Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

日本橋三越界隈

2009-08-31 | 旅行

 3日目、三越劇場で観劇の予定。たまたま新聞に紹介されていた「花の元禄後始末」。場所が便利、開演時間も都合がよく、チケットもそう高くない。淡島千景さんと先日の「ハーヴィ・・」の時のNLTの役者さんが何人も出ておられるので決めた。喜劇らしい。

 3日間、上野と九段下を何度も往復したが、地下鉄は「三越前」で乗り換える。この駅は以前2年余りOLをしていた時によく利用した駅で懐かしい。12時開演なので、辺りをしばらく散策した。文明堂の通りなど昔のままだが、工事中のビルがあったりで雰囲気は変わっている。
 三越は新館が建ち、入り口には大きな暖簾がひらめいていた。トップの写真は2頭のライオンが座る正面玄関。下は横の入り口で、傍には広重の「名所江戸百景」の版画が展示され、越後屋(旧三越)の大店暖簾(おおたなのれん)が見える。これを真似て創業祭に作ったものらしい。

 
              

 

 正面玄関を入ると、昔のまま中央ホールに「天女像・まごころ」がそびえていて、ちょうど午後のチェロコンサートのリハーサル中。東京芸大の卒業生らしい。聴きながら一休みをした。
       


 6階の三越劇場は小ホールで目の前が舞台なので、親しみ易い。お弁当を買って席に着く。

 元禄バブルが弾け、世は不景気の真っ只中。豪商紀伊国屋文左衛門(林与一)も裏長屋でニートになっている。もう一度商いをしたいが元手がない。そこで元花魁の妻(淡島千景)が思いついたのが「生前葬」。文左衛門を死んだことにして香典を集め、それを元手に一商売し一周忌には倍付けで返すというもの。
 計画は順調に進むが・・・次々に愛人や子どもが現れ、将軍吉宗からまで同郷のよしみで香典が届く・・・さあ、どうする?道化役(進行役)として、福の神と貧乏神が何度も登場、不景気を嘆いては「政権交代」を何度も口にするのには、笑いながらも驚いた。
 
 史実に基づいているかどうかは知らないが、大いに笑い、大いに楽しませてもらった。  

お芝居はほんとに面白い。 これを持って3日間の小旅行はオシマイ。


上野公園にもミンミン蝉が・・・

2009-08-29 | 旅行
 東京での2日目は、上野公園西洋美術館前10時半待ち合わせ。
この日は川越の友人2人と。1人は小中高の同級生のMさん。もう
1人は、東京での学生時代の友人のTさん。いつぞやMさん宅に泊っ
た時、Tさん宅が近いとわかり二人も友人にと言ういきさつがある。

 朝食後ロビーで新聞を読んでいたら、同年配の女性に話しかけ
られた。福井の方で二人の孫娘と上京、今日は孫と別行動で浅草へ
行くと言われる。

 上野公園は夏休みの終わりでもあり、子供づれで一杯。皆、どこ
へ行くのだろう?動物園?
 私たちは、都美術館の「トリノエジプト展」を見る予定にして
いた。昨冬フェルメールを見たのと同じ美術館。2階3階と階段
があり疲れるが、エジプトへ行ったことがないのでせめて、との
思い。ただし、行列なら変更する予定だった。
 入り口前の中庭はガランとしている。いつも大道芸をしている
場所で二胡の演奏かと思ったら鋸演奏者。前に立って聴いている
人。そのくらいガランとしていた。

   

 フェルメールの時7曲がりほどしていた正面玄関前も、「アメン神
とツタンカーメン王」の大看板だけ。トップの写真は、「イビの石製
人型棺の蓋」。
 イタリア北西部、冬季オリンピックのあったトリノには大英、ルーブル
に劣らぬ古代エジプトコレクションがある。その中から、大型彫像、
ミイラ、色彩木管、パピルス、ステラ(石碑)等等が約120点、公開
されている。しかもトリノ・エジプト博物館の展示方法をそのまま(照明
と鏡を使う独特の演出)採り入れており、薄暗い空間にいると自分か
彫像か、錯覚を起こすほどだ。
 館内は混んでいたが、それでも自由に好きなだけ鑑賞できた。
                      
                    

