Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

粟津温泉への旅~④

2020-03-31 | 温泉・小旅行

 「蒼山会謡曲大会」が終わって1週間後、ようこ姫さん、茶々姫さん、SAさん、私の4人で粟津温泉「法師」へ出かけた。ようこ姫さんの運転で行先も時間も自由な旅である。

 2日目、前日のライトアップの中庭をパチリ。ちょっと降りてそぞろ歩きをしてみたいところだが…。

 👇 前日、ライトアップされていた能舞台を見に行く。水辺の舞台には、奥に鏡板。演能ができそうだが、屋根がないし舞台までの廊下もないから本当のお能は無理かもしれない。が、お天気さえよければ、ライブでもコンサートでもやれそうなステージだ。以前、「一河会」の謡曲大会を、金沢近くの深谷温泉で一泊して開催されたのを懐かしく思い出した。

 👇 朝食。

11時のチェックアウトまでゆっくりして、途中どこかに寄りながら帰宅となる。


とうとう富山県も…

2020-03-30 | 健康

 昨夜、イギリス(マンチェスターだったか?)のスーパーマーケットの2mおきの行列の写真を見て驚いていたのに…。 今日の「ニュース9」を見て、東京でもその「ソーシャル・ディスタンス」が始まったか!とまた、危機感をつのらせていた。

 と言いつつも、私自身は午後から大阪屋へカラーコピーをしに行ったり、茶々姫さん宅のお茶のお稽古に顔を出したり、いつもと変わらぬ生活だ。マスクをしたり、手洗いは励行したが…。
 息子が、北陸への出張が、富山から「来てくれるな。感染者第一号になりたくないから」と、延期の申し入れがあった、と知らせてくれた時も笑っていたものだ。が、いよいよ感染者ゼロに甘んじて呑気に構えていた富山県内にも感染者が出た。

 3月初め、県内に感染者が出た場合高岡市内の施設も2週間閉鎖とのお達しがあったのだが、新たな決定は明日発表されるのだろうか。


粟津温泉への旅~③

2020-03-29 | 温泉・小旅行

 「蒼山会謡曲大会」が終わって1週間後、ようこ姫さん、茶々姫さん、SAさん、私の4人で粟津温泉「法師」へ出かけた。ようこ姫さんの運転で行先も時間も自由な旅である。何回か来たことのある人、学生時代の友人がこの老舗旅館の娘さんだったと言う人、姫さんと私は初めて、有名な老舗旅館の名前を知っているだけ。

 玄関でのおもてなしに驚き、部屋へ案内されてまた驚いた(もっとも部屋に着くまでの長い廊下、エレベーターの位置がわかりにくく難儀をしたが…)。和室が2つ、居間のような洋間が一つ、たっぷりと三室もあるのだ。声を掛け合わないと誰がどこにいるのかわからないほどだ。
 夕食の時間は一番遅めにしてもらった。街巡りをしたかったし、皆大声で話すから他のお客のめいわくにならないように…と。
 👇は日本庭園のライトアップ。明るいうちに歩きたかったが、総檜、書院造りの離れの貴賓室、「延命閣」に泊り客があり、庭に降りることはできなかった。

 👇 飲み物は、生ビールの人と「加賀鳶」の人と。まず、梅酒で乾杯をする。

  👇 「那谷会席」の料理が運ばれる。

 

 👇 先付:豆乳豆腐、福良銀杏、キャビア。

 👇 焜炉:能登豚梅香る鍋・水菜、白葱、榎木。

 👇 椀替り:茶碗蒸し・蟹と鱶鰭の餡。

 👇 造里。

 👇 凌ぎ:金時草饂飩。

👇 酒肴:浅利菜の花和え、蛸香味和え、海月霙和え。 👇 焼物:鰈柚庵焼き、雑魚有馬煮。

 👇 揚物:加賀棒茶と野菜掻揚・天出汁、卸し。

 👇 酢の物:蟹身と鯛昆布〆、枸杞の実・黄味酢。

 他に、ご飯、留椀、香の物、水菓子。


粟津温泉への旅~②

2020-03-27 | 温泉・小旅行

 蒼山会謡曲大会が終わって1週間後、ようこ姫さん、茶々姫さん、SAさん、私の4人で粟津温泉「法師」へ出かけた。ようこ姫さんの運転で行先も時間も自由な旅である。何回か来たことのある人、学生時代の友人がこの老舗旅館の娘さんだったと言う人、姫さんと私は初めて、有名な老舗旅館の名前を知っているだけ。

