Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

NLTプロデュース 「しあわせの雨傘」

2018-07-31 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 7/27(金)、NLTプロデュースのお芝居「しあわせの雨傘」を観に高岡文化ホールへ行った。姫さんとロビーで待ち合わせ、ちょっと打ち合わせをしたいことがあり、コンビニ弁当持参でかなり早い時間に出かけた。

 「しあわせの雨傘」は、原題”Potiche(飾り壺)"と言い、カトリーヌ・ドヌーブ主演で映画にもなったフランスのコメディだそうだ。今回のお芝居では、賀来千香子さんが主演である。

  幕が開くと、そこは明るい居間。横にダイニングテーブルが置いてある。時は爽やかな朝、真っ赤な上下のジョギングスタイルの賀来千香子さんが現れると思わず拍手が起こった。スタイルがよく華やか。軽くストレッチをして朝食の準備をする。彼女がこの家の主婦、シュザンヌ。夫は雨傘を作る大きな工場の社長。シュザンヌは社長夫人である。
 そこへ夫ロベール(井上純一)が2階から降りてきて、「なぜメイドに朝食を作らせないのだ?」などと怒る。彼は独善的で典型的なブルジョア社長。ある日、社長の経営方針に反発する労働者達がストライキに入ってしまう。ロベールは事態を収拾するどころか、悪化させ工場に軟禁状態になってしまう。

 この窮地をシュザンヌはどのように乗り越えていくのか…? ポエム作りとジョギングだけを日課にしていた「美しいお飾り妻」のシュザンヌは…?

 「私は、ビュジョルの妻です。夫は私の経営者のみたいなものでした。ですから私は皆さんの立場がよくわかります。ただ皆さんと違うのは、私にはストライキができないと言うことです。」
 このユーモラスな演説でシュザンヌは喝采を受けます。そして労働者たちの要求にも応えながら、「新しい傘を作り売る」と会社の仕事も広げ、夫が帰宅しても社長の座を譲りません!

 そのうち、息子ローランの結婚問題が起こり、本当の父親は誰? 市長のババンとシュザンヌは昔の恋人同士? などと、フレンチコメディの真骨頂が展開されます。

 👇は、ネットから。

  大笑いした後は、めでたしめでたしでした。


音訳ボランティア「あかね」 & 能楽お囃子教室

2018-07-30 | ボランティア

  7/25(水)、久しぶりの「音訳ボランティア あかね」の日。学校は夏休みに入ったばかりで若いママさん会員は、それぞれの子どもさん達同伴の例会だった。高岡市公報「市民と市政」8月号のテープとCDの録音である。毎月末に、「高岡市ふれあい福祉センター」で行っている。この日は陶芸室で行った。
 保育園児と小学生の子ども達5名が、床の上にビニールシートを敷いて、海辺の砂場で遊ぶように仲良く遊んでいる。2階のフロアには子どものプレールームもあるので遊び道具には事欠かないが、それにしても録音する部屋で遊ぶのだから、ママの言いつけを守り、静かにしているのに感心する。

 👇は、「はじめのことば」から。

 ” 高岡商業高校が高岡第一高校を制し、甲子園出場を決めました。昨年に続き、19回目の快挙です。猛暑の中での若者たちのきびきびした姿に感動しました。ぜひ、良い成績を収めてほしいものですね。お元気ですか。「市民と市政 8月号」をお届けします。制作は「音訳ボランティアあかね」です。”(写真は北日本新聞から)

 👇は、「あかねからのメッセージ」より抜粋。

 ”スポーツの話題は、サッカーワールドカップから富山市出身の朝の山の活躍、さらに2020年のオリンピックへと続いて行きます。炎天下での開催が課題のようですね。
 まだまだ猛暑が続くようです。お身体を大切にお過ごしください。”

 翌26日(木)はお寺のお参りの日なので「あかね」は欠席した。午後は、これも久しぶりの「能楽お囃子の会」のお稽古日。8/7日の高岡七夕に向け、平米公民館前には大きな七夕飾りが3本。
 👇は、玄関前のもの。門の両脇にも一本ずつ立っている。