 昼食は西洋美術館内のレストランでパスタを食べながら休む。
その後、九段へ戻り「昭和館」の展示を見ようと思っていたが、
二人ともそこまで付き合ってあげるとのこと。川越まで戻らなけれ
ばならないのに。それぞれご主人には遅くなると言ってきたとか。
有難く甘えることにした。
 「昭和館」は戦中、戦後のくらしを後世代に伝える国立の施設だ
そうだ。昭和21年に国民学校に入学した我々の世代にとっては感慨
深いものがある。今年で10年目、開館10周年記念の特別展示「記さ
れた想い~手紙と日記にみる戦中・戦後~」を開催中だった。
 戦地の父から家族への手紙やはがき、疎開児童から家族へのはが
き、配給物絵日記などなど。シラミ退治のDDTをかけられた子どもの
絵日記もあった。

 下の左は「昭和館」入り口のポスター。右は東京から福光へ疎開
していた女の子のはがき。東京へ帰ることになり、福光を午後2時
頃、高岡を4時頃に発ち、東京へは翌日朝6時に着くことがこまごま
と書かれている。



 今年1月、「絵手紙で伝え残したい記憶」として絵手紙を募集したら
57歳から91歳までの方から400点近く応募があったそうだ。下はその
展示。
          

 九段会館へ戻り、レストランで乾杯、夕食を食べ、またまたお喋り
をして、川越へ帰って行かれた。二人だから遅くなっても大丈夫、と
言って。わざわざ私の上京に合わせて時間を割いてくださり感謝、感
謝だった。

九段坂ではミンミン蝉が・・・。

2009-08-27 | 旅行
 小中学校の関東支部同窓会(大げさだが)を数十年前からお世話し
ておられるKさん。難しい病気を抱えながらも、春、夏、冬の年3回必ず
開いておられる。私もリタイアちょっと前から春の箱根の会によく参加
している。今年は春に行事が多く行けなかったので、夏の暑気祓いの
会に出ようと決めていた。

 だが、なかなか連絡がない。もしや?と心配していたら、案の定、検
査で8月は無理、9月以降になるとのこと。お気の毒に。私はと言え
ば、9月から11月まで太鼓と謡のお浚い会や発表会が目白押しで、気
の休まる暇もない。同窓会は諦めようと、急きょ一人旅を計画した。
 
 日頃用事で上京した時はなかなか会えない友人と会う、ゆったりと
余裕のある計画にし行ける所だけまわる、この二つを目標に、2泊3日
の日を見つけた。友達3人に予定を聞き8/24~26に決定。昨年のフィ
リピンの旅を機に遺族会に入ったので九段会館が安く泊れる。
 JRチケットは行きは自由席。帰りは指定をとった。自由席にしてよか
った。前日までの疲れもあり24日朝ゆっくり過ごし、予定より一電車
遅い「はくたか」に乗った。

 上野で降り、地下鉄で九段下へ。九段会館で遅い昼食をとる。夜、
新宿でSさんと会うので、それまで周りを散歩する。千鳥が渕から靖国
神社まで。九段坂はだらだらと長い。ミンミン蝉がしきりに鳴いている。
高岡でも聞かないのに。やはり緑が多いからだろうか。
 下は「千鳥が渕」。 
             

  千鳥が渕は、1606年江戸開府とともに築かれた内堀の一つ。
かつては渕の形が千鳥に似ていたそうだ。以前、お花見時に夜桜を
見たことがあるが、それは、花に埋もれそうな美しさだった。古くは
明治14年の古木があるとのこと。ところどころに包帯を巻かれたよう
な古木がある。

    

 坂を上がり、靖国神社へ向かう。12月の参拝の時は工事中だった
能楽堂が完成していた。明治14年の建築、東京では最古の能楽堂だ
そうだ。野外で観る能は、瑞龍寺の薪能のようなものか。逆光のため
鏡板もはっきり見えない。

            
 
