Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

「あかね」と「清風」と「工春雄小品展」

2013-05-30 | 日記・つぶやき

 前にも書いたが、月末は忙しい。今月はMiTUのコンサートがあったのでなおさらだ。コンサート前の24日午前中、「市民と市政」6月号のデジタル録音に向けて勉強会があった。6月号から、完全にパソコンによる録音に切り替えようと言うわけだ。午前中で終わり、久しぶりに八丁道「清風」でランチを食べた。何組かの先客があったが、ここは落ち着く好きな店だ。↓は、おまかせランチ。デザートつきで980円。(食材も聞かずにお喋りしていて、写真だけですみません。)          

             

                    

          

 この後、「丸清」に寄る予定でいたら、皆さんも「一緒に行きましょう」となり、6名で出かけた。店内には風子さんが先客で、そのうち、ようこ姫さん、茶々姫さんがなぜが偶然来られ、ブログ仲間の集合となったのでした。

 そして、コンサート後の29日、30日と2日間、「あかね」の録音日だった。2日目は午前中で終了。すぐ、小杉「ニューモンブラン」へ向かう。工春雄さんの小品展がこの日までだったのだ。
 まず、ほうれんそうのシフォンケーキを注文する。嬉しいことには、工さんの招待葉書にいつもコーヒー券がついているのだ。そして、テーブルに座り、ゆっくり絵の鑑賞。来客は賑やかな女性の二人連れ。適度なお喋りが快い。工さんの油絵では、花や少女が好きなのだが、この日は、抽象画っぽい「スペインの城跡」や「川」、「夜桜」に惹かれた。これもマークの絵の影響かしら。

 ↓は、「川」。       

 ↓は、「夜桜」。       

 ↓は、「城跡・スペイン」。        

 ↓は、「さざんか」。浮き出るような白が美しい。        

 ↓は、「バラ」と「静か」。 髪に上げた両手の表情が、動きがあり優しい。       

      

 絵と向き合いながら、シフォンケーキをいただく。    

    

 ↑ 写真ではわからないが、ほうれん草の緑がぶつぶつ見えてふわふわと美味しかった。それでも足りず、帰りに「こすぎ食堂」(ここも久しぶり)に寄った。

 「そう言えば、以前来た時、「こども店長です」と言って迎えてくれた外孫さん、いくつになられました?」と、ニューモンブランの奥さんに聞いたら、もう中学生です、とのこと。


二つの「ソロ・リサイタル」

2013-05-29 | 音楽

 5/10(金)と5/27(月)に、2度ソロ・リサイタルを聴いた。いずれも高岡文化ホールで。10日は澤山晶子さんのソプラノリサイタル。27日は岡本友高さんのソプラニスタリサイタル。ソロのリサイタルは久しぶりだ。

 澤山晶子さんは、友人の合唱の先生のお嬢さん。以前からよく話に聞いていた。高岡市出身、武蔵野音大声楽科卒業。現在イタリアに留学中。日本音楽コンクールで2位。イタリアでオペラデビュー、2013年「椿姫」のヴィオレッタ役で成功を飾った。
 プログラムのタイトルに「ふるさと高岡で歌う」と副題がついているように、子どもの頃から知っていると言う人たちで、満席。あちこちでそのような話題が囁かれていた。ラフマニノフや中田喜直の歌曲も歌われたが、オペラのアリアが中心。小柄な細い身体からよく声が出ると思うほど堂々とボリュームのあるソプラノ。私が見たことのあるオペラは「椿姫」だけだったが、「ラ・ボエーム」や「トゥーランドット」からのアリアを聴くと、オペラが観たくなった。

 岡本友高さんのチケットは、音楽友の会会員のSIさんから都合で行けないので、とご主人の分と2枚いただいた。 

 岡本さんは、男性でありながら女性ソプラノの音域を持つ男性ソプラノ歌手、ソプラニスタである。多くのソプラニスタやカウンターテナーは、ファルセット(男性裏声)を用い、技巧的に発声するそうだ。だが、彼は、生まれながらのソプラノヴォイスを強い筋力と豊かな肺活量を通して発揮できる世界でも稀有な「天性男性ソプラノ歌手」なのだそうだ。1976年高知県生まれ、国立音大声楽科卒業。音楽の先生になろうと思い、音大に入ったそうだ。今も、スクールコンサートで全国を回る。龍谷高校を訪ねた時のことも語られた。話す声もやはり高め。

 そのような、自分の生い立ちや、歌に対する思いを語りながら、上のような奇抜で豪華な衣装を3度替え(小林幸子も顔負けの)、エンタテナーとしても一流。ピアニストの榎本潤さんの演奏も素晴らしく、レパートリーの広さが伺える。

 「懐かしの抒情歌メドレー」では、MiTUが前日歌った「荒城の月」や「浜辺の歌」、昨年歌った「村祭り」、「ふるさと」があった。
 私が楽しんだのは、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」、モーツアルトのモテットより「アレルヤ」、ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」など。

