Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

第十一回高岡芙蓉会謡曲大会

2019-04-29 | 能楽
 
第十回高岡芙蓉会謡曲大会
 「第九回高岡芙蓉会謡曲大会」 ・ 5月の演能(高岡)・ 銀座に能楽堂 4/16(日)、「高岡市青年の家・能舞台」にて「高岡芙蓉会謡曲大会」が行われた。謡曲・仕舞・......
 

  👆は、昨年の「高岡芙蓉会謡曲大会」の私のブログです。 創立十年目の記念大会でもあり、演能も行われました。今年は会員謡曲大会のみです。この会は呉西地区で能楽を学ぶ女性の会だが、私たち蒼山会だけでもそれぞれの都合で昨年中に二人辞められた。新しく入会された方も2名おられてうれしいのだが、公民館組は相変わらず出番は多く、「蒼山会」謡曲大会が終わるとすぐに「芙蓉会」に向けてのお稽古が始まった。私は、6番も当たっていた。素謡2番、仕舞の地謡が2番、太鼓で連調連管「竹生島」と舞囃子「西王母」である。写真を撮ってもらったものだけアップします。

 👇は、仕舞「八島」

 👇 連調連管「竹生島」。大勢なので華やかである。

 👇 鼓連調。3人ずつ3番。「吉野静」、「難波」、「橋弁慶」。どの曲も凛とした音色が素晴らしかった。

 👇 舞囃子「西王母」。先生に後見についていただき、ようやく事なきを得た。

 最初から最後まで、一日中見所に座って見てくださったげた姫さん、「見ているだけで疲れました。一日着物を着て、6回も舞台に出て、さぞかし疲れたでしょう。よく頑張ったね~」と励ましてくださった。膝の痛さ、体全体の疲れ…水曜日まで3日間回復しなかった。コレがだんだん長くなる。


「あしつきの会」・フェルヴェールで春のランチ会

2019-04-27 | 食物

 年に2回、春と秋にランチの会をしている「あしつきの会」。名前の通り、高岡市中田に勤務していた元同じ職場の仲間だ。それ以外のところでもしばしば会うのだが、4人だけで会うのはこの会でだけ。4/26(金)、久しぶりに福岡下老子「フェルヴェール」に集まった。 春の小雨の降る日、木々の若芽のみずみずしい一日だった。

 👇は、お店の入り口。黄色い建物はアイルランドから移築したものと言う。

 
 ショウウインドウにはさまざまなケーキが並んでいる。いったん左のレストランに入ると…。早く着いたのでまだ空席が多い。

  お昼時はほぼ満員だった。オーダーしたのはシェフお奨めランチ。まず野菜サラダと卵のスープ。

 👇 メインディッシュは4人とも魚料理。この日は鯛のポワレ。 

  👇 イセの卵。温泉卵と固ゆで卵がサービスで必ずつきます。食後のドリンクも含め1620円。

 早くに行ってほぼ最後まで、ずいぶん長いランチでした。積もる話をいろいろと…。この年齢になると人生の締めくくりについていろいろと話すことがありますね。


「禅deさろん」創刊一周年記念号

2019-04-26 | 茶道

 茶々姫さん宅で茶道を習うメンバーの交流を目的に、お便り「禅deさろん」を発行し始めてはや一年。B4版に手書きの簡単なものだが、それでも1年よく続いたものだと思う。普通は片面だが記事が多いときは裏表になる。茶道に関するメインの記事は、季節ごとの茶道具やお点前についてなはさんが書いてくださる。後は、それぞれ好き好きに文芸や旅行記、笑い話、クイズ、映画や読書感想など…ま、手当たり次第に書いています。

 👇は「13号」の表記事。「桜の茶碗・桜のお棗」について。   

 👇 表下段左に茶々姫さんの2冊のノートの紹介。「気づきノート」と「カタカナ語覚書」。  

 👇は、表下段右には、姫さんの丸岡訪問記。「一筆啓上 日本一短い手紙の館」の手紙コンクールの作品から。  

 裏面には、私のブログからの抜粋記事「リゾートビラ雨晴へTさんを訪ねて」。ハーモニカを伴奏に歌を歌ったり、能管で謡曲「竹生島」を奏で謡ったり、薄茶のお点前を楽しんだりした訪問記を載せた。