 久しぶりの太鼓は、腕がリズミカルに動かず苦労した。8月の薪能に向け連調連管の「中の舞」を、11月の芸術祭、青年の家文化祭に向け連調連管「鞍馬天狗」を練習。
 お謡は、薪能に向け「昭君」、9月の「三派能楽大会」に向け「小督(無本)」のお稽古をした。子どもたちの連調連管「竹生島」や仕舞の地謡のテープ録音を先生にお願いした。秋は少し余裕がある。時間をかけじっくりとお稽古したい。


砺波イオンモール

2018-07-24 | 日記・つぶやき

 7/23(月)、「砺波うちくる」を訪問がてらイオンモールを訪ねた。以前ジャスコの頃は何度か来たが、イオンになってからは初めてかも。

 まず、昼食を「四六時中」で。高岡イオンにもあるお店。そば、ちらし寿司、天ぷらフライ、冷ややっこ、サラダ、白玉汁粉…と多種多菜。 

  夏休み中だけか? 「ひやしとなみ わくわく水族館」が開いているそうな。400円。入ってみた。
 👇は、カクレクマノミ。

 👇は、ナンヨウハギとキイロハギ。

 👇 クラゲ。照明により色が変わりキレイ。

 👇は、カブトカニ。

 👇 ハゼ?

 本屋さんで買い物した後、お休みコーナーでソフトクリーム。
 👇 もう夏物バーゲンが始まっていて70%オフも! 義妹がお得なお買い物でキュロットを買った。

 高岡イオンのようにお店が直線に並んでいないので、歩くコースはカーブを描くが、床素材が柔らかい。クロスが貼ってあるので、歩きやすく足にやさしい。高岡でも散歩はできるが床が固く、疲れやすいのだ。

 けっこう長居をしてしまった。次回は昼食後か、午前中か、短時間の外出にしよう、と義妹と話し合った。


暑い土曜日~野村児童センター & 葉蓋点前

2018-07-21 | ボランティア

 7/21(土)、久しぶりに野村児童センターの「こども教室」に出席した。テーブルと椅子が入りすっかり様子が変わっていた。壁には七夕を思わす壁飾りが涼し気だ。

 👇 棚は「寺崎文庫」と称する本棚になり、「100かいだてのいえ」と言う大きな絵本も並んでいる。

 何よりもテーブルと椅子が居心地よい。子どもたちは2名。二人ともフィリピン生まれ。小学生のDAちゃんは算数と国語の宿題を、中学生のIくんは英語のストーリーを書く自由課題をしていた。
 勉強の後は、バドミントン。

 続けて、暑い夏の「葉蓋点前」を紹介します。茶々姫さん宅のお茶室から見える庭の緑の木々は、葉が揺れ涼し気。こう暑くては目や音で涼しさを楽しまないと…。

 👇 ガラスの水差にアカメガシワの葉蓋。

 ちょうど私がお点前をしていると、水を切ったばかりの葉っぱの茎の先に水玉が…。ポトリと落ちる寸前にシャッターが切れました!


「うちくる」訪問

2018-07-20 | 健康

 7/19(木)、35℃をわずか下回ったと言うだけで体が少しはもちやすい。髪をカットすれば少しは涼しいかと1000円カット(実際には1080円)のビューティショップへ行く。その足で砺波へ。有料老人ホーム「うちくる」は、砺波市役所交差点で西へ曲がり(高岡からの場合右折)左側、「くすりのアオキ」の裏になる。やはり30分弱はかかるな~。

 「砺波うちくる」は、「古定塚うちくる」の1年後、昨秋オープンしたばかり。建物全景はよく似ていて2階建て。

  👇 2階の食堂。南側に大きな窓が開け、地名が「杉木」だから杉の木だろうか? 空が見えないほどに大きな木々が広がっており、時折風に揺れている。窓側の天井から大小、色とりどりと紙で作ったくす玉が12個下がっている。学芸会や学校祭などでカラフルなティッシュで作ったあの花によく似ている。

 Y子さんは窓に向いて、ティッシュケースを触りながら座っておられた。手前にテレビもあるが、窓に向いて…。以前、「雨晴ヴィラ」のTEさんを訪ねた時、息子さんと一緒に高岡市内のホームをいくつか訪ねたが、海の見えるこのホームが一番気に入った、と言われた。海の色、空の色が、刻々と、日により時間により季節により変わるのが楽しいと…。

