Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

金木犀 と 水引草、シュウメイギク

2017-09-25 | 自然・海山草花

 秋の連休の日曜日、爽やかな秋晴れの日だ。電話がかかったり、かけたりで半日過ごし、午後遅くなってからようやく腰をあげ庭の除草に出た。手が付けられないほど伸び放題の雑草。キッチン側から進め、ようやく半分終わった。肝心の前庭がまだだが、それは明日に延ばそう。
 蚊取り線香持参だったがやはり腕や足を蚊に食われた…。ムヒをべたべた塗って一息つく。そんな話を伝え息子にラインをしたら、「こちらは昨日くらいから、金木犀が咲き始めてますね」と写真が送られて来た。

 

 👇 葉っぱの水滴は前日の雨だそうだ。

 翌日(25日)は、午前中から前庭に出た。昨日の続きだ。昨日除草をしただけで膝やら腿やら痛いのに、2日続けると大変なことに…と思いながらモーラスを貼って庭に出た…。鎌やら鋏やら鍬やら、あらゆる道具を使って、座ったり膝をついたり中腰になったり…。
 市のごみ袋「大」が2袋分。小さい草はまだいっぱい残っているが、かなりきれいになり広々と見える。夕方接骨院へ行かないと…。

 👇は、我が家の庭に咲き乱れているシュウメイギクと水引。       

       

 ホトトギスも満開だ。


秋たつや~卯の花点前&ムラサキシキブ

2017-09-23 | 茶道

  秋分の日。9月も終わりに近づいているのに半袖で過ごしたい気分の日だ。茶々姫先生の和室の床には、ご主人の弘之先生の自作・自書の素敵な軸がかけられていた。

 ” 秋たつや 雲は流れて 風見ゆる ” 

  

  👇 この日から、茶箱点の「卯の花点て」。 
 👇 主菓子は「ムラサキシキブ」。姫さんのアイディアを聞いて、「庭のムラサキシキブを切ってあったよ」と持って来られる茶々姫先生。

 ムラサキシキブと言えば… 一昨年、私の「金婚式の旅行」と称して娘たちと京都を旅したことを思い出した。宇治の「源氏物語ミュージアム」を訪ねたら、道路から建物までのアプローチの両側にムラサキシキブの実が満開だった。(その時の写真が見つかったので載せます)


牡蛎の季節

2017-09-22 | 食物

 9月初め伏木の「越の庭」へ行き、お風呂に入り昼食の注文をした時、友人が「がつく季節になったから牡蛎にしようかな~」と言われた。まだ暑さの残る頃だったので、牡蛎はまだ~と言う気分だった。でも、たしかに September だ。

 先日17日(日)高岡文化ホールで「三派能楽鑑賞大会」あり、帰りになはさん、姫さんと近くの「ココス」に入った。姫さんが迷わず注文したのが、「 広島県産牡蛎とハンバーグの中華風おこげ」。👇は、メニューの写真。 

  👇 運ばれて来た料理に、こんな紙製のカバーが…。”湯気立ちのぼる秋のおこげ”とある。

 👇 カバーをとると、おこげが4個と真ん中にハンバーグ。

  👇 おこげとハンバーグの上からかける牡蛎のスープ(?)。お味はどうでしたか?

  この日、私はあまり空腹ではなくキノコ雑炊を注文。

 4,5日経ち、平米公民館で「能楽お囃子教室」のお稽古を終え、事務所でしばらく歓談した後、夜の会合に出る日。帰宅する時間がなかったので、またまたココス(今度は駅南店)に入った。やはり期間限定の牡蛎メニューの中から、「広島県産牡蛎フライ 柳川風」を選んだ。”揚げたての牡蠣フライを和風だし・ささがきごぼうと一緒に卵でとじました。ご飯がすすむ新しい美味しさです” とのキャッチフレーズだ。アイディアが面白い。最初は食が進んだが、私には量が多く醤油味はちょっと濃い。やはり牡蛎フライにはキャベツとマヨネーズかタルタルソースだな。