 そして、最後になはさんの「編集後記」である。「禅deさろん」を書き始めたきっかけ、お師匠さんである茶々姫さんの日ごろの教えなどを書いてくださった。残りのスペースにはお楽しみコーナー「漢字のパズル」をコピーした。

 ボケ写真ばかりで恐縮だが、一年記念の力作なので敢えてアップしました。そして、平米のお囃子の仲間や旧友達に配布しました。

   👇は、姫さんの庭の牡丹の花。雨の中で咲き誇っています。黙ってお借りしました。IMG_0558


「芙蓉会」前日の”申し合わせ” & 「禅deさろん」

2019-04-24 | 茶道

 「高岡芙蓉会」(富山県呉西地区で能楽を習っている女性の会)の「第十一回謡曲大会」前日、午前と夕方に申し合わせ(リハーサル)があった。午前11時に「市青年の家」に集合。 「ちびっこ能楽教室」のお稽古の後残ってくださった山崎先生に、素謡2番「半蔀」、「巻絹」と仕舞の地謡2番「玉鬘」と「八島」を聴いていただいた。それぞれ節回しが難しく、覚えられなかったり、声がかすれたり…なかなか思うようには謡えない。

 一旦帰宅し、午後は「お茶教室」へ。その前に会員の交流のためのお便り「禅deさろん」のコピーにスーパーに寄る。B4版なので家ではコピーができない。この月1回発行のお便りもちょうど丸一年経ち、4月号で13号の発行となった。(次回紹介します)
 仕上がったコピーを持って茶々姫さん宅へ。

 👇は、床のお軸。(以前紹介済み)

  👇は、床の生け花。 

  👇は、主菓子「鯉のぼり」。姫さんのアイディアで、”空に泳ぐ鯉” となった。

 ちょうどこの日は、茶々姫さんの町内の春祭りの日。 賑やかな獅子舞の声が近づいてくるのが聞こえ、慌てて茶々姫さん宅を出た。威勢のいい囃子と舞を見たかったが、夕方はもう一度「青年の家」に戻り、「芙蓉会」のお囃子の申し合わせだ。

 朝からバタバタと動き回っていたせいもあり、舞囃子「西王母」は散々だった。 間違えたことのない出だし(かしら打ち出しの後コイアイ)を間違え、しょっぱなからコケてやり直し。あ~あ!である。 明日が心配で夜も眠れない…。


本 「みかづき」

2019-04-23 | 

 本 「みかづき」: 森絵都 著、集英社 発行

 永作博美、高橋一生主演のNHK土曜ドラマを見たのがきっかけ。 塾の問題、いや教育の問題がテーマ、舞台である八千代市が息子の住む家に近い、などの理由もあって、録画して最後まで見た。 直後、「あかね」のOさんの「本を読みましたよ」と言う言葉に思い立ち、図書館に予約。期間内に読み切れず延長して読んだ。

 大河小説とも言うべき、家族4代にわたる長編小説。ハードカバーの分厚い本だ。

 《あらすじ》
 1961年、千葉県習志野市の小学校の用務員だった大島吾郎は、用務員室で私的な勉強会を始めていた。そこに来る児童のひとり、赤坂蕗子に吾郎は非凡なものを認める。蕗子の母の千明は、文部官僚の男との間に設けた蕗子を、シングルマザーとして育てていたのだった。2人は結婚し、近隣の八千代市に塾を開き、着実に塾の経営を進めていく。吾郎はワシリー・スホムリンスキーの評伝を書き、2人の間に娘も2人生まれ、千明の母の頼子も塾にくる子どもたちの成長に心を配る。しかし、2人の塾経営をめぐる路線の対立(吾郎はあくまでも補習塾を目指し、千明は塾を進学塾に変えようとする)のため、吾郎は家を出、千明の塾はさらに大規模になり地域の有力な存在となってゆく。
 長女の蕗子、次女の蘭、三女の菜々美のその後の人生を通し、さらに蕗子の長男の一郎の世代まで、家族の物語でありながら戦後の日本の教育の物語だと思った。

