に肉みそ。

美味しくないわけないよね。

(1つだけ、試しにビーフンにしてみたけど、ビーフンというより激細春雨で、美味しくなかった。

やはり普通の麺が正解です。)

 

こちらのお店でサイドメニューも注文しようと思ったけど、なんかピンとくるものがなく、

この小さな丼の擔仔麺だけにしました。

 

私のガイドブックの地図によると、度小月の近くに、鼎泰豊があるみたいだから、

みんなで小龍包食べようよ~!!

 

といって、地図を頼りに歩いてみましたが、お店は無い…。

そういえば、忠孝敦化店は閉店って聞いたような…。

 

どうする~? と言いながら、自然と足は食事をすっ飛ばして、スイーツの店へ。

 

マンゴーアイスの有名店、「アイス・モンスター」の行列を横目に見ながら

その裏手の路地をクネクネ入ったところにある 「騒豆花」へ

 

お店は小さな、ナポリタンとか出てきそうな、昔ながらの喫茶店って感じ。

お店の中はカウンターと数席しかないので、隣の公園で食べようとテイクアウトにしてもらいました。

 

こちらが、「豆花」 80元(320円)

なんと一番下に豆腐、その上にかき氷。

その上に、イチゴとタピオカが乗っていて、練乳がたっぷりかかっています。

 

甘い豆腐ってどうなの????

って思うけど、練乳の甘さと豆腐がうまーくミックスして、めちゃくちゃおいしい!

豆腐は、ものすごくなめらかなざる豆腐みたいな感じで、ヘルシーなスイーツですね。

気に入りました~♪

 

その後、今、台湾で大人気というヌガーを買いに行くことにしました。

「パイナップルケーキの次は、ヌガー!!」 と言われているほど、

今ヌガーが熱いらしい。

 

ご飯やさんやブティックが並ぶ裏道を歩きながら、ヌガーの有名店「糖村 Sugar & Spice」へ

 

 

大通りに面した、大きなお店です。

 

超ラブリーな店内。

(こちらのお店では写真を撮り忘れてしまったので、ネットから写真お借りしています。)

 

私はヌガーって苦手なんですけど、こういうお店のならおいしいかも、と思い

試食をしてみたかったのですが、残念ながら試食なし。

みんなは、抹茶味を買いたかったんだけど、残念ながら、こちらのお店は抹茶味は無いらしく

ミルクとキャラメルをお買い上げ。

 

こちらのお店は台湾を代表するヌガーのお店らしく、台北市内いろいろなところに支店があります。

101や、ホテル近くの新光三越にもあったみたいね。

http://www.sugar.com.tw/tw/document/store-pg0

 

 

楽しみにしていたヌガーも買えて、さあ、どうしよう。

小さな擔仔麺と、豆花を4人で分けて食べただけなので、お腹減ってるよね。

そうよ、ずっと炭水化物ばっかりだから、タンパク質、食べたいよね。

 

というわけで、タクシーで5分ほどのところの、遼寧街夜市という小さな夜市の中にある

海鮮の店にやって来ました。

『鵝肉城活海鮮』 です。

アジアンなネオンサインに誘われちゃいますね~。

 

お店の前に様々な海鮮が並んでいるので、選んで調理してもらいます。

おばちゃんが、

「エビ、おいしい、蒸す? 焼く?」

「ハマグリ、美味しい、スープ、おすすめ」 

などと、おススメしてくれるので、大きなエビは塩焼き、ハマグリは醤油炒めにしてもらいましょう。

 

お店の中は、地元のおじさんで大賑わい。

 

お通しとして、魚の皮が出てきました。

すっぱい、と思ったら、めちゃくちゃ辛い!!