 皆さん、一度お試しあれ。


三派能楽大会’17~能「三輪」

2017-09-20 | 能楽

  9月17日(日)、今年も高岡文化ホールで、宝生・観世・和泉流の「三派合同能楽鑑賞大会」が開かれた。

 👇は、番組の表紙。能「三輪」の写真である。

 私たち蒼山会は、第一部の一番素謡「高砂」を担当した。無本である。地謡だけとは言え、ある程度暗記しなくてはいけない。ま、うろ覚えの個所も多々あったが。お役の方たちは立派に務められた。素謡3番の後、高岡市生涯学習センター『能楽講座』の受講生による公演が続いた。いわゆる「ちびっこ能楽教室」の生徒たちの舞台で、謡、仕舞、笛、太鼓を習っている子どもたちの発表会である。謡、仕舞を山崎健先生と松原水緒先生、笛を瀬賀尚義先生、太鼓を上田博先生が教えておられる。

 👇は、連調連管「竹生島」。(写真はなはさんにお借りしました)

  👇は、仕舞「鶴亀」。

 👇は、仕舞「熊野(ゆや)」。

 👇は、仕舞「藤」。

 👇は、舞囃子「鞍馬天狗」。
  午後第二部が始まり、まず能「三輪」について金井雄資先生の解説がある。その後、先生方の仕舞、舞囃子、狂言「蟹山伏」が続き、能「三輪」が始まった。

 これは、奈良県桜井市三輪神社にまつわるお話。三輪そうめんで有名な三輪の里である。何年か前、蒼山会の謡蹟巡りの旅で訪れたが、ご神体がうっそうとした三輪山だと言うことだった。

 《あらすじ》 
 ”
大和国三輪の里(今の奈良県桜井市付近)に玄賓(げんぴん)という僧が住んでいました。玄賓の庵に、樒(しきみ)を持ち、閼伽(あか)の水を汲んで毎日訪ねる女の人がいました。玄賓が不審に思い、名前を尋ねようと待っているところへ、今日もその女性がやってきました。折しも秋の寂しい日のことでした。女の人は玄賓に対して、夜も寒くなってきたので、衣を一枚くださいと頼みます。玄賓はたやすいことですと、衣を与えました。女の人が喜び、帰ろうとするので、玄賓はどこに住んでいるのかと尋ねました。女性は、三輪の麓に住んでいる、杉立てる門を目印においでください、と言い残し姿を消しました。(中入り)

 その日、三輪明神にお参りした里の男が、ご神木の杉に玄賓の衣が掛かっているのを見つけ、玄賓に知らせます。男の知らせを受けた玄賓が杉の立つところに来ると、自分の衣が掛かっており、歌が縫い付けてあるのを見つけます。そのとき、杉の木陰から美しい声がして、女体の三輪の神が現れました。三輪の神は玄賓に、神も衆生を救うために迷い人と同じような苦しみを持つので、罪を救ってほしいと頼みます。そして、三輪の里に残る、神と人との夫婦の昔語や、天の岩戸の神話を語りつつ神楽を舞い、やがて夜明けを迎えると、僧は今まで見た夢から覚め、神は消えていきました。”

 👇左 最初、舞台には作り物(2本の神杉を表す)が出される。上に注連縄が張られ杉の葉が立っていて、緑色の引き回しで全体が覆われている。前場で、里女(シテ)は姿を消しこの中に入る。里の男(間狂言)が玄賓(ワキ)に衣の話をしている間に、シテは作り物の中で三輪の神に変身する。写真はネットからなので、緋大口(赤いおおくち)、に白い長絹(ちょうけん)、金の風折烏帽子をつけている。が、この日のシテ、大坪先生はオレンジ色の装束で一段と輝いて見えた。後で聞くと、新調だったとことだ。

   