 大島吾郎は、昭和14年生まれで私と同じ。昭和21年に国民学校に入学し年度途中で小学校に変わり教科書を墨で塗りつぶした世代だ。妻の千明は昭和9年生まれ、彼女曰く「私は小学校には通えなかった。国民学校ってところで変な教育を受けて、これがすごく嫌だった。だから今でも学校やお国を信じられない。」 軍事教育をしっかり受けた世代で、戦後先生たちがコロッと変わった姿を見て文部省(当時)は信用できない、いつか自由に教育ができる塾で子供たちがわかる勉強を教えてあげたい、「学校が太陽なら塾は月」と願っている。 

 戦後の教育の変遷と教育に携わる一つの家族の物語。ちょうど同じ時代に教育と関わって生きてきた身としては一つ一つの出来事や言葉が身に染みた。 教育に完成はない。満月たり得ない途上の月のようなもの。常に何かが欠けている三日月、教育も同様そんなものかもしれない。欠けている自覚があるからこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積む…。 こんな言葉が胸に響く。

 そして最後に、祖父母の存在に圧倒され教育の世界を避けていた孫の一郎が、官民連携教育をスタートさせる。 貧しく塾に通えない子供のための無料の学習塾だ。ボランティアや周囲の知人の協力のおかげで、行政と塾が連携すると言うところで話は終わる。さらに最後にとても素敵なエピソードが紹介されている。一郎の塾に通っていたN君が少しずつ勉強がわかるようになりテストでいい点数をとった。ところがカンニングをしたと友達に言われ先生に手紙を書く。その時の母親の言葉がこうだ。「テストの点数が上がったことより、先生に自分の気持ちを伝えることができたことがうれしい。筆で自分の気持ちを人様に伝えられる子ではなかった。力を与えてくださって…。」 教育は子どもをコントロールするためでなく、不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための生きる力を授けるためにある…と言われ続けて来たことを思い出し感動した。

 全員クラブ制、週休二日制、偏差値教育、ゆとり教育…いろいろな形を試してきた教育の世界。 富山県では「七三教育体制」と言うのもあった。何が良くて何が悪かったのだろう? そして今はどうなのだろう? と久しぶりに自分の辿った道を振り返ってみた。 


「マリーマリー」でお祝いランチ

2019-04-19 | 食物

  およそ20年前、リタイア直前からよく海外旅行に連れて行ってもらった。バリ島に始まり、デンマーク、スエーデン、インドネシア、マレーシア、韓国は何度行ったことか、安東、慶州、扶余、板門店…ソウルは数知れず…だ。 すべて3人だけの個人旅行である。リーダーはノリちゃん、姫さんと私は足手まといにならないようにひたすらついて行くと言うパターンだった。空港のインフォメーションでホテルを探す。ガイドブック片手にコースを練る…。 本当に楽しかった。

 ノリちゃんが今年3月に退職された。改めて20歳も年齢が離れていたことを実感。 姫さんの発案で、呉羽山「マリーマリー」で”お祝い(ご苦労さま)のランチの会”を開くことに決定。 少し早めに辞められたOiさんも一緒に、4人が集まった。 私にとっては久しぶりの「マリーマリー」だ。 オーナーのOさんと会うのも、一度呉羽のYoさんとランチに来て以来だ。 とても懐かしい気がする。

 2階の奥のテーブルには、すでにアートプレートが…。 姫さん持参の金屏風も立ててあり、お料理の美しさに一同思わずため息。 初めての若いお二人は感嘆しきりだ。 今日のコンセプトは、「桜」。
 姫さんの祝辞で宴は始まり、Oさんのおもてなしの心を堪能し、味わった。