 お参りをした後早めに新宿へ向かう。地下鉄駅がすぐ傍で便利。
できるだけエスカレーターを探すが、階段しかない所ももちろんある。
何と言っても二重三重に地下鉄が走っているのだから昇降は当然だ。
今回はスイカのおかげで改札は便利だった。
 Sさんの指示は、新宿駅西口京王デパート正面玄関の椅子。待ち合
わせの場所らしい。上手く会え、店内のレストランで食事をした。
彼女は、以前「万歩計」で紹介した、一日2万歩歩いたと自分でも驚い
ていた友人。この日も船橋の次女さん宅から到着。方南町の長女さん
宅に泊るそうだ。
           

カフェ・ミンピ

2009-08-22 | 食物
 親戚の呉服屋さんから「日中共創夢舞台」のチケットを2枚いた
だいた。彼女は詩吟の先生で、「二上山の賦」の合吟に出演され
た。長い舞台でかなり疲れたので、ちょっと休んで帰ろう、という
ことで入ったのが、公園傍にあるこの「カフェ・ミンピ」。

 以前くまさんのブログに紹介されていつか行きたいと思っていた
店だ。一緒だったSさんは、いつか、急に雨が降りだし友達と駆け
込んで珍しいジュースを飲んだ店とのこと。
 大体この辺と言いながら見過ごしてUターンで戻って見つけた。
こんな大きい看板。次はもう見落とさないぞ。(トップの写真)

 Mimpi とはインドネシア語で「夢」のことだそうだ。店内は20席。
そのうち6席は仕切りがしてありミーティングに使える。店の前が
古城公園外堀で樹々の緑が美しい。

               

 壁に夢のある大きな樹の絵が架けられている。これは奥さんの
友達の作で材質が発泡スチロールと聞き驚いた。だから全体に
柔らかいイメージ。「ここにサッシの窓がありましてね~」との
マスターの言葉にまた驚いた。
                

 さてメニューは、「朝のごはん」、「昼のごはん」とあるが、もう夕方
ピザとパスタを1個ずつ注文し、取り分け皿をもらって二人で分けて
食べた。それぞれサラダがついて、1人分930円。





 マスターと奥さんの若い夫婦で経営しておられる。インドネシアが
お好きのようでバリ島の話で盛り上がった。

映画”HACHI 約束の犬”

2009-08-20 | 映画・テレビ・演劇・芸能
 8/17(月)、姫家はお孫さん一家が帰られ、我が家は息子が帰省
せぬままお墓参りを済ませ、お互いにポッカリ日が空いた。茶々姫
教室は夏休みのままで情報交換の場もないことから、お久しぶりネ
デートで映画鑑賞となった。

 選んだのは”HACHI”。私が、子どもの時は別として、17歳で初めて
1人で上京し友達の家に行った時、「渋谷駅ハチ公出口を出て、京王
バスに乗り・・」と言われて以来のハチ公だ。その後も時々ハチ公の
前で待ち合わせをした。
 映画を見てわかったが、忠犬ハチ公は1923年生まれ(たぶん)、
1935年没だそうだ。私が生まれる前の話と知り驚いた。そんな昔の
しかも日本の忠犬のの美談をハリウッド映画にするなんて・・・。
どんなリメーク?と言う興味とリチャード・ギアが出ること、新聞の紹介
記事の「目立たぬ存在へ優しい眼差し」と言うタイトルに惹かれた。

 まだお盆の続きだからかすごい行列で、ボンヤリと喜久屋の前で
待ち合わせていて遅れ、導入部を見そびれてしまった。
 主人公(人間の方の)の大学教授の孫息子が小学校の授業で”My
Hero”と言う題のスピーチでハチのことを話す場面から始まったらし
い。日本のお寺からアメリカへ秋田犬の仔犬が送られて来て、リチャ
ード・ギア扮するパーカー・ウイルソンが大学への通勤列車に乗る
ベッドリッジ駅で荷物から転げ出て、パーカーが拾う。駅にも預かって
もらえず結局家まで連れて来て、妻に反対されながらも最後は飼うこ
とになる。
        
             (A紙の紹介記事より)

 仔犬は「八」と文字の入った首輪をつけており、日系人の教授に縁
起のいい文字だと教えられ、「ハチ」と名づけられる。ハチは毎朝駅
までパーカーを送り、夕方5時には駅でパーカーを待つ。ハチと家族の
ようすや、駅員や駅前の店の人達のハチへの温かい気持が淡々と描
かれる。ハチから見た光景がモノクロ映像で映し出される。(犬は色盲
だそうだ)もちろんハチは喋らないからハチの気持を表しているように
も思える。
 