 👆 右。三輪の神(後シテ)は「古事記」にも出て来る神婚伝説、天岩戸の物語を語り、神楽を舞う。
 神婚伝説とは、昔大和の国に住むある夫婦がいついつまでも変わるまいと固く契ったが、男は夜は来るが昼は来ない。女が「長い年月を送りながら夜でなければ通い給わぬは不審である。」と言う。夫は「昼は恥ずかしい姿が見えてしまう。もう来るまい」としみじみ語る。妻は別れを悲しみ、苧環(おだまき)の糸に針をつけ裾に綴じて、その後を慕って行った。長い糸を手繰り行くと、この山の麓の社の杉の下枝に止まっていた。なんと浅ましいことだ、これが契った人の姿だったかと妻は驚いた。残った糸が三わげ(三巻き)だったので三輪のしるしの杉と言うようになったそうだ。

 神話とは言え、なんと大らかな、ロマンティックな、細やかな話だろう。

 シテ(里女・三輪の神):大坪喜美雄  ワキ(玄賓):殿田謙吉
 間狂言:荒井亮吉
 大皷:飯嶋六之佐  小鼓:住駒幸英  太鼓:徳田宗久  笛:瀬賀尚義
 地謡:金井雄資 他


三派能楽大会’17~ちびっこ能楽教室

2017-09-18 | 能楽
 
ちびっこ能楽教室リハーサル & 色野の会
 9/17(土)、翌日の「三派能楽大会」で発表する「ちびっこ能楽教室」のリハーサルが行われ、私も仕舞の地謡に参加した(相変わらず暗記できていないままなのだが)。子供たちのご家族の方......
 

 👆は、昨年の「三派能楽大会・ちびっこ能楽教室リハーサル」の模様である。今年も、前日の9/16(土)の午後、高岡文化ホールにて本番同様のリハーサルが行われた。私も仕舞「胡蝶」、「嵐山」、「藤」の地謡を合わせに参加した。「嵐山」は言葉が難しく、まだ半分も覚えていない。一夜漬けで7割程度まで行くかしら?
 子供たちは、1年間の間にずいぶん成長し、上達もしていて驚くばかり。中には、まだ数カ月習っただけの小学生も出演する。家族の方も大勢来ておられた。

 👇は、翌日17日(日)の本番の舞囃子「鞍馬天狗」。地謡に、こんなにたくさんの子どもたち。全員お囃子や仕舞も習っている。小鼓と大皷は先生方、太鼓はこの日参加できなかったMI君の代わりにMEちゃんの助っ人だ。

 さて、土曜日はリハーサル終了後「お茶教室」に寄った。

 👇 玄関の切り絵は「唐辛子」。 

 👇 床の花は、水引、金水引、フジバカマ、花茗荷。先生は、「秋の七草」に似せて、と仰った。

 👇 そして主菓子の「里芋」と秋の味覚。コスモスを添えて。姫さんのオリジナルプレート。


夏の終わりに~二上山 & 大仏 

2017-09-16 | イベント

 9/9(土)、午前中は「ちびっこ能楽教室」に顔を出し、一旦帰宅後「お茶教室」、ここも早めに終わったので「配りもの」に数軒寄り、また帰宅した。

 👇 千保川から二上山を望む。川岸の緑の木々は桜だ。空の青さも秋を感じさせる。 

 👇 寄ったお宅の玄関の花々。道路からのアプローチの夏の花もなぜか秋を感じさせる。

 またまた一旦帰宅し、時間を見計らって坂下町へ。風子さん宅に車を預けさせてもらった。この日は、例年のように「大仏前の集会」のある日。第11回全国一斉『9条を守れ』行動の一環だ。
 毎年9月9日9時9分に二上山で平和の鐘つきがあり、夜は大仏前で「大仏様と9条の心を語ろう集会」が開かれる。大仏様は近いし、以前娘や息子の友人が話をされたこともあって何回か参加している。ローソクの灯が揺れ、秋風に吹かれながら、大仏様の前で平和について考える雰囲気が好きだった。