 👇は、お料理の全体像。 白い桜の花びらは、ゆり根。青い花は日日草。砂糖は水の流れをイメージ。
 左は、紫芋の羊羹。金粉をかけ、花筏をイメージ。

  そして、👇は酢の物。サーモン、インゲン、パブリカを巻いたもの。

  👇 ジャガイモで「花山」~満開の桜をイメージ。

 👇 胡瓜の薄切りを巻き、イクラをのせてある。彩りよく可愛らしい。

  👇 さくら紫。古代米を混ぜたもち米をサンドイッチにして、桜の葉と花びらをあしらって…。

  👇 織部の器に入れてある上品な蒸し物は…。

 👇 お刺身3種盛り合わせ。 

  👇 熱々の天ぷら。舞茸、玉ねぎ、エビ。

  👇 鰤の照り焼き。

  👇古代米のご飯と、手毬麩、菊の花びらのお澄まし。

  👇香の物(大根、青菜、ゴボウ)。 デザートとコーヒーがついている。

 リタイア後20年近い姫さんと私、「これからが第二の人生」と言う若い二人。 話は大いに弾み、あっという間に時間が過ぎた。やっぱり若いって羨ましい。 もう一度あんな旅行をしてみたいもの…。


「芙蓉会」 間近 !

2019-04-17 | 能楽

 「高岡芙蓉会」は、富山県呉西地区で能楽を習っている女性の会です。 4/21(日)に「市青年の家・能舞台」で「第十一回謡曲大会」を開きます。その後にある「有磯神社謡曲大会」の舞囃子の両方の申し合わせが米島先生宅で行われました。4/17(水)の夜です。

 米島先生は、今まで何度もお能のシテを務められ、その都度面を新しく作られます。
 👇は、部屋にずらっと並んだ面と写真。 

 👇は、「敦盛」を演じられた時のもの。 

  

  この日は、「西王母」、「融」、「胡蝶」の三曲の申し合わせでした。
 👇は、二曲終わった後の休憩時間です。 

  👇は、番組表。

   

 


金沢 別会能~能「半蔀(はじとみ)」 & 「海人」

2019-04-16 | 能楽

 4/7(日)、なはさんと「あいの風とやま鉄道」の電車に乗って金沢へお能を見に出かけた。 今年はお能3番、と言うのは、例年の「別会能」と違い、「佐野正治三十三回忌追善能」だからである。

 👇は、翌日の「北陸中日新聞」より:

 佐野さん三十三回忌追善能 金沢能楽会 宝生流宗家も出演

 「金沢能楽会の別会能が七日、金沢市石引の県立能楽堂で、シテ方宝生流の佐野正治さん(一九二二~八七年)の三十三回忌追善能として開かれた。宝生流宗家の宝生和英(かずふさ)さんの特別な演出による能など普段は見られない舞台で、金沢で能の振興に貢献した佐野さんをしのんだ。

 佐野さんは、能楽協会理事・北陸支部長なども務め、金沢市の姉妹都市などでの海外公演などに尽力。スケールの大きなシテ方として知られた。

 宗家は源氏物語に題をとった能「半蔀(はしとみ)-立花」で、本物の生け花を舞台に出す演出で披露。狂言「八句連歌」では、人間国宝の七世野村万蔵さんが会場を沸かせた。」

 私自身は能「半蔀」は1度見ている。が、今回はシテを宗家が務められ、小書「立花」の演出であり、今お謡をお稽古中でかなり詞章を覚えている、など期待が増していた。  最初に運ばれる作り物の「立花」は、池坊総花督・黒柳治榮子さんの作。

 👇は、数年前の富山能楽堂での、大坪喜美雄師の「半蔀」の私のブログ。詳しくはコレをお読みください。

  https://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/e/d5ac72b8381163f2e81e2b2a42411339