 福山雅治の「道標」、さだまさしの「一期一会」も心のこもった歌だった。ストレスが歌声に出ること、歌っていると聴く人の拍手に励まされること、心の扉を開けておくのでどんどん思いを投げて来てください、などと、若々しいが落ち着いた話しぶりのトークも魅力的だった。SAさんと一緒に行ったが、二人とも興奮気味で帰路についた。


薔薇と苺と紫陽花と

2013-05-28 | 合唱

 5/25日(土)、コンサートの前日は初夏を思わせる暑い日だったが、朝からスケジュールが詰まっていた。午前中、野村児童センターへ多文化子ども勉教室のお手伝いに。私には初日だったが、あいにくこの日は市内の小学校の運動会。いつも来る子どもたちも欠席とわかり、サポーター同士の打ち合わせ会となった。長年の知り合いのNAさん、初対面のKOさん、二人ともMiTUのコンサートを聴きに来てくださることになり嬉しい。

 その後、中田の義妹宅に寄り、おとぎの森公園へ「絵本コロアルカディア合唱団」の”バラのコンサート”を聴きに行った。ドーム内には白い爽やかな衣装のメンバーの歌声がもう響いていた。歌う側にも聴く側にも、MiTUのメンバーの顔が見えた。                

 いつものように、ピアノ連弾やクラリネット演奏もある。↓    

 《全員で歌いましょう!》コーナーでは、”勇気100%”と”バラが咲いた”を歌った。歌っている親子。           

 園内のバラは一度咲いて終わった後のようで、アーチだけ満開。後はチラホラだった。            

                  

 水辺も、ドラえもんコーナーも、芝生も家族連れでいっぱいだ。 

            

  園内に千保川を取り込んだきれいで楽しい公園だ。富山の環水公園のように垢抜けていないが、素朴で田舎っぽいのがまたいい。           

 いったん帰宅後、何週間ぶりかで茶々姫教室へ。↓は、主菓子「紫陽花」と「鮎」のオカキ。

                    

 そう言えば、今年も早々とよっしーちゃんのお義母さん菜園のイチゴをいただいた。摘み立てをもらい、毎朝4,5粒ずつヨーグルトといただき、今朝で終わった。ありがとう。            


磯部神社の藤にビックリ!

2013-05-27 | 自然・海山草花

 昨日、5/26(日)、第8回合唱団MiTUコンサートが終わりました。お忙しい中、大勢の方に足を運んでいただきありがとうございました。止むを得ぬ用事で聴けなくて残念と仰って下さる方もおられ、さらに練習に励みますので来年またお越しいただけるとうれしいです。(いずれアップします)。 

 コンサート前と言うわけでもないのですが、しばらくブログを休み記事がいくつか溜まってしまいました。古い話もありますが、また読んでください。

 まず、23日(木)に出かけた氷見市磯部神社の藤。数年前からようこ姫さんや風子さんのブログに毎年アップされる。それを聞きながらも一度も見たことがなかった。今年は、特に当たり年と言うか素晴らしいと聞き、ぜったい見たいと思った。23日は平米公民館のお稽古日。たまたま謡のお稽古が休みで、太鼓だけの日となり、3時前にもう終わった。すぐ出発する。
 阿尾の交差点を「いけもり」の看板を見て左折、後はひたすら直進する、と聞いた。初めてなので、まだかまだかと、遠かった。時々民家か、学校か見事な藤が咲いている。これかしら?イヤ違うみたいだ。そのうち「森寺」の表示、⇒磯辺と言う表示、が見え、八代小学校を過ぎた頃か、右手にウワァッと広がったと言う感じで、山のてっぺんに藤が見えた。山全体、藤の花が一面だ。神社前の道路脇に何台も車が止まっていたが、反対側に駐車場もある。↓は正面から見たところ。たくさんの人だ。
   

 人影から高さを推測してください。           

  ↓は、空を見上げると白い雲が浮かび、藤の花が山のように聳えて見える。   

   
 ↓の参道を上ると、御手洗池や狛犬が建ち、 古い社がある。カメラだけ持って車を降りたので、鈴を鳴らしてお賽銭なしでお参りをする。来年来た時に今年の分も。
 お社の辺りは、森のよう。木漏れ日の蔭にも藤の花が垂れている。

           

           

           

           

 上ばかり見ていたが、幹はどうなっているのだろう。藤の木は何本ほどあるのだろう。↓は、幹。            

 磯部神社社叢は、氷見市指定天然記念物で、標高約100mに位置するそうだ。常緑樹が多く、高木層では、ウラジロガシ、杉、ユズリハ、モミの木の大木がある。 そして、前面には大きなフジが高木に絡みつき、花期には紫色の花が社叢全面を広く覆う、と説明板に書いてあった。 

  駐車場も完備されています。まだ見たことのない方は来年花期を逃さずご覧あれ。来年も今年に負けぬ当たり年だといいですね。 

   


合唱団”MiTU” & どんぐりコロコロ人形劇団

2013-05-23 | 合唱

 今年も定期演奏会が近付いて来た。第8回になる。毎年律儀に開催しているので結成後9年目になるわけだ。ミサ曲を含め、スリーステージのコンサートなので、1年間に約20曲の新曲を練習しなければならない。これはなかなか大変なことで、いつも仕上がらないまま本番を迎える。そして、今年もそうなりそう…。

 ↓は、昨年のブログです。

 
ソリストと一緒に
 今年も、MiTUコンサートが近づいて来ました。先週からソリスト4人が来られ、一緒に練習しています。右奥の3名がソリスト(この日はアルトの方が欠席)さん達です。一緒に、モーツアルト...
 