 今年は、「北朝鮮の弾道ミサイル発射」や「安倍首相の9条改憲」を目前にして、話がいっぺんに具体化してきた。講師は、水谷敏彦弁護士(富山中央法律事務所)、演題は「安倍改憲策動とと私たちのたたかい」。パネルを使い、わかりやすく説明されたが、私にはちょっと難しかった。 
 聞きたいと思ったことを逆に問われる形だった。家に帰り、もらった資料を丁寧に読んでみよう。


「貴寿の会 作品展」~プロヴァンス&ニューモンブラン

2017-09-14 | イベント

「お茶教室」仲間のたくちゃんと恩師の有角先生の絵画作品展の案内をもらった。 名付けて「貴寿の会作品展」。なんと粋なネーミングだこと。米寿と喜寿だそうだ。

 👇は案内状。

  初めての義妹は、「場所がわからないので一緒に行こう」と言う。二人の都合を合わせて12日(火)に決定。じゃ、途中で「さわ田」でランチをしようと誘ったが、残念ながら定休日。それでは、と今まで何度言っても振られていた「プロヴァンス」へ行く。射水市八塚踏切の近く。「日替わりランチ」を注文。👇は、茄子のトマト煮。

 👇はステーキ&サラダ。

 お値段がお手頃。なかなか美味しかった。女性客のグループに人気があるようだ。家庭的なお店。その後、「ニューモンブラン」へ行く。久しぶりだ。
 👇 店内。                

  👇 真ん中に先生の作品。水彩画。              

 

 👇 「秋 深まる」      

 👇 「蓮池」と「窓辺の花」。

 👇 これも剣岳と新湊大橋。

 最近はスマホで写真を撮っているのだが、やはり手ぶれがひどく鮮明に撮れていない。実際にはもっと優しい色が出ています。心和む絵画と秋の野の花にかこまれコーヒーでくつろいだ。

 帰りには、今年も「無花果ケーキ」をお土産に。義妹はストロベリーケーキ。


能楽ちびっこ教室 & お茶教室

2017-09-12 | 茶道

 9/9(土)は予想していたように立て込んだ一日となった。が、予想ほどに詰まっておらずゆったりした日程となり嬉しかった。

 朝、「青年の家」の「ちびっこ能楽教室」にチョコっと顔を出した。子どもたちの仕舞の地謡を謡うためである。「藤」、「胡蝶」と「嵐山」。最初の二曲は何度も謡っているのにあやふや。最後の「嵐山」はまだ全然。後二週間に迫っているのに…。なのになぜ行ったかと言えば、いかに覚えていないかを確認するため、子供たちの舞を見学したいから、なのだ。子どもたちが一年ごとに上達しているのに感心した。

 どこかでランチ、その足で茶々姫さん宅への予定(江尻と角は近い)だったが、早く終わり一旦帰宅。昼食後、お茶教室に行く。
 👇は、床の軸。「は萬物之雅主」と読むらしい。「やきものは、天地間のすべてのものの雅趣(風雅な趣)の主(あるじ)である。」と言う意味。

 👇 香合とお花。花は、百合。花瓶・敷物は、最上級の〝真” の格付けの道具。

   

 👇 主菓子「桔梗」。    

 👇 姫さんよりいただいたお手製バッグ。A4サイズの書類が入るおおきさ。外側に幅の違うポケットが二つ。私が最近スマホを愛用しているので、スマホが取り出せやすいように。秋らしい菊の花もようにピンクの持ち手。 

 お茶も早めに終わり、夜の部のために再び家に帰ることにした。


Eフェスタ2017~カーテンコール

2017-09-10 | イベント
 
おせっかいぎ in 高岡~子どもの貧困~
 👇の写真は、9/4(日)のKI新聞のネットから。1~3日に富山市八尾町中心部で行われた「おわら風の盆」を訪れ、始発列車で帰る人たちに踊りを披露する「見送りおわら」。福島地区の踊り......
 