 👇 右が正面玄関。旅館前の道路に、前田利常公により植えられた「黄門杉」があり、粟津温泉のシンボルとなっている。

 👇 「創業1300年」の紫色の垂れ幕。

 👇 ロビーには、大きな「たもの木」の衝立やお雛様が飾られ…。

 👇 お庭を眺めながらお抹茶のおもてなしを受ける。

 部屋に入り、荷物を置いて一休みをしてから街巡りに出かけた。
 👇は、総湯。

 
 酒屋さんで「加賀鳶」の小瓶を、パン屋さんでラスクをお土産に買い、足湯を覗き、狭い粟津川にかかる「おっしょべ橋」を眺める。小さな温泉街で、コロナの影響もあるからだろう、観光客は少ない。
 👇 パン屋「メティサージュ」。

 👇 マンホール蓋。”KOMATSU-C” と書かれている。

 👇 粟津川に架かる「おっしょべ橋」。粟津名物「おっしょべ太鼓」の由来になった女中のお末さん(おっしょべ)の恋物語が伝えられる。

 明日また回ることにして一旦宿に帰る。


粟津温泉への旅~①

2020-03-26 | 温泉・小旅行

 今年に入り二つの旅行を誘われていた。一つは北信濃へのバスツアーで日帰り(2月)、もう一つは粟津温泉「法師」での一泊旅行、両方ともようこ姫さんからだ。 信濃のバスツアーは体調がまだ回復しておらず、直前になり断ってしまった。「法師」は「蒼山会謡曲大会」の後でもあり、ホッとした息抜き、コロナの心配はあるものの、「法師」で泊まるのも楽しみであり…などなどの理由で連れて行ってもらうことにした。

 なんと言っても、姫さんのプリウスで行くので行先も時間も自由に自分たちで決められるのが嬉しい。3/24(火)、小矢部メルヘン広場で集合し、田舎食堂でラーメンを食べる。

 👇 蕎麦を食べた人(誰だったかな?)。 
 👇 ブラックラーメンとホワイトラーメン。

 その後はひたすら西へ。白山市を通っている時、思わず目に入った大きな看板。「太鼓の里・体験学習館」とある。え?もしかして? やはりそうだった。江戸時代に創業と言う「浅野太鼓楽器店」。締太鼓を習っている後輩が自分の撥を作るために訪ねたと言う店だ。

 そろそろ一休みと言いながらなかなか店が見つからない。 姫さんが「イオンの傍にならコメダ珈琲店があるかも?」とのひらめきで探したら、どこからでも目に付く「AEON」の赤い文字。「イオン新小松店」だそうだ。縦格子は和の様相だ。ルーバー(羽板・はいた)による屋根並みなどと後でパンフを見たら書いてあったが、中も九谷焼のシンボルの柱などがあるようだ。設計は鹿島建設。

 👇は、左端のイオンスタイル。JTB、Right-on、au、GU、郵便局などが入っている。一度入ってみたいな~。

 👇 そして向かい側にはコメダ珈琲店。ここではコーヒーだけいただきました。

 


「母の日」に~英国の娘より

2020-03-24 | 日記・つぶやき

 3/21(土)はお茶のお稽古日。 古城公園のお濠端の道を通ると、桜は3分咲きに開き始めていた。この日の主菓子は「黄身しぐれ」ならぬ「桜しぐれ」。

 👇 庭には馬酔木(あしび)。

 家に帰り、夕食後にパソコンを開くとイギリスの娘から「母の日」メッセージが届いていた。英国では3月が「母の日」である。春の花々の写真が添えられていた。
 👇は、リンゴの花。

 👇は、桜の花。

 👇は、スピノサスモモの花。


カラーコピー機

2020-03-23 | 日記・つぶやき

   茶々姫さんのお茶教室では、月曜組と土曜組との交流を図るため(と言うか、ただ楽しみのためもあり)、月に一度お便りを発行する。名付けて「禅deさろん」。もちろんメインニュースは茶道の記事だが、後は思いつきで自由に、それぞれが好きなことを、得意分野を生かして…。