 今年は、ソリストはソプラノとアルトの2人だけ(アルトは、指揮の森川先生のお嬢さんです)。団員でソロを歌う人が何人かおられる。
 練習に夢中で衣装まで気が回らなかった。昨年は童謡を歌ったので、1ステージはカラフルな子どものスタイル、後は白黒、ミサ曲はいつも上下とも黒。ところが、黒づくめだとお通夜みたいとの声があったようで(今年はヴィヴァルディの”グローリア”〈栄光の賛歌〉を歌う)、2部も3部とも白と黒と企画委員会で決まった。なんか寂しいね、と相棒のTABさんと話す。だが、肝心の歌の練習(アルトは何度もパート練習をした)が先で、せめて白のブラウスに何かつけようと相談したのはギリギリだった。

  13日(月)、平米公民館でアルトの練習。その後城端の友人宅へ行く。城端のニット会社のC反をタダ同然で分けてもらうため。色は5色ほどしかないそうで結局グレーにした。14日の練習の後、企画委員の人達に了解をとり、すぐ裁断しようと何人かに声をかけたが日が合わず、20日まで延ばした。
 20日(月)、ふれあいセンター多目的ルームに6人が集まった。TAKさんは隣の人形劇と掛け持ち。大きな反物をテーブルに広げ、布を切っては結び試しながら、幅、長さ、結び方、など相談して決めた。↓は、仕上がり。ソプラノ、アルトの30人分を裁断した。切るだけ、縫わなくていい、無料の布、となればこれで精一杯。
           

  ブラウスにつけると↓のようになる。糸で縫いつけるか、安全ピンでとめる(トリコットは針が通りにくいが)。         

 隣の部屋では、人形劇団「どんぐりコロコロ」の上演中。動物たちの帽子のお話のようだ。TAKさんはここでボランティアをしておられる。            

          

  ↓は、幟と駐車場の車。

                

 さて、↓は、MiTUのコンサート紹介です。

 第8回コンサート:

 日時:2013年5月26日(日)午後2時 開演(午後1時30分 開場)

 会場:ウィングウィング高岡・4階ホール

  【曲目】

  1 混声合唱のためのホームソングメドレー  編曲 源田俊一郎 

  《イギリス編》アニーローリー、グリーンスリーブス、ロンドンデリーの歌

  《ドイツ・オーストリア編》ローレライ、野ばら、ウィーンわが夢のまち

  《日本編 1》花、荒城の月、浜辺の歌


  2 ピアノ伴奏による五つのうた  作曲 大中 恩 

  (海の若者、秋の女よ、花笛、沼、別れの唄)

  3 グロリア RV589  作曲 ヴィヴァルディ 

 【指 揮】森川 紀博、坂本 康博(2St)

 【ピアノ】般若 葉月

 【ソリスト】ソプラノ:野上 聡子

       ア ル ト:森川 有紀

 【鑑賞券】500円(全席自由)


「丸清」さんのプチ・ギャラリー ”マーク・セフトン 作品展” ~ 続き

2013-05-21 | 日記・つぶやき

 5/16(木)、平米公民館で謡のお稽古が終わった後、丸清に寄った。土日の旅行のための白いパンツと先日買ったブレザーコートの下に半袖シャツがあれば、と思ったのだ。↓は、左から、お店・看板・駐車場のキングサリの鉢。

               

 ↓は、玄関前の花々。

         

 玄関から入ると、マークからのメッセージが目の前に掲げてある(トップ写真)。

 ” Mark & Machiko Sefton-Miyakoshi wish to extend our appreciation for all the people of Takaoka, who have welcomed us on our recent visit to Machiko’s home town. We hope that you like and enjoy some of the artwork from England and France, which we are showing here today. We look forward to returning soon.       April 2013 ”

 「マーク&満智子セフトンは、4月に来日した時に歓迎して下さった高岡の全ての人々に感謝の気持ちを伝えたいと願っています。みなさんが、イギリスとフランスで描いたこれらの絵を楽しんでくだされば嬉しいです。いつかまた、高岡を再訪できますように。   2013年4月」

 お店に入ると見たことのある男性が立っておられる。よく見ると森のくまさんのご主人だった。奥には、くまさんがシックなグレーの上下を選んでおられた。絵を見がてらショッピングに来たよ、と。ようこそ、ありがとうございます。↓は、店内。       

       

       

 ↓は、「夜の湖」。                

  ↓は、「セールスマン」。 

  ↓は、「フランスの警官」。        

  ↓は、「太平洋の小島」。     

  ↓は、「コーンウオールの港」。      

 ↓は、「テームズ河」。      

  私が好きな絵をアップしたので似た作品になったが、大小とりまぜ20点展示してあります。絵は、入り口近くのスペースに展示、バッグや小物類の棚があり、奥には夏物衣料品が並んでいます。パンツの裾上げはその場でしてくださいました。


今年も牡丹を見に

2013-05-20 | 自然・海山草花

 

 
F家の牡丹園
 昔、お世話になったF先生が先月末亡くなられたことを前に書いた。お通夜の席で、喪主の息子さんが母の思い出を語られた後、「今年も牡丹が咲くのを楽しみにしていました。母が植えた牡丹も咲...
 