  👆は、昨年の”Eフェスタ”の記事である。わずか1年前のことなのに私自身の記憶はもう薄れているが、ブログとはありがたい、これを読むと昨年は ”Eフェスタ”最終日のメインイベントに参加している。娘や息子と南星中学校の吹奏楽部で一緒だった彼谷環さんが「子どもの貧困」と題するパネルディスカッションでコーディネーターを務められるので聴きに行った。
 Eフェスタは、高岡男女平等推進センターがウイングウイング高岡で行っている行事で、今年で13年目。今年は、なんと「高岡演劇鑑賞会」のワークショップに出席してほしいと頼まれた。しかも、なはさんと私になんか話をしてほしいと言うことだった。10月例会の ”前進座「柳橋物語」から山本周五郎の珠玉の作品をひもとき、作品の魅力に迫る” と言うテーマだそうだ。私たちのサークルがこの公演の運営サークルだから声がかかったらしい。皆で話し合うきっかけになるようなプレゼンテーションと言うことだろう。なはさんは「周五郎の生涯」について、私は柳橋の時代背景について話そう、と相談した。

 👇は、ウイングウイング1階の展示コーナー。「高岡演劇鑑賞会」のパネル。

 私が高岡演劇鑑賞会(当時は高岡労演)でお芝居を見始めた頃、前進座の公演は年に一度は必ずあった。河原崎長十郎、河原崎国太郎、中村翫衛門などの名前が記憶にある。「女殺し油地獄」や「一本刀土俵入り」などよく覚えている。吉祥寺に「前進座劇場」が建てられた時、今は亡きTAさんと観に行ったものだ。「文七元結」だった。

 「柳橋物語」は1977年に高岡市民会館で観ている。今度原作を読んでこんな物語だったのか、と改めて思ったほどあらすじは覚えていない。ただ、最後に新しく柳橋が架けられ、「渡り初めだぞ~」と喜び合う下町の人々の姿が印象に残っている。

 学生時代も含め東京に4年余り住み、日本橋室町にあった会社へ通勤していた。神田駅で降りて歩ける距離だったが、神田川、隅田川(後年川下りはしたが)まで行ったことはない。合流口にある柳橋ってどんな所だろう?と思った。

 👇は、現在の柳橋。緑色の鉄製、昭和4年の架橋、関東大震災で落橋したため架けられた。 神田川が隅田川に出る最後の橋。神田川には140の橋がかかっているそうだ。

 👇 神田川。手前の2車線の橋は「浅草橋」。左奥のアーチ型の橋が「柳橋」。

 👇 現在の隅田川と神田川の合流点。

 👇 江戸時代の古地図。神田川にはもう「柳橋」(右の橋)が架けられている。元禄11年(1698年)に初架橋。「浅草橋」(左の橋)の傍には、おせんたちが住む茅町の名前も見える。

  👆の古地図の「浅草橋」南側に浅草御門があった。👇は浅草御門の絵図。

 👇 明暦の大火(1657年)で浅草御門が閉まった時の絵図。物語での大火のもこのような様子と思われる。

  👇 「柳橋」(手前の橋)が架かった頃の絵図。左奥は「浅草橋」。東京湾の潮の満ち引きがこの辺りまで分かると言う。

  数年前に、深川を散策したことがあった。機会があればこの辺りも歩いてみたい。


片貝の花火~9/10(日)にテレビで

2017-09-09 | 映画・テレビ・演劇・芸能

  今年の前期の朝ドラ「ひよっこ」が終わりに近づいている。BSNHKでは、7:30~の「ひよっこ」の前の時間帯、7:15~は過去の朝ドラ、今は2003年の「こころ」を再放送している。当時最初は見ていたはずだが、仲村トオルが遭難死した頃から見なくなったらしくほとんど覚えていない。

 ”浅草を舞台にした青春子育て日記。義理人情に厚い東京・浅草で、こころ(中越典子)はうなぎ屋の若女将(おかみ)として、また血のつながらない2人の子の母として奮闘する。”と紹介文にある。主な舞台は浅草のうなぎ屋、もう一つの舞台は雪深い新潟県山古志村と小千谷市。そして浅草と小千谷をつなぐのが ”花火”。