 パーカーは音楽の教授で、ある日学生達にユニークな授業を行って
いる最中に倒れそのまま帰らぬ人となる。冗談かと思われるような
その最期が衝撃的だ。
 ハチは娘夫婦に引き取られ、遠い町へ引っ越すことになる。しかし、
彼は長い道のりを線路を伝ってひたすら走り、定刻の5時には定位置
に座りパーカーを待つのだ。来る日も来る日も。雨の日も雪の日もで
ある。

 ハチ役の秋田犬は仔犬の他に成犬を3匹使ったそうだ。少しずつ色
が違うのでメーキャップをして。最後によぼよぼになり死ぬまでの犬
にも汚れたメーキャップをして。
 吹替え版しか上映しておらず、犬は鳴き声だけだがパーカー役は北
王路欣也で優しい良い声だった。最近のテレビでの銀行家や総理大
臣とは全くイメージの違う声。また、字幕版では「ハーチ」と言う独特の
アクセントで呼ぶようだ。

 よく知っている単純なストーリーだが、それゆえかタップリと泣かされ
た。日本の「ハチ公物語」をも見た人がおられれば感想を聞きたいものだ。 

魯山人寓居跡

2009-08-19 | 旅行
 カンポの宿山代のおさんぽマップを見て、まず行こうと決めたの
は、「魯山人寓居跡 いろは草庵」だった。

 北王路魯山人は、1883年京都の生まれ、書家、篆刻家として知ら
れる。山代温泉へは細野家の食客として刻字看板を彫る目的で来る。
須田窯の看板がソレ。写真を撮らなかったのが残念。須田家へ出入り
するうちに陶芸に惹かれて行く。加賀の食文化にも傾倒して行く。
 そして加賀料理や作陶も学んだそうだ。「いろは草庵」は山代の
文化サロンとなり、当時は旦那衆が集り美術談義をし茶会を楽しん
だそうだ。魯山人は、「山代温泉の別荘はどんな様子かね」と言い、
故郷のように晩年までよく訪ねた。彼は人間国宝の認定を辞退して
いる。

 未だに寓居跡が残り公開されているのは、時代も目的も違うが
棟方志功と福光のようなものか、とふと思った。
 下の左は寓居跡と碑。右は部屋(作業場?)から見た庭。囲炉裏、
茶室などあり、作品も展示してある。金平糖のお茶菓子でお茶を
いただいた。
 トップの写真は門とサルスベリ。

  

 下はよく似た写真だが、左は「薬王院温泉寺」から万松園へ続く
道。百度石には回数を数える札が下がっている。お百度参りに使用
したのだろう。
 高僧行基が霊峰白山へ修行に向かう途中、一匹の烏が羽の傷を
癒している水たまりを見つけたのが、山代温泉の始まりだそうで
行基菩薩に由来する寺。

 右は「アイウエオの小径」。薬王院温泉寺に七堂伽藍を建立し
た明覚上人は五十音図の創始者と言われているそうで、石段に
タイルの文字であ、い、う、と五十音の文字が埋め込まれている。
全部あるか確かめるには頂上まで行かねばならず、ちょっとした
ハイキングになるから諦めた。
 どうやらそれぞれの石段は上で合流するらしい。展望が開け
白山連峰が見渡せるとのこと。

          

              お土産に買った金平糖。
           

カンポの宿・山代

2009-08-18 | 旅行
 夫が5人兄弟妹の長男なので、我が家は親戚の多い家だった。
お盆と正月に全員が揃うと、5夫婦10人に子供たちが8人、義母を
加えると総勢19人、夏は更に奥さん達の実家の子供たちが加わる
こともあり、20人以上が氷見姿の当時は国民年金保養センターに
泊った。すぐ下の海岸から向かいの虻が島まで泳ぐのが年中行事
で、子供たちは小学校上級になると大きな浮き輪を持っておじちゃ
ん達と一緒に初遠泳をする慣わしだった。