 昨年は、5/8に牡丹を見に行ったようだ。今年は、1週間以上遅く出かけた。13日、用事で城端へ行った時、戸出を通りながら牡丹のことを思った。チョッと道を入ればF家なのに、気が急いていて素通りしてしまった。あの時寄っていればまだ盛りだったかも。花は一瞬、一瞬が大切だとつくづく思う。

 今年は咲くのが遅いと聞いていた。連休明けより遅れるかも、と。だが、5月も半ばを過ぎると、もう来年の株のために手入れを始められるのだ。今年初めて立てられた名札も取り外してあった。今までも名札を作ってあったが、株と照合するのに手間取ったとのこと。そのくらいたくさんの品種があると言うことだろう。             

  花はほとんど切りとられ、残っているのはごくわずか。

               

              

             

             

  昨年のブログで、小さな花房をつけている藤。今年はつるを伸ばしてみたそうだ。どんどん上に伸び軒を横に這っている。これに花をつけると見事だろうな~と想像する。              

 F先生は亡くなられたが、たくさんの牡丹が息子さんご夫婦の手で大事に育てられていた。来年はますます立派な牡丹園になるだろう。来年こそ、満開時に訪ねたいものだ。


「リゾートビラ雨晴」を訪ねて

2013-05-16 | 日記・つぶやき

  タイトルに記憶がある方もおありだろう。一昨年秋、姫ちゃんの銭湯巡り(高岡市では70歳になると、市内の銭湯券〈100円券〉が支給される)に付き合い、「潮騒の湯」へ来たことがある。島尾駅の近くだが、高岡市太田伊勢領だ。同じ建物内に、レストランと有料老人ホームがあることをその時知った。帰りの島尾駅もふくめ3回にも分けてブログにアップした。↓は、その時ブログの一部です。 

http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/d/20110927

http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/e/8dc3ce477c0d485d2fdf80e648c060ce

 5/15(水)、今度は有料老人ホーム「リゾートビラ雨晴」を訪ねた。元MiTUのメンバーで、私の大先輩でもある方が最近入所されたのだ。私は届け物もあったのだが、お会いしたいと言う二人のSAさんも誘って3人で出かけた。↓のHPに館内の案内や賃貸料が載っているので興味のある人はご覧ください。 

http://www.m-m-n.com/index.php 

 まず、1階の中華レストラン「福寿苑」で、海を見ながらランチを食べる。↓は、ホイコーロー(豚肉とキャベツの味噌炒め)定食。大根餅がついている。               

 大根餅が中華料理とは知らなかった。大根の千切りがしゃきしゃきして美味しい。ちょっと辛い味噌で食べます。                      
 TEさんは、海の見える居室でちょうど絵を描いておられるところだった。二人部屋なので畳スペースやキッチンもついていて広々としている。青々とした穏やかな海、波の音がザァ~ッ、ザァ~ッと聞こえて来る。退院が決まり、息子さんと一緒に市内のホームを何軒か見学し、ここが一番気に入ったと仰る。

 顔色もよくとてもお元気な様子、室内では歩行器は要らないそうだが、部屋を出る時は念のため歩行器を使うそうだ。話が弾み、長居をしてしまった。ベッドの上に楽譜があり、見せてくださった。息子さんの車の中で聞いたCDの音楽があまりきれいなので、写譜してもらったそうだ。見ると、”Over the Rainbow"だった。画用紙に色鉛筆で、5線譜を手書きし、♪と英語の歌詞がついている。タイトルの”Over the Rainbow"はなんと7色の虹色だ。息子さんの愛情がいっぱい詰まった手書きの楽譜に感動し、♪ Somewhere Over the Rainbow ♪ と一緒に歌った。

 「また来るね」と別れ、展望風呂へ。浴室は大きくないが見晴らしがいい。脱衣室でお茶を飲みながらお喋りし、帰途についた。

 前回同様、島尾駅に寄る。オヤ、駅が変わっています。↑のブログと比べるとわかります。氷見線の電車の絵が描かれました。           

 藤棚も健在。白藤が咲き誇っている。紫の方は心なしか元気がない。一昨年、ここで遠方から来られた女性に会ったことを思い出した。                       

                

                             

                   
 


合唱団”MiTU”・連日練習 & 田植えの季節

2013-05-14 | 合唱

 合唱団MiTUの定期演奏会(5/26)が近づき、連日練習が続いている。半日の特別練習が3月、4月と博労公民館で2回あった。5月は12日(日)に木津公民館で全体練習、11日(土)は、2か月間休んでいた人の希望でTAさん宅でアルト練習、13日(月)は、ソロの3人が揃う日と言うので平米公民館でアルト練習、なんと3日間連続である。さすがに疲れる。

 12日(日)、この日も良いお天気だった。木津公民館のホールのすぐ横の田んぼでは、田植えの前の代かきの最中。奥の白い家側から始り、練習が終わる頃は公民館ホールのすぐ窓際まで耕された。翌日から田植えかな?       