 

 エビは、岩塩が敷かれたホットプレートで蒸し焼き。

 

 もちろん空芯菜も。

 

エビがおいしそうに焼けました。

塩焼きだと思っていたら、蒸し焼きだったので、ふっくらジューシーで激ウマです。

ハマグリは八角風味でしっかりした味付けなんだけど、あっさりしていていくらでも食べられちゃう。

チャーハンがまた、美味しいのよ。

鶏肉が入っていたんだけど、お店の名前からして「鵝肉・がちょう」だったのかもしれない。

 

これだけ食べて、確か800元(3200円)くらい。 

エビだけで300元か400元したと思うので、エビ高いな~と思ったけど、

あんなに美味しいエビなら許します。

 

タクシーに乗って、ホテルに戻ります。

ホテルのロビーでおいしいコーヒーを飲みながら、長い長い一日を振り返ります。

朝の阜杭豆漿から始まって、故宮博物館、忠烈祠、九份遠征、

夜にはおいしいものをいろいろ食べて大大大充実の一日です。

朝6時から夜10時までずーっとで歩くなんてこと、普通の生活では有り得ないわよ。

 

もう満腹だわ~と思ったけど、やっぱり最後のシメはマッサージ。

 

今日は、ホテルの並びにある、老舗のマッサージに行ってみました。

 

日本人の女性がいらっしゃって、丁寧に説明してくださいます。

背中マッサージ15分+足裏マッサージ30分 1000元のコースをお願いしました。

 昨日の「太原マッサージセンター」 とは違って、

お店は小さくて、決してキレイとは言えません。

着替えのズボンは貸してくれますが、着替えはトイレで。

 

1階はフット専用の椅子がならんでおり、2階には全身用のベッドがある半個室がいくつかありました。

私たちは2階の部屋に通され、まずは背中15分、それから足裏を30分、みっちりほぐしてくれました。

技術は昨日の店より、断然こちらの方が上です。

そんなに痛くなく、丁寧にもんでくれました。

 

極楽だわ~~~。

 

 

このマッサージは、コロンは行きませんでした。

コロン、昨日の激痛足裏マッサージに懲りたのか…?

その日、コロンは超ペッタンコ靴を履いていて、さぞかし足が疲れただろうと思っていたら

実は全く疲れることなく、超快調だったそうで、足裏マッサージは必要なかったそうだ。

 

キャンディとモカと私の3人で、コロンの靴が快適だったという謎について、

熱く語り合いました。

 

 

 

 


台湾女4人旅 13 九份後編

2015年02月16日 | 2015年1月 台湾

買い食いなどして、ぶらぶらしても、まだ4時。

暗くなるまであと約2時間あります。

 

なので、阿部さんの妹さんち(阿妹茶楼のことです…)の前にある 『海悦楼茶房』 で暗くなるまで

またお茶をします。

さっき阿部さんの妹さんちで、中国茶は満喫したので、今度はフルーツティをいただきます。

こちらも、景色がいいです。

 

今思えば、ですが、

九份は2時間くらいあれば十分雰囲気は楽しめますので

午後3時に台北を出て、4時に九份到着。

暗くなるまで散策して、6時過ぎに九份を出る、っていうので良かったんだと思います。

 

なので、早目に来るよりは、あの日は天気がすごく良かったので、

台北101に行ってから、九份に来ても良かったのかな~とも思います。

でも、101も夜景を見たい気がするし…。

まあ、結局どこでも4人でダラダラしゃべってたりするので、

九份でのんびりするのも、それはそれで良かったんですけどね。

 

夕方、5時くらいになると、茶楼から見える九份に登ってくる一本道は

タクシーが数珠つなぎに連なっています。

やっぱりこの時間目指して、みんな来るのね。

 

そうこうしているうちに、だんだんと辺りが暗くなり始め、提灯に明かりが燈り始めました。

実は、この「海悦楼茶房」 の入り口のテラスは、絶好のビューポイント。

客じゃない人も、鈴なりになって、写真を撮りまくっています。

(多分、ガイドブックに載ってる写真や、阿妹茶楼でもらえる絵葉書も、ここから撮ってるんじゃないかな。)