  個室も広々としているのだが、窓からは隣の「アオキ」の建物と駐車場、並んでいる車だけ。殺風景なものだ。そのうち、壁や棚の上も賑やかになり居心地よくなるだろう。もともと社交的で器用な方だったから、手作業、物づくり、絵やちぎり絵など興味のあるものが見つかるといいな~と思った。来週は義妹と一緒に訪ねる予定だ。


呉羽でランチ~熱中症を気にしながら

2018-07-19 | 食物

 7/18(水)朝、「今日もまた猛暑日か~」とゲンナリしていると、スマホの電話が鳴った。城端のSEちゃんからだ。「今日、富大附病院の診察の日で今着いたところ。YAちゃんが呉羽のアパートで待っているよ。来れる?」

 あぁ、すっかり忘れていた! カレンダーに書き忘れたのだ。そろそろだったな~とは思っていた。今日だったかぁ。最近の疲れとストレスからか、右目が真っ赤に充血している。カレンダーは真っ白な日で一日休養のつもりだった…のだが。
 SEちゃんは、私が今思案中の手術を4月に受け私にも勧めていた友人。城端祭の時彼女の店を訪ねその後の経過など聞いてきたのだ。ちょうど前日かかりつけ医院の先生の意見も聞いた矢先、相談がてら出かけようか、と外出準備をした。彼女は別の病気で富大附病院へ通院しておられるが、そのために友人とシエアで呉羽にアパートを借り、時には休憩、宿泊に利用しておられるらしい。

 私もたまに加わり、YAちゃんと3人でお喋りし、どこかでランチをするのが楽しみになった。この日は、「旬魚菜 じろう」の予定だったがあいにく第3水曜は定休日。そこで呉羽山を上り、梨畑の中に建つログハウス、「Anno あんの」へ連れて行ってもらった。

  

  👇 中に入ると、童話の世界。

 👇 壁の挿絵は、安野光雅さんの作。 ボケ写真になったが…。

 「絵本作家、安野光雅さんの世界観をテーマに作られたカフェで、店名も”Anno”。
 呉羽山の小高い山を越えた畑や農家がある集落に、突如素敵な民家カフェが現れます。絵本からでて来た、と言いたくなるようなぽんぽんのホットケーキ!だそうです。ナイフを入れてみると、ふわふわ具合が伝わります。下までスーッと切れちゃう。キメ細かい気泡が均一で、中は黄金色。」とネットに紹介してあった。

 もともと農機具小屋だったそう。呉羽の梨畑が広がる丘陵地帯に佇み、冬は薪ストーブの穏やかな温かさが広がる幸せな場とのこと。私たちは、「ハンバーグ定食」を注文した。ボリュームのあるハンバーグ、写真では見えないが小鉢の煮ものも美味しかった。ロールキャベツ定食も好評のようだ。

 「峠の茶屋 Anno あんの」:パンケーキ、ハンバーグ、ケーキ、自然食

 営業時間: [火~金・土・日]
       11:30〜15:00 LO14:00
       14:00〜18:00 LO17:00
 定休日:月曜日、祝日
 住所:富山県富山市茶屋町1025 地図をみる
  ☎:076-482-4344

 👇は、ラベンダーとメドーセージ。真夏の太陽の下で根をはっている。実物はもっときれいだったが…、熱中症が気になり、長くカメラを構えられない。


Line の効用~新聞投稿欄

2018-07-17 | 日記・つぶやき

 毎日暑いですね。高岡では3日間猛暑日が続いたようです。今日(17日)は病院の帰りに文苑堂書店に寄ってみました。探した本は、心房細動、認知症、ちぎり絵の本など。買ったのは自分用の「心房細動に悩むあなたへ」の一冊のみですが。

 さて、Lineを始めて約一年。息子との会話が増え、趣味の会の連絡が便利になり…などと今まで何度か書いたけれど、もう一つ意見や感想交換ができるのも楽しみになりました。