  ↓は、練習風景。2部の指揮者、SAさんの指揮で練習。男性だけに見えるが、向こう側にソプラノ、アルトがいる。2部は暗譜の曲。       

  5時に練習が終わり、その足で光が丘病院へ向かった。元MiTUのメンバーの方が入院しておられる。

 ↓は、佐野方面の水田。農業センターアグリピアの近くだ。もう、田植えの終わった田が美しい。傍の田ではせっせと苗運びの最中。日没まで仕事をされるのだろう。        

  田んぼの隣は麦畑。緑と青と黄色のコントラストが美しい。        

 病院では夕飯時。訪ねた方は、食堂にも部屋にもおられない。聞けば、なんと前日退院されたそうだ。リハビリに励んでおられたからよくなられたのだろう。でも、一人暮らしは無理だろうし、どこへ移られたか尋ねても教えてもらえない。こちらのケータイ電話を知らせ、息子さんからの電話を待つ。しばらくして東京の息子さんから電話があった。音楽が好きで、ピアノが上手だった1人息子さんだ。しばらく話す。
 田舎で一人暮らしの母親がここにも、とつい思ってしまう。退職厚生会のお便りも届けたいし、配布がてら近いうちに顔を見に行って来よう。


「丸清」さんのプチ・ギャラリー ”マーク・セフトン 作品展”

2013-05-13 | 日記・つぶやき

  5/12(日)、木津公民館で合唱の特別練習の日。午前中、楽譜を開きCDを聴いていると、玄関のチャイムが鳴った。日曜だし、近所の人かな?と思ったら、「宅急便で~す」の声。遠いイギリスからお花が届いたのだ。そう言えば、「母の日」だ。今までは、母の日は娘のメールが来るだけだったが、昨年から花束が届くようになった。マークの心づくしだろう。シニア向けにとの気持か、純白のイメージか、いつも白で統一されている。いずれにせよプレゼントは嬉しい。ありがとう。
 玄関に生けたら、台所まで香りが漂っている。日中は暑くて、部屋の戸を開け放しているせいだ。

 さて、今、開催中のマークの作品展の紹介をさせてください。そもそもの始まりは↓のブログにもあるが、昨夏、娘と一緒に野村のブティック「丸清」へ行った。夏物半額セールの案内をもらい、何か気に入った品があればと出かけたのだ。「丸清」さんは、大門でお店を出しておられたが、高岡へ出て来られ、私たちは行きやすくなった。私があれこれ物色している間に、娘がご主人とプチギャラリーのことを聞いていたらしい。

http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/e/9ccd2f224de716ffca80c17cfb862b7b

  そして、4月に来日した時、マークの油絵をデジカメで撮ったデータを持って来ていた。それを写真に焼き、展示してもらうようにお願いして行った。サイゴ堂でパネルにしてもらったが、写真がぼけていたり、角度がずれていたりしているらしく鮮明な色やシャープな線は出ていない。油絵の立体感もなく、物足りないのだが、ともかく展示していただきました。夏物セールに合わせ、↓のような涼しげな案内葉書きが丸清さんより届きました。    

   

 場所は、野村の「中尾清月堂」の斜め向かいです。時間と興味のある方、夏物衣料をお求めになりたい方、ぜひお越しください。水曜がお休みです。


予想的中

2013-05-12 | 映画・テレビ・演劇・芸能
 
本「舟を編む」
 「舟を編む」: 三浦しをん著 光文社発行 「2012年 本屋大賞」受賞作品。なはさんにお借りした本です。 中学校へ入学すると、学校で辞書の推薦がある。国語辞典、漢和辞典、英和...
 

 私のgooのブログに、時々「あなたの一年前のブログです」と言う記事が送られて来る。上は、昨年の5/8に書いたもの(翌日は「薪の音」)だが、最後に「舟を編む」がTVドラマか映画になるかも、と書いている。その予想がまさに的中。1年後の今、映画が公開中だ。主役の馬締さんには、なはさんの予想(堺雅人)に反して、松田龍平、奥さんになる香具矢さんには宮崎あおいが扮している。

 やはり原作を読んだANさんが、馬締さんのイメージが崩れるから映画は見ない、と言われた。私は逆に、松田龍平がどんな馬締さんを演ずるか見たいと思った。感想としては、馬締も香具矢も、チョッと原作とは違うイメージだった。特に最初の頃の馬締は、ちょっと変人が強調され過ぎのように思ったし、香具矢はもう少しふっくらおおらかなイメージで想像した。だから、悪いと言うわけではないが。↓は、映画館前のポスター。        