 👇は、ネットより「半蔀」の絵。能之図 半蔀

 謡本も持って行ったのだが、見なくても言葉がよくわかり、いつもは眠くなる「序の舞」も楽しく見られた。
 
 シテ(女・夕顔):宝生和英  ワキ:(雲林院の住僧):平木豊男
 間狂言:能村祐丞
 大鼓:原岡一之  小鼓:住駒幸英  笛:室石和夫
 地謡:大坪喜美雄 他
 

 最後のお能は「海人」。 これも以前見ているが、今回の小書「懐中の舞」はどんな舞台だろう。 泉鏡花の「歌行燈」にも出てくる私の好きなお能です。昨秋は「蒼山会」の謡蹟巡りで、香川県さぬき市志度寺へ連れて行ってもらった。

 昔、藤原不比等が讃州志度の浦を訪れ、賤しい海人と契り一人の子を儲けます。その子を世継ぎにするとの約束で、海人は竜宮へ珠を取りに潜り、胸をえぐって押し込めた珠を潜(かつ)ぎ上げます。子は房前の大臣となり、母の追善のため志度の浦を訪れます。そこへ潜ぎの海人が現れ、昔語りをするのです。(中入) 死後13年、初めて手厚い房前の弔いを受け、経巻を捧げて現れた母の霊は竜女成仏を遂げます。

 小書「懐中之舞」がつくと、後シテが経を懐中して早舞を舞うなど特殊演出になります。

 👇は、「北陸中日新聞」の写真と記事から。

 ~ 能「海人(あま)-懐中之舞」はでは、後シテを佐野さんの長男の佐野由於(よしお)さん、前シテを孫の佐野玄宜(げんき)さんが務め、それぞれに思いを込めた供養の舞を繰り広げた。~ 

 
 子方(房前大臣):渡邊さくら  後シテ(龍女):佐野由於  前シテ(海人)佐野玄宜: 
 ワキ(従者):殿田謙吉  ワキツレ(従者)」:苗加登久治
 間狂言:荒井亮吉
 大鼓:飯嶋六之佐  小鼓:住駒充彦  太鼓:麦谷暁夫  笛:江野泉
 地謡:金森秀祥 他

 

 

 

 

 


金沢 別会能~能「張良」

2019-04-14 | 能楽
 
金沢能楽会別会能 ’18(その2)
  4/1(日)、なはさんと蒼山会女子会(東京行きの)メンバー6名で金沢能楽会別会能を見に行った。「別会能」と言うのは、普段なかなか見ることのできない演目を上演する公演のこと。 👇......
 

  👆は、昨年の「金沢能楽会・別会能」のポスター。 なはさんと平米公民館・女子会と車2台で鑑賞に出かけた。

 👇は、今年の「別会能」のポスターだが、なはさんと二人で電車に乗って出かけた。 お能3曲はちょっときついかとも思ったがいずれも魅力的な内容で、全曲しっかりと鑑賞した。

  能楽堂で、高岡の知り合いに何人か会ったが、新幹線を利用して来られた方が結構おられ驚いた。 私たちは、あいの風とやま鉄道~シャトルバスと言うルートである。

 👇は、シャトルバス内のポスター。 運転士席の真後ろに吊り下げてあった。 まず「締太鼓」が目に止まり、よく見ると「小さな締太鼓づくり大家」とある。体験料600円とは、よほど小さなものだろう。棚飾りにかわいいかも。 さすが金沢ですね。 

 魅力的な演目の、まず一つ目のお能は「張良」。

 張 良(ちょう りょう)は、秦末期から前漢初期の政治家・軍司。 劉邦に仕えて多くの作戦の立案をし、劉邦の覇業を大きく助けたことで有名だ。ウイッキーには👇のような絵が載っていた。

 

 お謡を習い始めたばかりの頃、「鞍馬天狗」をお稽古していて、鞍馬山の大天狗が遮那王(牛若丸・後の義経)に兵法を教える場面があり、中国は秦の時代の終わり頃に張良が馬上の老翁(黄石公)が落とした沓を拾って履かせる故事が語られる。 その謡の中に、「いかに張良」とのセリフがあり、それが印象に残ったとは単純な理由だが、その故事が能になっていると言うのだからさぞ面白かろうと楽しみにしていた。