 冬はたいていカンポの宿。婦中のことも、利賀のことも、山代の
こともあった。山代は年末年始も開いているので、遠いがよく出か
けたものだ。先日久しぶりに山代カンポの宿へ誘われた。
Sさんの次男さんが会員で割引料金とのこと。お盆前のこととて
お孫さんのいる友達は無理なので、孫がいないかその日は来ない
という4人が集った。

 金沢駅までJR鈍行で行けば、送迎バスが来るので楽チンであ
る。宿に着くとずらっとお出迎えがあり驚いた。フロントも丁寧で
親切。手作りの飾り物の横に係りの人の名前入り顔写真が置いて
ある。さすが温泉場、婦中カンポとは全然違う。

 部屋に荷物を置き街中散策。キャンバスと言う循環バスで北前
船資料館などへ行けるが、時間がないので街中に留める。九谷焼
の窯元がいくつもあり、須田窯には魯山人の手彫りの看板がかけ
てある。店内の焼き物を見せてだけもらった。

   

 上は、金沢信金の玄関前。狭い場所に上手くふうせんかずらを
這わせ涼しげ。右はペットボトルを横に切れ目を入れて土を詰め
ペチュニアやベゴニアを植えた花壇。ペットボトルを放射状に
並べデザインして立て掛けてあるのが面白い。

 しばらく歩くと足湯があった。カラスが発見したと言われる源泉だ
そうだ。加賀錦の石でカラスが作られている。屋根付き。若い旅行
者がガイドブックを読んでいる。私たちもしばらく足をつけて来た。

         
 (続く)

お盆のお墓参り

2009-08-15 | 日記・つぶやき
 今年はお盆の15日が土曜日、翌日が日曜だから、そこを目がけ
て息子が帰省すると思っていた。案の定13日頃から帰省ラッシュ
が始まった。14日はまだ勤務だろうな、じゃ15日かと予定を立てて
いた。
 例年、「今家を出るから高岡は○○時頃」などと突然電話がかか
ると言う調子でまったく予定のわからない息子だ。14日は「二胡と
ピアノのコンサート」のチケットをいただいたので、近所のSさんと
出かけた。帰宅した途端電話がかかった。
 「連絡が遅れたけど・・・」、要するに帰れないと言うわけだ。
4年前にもそんなことがあった。実験がうまく進まない、と言う理由
だった。今年も、○○省の検査があるので土日も仕事とのこと。
彼は商品開発の仕事をしている。

 結局、お墓参りは1人になった。義妹にも息子の予定次第でどう
なるかわからないと言ってあるし。15日は二上霊園、16日は城端
の実家の墓参りにゆっくり行って来よう。
 
 曇り空で涼しい日だったので、午前中庭の除草をし、夕方二上
山へ出かけた。城光寺の交差点からもう車の行列だ。山へ上る車
下りる車が続く。事務所前のバケツと柄杓を借りる辺りは両側に
駐車している。川崎ナンバー、大阪ナンバーが交じる。

          
 山の上の方は一方通行の立て札が出ていた。我が家の墓は
かなり上のほう。遠く伏木港が見える。義妹一家がすでにお参り
した後でお花もまだ新しい。水を打った後がまだ残っている。
 嬉しかったのは隣に真新しいお墓が建てられていたこと。これ
で隣の草刈りは免れた。去年、暑い日に汗だくで背の高い草を
刈ったことが思い出される。

海鮮丼のメニュー

2009-08-14 | 食物
 山代かんぽの宿の帰り、送迎バスが金沢駅まで送ってくれるの
で金沢で昼食をとることにした。Sさんの案で不室屋のランチと
思ったら予約がないとダメとのこと。
 で、向かいの近江町市場に入る。ここは、昔よく金沢市内見学
で立ち寄ったものだ。数年前にビルに建て替えられたとのこと。
1階は昔どおりの市場だが、階上はレストラン(?)と言うか、
食べ物屋になっている。昼時とあってどこの店も行列。

 海鮮丼を食べようとお寿司やさんの前に並ぶ。店の名は「近江
屋伝兵衛」。しばらく待つと、カウンターでもよければすぐとの
こと。もちろんOKだ。
 お姉さん(?)が注文をとりに来られたが、目の前の画面を指で
タッチしてメニューを見せてくださる。
市立図書館で本を検索するアレと同じヤツだ。オドロイタ。