 映像のおかげで、新しい国語辞典『大渡海』と「舟を編む」のタイトル、監修者である老学者・松本先生(加藤剛)が晩年、自宅近くの海を眺めながら辞書の完成を思う情熱がピタリとつながった。先生は、新しい辞書を「今を生きる人のための辞書」にしたい、と語る。新しい概念や言葉も積極的に掲載しよう、「ダサイ」なども入れよう、と話す。加藤剛が目を輝かせて語る姿は、馬締でなくても共感してしまう。大した存在感だ。

 昨年の記事に俳優の名前を入れてみた。
 玄武書房に勤める馬締(まじめ)光也(松田龍平)は、名前のとおりの「真面目人間」。営業部から辞書編集部に迎えられ、『大渡海』を編む仕事に携わる。

 定年間近のベテラン編集者(小林薫)、日本語研究に人生を捧げる老学者(加藤剛)、お調子者の先輩(オダギリジョー)、しっかり者の女性先輩(伊佐山ひろ子)、新人として配属される女性後輩(黒木華)。彼らが、13年費やして、新しい国語辞典を編みだすまでのな話だ。馬締の下宿のおばあさん(渡辺美佐子)と板前修業時中の孫娘(宮崎あおい)も、光っちゃんは変人と言いながらも、彼が自信を持つよう、他人とのコミュニケーションがスムーズにできるように支える。
 彼は、主任として大学生アルバイトも使いながら、辞書完成に漕ぎつける。第5校(5回目の校正)まで来た段階で、1語抜けていることが発見され2校、3校段階で他にも抜けていないかチェックし直す。23万語の見直し。泊まり込みの作業が続く。
印刷用紙の開発(薄くて、裏写りせず、めくりやすい紙を目指し)、印刷技術など完璧なものを目指すまでの過程も面白い。結局、松本先生の生前には完成しなかった。出版記念パーティには先生の遺影が飾られ、奥さま(八千草薫)が出席。

 すべての傍役陣が個性的で素晴らしい。オダギリジョーがとてもいい。 


「高岡市民歩こう会」~新・富山大橋・呉羽丘陵多目的広場 約6kmコース

2013-05-11 | 健康

  5/5(祝)、「高岡市民歩こう会」の第3回目(私にとっては最初)の富山方面のウオーキングさった。MiTUのメンバー4人と参加した。この日の総数はなんと60余名。富山駅北口地下広場に集合し、オリエンテーション、準備体操を行った。    

 地下道を通り、中央口へ出て街中を歩く。まず、昔ながらの県庁前噴水広場。子どもが小さい頃はこの広場や城址公園へよく連れて来たものだ。↓は花時計。         

  しばらく噴水ショーを眺める。夜はライトアップするのだろうか。レザーショーはなくても爽やかな噴水は気持がいい。初夏を思わせる暑い日だった。

                      

  ↓は、「高志の国文学館」の裏側の道。ここは、いつも前を通るだけ。まだ一度も入っていない。          

  この後、新・富山大橋(昨年開通した)を渡ったのだが、話に夢中で、いつ渡ったかも気づかず、写真も撮らず、だった。橋の上だけ4車線だそうだが。
 五福公園プロムナードでトイレ休憩。野球広場では試合の最中。応援団も多く熱が入っていた。他に陸上競技場やスポーツ広場もある。

 呉羽丘陵多目的広場へ。山へ登るのかと心配していたが、こんな大きな広場があるのだ。昨年秋開園したそうだ。ふわふわドームやターザンロープなどがあり、子どもたちに人気だそうだ。折しも、この日は「子どもの日」。家族連れが多かった。私たちはここで昼食。         

  この後、高山本線・西富山駅へ出る。3年前に白鳥城へ歩いた時もこの駅から帰って来た。あの時もそうだったが、今年も駅舎の天井にツバメの巣があった。無人駅に、毎年ツバメが訪れているらしい。         

  富山方面ホームへ渡る。↓は、線路の真中で撮りました。富山駅で乗り換え、高岡へ。3時前には帰宅できた。          

  この日は夕方、アップルグリムで知人のMOさん家族と会う予定。入口に、綿菓子無料サービスの器械がおいてあり、子どもに人気。MOさんの二人の娘さんも何度もお替りしていた。彼女は大阪に住んでいるが、お母さんも近くの病院へ引きとり、空き家になっている高岡の自宅へ年に数回家族で来るのだ。水道やガスを止めているので、数日間とは言え不便な生活を送るのだが、それを楽しそうに話す逞しさに感心する。      

  過去の記事を調べたら、しらとり城祉へ登り、西富山駅に出たのは3年前だった。 

 http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/e/9bee0bbb692e5cc3ca71a1005a1b0001

 