 15日(日)、友人からLineにこんなメールが入りました。「赤坂自民亭」の宴会についてです。「自民党が5日の夜、酒盛りをして騒いだと言う。豪雨の情報があったのに、と批判されている。私が最も驚いたのは、そのメンバーに上川法相がいたこと! 翌日にはオウム関連で7人が死刑されるのに、その執行を命じる人物が世界中が報道するかもしれないのにドンチャン騒ぎ! 写真を見てどんな頭脳と感性をしているのかと。……」

 👇はその時拡散された写真の一部だが、似たようなのが6,7枚ネットにアップされましたね。それぞれ出席者が自分のTwitterなどに載せたのです。嬉しそうに、自慢そうに、これ見よがしに、いかにも拡散されるのが目的のように見えました。

 最初、私が感じたことは、幼稚園のお楽しみ会の印象、私たち自身も先日「誕生会」と称して似たような「お楽しみ寸劇+宴会」を開き、ブログにアップしたばかりなのです。それと全く変わらぬ光景に、幼稚だな~、レベル低いな~と言う印象でした。

 ところが死刑執行の前夜だったのですね。友人は続けています、「いくら極悪人でも、死には尊厳があっていいはず。」そして、その日のA紙の投書欄に同じ意見が掲載されているから読んでみて、と言うのです。

 👇は、その投書です。「死刑前夜に宴会 想像力を疑う」京都府の医師(69歳)

 (前略) わたしは単純に死刑廃止論を唱えるものではありません。しかし、仮に万死に値する死刑囚であっても、その人が死に直面する深淵は単純に議論で尽くせないものがあります。
 ところで、西日本を中心とする豪雨災害で、すでに大雨の予報が出ていた5日夜に、自民党議員が宴会をしていた写真が議論を呼んでいます。もうひとつ深刻なのは、その翌日にオウム真理教の7人に死刑が執行されることが決定されていたのに、安倍晋三首相や上川陽子法相が出席されていたことです。
 このような社会的大事件に際しての死刑執行の決定には、過酷なほど精神を労されたと推察いたします。ならば、死刑執行の前日には、祈り、沈黙、自問に留まられるものではないでしょうか。
 宴会当日の写真は、歴史的な死刑執行が行われる前夜のあるべき空気とはあまりにもかけ離れたものです。これは宗教的次元というより、人が生きてあることに対するセンスと想像力の問題だと思います。自覚をお願いいたしたいと思います。


「葛の会」洋画小品展 

2018-07-16 | 美術

 6月末から慌ただしく過ごした半月間だった。ホッと一息ついた7/15(日)、午前中コーラス「いちご」で歌って来た。予定では芦屋へお見舞いに行っているはずの日、残念ながら、義弟の急死で葬儀に参列することになったのだった…。
 「ふれあい福祉センター」での久しぶりのコーラスは、いつものように発声練習もたっぷり。「瀬戸の花嫁」と「白いブランコ」を練習した。たぶん「ボランティア広場」で歌うのだろう。2曲ともアルト次第で美しいハーモニーが作れる曲。

 午後は高岡文化ホールの「葛の会」洋画小品展にまわる予定だったが、あまりの暑さに家に一旦戻った。体力が持たない。夕方涼しくなるのを待ったが…。
 👇 高岡文化ホール、エレベーター前の貼り紙。3階展示室へ行くとたくちゃんのお出迎え。

 👇 2点はたくちゃんの作品。「アジサイ」と「湖畔」。

 👇 Iさんの「美人林」。

 👇 Fさんの「バラ」

 👇 Yさんの「レモンと薔薇」

 👇 Kさんの「ピアノレッスン」

 👇 Tさんの「くつろぎ」

 👇 越谷なつみ先生の「春風」

 コーラスと絵画で心は大満足、暑さを克服できた一日だった。


人も家もそろそろ寿命? & 8月の禅語

2018-07-15 | 日記・つぶやき
 
Line と 息子 (再)
 7/11(火)は富山市の気温が全国一だったそうですね。9時の「ニュースウオッチ」では建設現場で働く作業員達の暑さ対策を紹介していました。それを見て、現場で働く息子にLineでメー......
 