 日本の夏の夜空を彩るもの……といえば打ち上げ花火!現在では、日本各地の自治体が「花火大会」を催し、競い合うように咲き乱れる花火たちが訪れる人々の目を楽しませてくれる。
 そんな花火大会だが、もともとは飢饉や流行病で亡くなった人たちの魂を慰めるという、深い意味があったようだ。「富山の花火」が富山大空襲の犠牲者を悼むように…。中には、“花火を神様へ奉納する”花火大会があると、「こころ」を見ていて知った。世界で唯一、四尺玉花火の打ち上げが行なわれることでも有名な「片貝まつり花火大会」が、そんな奉納花火大会の一つだと言う。家族や親、子どもの幸せを願って花火を奉納する。なんと素敵なことか!とドラマを見ていて思った。「こころ」では、事情があって長い間浅草と新潟に別れて暮らしていた妻が夫を思い、奉納しその花火を夫が作って打ち上げると言う場面だった。

 今年の「片貝まつり花火大会」のようすを、2017年9月10日(日)夜7時からBSフジで生中継されます。楽しみです。 


呉羽でデート & マリーマリー

2017-09-06 | 食物

  8月初めに城端の実家の墓掃除に行った時、同級生3人で「まねき」でランチを食べた。そこで偶然に会ったKAさんご夫妻。二人も福野からお墓掃除に来られたそうで、しばらく言葉を交わした。それがきっかけでメールと電話で連絡し合い、9月の呉羽のデートと相成った。

 KAさんは私より1歳下、最初の勤務先が同じで、リタイア後に小矢部園芸高校に2年間通った時も偶然一緒だった。その後森のくまさん宅の会や、姫さんと蘇州へ旅行した時も一緒だった。
 彼女の仲良しが城端の呉服屋さんのSEちゃん、私と同じ戦争遺児で県遺族会の集まりでたまに顔を合わせる。SEちゃんは定期的に病気の治療の通院のために呉羽にアパートの1室を借りておられ、KAさんは介添えも兼ねて(?)同行されるのだ。私は3度目かな?せっかくのお誘いもなかなか日が合わない。
 SEちゃんは、午前中胃カメラの検査をしたと言いながらも、慣れているのか元気に運転しておられた。どこでランチにしようか? となり、私は任せるつもりだったのに、二人が2度ほど「マリーマリー」で食べそこねたと言うので、じゃぁ、とそこに決めた。春に高校時代の友人たちと行って以来だ。また大坪さんのお顔を見たくなったのもある。

 1階で「小物4人展」が開かれ、2階では2時から「オカリナ教室」があると言う。ゆっくり見たり聞いたりしたいところだが、私たちも久しぶりで話すことが一杯(食事だけはゆったりといただいたが…)。

 👇 2階正面の書の額、「野佛(のぼとけ)」。野仏像、道祖神を思い浮かべるような素朴な書。「誰が花を手向けたか…」と読める文字。

 👇 注文した「アートプレート」。消費税込みでわずか1200円。食材と言い、お味と言い、色彩、盛りつけ、器 等々、久しぶりに来て舌鼓を打った。👇の細いプレートには、昆布しめの刺身、玉子焼き、オクラ。

 👇は大きな黒のプレート。

 👇 左上から、ゼリー(説明してくださったがど忘れ)のデザート、大根とわかめの酢ものだったと思う。(写真がボケてトップも何か?)

 👇右上にサラダ感覚の和え物。

 👇 白身魚のフライ?ムニエル? 衣はカレー味。

 👇 中断左の「茄子のふくめ煮 ショウガ添え」

  👇 小鉢・コンニャクや人参、ちくわの煮つけ。その横のゴーヤの佃煮風は写真がない。

 👇 赤米のごはん。

 👇 モロヘイヤ、麩、豆腐、大根など具たくさんの味噌汁。

 そしてコーヒーだ。👇は、玄関先のヒバの木。青々した葉っぱとお菓子のような白い花。

 2人は城端からなので短時間しかおられなかったがとても満足した様子。いつかまたゆっくり民俗村にも寄りたいと言っておられた。
 吉作のSEちゃんのアパートに戻り、またまたたっぷりとお喋りをして帰路についた。城端、福野、高岡と今は住むところは別だが、年齢は1歳違いで中学と高校が同じだ。2人は戦争遺児、1人は戦時中に祖母一家を頼って大阪から城端へ疎開、ご主人のお父さんが沖縄で戦死しておられ、戦争への思いに共通のものがある。