信州の旅 ④ ~ 上田城公園

2013-05-09 | 旅行

 4/25(木)~27(土)までの3日間、信州へ旅行した。5年前、戦争遺児の戦跡巡り・慰霊の旅で、フィリピン・ルソン島を訪ねた。その時の友人であるNAさんに誘われての旅だった。2泊3日の旅も今日で終わりです。

 2日目の宿は、義妹と二人で別所温泉和泉屋さんで泊まる。古くからのホテルらしいが、湯快リゾートスタイルで、朝夕ともバイキングで7800円だ。義妹は2晩ともバイキング?と言っていたが、ホテル内は和風で昔のままと言う感じ。↓は、広々とした和室にセミダブルのベッドが入った部屋。気分がゆったりする。         

 夕食バイキングも、席は指定で落ち着く。メニューも豊富だった。食堂入り口の案内表示も家庭的。

  でもやっぱりツイツイ余分に取ってしまう。↓は、夕食と朝食。

                

 別所温泉駅までは近いが、荷物があるからと車で送ってもらった。昨日の駅長さんに見送られホームへ出ると、ホームには朝市のような「駅の工芸市」があり、草木染めの毛糸、セーター、ベストなど並んでいる。         

 ↓は、お六櫛や八角箸の木工品。お土産にお箸を買った。上田市の工房で作っていると言うおばさんから話を聞き、記念撮影をした。ついでにお食事処の情報も聞く。        

 上田駅まで、上田電鉄と言う私鉄が通っており、それがのどかな「別所線」だ。上田市は人口17万足らず。長野県では3番目の都市で、高岡よりちょっと小さめ。駅で荷物を預け、上田城公園までウインドウショッピングしながら歩いた。駅前通りは活気があり、ウインドウショッピングが本当のショッピングになってしまった。二人とも、薄くて安い春のコートを買った。義妹は寒かったらしくすぐに着用。
 ↓は、上田高校の校門。NAさんの通学した高校で、校門が上田城城門。必ず見るように言われていたので、ここでも記念撮影。奥に鉄筋の校舎が見える。
          

 公園も古城公園によく似ている。犬の散歩や家族連れの姿に混じり観光客も…。上田城は、戦国時代真田昌幸公が築城した平城で徳川軍の攻撃を守り抜いた名城だそうだ。二の丸橋から入り、濠沿いに歩いて行くと賑やかな声が聞こえる。真田十勇士と記念撮影をするサービスだ。この日の出番は四勇士で、真田幸村、筧十蔵、海野六郎、望月六郎だそうだ。幸村公の’さなだじゅ~ゆ~し~’のかけ声に大きな声で唱和し、パチリと撮ってもらう楽しいイベントだ。厚化粧のイケメンくんと女性が1人。背景は東虎口櫓門、左は西櫓。          

 ついでに、十勇士とも一緒に。義妹は根津甚八、私は霧隠才蔵。子どもの頃読んだ本に出て来た懐かしい名前だ。            

 真田神社の前に、↓の署名場所があり、皆さん何か書いておられる。なるほど、ここでも大河ドラマ誘致運動が盛んに行われているらしい。二人とも署名に協力した。               

 公園内で孫とお散歩の女性に道を尋ねて、”柳町の通り”へ出る。ここは旧北国街道だそうだ。↓は、老舗のお蕎麦やさん「おお西」。            

 江戸風情の漂う街並みを歩いていると、朝聞いた”コラボ食堂”が見つかった。NPO「食まちネット」の店だ。        

 ここで地産池消のメニューを注文。春野菜ときびのクリームソースペンネ、手作りハムのサラダなど。        

 ぶらぶら駅まで歩く。賑やかな通りでここが高岡と違う。駅前の幸村公の騎馬姿(トップ写真)に別れを告げ、しなの鉄道に乗る。篠ノ井から信越本線、直江津から北陸本線。高岡着6時半、無事に到着した。
 信州の旅はこれでオシマイ。ご愛読ありがとうございました。


信州の旅 ③ ~ 里帰りそば & 別所温泉

2013-05-07 | 旅行

 4/25(木)~27(土)までの3日間、信州へ旅行した。5年前、戦争遺児の戦跡巡り・慰霊の旅で、フィリピン・ルソン島を訪ねた。その時の友人であるNAさんに誘われての旅だった。

 4/26(金)、2日目、「無言館」を出た後昼食に入ったのが、塩田の館「北条庵」。ここで「里帰りそば」と言われる皿そばを食べた。
 
↓は、「北条庵」。ここ上田市塩田平は’信州の鎌倉’と呼ばれる歴史の里である。

 ↓は、皿そば。「出石焼」の白い小皿にのせて出される。好みで胡麻だれ(右の白い小鉢)をつけてもらった。
 江戸時代、上田藩仙石家と兵庫県出石藩主松平家は国替えを命じられた。仙石様はそば職人を連れて出石藩に移り、それが端緒となり今では出石町は関西で有名なそば処に発展し、出石焼の白い小皿にのせで出す「皿そば」になった。そして上田市でも皿そばを「里帰りそば」として育てることになったそうだ。