  👆は昨年の私のブログ。ラインを始めたばかりの頃。その後も便利に楽しく使っています。

 6月半ばから始まった隣家の解体作業が半月以上かかり終了した。今は草も生えていない更地だ。我が家の西側の浴室、トイレ洗面所などがとても明るくなった。涼しい風も入るが西日も射す。時を同じくして、我が家の前部分を建ててもらったセキスイハイムから25年点検に来られた。屋根、外壁のメンテナンス、ついでに玄関ドア、外灯の見積書まで頼んだ。
 と言うのは、「この家も隣家同様、いずれ解体するのでメンテナンスは不要です」と言う私に、「当社の建物は丈夫なので、むしろ解体に費用がかかる、メンテナンスをして貸す、売ることを考えた方がいい。そんなサポートもしています」と言われ、見積もりをとることにしたのだ。

 そのうちに、家のメンテナンスではなく、私の身体のメンテナンスの話が持ち上がった。3年前から東京や千葉の友人から”カテーテルアブレーション”の話を聞いた。心房細動の患者に施す手術である。テレビの健康番組でも、各局が繰り返し報道している。
 地方では関係ないわ、と思っていたが、最近身近な知り合いや友人が県内の病院でその手術を受けており、私も強く勧められるようになった。かかりつけ医院に紹介状を書いてもらい先日総合病院で診察を受けたら、年齢や経過年数を考えると成果は50%と言われた。
 家にしろ健康にしろ、最後は息子に相談することになる。頻繁にラインを使うようになった。それぞれの都合のいい時間帯に会話しているように話せるのがいい。

 👇は、7月中旬のお茶教室。水指は大蓋。  

 👇 主菓子は「花火」。   

  👇 お干菓子は、お盆のお供え?        

  👇 みき子さんからいただいた絵葉書。日本橋・三井記念美術館へ行って来られたらしい。「不昧公没後200年展」か? ”椿蒔絵香合” 原羊游斎 作とある。みき子さん、ありがとうございます。

  👇のお軸は、「雲悠々 水潺々(くもゆうゆう みずせんせん)」。 

  「雲悠々水潺々(くもゆうゆう みずせんせん)」:青空に雲が悠々と浮かび、動いているのか止まっているのかわからない。一方、水はさらさらと、ひとときも休むことなく流れ続けている。一句全体は静中動あり、動中静あり、無心であることは共通しているが、ここでは、計らいを断ち切り、静と動とが相則した境地を表現したものといえます(ネットより)。8月の禅語だそうです。


映画「空飛ぶタイヤ」

2018-07-13 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」(トップ写真)が刊行された時、「面白いよ~」と勧めてくれたのは案山子さん、すぐに図書館で借りて読んだ。
 三菱自動車のリコール隠しが新聞を賑わせたのはその数年前。横浜で走行中のトレーラーのタイヤが外れて飛び、歩道を歩いていた母子3人に衝突、母親が死亡する事故が起こった。原因究明のための新聞記事の中に「ハブが…、ハブが…」と書かれていたのを今でも覚えている。夫の3番目の弟が三菱自動車に勤務していたから関心が深かったのかもしれない。この企業小説の中でよく使われた”コンプライアンス ・compliance "と言う言葉の意味が飲み込めず、息子に聞いたりしたものだ。

 そのうち2009年だったか、wowowでドラマ化された。初回だけ無料で見られた。そのドラマがその年のTVドラマ部門の賞をいくつもとった。そして全5回が無料の日があり、もちろん録画した。その後見ることはなかったが消さずにいた。
 👇は、HPから。赤松:仲村トオル、 専務:大杉漣、 沢田:田辺誠一、 井崎:萩原聖人、 狩野常務:国村隼 …である。

 今年映画化されると知り、映画と見比べてみたいと思っていた。👇は映画ポスター。

 さて、今年の映画化に当たり、「三菱」の「み」の字も出て来ないのが不思議だった。単に「3人のイケメン俳優」が主演などと宣伝されている。もう忘れ去られた事件なのか、未だに何らかの圧力があるのか?