 毎月、中旬になると編集長のなはさん、編集委員のようこ姫さんと私で、「編集会議」らしきものを開く。3/21(土)にビッグニュースが入った(祝朝乃山関ではありません)。米島にできた「新大阪屋店」のカラーコピーが10円と言うのだ。カラーコピーは普通は40円、高いのでめったに使わない。今までは、「藤まつり」と「主菓子一覧」の2度だけ。コピー係りは私なのでいつもは「木津サンコー店」でコピーする。

 お茶の帰りに「佐野・大阪屋」に寄った。カラーコピーどころかコピー機そのものがない。スペースがないのだそうだ。店員さんは「米島の他にも、出来田と上北島店にありますよ」と丁寧に教えてくれた。
 
 翌日さっそく出来田店へ。我が家からだと大野早川線を東へ走り、蓮華寺で右折(南へ)するとすぐだ。新しいだけあり大きい店だ。駐車場も広い。

 👇 左右(南北)に広がり、左端に「出来田店(できでんてん)」と表示がある。

 店内も広々、商品も豊富、配置も気に入り、購買意欲をそそる。男性客も多いような…。車がないと来られないかも? コーヒーコーナーもあります。 さて、コピー機は?  
 ありましたよ。👇は、料金表。フルカラーはB4までが10円、A3だけ50円だ。これは嬉しい。差し当たって3月号の裏面は「主菓子特集」で行きましょう。

 もちろん、他の買い物もしましたよ。
 
👇 隣に「クスリのアオキ」がありましたが寄らずに帰りました。


イギリスだより

2020-03-22 | 日記・つぶやき

  時々送ってくる娘夫婦の写真がたまったので久しぶりにアップします。先日の「蒼山会謡曲大会」独調「羽衣」の動画をラインで送ったら、近況の写真をドッと送ってくれました。

    👇 昨年以来初めての sunny day だったそうで、マークはホンダのバイクで、ランズエンド(イギリスの最西端)まで遠出をしたそうだ。

 👇は、娘と一緒にチャールズ公のガーデンセンター(?)で昼食をした時かな?

 👇 娘が作ったドリンクを飲んでいるマーク。

          

 👇 相変わらず、マークは精力的に絵を描いているようだ。


こんなカレンダーが!

2020-03-21 | 日記・つぶやき

 これもSI美容院さんで見つけたもの。 昨年(令和元年)5月から今年(令和2年)4月までの1年間のカレンダーだ。 髪染めやヘアカットやと、年間に何回も通いながら全く気付かなかった特製のカレンダーだ。 よく見ると、月が左から縦に並んでいる。

 トップ写真は一富士、二鷹、三茄子」かと思いきや、一は「珠穆朗瑪(チョモランマ)」、二は「鷹」だが、三は「吉茄子」とある。 チョモランマはチベット語でエヴェレスト、真ん中に。中国と日本の国旗が並んでいるが…?。SIさんも、よくわからずにもらったそうで、私もわからないままにアップしました。


町内の公民館

2020-03-20 | 日記・つぶやき

 春分の日、近所の美容院さんへ髪染めに行った。 いつもと違う道を歩いて行ったら、空き家の多いのがやたらと目につく。 いつもは車で素通りするから、そう気にならないのだ。 大黒寿司さんの隣の空き家だったお宅が町内の公民館になるとは聞いていたが、丁度この日が一般公開の日で何人かが入って行かれる。 髪染めをしてもらう前に、美容院のSIさんと一緒に見に行った。 

 👇 玄関の看板。 町内のWAさんの書である。中に入ると、水引細工の額がかけられている。 これは町内のTAさんの作品だ。

  

 👇は、ホール(広間)。

 👇 壁には納涼祭の写真などが貼ってある。我が子たちが中学生の頃から始まったね~と話しながら懐かしく見た。もっと以前の清水町が誕生した頃の「町の歴史」なども、あればいい。