 能では、沓は川を流されて行き、そこへ竜神が現れ、張良は竜神と闘う。そこでお囃子は「早笛」が入り、立ち回りのような激しい動きが続き、ワクワクした。 沓を落とす場面はどうするのかしら?と思っていたら、後見の方が、後ろからポンと沓を投げ、前に放り出すのだ。わかりやすく楽しいお能だった。

 シテ(老翁・黄石公):渡邊荀之助 ワキ(張良):北島公之 
 ツレ(竜神):佐野弘宜
 間狂言:炭光太郎
 大鼓:飯嶋六之佐 小鼓:住駒俊介 太鼓:徳田宗久 笛:高島敏彦
 地謡:広島克栄 他


なごりの桜

2019-04-14 | 食物

 今年も ”桜散る” の季節になりましたね。長い間楽しませてもらいました。

 今日は、名残の桜をいくつか…。
 👇は、姫さんが丸岡で買って来てくださった「花の結い」、丸岡屋(福井県坂井市丸岡町)のお菓子です。あまりにもきれいで食べるのがもったいない…。と言っているうちに花びらがクシャクシャになってしまいました。

  👇 4/13(土)の「茶々姫さんのお茶教室」のお稽古での主菓子「花筏」。姫さんの演出です。
          菓子器に見える黒塗りのお皿(?)は、なんと貴人点てで使う「貴人台」ですよ。 

 さて、👇は千保川の桜の花びら。花が落ちていたので可哀そうに思い拾ってきました。水に浮かべたら生き生きと蘇ったようですね。

  まだしばらく楽しめそうですね。


平米公民館の枝垂れ桜 & 運転免許更新

2019-04-11 | 自然・海山草花
 
桜も見納め?
   今年は桜の開花が早かったのはいいけど、お天気が不順でゆっくりとお花見はできませんでした。通りすがりに車の中から見るのが精いっぱい。 👇は、4/5(木)の平米公民館のしだれ......
 

  👆は、昨年の平米公民館の枝垂れ桜です。4月初めにもう満開だったのですね。
 👇は、今年4月11日(木)の平米の桜。1週間ほど遅れているのかな? 今年、事務所の職員さんが2人とも代わられ、新しい方が来られました。今まで同様にどうぞよろしくお願いいたします。

 この日、私たち「能楽お囃子の会」のメンバーは次の発表会に向けて、先生方の指導のもとに熱心にお稽古に励みました。4月、5月に、「芙蓉会」、「一河会」、「能楽会謡曲大会」と3つの大事な発表会を控えています。それぞれに、素謡、連調連管、仕舞、舞囃子の舞台に出なければならないのでなかなか大変。ワイワイと楽しくやっていますが…。

 その前日、10日(水)に高新自動車学校」で高齢者講習・認知症検査を受けました。姫さんも私も7月生まれ、年齢は違うけど今年更新なのです。それで同じ日に予約しました。二人とも2度目です。でも前回の事はよく覚えておらず、どんな検査だったかな~などと家で話していたら、ウチの者が👇の本を図書館で見つけてきてくれました。

 「シニア運転者の本音と対策」と言う項目では、高齢者が実際運転していて不安になったり、間違えそうな場面を図解入りで説明してあります。「シニア運転者の免許更新」のページには、検査内容が具体的に説明してあります。75歳以上が受ける、更新手続き前の「認知機能検査の内容が詳しく記されています。”時間の見当識” ”手がかり再生・絵の記憶・介入問題・自由回答・手がかり回答” “時計描画” など…。”絵の記憶“ は16の絵の中でいくつ覚えているか?と言うアレです。本には4種類のパターンが掲載されています。あくまでも例題だと思っていたら、当日その中の一つが出題され驚きました。もしも完璧に覚えていたら満点がとれるかも? とは言え、16×4=84 も暗記するのは大変でしょうね。 


花だより~居ながらにしてお花見

2019-04-10 | 自然・海山草花

  寒くなったり暖かくなったりで、今年は桜が長く咲いている気がする。特にお花見に行かなかったが、街中を走っているだけでお花見ができる。

  夕方の千保川。日は陰っていたが満開の桜だ。週末の「千保川クルーズ」まで持てばいいけど…。

 👇 ようこ姫さんのブログより。 福光、小矢部川河畔の桜。

 