 7/11(水)は、かなり早くにSAさんと約束した日、楽しみだった。

  さて映画だが、大筋はきちんと押さえてある。中小企業の運送会社社長が父親から継いだ会社と社員とその家族を守るために、財閥大企業に立ち向かう姿に感動する。警察の立ち入り調査を受け、事故の原因は整備不良と決めつけられ、遺族から罵倒され、八方ふさがりになりながらも…、更に銀行に融資を断られ、発注停止に落胆し、それでも同じ事故例を探して全国を廻る。製造会社の内部告発もあって、タイヤのハブが不良品だったとわかるまでの闘いが丁寧に描かれる。赤松を演ずる長瀬智也もなかなかいい。

 が、やはり2時間と言う時間制限のためカットされた部分が結構ある。TVドラマでは、赤松と先代の頃から務める専務との心の交流や、赤松がPTA会長をしておりPTA役員の一部から陰湿な非難を受けること、沢田の家庭での夫婦の会話、井崎が狩野の姪と結婚寸前と言う苦しい立場にありながら調査役としての仕事を全うしようとする姿…など、それぞれの立場での心の葛藤が細かく描かれ、人間像が更に深まる。大企業の中での部署間の競り合い、信頼関係の無さから内部告発が生まれる過程もテレビの方がわかり易い。
 佐々木蔵之介が富山弁で地方の運送会社の実情を話す場面はテレビにはあったかどうか?(まだ2度目は最後まで見ていないので)記憶が定かでないが、本木監督(富山県出身)の一存?かと思うほど富山弁が上手かった。

 👇は、「ぶどうの木」で食べた遅めのランチ、”あさりとブロッコリーのプーリア風ニョッキ”


久しぶりのお稽古&パリ土産

2018-07-10 | 能楽

 7/5(木)、久しぶりの「能楽お囃子教室」だった。一度はお休み、富山宝生会の時は首が回らず欠席し、もう一度は芦屋行きで欠席した。
 この日、上田先生はお休みで瀬賀先生が太鼓のお稽古をつけてくださった。練習もせずに行ったので間違ってばかり。腕も上まで上がるか?心配だった。が、太鼓を打つのはやはり楽しい。何やかやと言いながらもまだまだ止められないな~。

 謡は「昭君」と「小督」のお稽古。「昭君」は高岡薪能の時の素謡、「小督」は三派謡曲大会の素謡(無本)だ。まだ一カ月あるのでしっかり練習したい。
 富山薪能(7/31)の番組をいただいた。お能は、家元の「高砂」だ。ぜひ行きたい。以前、瑞龍寺の燭光能の券をあげたMiTUの友人が、昭和20年8月の富山空襲の日富山市の親戚の家にいたそうだ。が、なんかの理由でその日の夕方高岡へ戻っており、その夜の空襲に合わずに済んだ。富山空襲を偲ぶ「富山まつり」の前夜祭として開かれる「薪能」、いつか見たいと言っておられたらしい。

 そんな話を山崎先生にしていたら、夕方雨の中をわざわざ我が家まで番組を持って来てくださった。 

 ところで、私が平米のお稽古を休んでいる間に、ご夫婦でパリ旅行に行って来られたMEちゃん。ご主人も退職され、晴れて二人で自由に旅ができる時間が持てるようになったのだろう。パリに8日間滞在したそうだ。ルーブルはもちろん、オルセー、オランジェリーと美術館巡りもしたとか。
 私が夫と初めてヨーロッパ旅行に出かけたのはまだ現職の頃だった。当時は、夏休みが自由にとれた…。名付けて「西欧スタンダードプラン」、イギリス、フランス、ギリシャ、スイス、イタリアと5か国回った記憶がある。パリで何日か自由時間があり、やはり美術館巡りをした。オランジェリーのモネの「睡蓮」の部屋を今でも思い出す…。懐かしいな~。

 👇は、お土産にいただいた”マキシムドパリ”のチョコレート。


名水点て & うちくる(住宅型有料老人ホーム)

2018-07-09 | 茶道

 7/9(月)午前、茶々姫さんのお茶教室は月曜組のお稽古日の日だ。が、最近よっしーちゃんが仕事や親戚の行事などで土曜日のお稽古に参加できず、熱心な彼女は、月に1度でもお稽古をしたい、と月曜の午後仕事をやりくりして通っておられる。9日、私は、午前中は来客があるが午後は空いていたのでお付き合いをした。誕生会の精算の用事もあったのである。