 

昼間は結構空いていた阿部さんの妹さんちも、今は満席ですね。

 

でも、そちらの席に座っているより、こっちから眺めている方が実は素敵なんですけど…。

 

うわ~~~、いいわ~~~~。

良い雰囲気だわ~~~~。

4人で写真を撮りまくります。

頑張って、この時間まで待ってよかったね~。

やっぱり、九份は暗くなってからが素敵だよね~~~。

 

 

下を見ると、阿妹茶楼をバックに大勢の人が記念撮影にいそしんでいました。

 

真っ暗になるまで、ずーっと 「憧れていた景色」 に酔いしれます。

 

じゃあ、階段を降りて行ってみようか。

阿部さんの妹さんちの前は、人が多すぎて動けないほど。

 

その人の多さも、なんだかお祭りっぽくて、楽しかったりする。

 

明るいときに何往復もした階段ですが、暗くなると、全く違う場所のよう。

まるで映画のセットの中にいるような感じ。

「ノスタルジック」(=故郷・遠い昔などを懐かしく感じるさま) という言葉が本当にしっくりきます。

(ただし、人多すぎ、ですが…)

 

細い階段は人でいっぱい。

お祭りムード最高潮です。

 

本来なら2-3時間もあれば十分な九份ですが、

ちょっと早く来すぎて、約5時間滞在しました。

正直、ちょっと時間もてあまし気味ではありましたが、楽しみにしていた九份を思いっきり堪能しました。

憧れの茶芸館でお茶して、隅から隅まで歩いて、人生で最もまずい衝撃の味を経験し、

昼の九份、夜の九份、両方を見ることができました。

 

思い残すこともなく、階段を降り切って、九份とはお別れです。

 

階段を降りたところには、タクシーが何台か待っていて、すぐにタクシーに乗り込み

台北に帰ります。

 

 

 

 


台湾女4人旅 12 九份前編

2015年02月14日 | 2015年1月 台湾

パイナップルケーキの有名店、『微熱山丘』は台北市内の東にあります。

これから行く九份は、台北のずーーっと東の方にありますので、

まあ、ここから九份に向かうのは、効率がいいといえば、いいです。

 

で、タクシーと交渉します。

まずは、きれいで新しいタクシーに狙いを定めました。

九份までは、1時間はかかるので、古いタクシーではガタガタしてしんどいです。

幸い、新しくてキレイな車で、運転手さんもおじちゃんじゃなくて、

おじさま風で、いい感じのタクシーを見つけました。

(九份まで、運転手がキヨシだったら、一体何曲聞かされるのか…。

九份に着く頃には、ヘトヘトだよ…)

 

 

九份まで行きたい、というと、「メーター制です」 とのこと。

 

で、こちらのタクシーに乗り込みました。

 

タクシーのチョイスですが、ちょっと失敗だったのは、後部座席がフラットフロアーではなかったこと。

私はいつも助手席に座るので気づかなかったのですが、

後部座席は真ん中の席の足元が盛り上がっていると、足の置き場に困りますよね。

九份に行くまで、後部座席の真ん中席に座ったキャンディは、足がつりそうだったらしい。

 

4人でタクシーの場合は、後部座席がフルフラットになっているか、確認してから乗りましょう。

 

 

高速道路をひた走り、山道をグネグネのぼり、

九份観光のスタート地点「舊道口」 (目印はセブンイレブン) に 50分ほどで到着。

 

タクシーのメーターは 850元でした。

それに、高速道路代100元 足して、950元。

意外と安かったです。

(しかし、高速代、支払ってる様子は全くなかったけど…

でも、故宮博物館から乗った日本語上手なタクシー運転手さんも、高速代100元

って言ってたから、実はなんらかの形で払っているのかな…?)