  ↓左は、出石焼の皿。出石町一帯で焼かれる白磁を中心にした焼き物。真田家の家紋「六文銭」がデザインされている。   
  ↓右は、売店に下げてあった暖簾。拡大して見てください。信濃を詠った歌が染めてあります。面白いので声を出して読んでいると店の人が外して広げてくださいました。       

                     

  ♪ 信濃の国は十州に… ♪ で始り、山は、「御岳、乗鞍、駒ケ岳、浅間。川は、犀川、千曲川、木曽川、天竜川。木曽の谷には真木茂り、諏訪の湖には魚多し」と、続く。旭将軍木曽義仲、佐久間象山の名も見える。「碓氷山穿つ隧道26…」は今は懐かしい信越本線だ。今は横川~軽井沢区間が廃線だそうだ。

   食事後、花の寺と呼ばれる真言宗の独鈷山・前山寺を訪ねた。一昨年、「くるみおはぎ」のもてなしを受けたお寺。残念ながら金曜日はお休み。↓は、ピンクのイカリソウ、しだれ桜、重文の三重塔。 

                     

  この夜は、義妹と二人で別所温泉に泊まり、明朝、別所温泉駅から電車に乗るので駅に寄ってもらった。↓は、上田電鉄別所線の終点駅。   

  ↓は、ちょうど到着した電車。氷見線のハットリくんの電車みたいだ。   

  ↓は、駅長さん(?)(トップも)。新1年生らしい中学生に声をかけておられる。  

   ↓は、すぐ近くの曹洞宗・安楽寺。一昨年は工事中だった八角三重塔(国宝)が修復されていた。左は、お庭の高野槙。

                          

  義妹と泊まるホテルは、NAさんご推薦の「和泉屋」さん。ホテルの前まで送ってもらい、3人と別れた。2日間案内してくださり信州を満喫しました。ほんとうにありがとうございました。翌日は二人で上田市を歩く予定だ。


高岡御車山・宵山 & 映画「リンカーン」

2013-05-06 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 信州の旅をちょっと中断して、映画「リンカーン」を紹介します。長野から帰宅した後も毎日予定が詰まっていた。だが、「舟を編む」と「リンカーン」の2本の映画はぜひ見たかった。そこへSAさんから「リンカーン」のお誘いが…。くまさんサロンで、「5/2までやよ」との情報が入った(実際にはGW中に上映回数が減っただけ)ばかり。空いている日は、5/1だけ。高岡の祭礼の日だが、祭りは来年もあるからと出かける。

 久しぶりのイオンだ。喜久屋の前で待ち合わせ。偶然にも謡の本を買いに来られた米島さんとバッタリ。芙蓉会の話などでお喋り。映画館はすでに「探偵はバーにいる」のポスターが張りめぐらされていた。チケットを買った後食事をする。    

  ↓は、グルメ杵屋の冷やしなす天おろしうどん。いなりずしと温泉たまごは選べる。映画の半券で1割引だ。 

 映画「リンカーン」は、本年度アカデミー賞主演男優賞と美術賞の受賞作品。スティーブン・スピルバーグ監督の話題作だ。
 ↓は、主演のダニエル・デイ=ルイス。リンカーンの風貌に近づくため体重を減らし、声を変えたそうだ。(写真はすべてネットから)

 

 

  時代は、アメリカ南北戦争の真っただ中。リンカーンが第16代大統領に再選された頃。「奴隷解放」の憲法改正案を通すまで戦争を終わらせない、と彼は考えていた。映画は、その間の28日間を描く。国のリーダーとして、家庭では父親として、夫としての姿。思い悩む孤独な時間、親子や夫婦間の葛藤、議会や閣議で熱弁を奮う強い信念、そして改正案を通すまでの反対派の党を切り崩す裏面工作。今まで知られざるリンカーンの姿。
 改正案が通った時の議会の興奮は、見ていても胸に迫るものがあった。戦場へ赴き兵士に声をかける、自分の家の黒人使用人をも労わる優しさ。そしてスピーチが上手い。自分の体験や本からの例をあげ、ユーモアたっぷりな口調で説得する。強引でなく心に訴える話しぶりなど、魅力的な大統領。フォード劇場で狙撃されるまでのリンカーンは、時代こそ違え、キューバ危機を控えたJ・Fケネディの「13デイズ」を思い出させた。

 以前「源氏物語の謎」を見た時、女性が皆同じ顔に見えて区別がつかない、と嘆いた人がいた。この映画でも議員たちの顔が皆同じに見え、誰が敵か味方か区別がつかず前半は分かりにくかった。まだ昼上映をやっています。

  高岡祭礼の日の映画館はけっこう混んでいた。私は、前日は「あかね」のボランティアの日。でき上がったカセットテープやCDを郵便局本局へ持って行くと、隣に御馬出町の「佐野源左衛門」の御車山が飾ってあった。夜になるとライトアップされる。佐野源左衛門の話は、ご存知、謡曲「鉢の木」に出て来る有名な話だ。        

 ↓は、佐野源左衛門の人形。       

  ↓は、幔幕。唐子と3獣の遊んでいる図。