 この日は、「鶴瓶水指」で”名水点て”。よっしーちゃんのお濃茶をいただく。蔵野町の名水と言うことで檜木の香のする甘味のある名水もいただく。 

 外は猛暑。が、クーラーの効いた涼しい部屋から見るお庭の緑が美しい。お稽古の後、スマホのラインの動くスタンプを何種類か取り込んでもらったり、茶々姫さんと3人でお喋り。息子に動くスタンプを送り驚かせてやろう。
 👇 よっしーちゃんの差し入れのごもく御飯。夕飯にいただいた。

 明日、親戚の方が砺波の「うちくる」と言う老人ホームに入られるが、ネットで調べたら以前から気になっていた古定塚の建物と外観がよく似ていた。茶々姫さんに聞くと、やはり「うちくる」と言うホームで、茶々姫さんもお姉さんのために一度見学に行きパンフレットをもらって来たそうだ。

 私も通り道なので帰る途中に寄ってみた。

 中も案内してもらった。2階建てで個室が32室、トイレ、浴室、食堂、リビングは共有スペースのようだ。
 👇 玄関ロビー。

 福野の「やどりぎ」もこんな感じだった。最近、増えたのだな~。


ルビーの会・誕生会’18~「狂言・附子」

2018-07-08 | イベント

  7月3日(火)、恒例の「ルビーの会・誕生会」が開かれた。全員参加になってからは初めての泊りがけプログラムである。7月生まれ4名でスタートした頃小矢部市「滝乃荘」で一泊した。「ルビーの会」と言う名もその時ゲタ姫さんが命名されたもの。

 ちょっと豪華なランチの会だったのだが、寸劇を始めたのは4年前か? 初年度は、「平成桃太郎」、2年目に「狂言・末広がり」、3年目が「かぐや姫」、今年は4年目で「狂言・附子(ぶす)」である。シナリオはすべてなはさんのオリジナル。
 全員に役がつくので、写真は一部しか撮れなかった。(後で追加できるかも?)
 まず、ささやかなケーキにローソクを立て、”Happy Birthday to You!”歌うお祝いセレモニーを行う。そして、狂言「附子」の始まりはじまり!!

 👇 主が、附子の番をするように言いつけて出かけた後、太郎冠者と次郎冠者は附子が気になって仕方がない。「附子の方から気味の悪い風が吹いた」などと言いながら、近づいたり離れたりしている…。
 太郎冠者:身共が思うには、あの附子をそっと見ようと思うが、何とあろうぞ。
 次郎冠者:いや、ここな者が何と言う。あのような大の毒を見らるるものか!

 などと言いながら、お互いに扇子で扇ぎながら風をよけ桶に近づき、蓋をとる。
 太郎冠者:精を出して扇げ、扇げ。
 次郎冠者:扇ぐぞ、扇ぐぞ。

 蓋をとって見ると、中には黑くどんみりとしてうまそうな物が入っている。太郎は「行て食て来う」と言い、次郎は「ならぬ」と袖をつかみ離さない。

 太郎冠者(謡いながら桶に近づく):名残りの袖を振り切って附子の傍にぞ寄りにける。
 👇 太郎冠者は、扇を取り出し、「アムアムアム」と桶の中の物を食べ始める。「ありゃ、食うたわ、おのれ今に死ぬぞ」と言っていた次郎冠者も…。

  二人が桶を取り合って、砂糖をなめていると、踊り子が現れ、「私にも一口食べさせてください」
「では、お前さまのダンスを見せて下され」
 さらにそこへ、白馬に乗った王子様が現れ歌を歌い、歌に合わせ踊り子が扇をかざして踊ります。

  👇 次に現れたのは万葉の歌人。自作の歌を朗々とした声で読み上げる。
    ♪ 装ひて 附子を演ずる乙女らは ルビーのやうに夏に輝く ♪ 

 👇 全員で附子をなめているうちに桶は空っぽに…。太郎冠者の悪知恵で、主が大切にしている掛け軸を破り、それでは足りぬと天目茶碗を打ち破り、「エン エン、エン」と全員で泣いていると…