  👇 よっしーちゃんからラインで送られた福岡、岸渡川の桜。

 

  よっしーちゃんは福岡から砺波チューリップ公園へ、そして千保川に回ったそうだ。千保川の川岸の桜は川沿いの散策路まで垂れ下がり美しい。

 

 👇もよっしーちゃんのラインから。最後に氷見高校近くの道路沿いから。遠くに見える海がきれいだったとか…。 

  晴天のお花見日和、さぞ大勢の人々が満開の桜をたんのうされたことだろう。


富山県ハーモニカフエスティバル

2019-04-08 | 音楽

  先月の「蒼山会」謡曲大会を聴きに来てくださったYAさんからハーモニカコンサートのチケットをいただいた。大門総合会館で、愛好者の集いがあり、福井県・長野県のハーモニカグループの演奏、さらに東京厚木からプロのデュエットが来てゲスト演奏されるそうだ。大門は近いし、ハーモニカに興味がある私にとって楽しみなコンサートだった。

 しかも数日前に、「ひみのはな」の帰りに立ち寄った喫茶店「マリベール」でお話しした隣席の方達が「僕たちも出ますよ」と仰るのでさらに期待がふくらんでいた。

 4/6(土)、この日はお茶を休んだ。 ホールはもう満員。右サイドに空席を見つけ座ったら、前方でなはさんが手を振っておられる。席をとっておいてくださったのだ。

 👇 主催者を代表して県ハーモニカ協会会長の福井さんのご挨拶。先日「マリベール」で出会った方だった。やっぱり! あの時チラッと福井先生?と思ったのだ…。茶道教室も開いておられるはず…。

  👇 富山県を代表して、ハーモニカアンサンブル「四番街のマリー」の演奏で、「舟唄」と夜霧のしのびあい」。コードハーモニカとバスハーモニカが顔を見合わせ、拍子をとりながら切ないメロディーを演奏された。真ん中のドレスの方も氷見で会った方、この日の進行役を務められた。

  👇 福井県より「森田ハーモニカクラブ」、「アメージンググレース」と「かっこうワルツ」。

 写真はないが、次は、長野県から「クワトロ・ ヴィエント」の「風」と「夜のタンゴ」。

 👇 4番目が、福井県の「ラティーノフクイ アルモニカ」による「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と「コンドルは飛んで行く」。

  以上で第一部は終了。 次はいよいよ、ゲスト演奏で「ハーモニカデュオ ボン・ボア」の登場である。ご夫婦デュオで、数々のコンテストでグランプリや優勝の入賞歴があるそうだ。クラシック、ラテン、ジャズ、ポピュラーなどジャンルの幅は広く、「蘇州夜曲」、「川の流れのように」や「リベルタンゴ」、「シャレード」、「パルセンチーノ」、「剣の舞」…などザっと11曲、アットホームなトークを交えながら演奏された。

 👇 大内知哉さんのソロ。古楽器のハーモニカだそうでもうこれ一つしかないと言う貴重な楽器での演奏。

 YAさんのおかげで、ちょっと聴けないコンサートに参加させてもらい嬉しいひと時を過ごした。YAさんはリタイア後ずっと福井先生にハーモニカを習っておられ、近くの老人ホームの訪問も続けておられる。先日アップした「雨晴ビラ」のTEさんもお元気な頃福井先生に習っておられた、今も演奏を楽しんでおられる。手軽に演奏でき、歌の伴奏もできるのが最大の魅力だ。


「雨晴ビラ」を訪ねて

2019-04-07 | 日記・つぶやき

  年に2,3度SAさんと「雨晴ビラ」のTEさんを訪ねている。TEさんは私の職場の大先輩であり、リタイア後はSAさんと3人で「混声合唱団MiTU」に所属し、週に一度ウイングウイングへ夜の練習に通った仲間である。
 病気や怪我で一人暮らしができなくなり、息子さんと一緒にあちこちのホームを見学、海の見える「雨晴ビラ」が好きだと入所された。海や周りの景色のスケッチ、切り絵、挿絵をつけた手作りの歌の本…、前回来た時は紙芝居「ハメルンの笛吹き」の製作中だった。