 2階は和室。トイレ、キッチンも改装されている。今までは博労校下のいくつかの町内で建てた「南部公民館」が行事の時の活動場所で、国道156線の西なので必ず国道を渡らなければならず、高年齢の住民が増えたから参加者が少なくなってきていた。 新しい公民館は町内のほぼ中心にあり、誰もが歩いて行ける。今から、使用料や規則、掃除当番なども決めるのだろう。使いやすい場所になればいい。


お手製のマスク

2020-03-19 | 日記・つぶやき

 家にあったたった一枚のマスクを時々使っている。新たに買う気はないが、洗濯したら代えが要るかな~とは思っていた。その日の気分でマスクを着用する程度だから、一枚でもいいのだ。

 ちょうど髪染めの頃でもあり、蒼山会が終わってのんびり気分でもあり、で美容院へ行った。いつものSI美容院さん。散々お喋りをしながら染めてもらい、帰りがけに「こんなの作ってみたけど使う?」と聞かれた。それが、👇のマスクです。丁寧なミシン目で縫ってある。紐も工夫してあり、いろいろ説明を聞いた。裏は水色のガーゼ。表は…

 👇 ムーミンだ! スナフキンもミーもいて楽しそう。大事に使わせていただきます。

  


3/18(水)のイオン

2020-03-18 | 食物

 3月半ばと言うのに何度目の映画だろう? 最近私が映画のお誘いにすぐ乗るのは、一つはテレビ感覚で座って見られること。もう一つはイオンで映画を見て食事と買い物をするには、広い店内を移動しなければならないので運動不足の私にとって最高のウオーキングになるのだ。

 蒼山会が無事に終わり、ホッとするひととき、しかも演劇「マクベス」は延期になった。その代わりにと見たのが「野生の呼び声」。 姫さんのお誘いである。映画紹介は次回にして、今日は食事と店内の様子を紹介します。

 ランチは久しぶりに「ぶどうの木」。パスタ類しかないが、広々とした店内がお気に入りだ。

 👇 海老みそトマトクリーム。

 👇 柳さわらとフレッシュトマトのアーリオオーリオ。

 その後、例のごとく「サンマルクカフェ」で一休み。 なんと喫煙ルームがなくなり灰皿は排除、部屋の仕切りはオープンになっていた。世の中の流れですね~。 買い物をする元気がないと言うと、姫さんが「それでは~」と誘ってくれたのがその辺の「たかおかマルシエ」。マルシェとはフランス語の「市場」だそうだ。右のお店が「くのっぷ」(ナッツとドライフルーツ専門店)。

 👇は、「口福堂」。いちご大福とおはぎを売っている。そう言えば春のお彼岸が近い。

 👇 ちょっと珍しい「いちご大福」。

 👇 三色団子。

 👇 なんか見たことのある雰囲気。懐かしい店だな~と思ったら、以前サティにあった「藤岡園」と言うお茶屋さんだ。ポイントカードも持っていて結構よく買い物をした。

 最後に西側の出口の近く(トイザラスの傍)の広場の椅子でまたまた一休み。のどがカラカラでソフトクリームを食べる。帰宅途中で駅南「くすりのアオキ」で買い物。一日の歩数は2700歩だった。コレでクタクタである。情けない体になったものだ。


第40回蒼山会謡曲大会~故高辻利雄先生17回忌追善

2020-03-17 | 能楽

 今年の「蒼山会謡曲大会」は、図らずも新型コロナウイルス感染防止のため文化・スポーツなど様々な行事が中止に追い込まれている最中に行われることになった。40回の記念大会であり、併せて高辻利雄先生の追善番組もあるので、会員は早くからお稽古に取り組んでいたのだ。
 まず、2月末に小中学生の公演が中止になった。また、能楽堂が高岡市の施設なのでもし県内に感染者が出れば市は閉鎖すると言う。念のため県立高岡文化ホールの多目的ホールをも確保するなど、主宰の山崎先生の気苦労は大変なものだったろう。 役員の人たちも消毒液などの準備に駆け回っておられた。私たちはせめてお稽古を励もうと何度か特別練習も行った。