 


アオリイカ & わらび 

2017-09-05 | 食物

 朝夕空気が冷たくなりましたね。今日は一日家にいました。

 朝、義妹が「朝とれのイカだよ」とアオリイカを持って来てくれました。「新しいから刺身だね」と私。「お義姉さんできる?」 「ウン、やってみるよ」

 「絶対に水で洗ってはダメだよ。甘味が抜けるから。」 「え?」 「クッキングペーパーで皮もとれるから」  「わかった。やってみる」 

 が、やっぱり難しかった。墨が破れてしまったのだ。真っ黒な墨が大量に出た。が、ともかく水で洗わずペーパーで拭う。刺身になったのは少量だったが、味は格別。こりこりと美味しかった。

 前の日の朝、いつもは春先に山菜を売りに来られる五箇山のおばあちゃん(と言っても私と同じくらい?)から、わらびを買った。茹でて冷凍してあったものだろう。昆布がたくさんあるのを思い出し、昆布締めにしてみた。
 👇 まず5,6cmに切る。

 昆布は酢で拭く。粘り気を出すため(ネットに書いてあった)。その上に並べる。

 👇 その上に、同じように酢で拭いた昆布を載せる。

 しばらく冷蔵庫へ。

 いつもは煮物か、炒め物か、スーパーの揚げ物か、あるいは冷凍ものをチ~ンして夕食なのに、思わぬ食材で思わぬメニューになった。


「市民と市政」 9月号表紙の物語

2017-09-01 | 高岡

 9月に入り、一度に風が涼しくなりました。秋の気配を感じますね。
 8/30(水)、久しぶりに音訳ボランティア「あかね」に参加した。行事の多い月末にさらに行事が重なり、また体調が悪かった日もあって、参加できなかったのだ。
 この日も朝から遠方からの電話が続けてあってかなり遅れたが、一日参加の予定で「ふれあい福祉センター」へ出かけた。参加者は8名、と若いママさんのKAさんの娘さん(小1)。彼女は夏休み中、弟君は幼稚園だそうだ。

 録音機やパソコンなどの機材設定の準備はもう済んでいて、「市民と市政9月号」のコピーを前に担当ページを決めるところだった。
 さて、👇は「9月号」の表紙だが、この写真を巡って話に花が咲いていた。 

 写真には、”新高岡駅でお出迎え(8月11日)” とのサブタイトルがついている。出迎えているのは手前の後ろ向きの女の子。涼し気な白のブラウスが可愛らしい。出迎えを受けているのがちょっと小池さんに似た女性と黒のおそろいのサマーセーターの姉妹。女の子達の表情もいいが、おばあちゃんらしき女性の仕草も素敵だ。後方の緑色の女性はこのおばあちゃんの娘、女の子たちのお母さんみたい、と話が弾んでいた。では、旦那さんは? お仕事? 後ろ向きの女の子は姉妹のいとこ?

 それにしても、故郷で出迎えるのは祖父ちゃん祖母ちゃんで、帰省するのは娘や息子夫婦と孫たちと言うのが定番。おばあちゃんは東京まで迎えに行ったのかしら? 単に娘と孫たちとの旅行の帰り? 話はひとしきり続いた。 想像のふくらむいい写真です。

 あなただったらどんな物語を思い浮かべますか?

 この日は、あっという間に「音訳ボランティア グループあかね」のライングループが繋がった。若い人がおられると何でも早い。加入者は8名。平米の太鼓女子会の4名に比べると倍の人数。これで会長のTUさんは連絡もしやすくなり、私たちも問い合わせ、確認など簡単にできるようになった。交流も深まることだろう。