 お部屋が模様替えされ、壁の絵もいろいろと変わっている。いくつか紹介します。

 👇は、波しぶきを上げる海とカモメ。水彩です。カモメは貼り付けてあるのでほんとうに飛んでいるよう…。

  👇 波の飛沫は迫力満点。ご本人もお気に入りのようです。

  👇 波に揺れる船と船人。折り紙です。こちらはのどかな風景ですね。

  👇 新しく入られた方からのメッセージ。「良き友よ 楽しい心のはずんだ日のことが 心に残っています また、心のはずむ一ときが来る時を待っています」と、ありますね。

  訪ねた時はいつも歌を歌うのだが、コーラス「いちご」でもらった楽譜を出し「とてもいい詩だよ」と「聞いててあげる」の歌詞を朗読したら、すぐベッドの横のハーモニカのケースを出された。Amやら、C#の表示のあるハーモニカの4本セットを持っておられる。私の楽譜を見ながら初見で吹いてくださり驚いた。♭が3個もついているのに…。 しばらく音楽の時間となった。   

 
 「では次は~」と言うわけで、能管で「竹生島」の早笛と舞働きを吹こうか?と言うと、ぜひ聴きたいと仰る。 部屋中に能管の澄んだ音色が響き、一瞬別世界のよう…。 TEさんは体をくねらせるようにして拍手をして喜ばれた。一緒に行ったSAさんも、「こんな近くで聴けるとは」と、喜んで下さる。

 図にのって、「お抹茶の準備をしてきたけど飲まれますか?」 これも「ぜひにも」と言われたので、ポットでお湯を沸かし、土曜日の茶々姫先生のお茶教室でいただいたチューリップの主菓子を2個、ヨモギ餅やら栃の実餅などをお茶菓子にして抹茶を点てた。
 👇は、お茶教室の時の主菓子。

  👇は、持って行ったお茶道具。

  👇 お茶碗を手に取り、TEさんは「奈良絵やね~」と仰る。かなり前、姫さんたちと奈良へ旅行した時に買ったお茶碗だ。SAさんは「では、正座していただきます」と畳の上で正座された。偶然、来られた入所者の方(”良き友よ”の方)にも差し上げると、拝見までして喜ばれた。こんなに喜ばれるお茶を点てたのはもしかして初めてかも。皆さん、何年ぶりのお抹茶だろう、とのこと。ポットで手軽に楽しむ、利休さんも喜んでくださるかな? 

 TEさんを訪ねるといつもこちらが元気づけられるのだが、この日もやっぱりそうだった。 お風呂には入らず高岡に戻り、駅南「コメダ珈琲」で軽く食事をした。👇 ピッツアとコーヒー。


お土産いろいろ

2019-04-05 | 食物

   3月末の出来事とお土産いろいろ。 3月は、卒業、転勤などなんか年度の区切りの月。 リタイア後やがて20年の私の周りにも様々な出来事が…。

 👇は、「音訳ボランティアあかね」の日に、皆でいただいた甲府のお土産。 3月で転勤されたご主人と一緒に家族で引っ越しをされたIさんの差し入れ。 「富士山七変化」。 白砂糖、抹茶、辛子、うこんなど、色もお味も違う楽しいお煎餅です。

 👇は、南魚沼のお土産、お米煎餅。 「新之助」は歌舞伎ではなくて、ブランド米「こしひかり」の 銘柄でした。

  👇 十日町市「川原屋」の本醸造。 新潟と言えば、「越乃寒梅」や「満寿泉」の名を耳にするが…、と思いながら試飲した。 フルーティーな味が売りだとか。 ついつい買ってしまった。 「お酒は控えなさい」と言われているのに…。 息子が来た時までとっておきましょう。