 

 

午後1時過ぎに着いたので、これから暗くなる夕方6時くらいまで、

ゆっくりと九份散策します。

 

セブンイレブンの脇の細い道を入ると、そこが「基山街」

小さいお土産屋や、食べ物やがずらりと並ぶアーケード街です。

土曜日の昼間、すごい人です。

 

お店がいっぱいあるので、いろいろ見て歩くつもりだったのですが、

雰囲気は楽しいし、心ワクワクはするのですが、

どの店もいわゆる「観光地のお土産」 「子供だましの民芸品」 みたいなものばかりで

心惹かれるお店は残念ながらありませんでした。

 

「基山街」 を、道なりにグネグネと歩いていくと、 「九份といえばこの階段」

という、階段街までやって来ました。

(ボケボケで申し訳ない…)

 

 

ここで、茶芸館に入ることにしました。

 

九份で茶芸館といえば、やっぱりここでしょう。

阿妹茶楼!

千と千尋の湯婆婆の館のモデルになったという茶芸館。

 

赤い提灯と、趣ある建物を見ると、ああ、九份に来たんだな~~~と嬉しくなります。

 

しかし、店内は、意外と普通。

 

内側の席とテラス席と、どちらがいいか聞かれて、

風があって、ちょっと寒かったので、内側の席をお願いしました。

 

すると、日本語ペラペラのお姉さんが、こちらの席に案内してくれました。

「一番いい席。 宮崎駿さんも座った席。」 ということですが、

雰囲気は、ちょっとさびれた田舎のドライブイン風…?

 

席につくと、観光客向けの「お茶セット」1人200元 が自動的に出てくる感じ。

一杯目は、日本語ペラペラのお姉さんが、お茶の入れ方を教えながら、入れてくださいます。

 

お茶の葉は、急須の4分の1くらいまで入れて、お湯を注いで、30秒で飲めるんだって。

2杯目は40秒、3杯目は1分くらいと、少しずつ長く蒸らしますが、そんな短い時間でいいのね。

 

2杯目以降は、4人で、

こうだっけ? いや、順番違うよ、 急須熱い! 40秒って言ってたよ! 

などと、騒ぎながらお茶を入れました。

 

5回くらいまでいけるそうですが、お茶の葉もたくさんあるし、3回目まで出したらお茶の葉を交換したんだけど…。

お茶の葉、出てくる出てくる、どんどん出てくる、あの小さな急須の中で

お茶の葉がとんでもなく膨らんで、全部掻き出したら、どんぶり山盛り。

急須の体積の4倍くらいはありそう。

増えるワカメの比じゃありません。

もう絶対に二度と急須の中に戻せない量です。

それ見て、みんなでまた爆笑。

箸が転がってもおかしいお年頃のオバサンですから、何でもかんでも笑えます。

 

 

一通りお茶を飲んで落ち着いたら、屋上に行ってみました。

そこで衝撃。

 

屋上には、こんな洒落た席が…!!

 

雰囲気も、景色も素晴らしいです。

 

お店に入るときに、そう説明してよ、お姉さん!!

 

すごくいい天気だったので、こんな絶景が広がっていました。

(手前の建物の屋上が、ちょっと邪魔だけど…)

 

なにしろ、私たちには時間がたっぷりあります。

お腹がタプンタプンになるまでお茶を飲んで、2時間近く 「阿妹茶楼」 でだべっていました。

それでも、まだ、午後3時。

暗くなるまではまだまだ時間があるわ。

 

またちょっと散策に出かけましょうか。

 

九份に行ったからには、阿妹茶楼に行きたい! と思うのは当然ではありますが、

実際には、中に入るよりは、外から眺める方がずっと素敵ですね。

 

ちなみに、お店の名前の正式呼称を覚える気もないオバサン4人組、

こちらの 「阿妹茶楼」 のことを 勝手に

「阿部さんの妹さんち」 と命名。

 

一体、だれだよ、阿部さんの妹さんって…

 

 

で、阿部さんの妹さんちを出てから、あっちふらふらこっちふらふら。

 