 まず、「お品書き」。メニューから選ぶ、ご注文履歴、呼出、
お会計、と4項目。
         

 「メニューから選ぶ」にタッチすると:
 厳選金沢料理コース、一品料理、お薦め握り、丼(お汁付き)、
鍋、汁物、デザート、等々。
         

 「ご膳」を選ぶと、このような画面が…。売り切れも出てくる。
         

 注文した海鮮丼は「金箔付き」だった。お汁はお代わり自由。
         

 これに、中ジョッキをつけて、〆て2100円なり。面白かった
し、美味しかった。

 駅まで戻り、駅横の音楽堂を見学。初めて入ってみた。柱に漆
細工を嵌め込んである。チケット売り場で来月の「宝生流宗家継承
披露能」の番組表をもらう。なかなかの豪華版だ。チケットは、
1万円なり。代金も豪華版。2階の喫茶で休み、帰路に着いた。

伊吹山登山

2009-08-12 | 自然・海山草花
 伊吹山の名は昔の話によく出てくるから、知っている程度だった。7月初めの風子さんのブログに、お花畑が美しく9合目まで車で行けるとあり、急に行きたくなった。最近膝の具合もいいし。
 その矢先、昔の職場の人達のハイキングクラブから行くとわかった。まず、合唱MiTUメンバーの自称「山女」のTさんに詳しく聞く。「軽い、軽い。誰でも登れる。ただシーズンには満員になるよ」
と彼女の言葉。ところが知人が皆、今回は不参加とのこと。さて?
 結局諦めていたら、4,5日前になり、なんとくまさんとまめさんが参加と聞いた。しかも、1人都合が悪くなり困っていたと。灯台下暗しだ。すぐ、お世話してくださるMr.Kに電話し、連れて行ってもらう
ことに…。

 前置きが長くなったが、念願の伊吹山登山だった、と言うわけだ。 8/8(土)、小杉薬勝寺池駐車場集合。参加者14名。
 バスが西へ進むにつれ空は晴れてきた。バスの中でのMr.Kの説明によると:
 伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境に位置する標高1377mの山で日本百名山の一つ。全山石灰岩からなり、薬草も豊富。高山植物には伊吹山固有種が多く、「イブキ○○」という名がついている。

 ドライブウエイで山頂駐車場(1260m)まで行ける。土曜日のせいか、乗用車や大型バスで一杯。そこから西遊歩道を100m登るのだが、たくさんの人で蟻の行列のよう。花の名前を聞いたり、カメラを構えたりで遅々として進まない。おかげでゆっくりペースで登れ膝も息切れもさほど気にならなかった。
 ただ頂上の少し手前で、疲れからか空腹からか酸欠状態のような症状になりまめさんにしばらく待っていてもらった。これはきちんと原因を究明しておかなければ…。

 頂上で昼食、東遊歩道を下山した。聞いてはいたが、こんなに一面のお花畑は初めて見た。季節により次々と咲くのでその時々で彩りの違う美しさだそうだ。日傘をさして登っておられた私より少し年上の女性は名古屋から年に2回ほど来ると言われた。

 下は、カワラナデシコとコオニユリ。

                   

 次は、メタカラコウとサラシナショウマ。もうしばらくするとサラシナショウマが満開となり一面真っ白になるそうだ。
     

 次はクガイソウと、ピンクのシモツケソウの中の白いシシウド。                                                                                                       

 他に紫のルリトラノオ、トリカブトが美しかった。鶯が目の前の小枝に止まり羽を震わせて「ホーホケキョ」と鳴く姿に、皆、足を止めて見とれていた。

 最後に、昨日いただいたくまさんの絵手紙(風船かずら)より、3句を紹介(無断でごめんなさい)しま~す。

 * くもり空 ピンクに染まる 伊吹山
 * 風さやか 蝶もトンボも ゆらゆらと
 * 膝痛も 癒えて歩ける 花畑

七夕最終日~ハワイアンナイト

2009-08-09 | 高岡
 例年七夕ウイークには、ウオーキング仲間と八丁道のど真ん中
にシート敷き、缶ビールとつまみで花火見物をする。大和横の万
葉の杜でフラメンコ見物をしたこともある。
 その友人が今年は娘さんと旅行中、仕方なく最終日にカメラを
ぶら下げて自転車で駅前に出た。浴衣姿の娘さん、子供づれの家
族がぞろぞれ駅へ向かって歩いている。