 👇 主人が帰って来て…。「一口食えども死なれもせず。」「二口食えどもまだ死なず。」 「三口、四口。」 「十口あまり。空になるまで食うたれども死なれぬことのめでたさよ。あらヨイヤサ、ヨイヤサ」 
 「おのれ横着者、捕らえてやるぞ。」 「ああ、許されい、許されい」 「やるまいぞ、やるまいぞ」

 この後、宴会の始まりです。熱演でお腹が空きました。


ルビーの会・誕生会’18~この日のための「和歌一首」

2018-07-05 | イベント

 7月3日(火)、恒例の「ルビーの会・誕生会」が開かれた。2度目の泊りがけのプログラムである。15年ほども前か、茶々姫さん主催で”純粋な7月生まれ誕生会"を開いていた頃、小矢部市「滝乃荘」で4名で一泊している。「ルビーの会」と言う名もその時ゲタ姫さんが命名されたもの。その後、全員の誕生会をまとめて7月に開くようになり、積立貯金をするようになった。チョッと豪華なランチの会と言う程度のお楽しみ会だった。寸劇をするようになったのは4年前から。初年度は、「平成桃太郎」、2年目に「狂言・末広がり」、3年目が「かぐや姫」、今年は4年目で「狂言・附子」である。シナリオはすべてなはさんのオリジナル。

 さて、👇は今年のプログラム。「ひみのはな」で、泊りがけとなった。

ルビーの会「誕生会」プログラム
                                   平成30年7月3日(火)
                              「ひみのはな」
                               集合:午後3時頃

 1.   バースデーケーキ・カット & ♪ Happy Birthday to  you ♪   
   
記念撮影
 2.   はじめのことば & 乾杯
 3.   寸劇 「狂言・附子」
 4.   楽 し く! 会 食                                                                
 5.   終わりのことば   

     参加者: 1月:案山子さん 3月:よっしーちゃん、みきこさん 4月:タクちゃん 
    
7月:清姫、ようこ姫さん、茶々姫さん  8月:SAちゃん  11月:なはさん

 今年もお互いに 皆が それなりに元気で 誕生日を迎える(た)ことを喜び合いましょう。

 👇は、今年初参加のみき子さんの自作の一首。

 最初の文字が欠けていて読みにくいが、とても素敵な一首。

  装ひて 附子を演ずる乙女らは ルビーのやうに夏に輝く

 みき子さんはKI新聞に投稿し、よく賞をもらっておられるが、この日に向けてこんな素敵な歌を作り、短冊に記し、朗々と読み上げてくださった。寸劇の様子など次回にアップします。


祝・お誕生日

2018-07-02 | 日記・つぶやき

 北陸の梅雨は明けたのだろうか。一週間ほどバタバタと過ごし、季節の便りに気づかぬ毎日だった。そう言えば数日前が「夏至」だったな~。

 7/1(日)、この日も朝から暑く真夏のよう。前夜芦屋から帰ったばかりの義妹と一緒に二上山の我が家のお墓に義弟のお骨を納めに行った。普通なら四十九日の法要をしてからとなるが、事情でいろいろなことが異例となる。
 帰りに、二人でゆっくりとランチをとり帰宅、ホッと一息ついた。やるべきことはまだまだたくさんあるが、私には多くのことはできない。できることを微力ながら、と思っている。

 そこへ、珍しく風子さんが訪ねて来られた。ブログを見て心配になり寄ってみた、と仰る。ご主人が義弟と高校か大学で同級生なのだ。お土産に”さくらんぼ”をいただいた。
 昨年息子が「さくらんぼマラソン」に参加した山形・東根のチェリー、「小さな恋人」だ。美味しい。

 
 そして、今朝、7月2日(月)の朝、いつものように千葉のasaちゃんから「祝・お誕生日」メールが届いた。すぐ下の妹さんと私の誕生日が同じ。毎年、朝一番でお祝いメッセージが届く。👇は、スマホに届いたのをコピーしたもの。実物は、☆がキラキラまたたきながら動いている。 
 Subject: 祝・お誕生日🎉 

おめでとうございます😌身体に気をつけて、青春して下さい❤
 
  青春? ちょッと無理かな~? でも、明日は恒例の「お茶教室の誕生会」、初めて一泊する。楽しんで来ましょう。 娘からもPCに「おめでとうメール」が届いていた。