10/28(金)、今年最後のハイキングだった。4月から10月まで、月に一度、(頼成の森)、増山城跡、牛嶽、白木峰、(伊吹山)、ハゲ山、二上山と言う活動状況である。頼成の森は私の都合で不参加、伊吹山は道路が不通になり中止となり、私は5回の参加で今までで最高だと思う。
二上山は、夫が好きだった山で、子ども達が小さい頃よく連れて登っていた。秋の夜虫の声を聴きにドライブしたこともあった。勤めていた頃は、”カントリー・ウオーキング”で何度か歩いた。最近は、「高岡市民歩こう会」で年に1度は行く。ほとんど万葉ラインを歩くのだが。
さて、この日も秋晴れだった。9時、「平和の鐘」駐車場に集合。「大師ヶ岳山頂」(253m)、「二上山山頂」(274m)、守山城跡の3つの山を征服するのが目的である。万葉ライン道路は車で(4台に分乗して)移動し、登り口から登る方法だ。
まず、大師ヶ岳を目指す。道は落ち葉でふかふかして歩きやすい。こんな大きな竹林が続くとは知らなかった。(トップ写真、↓も。)
かなり急な登りもあったが、いつものように花の名前、木の名前、木の実の名前が次々と話題にあがり、飽きることなく疲れも感ぜず歩けた。もちろん息切れはするし、私はもっぱら聞き役だ。↓は、つりふね草。
↓は、アキノキリンソウ。もっと群生していたのだが上手く撮れなかった。
↓は、マムシ草の実。あの花から想像もできないきれいな赤い実だ。(拡大して見てください)
↓は、アリドオシ(一両とも)。赤い実に目が二つあるのが特徴(はっきり写っていないが)。
↓は、山頂から見える海。目の弱い私が、「あの橋は?」と聞くと、「突堤やよ、雨晴かな?」とまめさん。空と海の色の区別がつかない。
山頂の櫓付近に、3等三角点があった。
同じ山道を下り、大伴家持像付近から二上山を目指す。↓は、お馴染みの「家持像」。29歳で越中に赴任し、5年間国守として務めた若々しい姿だ。(少し傾いているのはカメラのせいです)
二上山頂には日吉社の祠がある。木の種類をたくさん教えてもらったがサッパリ。小さな赤い実がいっぱいついている木がアズキナシ。
ここで記念撮影をして、昼食だ。
最後が守山城跡。「城山」だ。守山城の本丸のあった所。春は桜の名所。平和観音像が建っている。
ここからは、小矢部川の蛇行がよく見える。小矢部川は石川県と富山県境の大門山が水源、急流の多い県内河川では珍しく、蛇行しながら流れる緩流河川だそうだ。
富山湾に注ぐ河口も見渡せる。能町~伏木の赤い橋。
↓は、伏木万葉大橋(青い橋)。
立山連峰が見え、剱岳もはっきりわかる。山好きのメンバーは、山の名前を一つ一つ上げていた。
山の名前だけでなく、椚(くぬぎ)の実、アベマキの実など、山道に落ちているいがを剥いて調べている人もいる。栗の実しか知らない私にはこれもサッパリわからない。
↓は、万葉ラインの傍に咲く、野路菊。
その後、「万葉植物園」を散策し、鐘つき堂に戻り、「万葉荘」で反省会だった。