展望台から絶景を眺めたり、いろいろ買い食いしたり。

 

頼阿婆芋圓 

 

写真撮り忘れたので、旅行会社の写真をお借りしていますが、

こんなに具は入っていなかった。

まあ、普通のお汁粉、って感じかな。

お餅が芋でできているので、ちょっと食べるとお腹一杯になります。

 

あとは、行列ができていた阿蘭草仔果の草餅

 こちらも草餅の写真を撮り忘れてしまった…

小さいやわらかい草餅の中に、あんこなどが入っているのですが、九份での定番は、切り干し大根が入ってるお餅。

きんぴらみたいな味付けの細い大根が入っています。

まずくはないけど、敢えて、草餅の中に入れなくても…? という印象。

他には、エダマメと高菜も買ってみました。

エダマメは、いわゆる「ずんだ餅」 高菜は湯沢なんかのお焼き風。

 

4人でちょっとずつの試食ですが、どれも、「これは美味しい!!」 ってものはないけど、

食べたことない味に、新鮮な喜びはあります。

 

で、極めつけがこちら。

これ、なんだろうね?

透明のぷにぷにしたお餅みたいな皮の中に、赤い物体が入ってるよ。

結構たくさんお店があって、どうやら九份の名物なのかな?

 

と4人で眉をひそめて眺めておりました。

 

正体は、「紅糟肉圓」

 

すると、チャレンジャーのコロンが、買ってきた!!

饅頭みたいに食べるかと思いきや、どろっとした液体の中に浸かっています。

そして、嗅いだことのない、におい、敢えて言わせてもらえば「異臭」 がただよっております。

 

液体なんて失礼なこと言わず、スープと言えよ、と思いますが、見た目といい、においといい、

もはや、これは食べ物なのか、なんなのか、わけがわかりません。

 

中の赤い物体は、どうやら豚肉です。

中華の肉まんに入ってる赤いチャーシューみたいな感じ。

 

思い切って、勇気を出して、肉を口の中に入れてみます。

 

まず、とんでもない異臭が口から鼻にかけて襲ってきます。

そして、一口噛んでみると、肉にしみ込んだ刺激的なスープが口の中に広がります。

ウエ~~~~~~~~

無理~~~~~~~~

でも、大人として、飲み込むんだ!!  と自分を励ますも、ダメだ、ごめんなさい!!

涙目でティッシュ2枚を口元に持っていき、リタイア…。

 

その様子を固唾をのんで見守った、キャンディ、モカ、コロン。

 

私のパニック状態に怯えた3人ですが、

「人生、一度は経験されると良い」 と 泣きながら私が勧めると、キャンディがティッシュ片手にトライ。

 

すぐに、「無理無理無理無理~~~~~」 

 

次はモカ。

「あれ? 臭いけど、意外と大丈夫。 ああ、肉じゃなくてタケノコだったみたい…」

 

ダメだよ~~、肉からジュワーっと出てくる激変味を味わわなきゃ~~~。

 

そして、コロン。

「うへ~~~~~なにこれ~~~~」 といいながら、ごっくん!!

コロン、さすがだわ!!

これを飲み込むことができるなんて、あなたこそ勇者!!

 

しかし、コロン、その後、喉の奥から湧いてくる異臭に悩まされておりました。

やはり、飲み込んじゃダメだね…。

 

多分、私の人生で食べたものの中で、一番まずい食べ物です。

どれだけまずいかは、是非40元(120円)で体験してみてください。

世の中には、こんな味が存在していいのか? って思うと思います。

 

今まで、見た目とか雰囲気とで、「絶対これ、ヤバイやつ」 と、まずいと思われる食品を

本能で回避してきたと思うんです。

その壁を、たった40元(120円)で、乗り越えさせてくれたコロン、感謝よ!!

 

そう思うと、臭豆腐も食べてみたらよかったのかもしれません…。