 さて、3/15(日)は朝から青空の見える暖かい日だった。夕方には雨予報だったが幸先のいいスタートだった。

 👇 会場入り口の高辻先生の遺影。

 今回は新人さんたちの初舞台がいくつかあったので、平米公民館の女性メンバーの舞台を中心にいくつか紹介します。

 👇 後援の北日本新聞の記事から。舞囃子「歌占(うたうら)」、立ち方はMAさん。

 👇 初めての仕舞、KOさんの「熊野(ゆや)」。

 👇 KAさんの仕舞「半蔀(はしとみ)」。 
 👇 独調「羽衣」。TOさんの謡に合わせて。

 👇 MAさんとKAさんの連吟「綾鼓(あやのつづみ)」。

 👇 初めての舞囃子、NOさんの「西王母」。

 👇 MAeさんの「八島」。

 最後に、かつて高辻先生の指導を受けたお弟子さんの方たちで素謡「隅田川」。これがなかなかの圧巻だった。 中には何十年ぶりで顔を合わせた方たちもあったと聞いた。 お役の方たちは申し合わせをされたが、地謡の方はそれぞれがお稽古をして臨まれたらしい。
 無事に大会が終了し、ホッとしている。皆さん、お疲れさまでした。大変な時期にもかかわらず、鑑賞に来てくださった皆様、ありがとうございました。


映画「Fukushima 50」~つづき 

2020-03-16 | 映画・テレビ・演劇・芸能

  今ちょうど倉本聰のドラマ「やすらぎの刻(とき)」で東日本大震災・福島第一原発事故を再現している。また、「NHKスペシャル」では、過去何度か大津波と原発事故を予想するデータが提示されながら、政府も電力会社も真剣に取り組まず、大切なチャンスを見過ごしたことが報道された。私達にとっては原爆どうように、いろいろな方法で何度も何度も目に、心に焼き付けて記憶に残していかねばならない歴史である。

 当時の福島第一原発所長、吉田昌郎氏の伝記とも言える「死の淵を見た男」(門田隆将著)を元に映画化された「Fukushima 50」を、3/11(火)に見に行った。

 2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災発生。M9.0。最大震度7という巨大地震が起こした大津波が福島第一原子力発電所(イチエフ)を襲う。浸水により全電源を喪失したイチエフは、原子炉を冷やせない状況に陥った。このままではメルトダウンにより想像を絶する被害をもたらす。1・2号機当直長の伊崎(佐藤浩市)ら現場作業員、原発内に残り原子炉の制御に奔走する。 全体指揮をとる吉田所長(渡辺謙)は部下たちを鼓舞しながらも、状況を把握しきれていない本店や官邸からの指示に怒りをあらわにする。しかし、現場の奮闘もむなしく事態は悪化の一途をたどり、近隣の人々は非難を余儀なくされてしまう。 残された方法は”ベント”。いまだ世界で実施されたことのないこの手段は、作業員たちが体一つで原子炉内に突入し行う手作業である。外部と遮断され何の情報もない中、ついに作業は始まった。

 原発内で戦い続けた50人の作業員たち。本当は何が起きていたのか? 何が真実か? 家族を、故郷を思いながら決死の覚悟で作業に臨んだ人々の姿を初めて知った。
 👆と👇は作業員たちとその家族、佐野史郎は首相。火野正平はベントに向かう第一組の作業員を演じていた。ベントとは、原子炉格納容器の圧力を下げるため、弁を開け容器内の気体の一部を放出する作業を手作業で行う。「若い者は残れ。」と年配者から出発。

 新聞やテレビの報道でしか知らなかった現場のようすは凄まじいものだった。最後にその後亡くなられた吉田所長の葬儀のようす、復興した美しい桜並木を歩く伊崎の姿が映し出されていた。吉田所長は「俺たちは何を間違えたのだろう?」と問いかけ、「自然の脅威を予測できなかったからだ」と津波の高さに言及していたが、それだけではなかったように思える。  

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霰餅

2020-03-15 | 食物

 雛祭りの季節だからか、あちこちの友人から「雛あられ」をいただいた。 お米を何キロ分かで作ってもらう人もいるらしい。 小分けにしておすそ分けする人もおられるようで、私もさらにそのおすそ分けを頂戴した。美味しくて、食べ始めると止められないのだが、あまりの多さに私も小分けにしてお茶教室へ持って行った。

 👇は、よく行く大門総合会館の喫茶店、”POTETO”の飾り。 時々教室を開いておられれ、その際の作品のようだ。