 ウイングウイング前広場はもう満員。念のため傘は持参したが、
雨も落ちず風が涼しい。県内のフラダンスグループはいくつあるの
だろう。フラ人口が増えていることが伺える次々の披露だった。
 衣装が大胆で鮮やか、髪飾りもきれい。それが腕や腰の動きと
ともにゆれる。知っている曲は、「アロハオエ」と「ブルーハワイ
(だったかな?)」くらい。波の音や雨の音が聞こえる曲もある。

   
           

子ども達のダンスもソロダンスもあった。
        

 ハワイへは行ったことがないが、青い海と砂浜を思い浮かべな
がら見ていた。と言うよりはシャッターチャンスを狙っていた。
夜景で手持ち、しかも動作が始終滑らかに動く。きれいに写るの
は、結局静止しているポーズだけ。ま、仕方がないか。

 来年は、ビアガーデンに座ってゆっくり鑑賞したいものだ。

女性だけのフィットネスクラブ体験

2009-08-07 | 健康
 以前も書いたが、わが町内は昔は千保川の川底。今は近くに
国道があり、駅にも14,5分と言うことからか、マンションや
フィットネスクラブが増えてきた。
 フィットネスクラブは歩ける距離に3店舗もある。義妹にタダ券を
もらいたまに行くクラブはお風呂付き。スーパーの隣にあり覗いて
みたいなと思いつつ通り過ぎるクラブはシャワーだけらしい。
両方ともプールがある。

 そして一番新しい(2年前とか)店へ先日体験入学して来た。
なるほど、目的が全然違うと言うことがわかった。入るとすぐに
受付とフロアがあり、大きく円を描くように12のマシーンが並び
それぞれのマシーンの間にステップボード(足踏みをして呼吸を
整えたり、水分補給をしたり)言う板が置かれている。
 マシーンで30秒、ボードで30秒、1周すると約12分、それを2周
する。途中で心拍数を測る休憩がある。

 2周すると横のスペースでストレッチ。「30分のフィットネス」と
言うキャッチフレーズどおりの仕組みだ。「有酸素運動+筋力トレ
ーニング+ストレッチ」の3つの要素で最大の効果を生むプログラ
ムでアメリカ生まれだそうだ。
 老いも若きも休む間もなく嬉々として身体を動かしておられる。
知人、友人に数人会った。ここ界隈からたくさん通っておられるよう
だ。一緒に行った友人と、どうする?と言っている。

 下は、「レッグプレス」マシーン。大臀筋と四頭筋を鍛えるそうだ。

             

七夕四日目

2009-08-06 | 高岡
 8月4日、高岡七夕まつり四日目である。夜MiTUの合唱練習
だった。少し早めに家を出て、ウイングウイングの前でカメラを構え
る。七夕飾りには提灯が灯り美しい。ただ、歩行者天国は1,2日
だけなので車道に出られず思うような写真は撮れなかった。

 ウイング広場は連日ビアガーデン。この日のステージは、若者達
のギターと歌のライブだった。
 7日(金)は、ここで「ハワイアンナイト」が開催される。いくつかの
フラダンスグループの競演になるようだ。大和横の万葉の杜では
フラメンコ。同じ時間帯だし、さあどれを見ようか、とお喋りしていて
合唱練習が始まらず先生に睨まれてしまった。

 今年はやっぱり、賑やかにフラダンスにしよう。風子さんと会える
かもしれないし…。

 ウイングウイングの入り口には、その時々の飾り物が置かれる。
先日はロールスロイスの赤い車が。この日は竹細工の可愛い置き
物だった。

        

演劇「ハーヴィからの贈り物」

2009-08-04 | 映画・テレビ・演劇・芸能
 能、コンサート、演劇と毎日続いてしまった。夏休みだから
いいか!と連日連夜出かけているしまつ。
 8/2(日)は演劇鑑賞会の「ハーヴィからの贈り物」の日。
近所の方と3人で出かけた。先月から伏木の方が入会されたので
伏木出身者と住人が3人そろい、開演までの時間に「如意の渡し」
の最終日のこと、新橋の渡り初めのことが話題になっていた。

 さて、「ハーヴィからの贈り物」はNLT(かつて賀原夏子さんが文学
座を脱退して作った劇団だそう)の公演、寺泉憲が客演している。
先日ブログに載せた木村有里さんによると、新劇でコメディだけを
上演する劇団はテアトル・エコーとNLTだけとのことだ。

 この日はファンタジック・コメディで、メリー・チェイスの作。
心優しい、神様のような紳士、エルウッドには、180cm以上もの
大きな白うさぎのハーヴィと言う友達がいる。その姿は見える人と
見えない人がいて、不思議な力を持っている。

 エルウッドの姉のヴェーダは、弟のために娘の結婚もダメになる
のを恐れ、エルウッドを精神病院へ連れて行く。ところが彼女にも
そのうさぎが時々見えることをウッカリ喋ったため、医師は姉の
方を無理やり入院させる・・・。とドタバタ劇が始まるわけだ。
 いろいろあって・・・、最後に、姉の望みならと、エルウッドが院長に
新薬を注射してもらうことを納得し、医務室に入って行く。
そこで、いつも患者を病院へ連れてくるタクシーの運転手が、「ここ
へ来る人は誰もみな良い人で、のんびり景色を眺めたりしながら
話しかけたりするのに、帰りは普通のうるさい怒りっぽい人に変わ
るんでさぁ」と得意げに喋る。

 その言葉を聞くや否や、姉は「止めてぇ~!」と医務室へ駆け
よる・・・。涙がジ~ンとわくところだ。きっとうさぎのハーヴィと
一緒に皆で仲良く暮らすのだろう。ところでハーヴィってなにもの?
何を象徴しているのでしょうね。それは、それぞれが考えることかな。

 さすが寺泉さんがスマートでかっこよく、変なんだけど紳士。
ヴェーダの木村さんは黒柳徹子さんを黙らせたエピソードどおりの
早口の熱演。ただ彼女にかぎらず女優さんたちのセリフがきんきん
と響き聴きにくい。これは「三屋清左衛門」の時もそうだった。
私は慣れているが、久しぶりに観たSさんはとても気になったらしい。

~スターライト・クラシック~「カルテット・ゼーレ」

2009-08-03 | 音楽
 8/1(土)、七夕まつりの初日の夜、高岡市民会館ロビーで弦楽
四重奏レクチャーコンサートがあった。無料である。
 「あかね」のミサさんが整理券をとってくださったので、山○さんと
3人で行った。私はお茶の教室の帰りで、同じその夜に演劇を観る
二人と一緒に早めの夕食をとり、ミサさん宅へ寄った。車を駐車さ
せてもらうためだ。
 ロビーはもう満員。ヴァイオリン2人にチェロとヴィオラ。チェロの
市さんだけ男性、4人とも若い。2,3年前に、ウイングウイングで1度
聴いたが、学校巡りコンサートに富山へ来たのをきっかけにカルテッ
ト・ゼーレを結成したそうだ。ゼーレはドイツ語で精神、心、魂の意
とのこと。
          

 レクチャーと称するお喋りがあり(4人で次々と)曲の説明も楽しい。
プログラムは、バッハの「G線上のアリア」、ビバルディの「四季」より
夏、七夕の夜にちなみ「見上げてごらん夜の星を」、民謡「八木節」な
ど。映画「おくりびと」のBGMもあり、チェロが美しい。そう言えば、映
画の主人公はチェロ奏者だった。そして市さんは映画のBGMに参
加したそうで、会場から「おお~っ」と歓声が上がった。
 最後にドヴォルザークの「アメリカ」。バラエティに富んだコンサート
でコレが無料とは!満足マンゾク。

 帰りカメラを片手に山○さんとオタヤ通りを散策。ライトアップの
大仏様も撮ったが幽霊のよう、通りの夜店もカメラを振ったわけじゃ
ないのにこの有様。
               
 結局、夜店のぶら下がりで、山○さんはワンピースとジャケット、
私はブラウス2枚を衝動買いしてニコニコ顔でサヨナラをしました。