蒼穹のぺうげおっと

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ガンダムSEED DESTINY 第45話 「変革の序曲」 感想

2005-08-28 07:57:47 | ガンダムSEED DESTINY
ザフトガンダムチームとミネルバの、そして何よりルナマリアが大活躍(祝)しつつもこのチームでの大活躍はひょっとしたらこれが最後かなと思わせる第45話「変革の序曲」。
明確な敵を討つ、ここまではバトルエンタメとして素直に燃える部分ですが、明確な敵を討ってしまった後、ここから最終回までどうなっていくのか、これが楽しみです。

先週は議長サイドから見たテーマ部分の明言があり、今回はカガリサイドから「自由・自立」と、このブログでもずっとテーマじゃないかなと言ってきた部分が明言され、いよいよ最終フェーズに入っていくことを実感。
これで後は同じく放送当初から考えていた国家間の連合みたいな話が入ってきたら個人的にはかなり満足かも。

■祝!!ルナマリア
もう今回ルナが心配で心配で(笑)。
きっとこの活躍をメイリンたんが見ていたらきっと涙を流して喜んだことでしょう(嘘)。
ブラスト・インパルスとルナ嬢の活躍を一気に持ってくるなんて、ある意味最終回が近いんだなと実感(え)。

けれども僕個人としては恒例の出撃前カップルシーンがまだ腑に落ちないところがあるので、良くない伏線なんじゃないかと穿った見方をしてまた心配になってたり(笑)。
シンをそそのかすなよ、とでも言わんばかりのレイも気になるところですし、ルナ嬢、まだもう一回何かありそうな気が・・・。
ああ、もうホーク姉妹にはいつも心配させられてます(嬉しそうです、自分)。

■明確な敵を排除したその後は
今回のジブやん討伐最終決戦は、作中これまでずっと明確な敵として描かれてきたジブやんが相手だったので、視聴者サイドとしても素直にガンダムチームのバトルを楽しめたところじゃないでしょうか。

これで名実ともに議長は世界のリーダーとなったわけですが、やっぱり面白いのはここからで、明確な敵を討ってしまった後、ここから議長としてはデスティニー・プランの実行フェーズに入っていくわけで、まだ具体的にどうやっていくかは想像つかないですけど、基本的に従わない国家に対して何らかの手段が取られていくんでしょうね。

僕個人としてはユニウス・セブン落下から内乱の助長、デストロイの利用(世界へ守護者としてアピール)、レクイエムの発射まで含めて議長のシナリオだったと思っているところがあるので(「ありがとうジブリール」でほぼ確信)、この辺がミネルバサイドに、ひいては世界へ公開されていくのか、そこが気になるところですね。

ゆえにザフトガンダムチームとしての活躍は今回が最後かなぁと思いながら見ていました。
タリアさんの最後の悲しそうな表情もひとつポイントだったかなと。

■自由・自立
このテーマについては先週の議長の狙いとともに、このブログでもコメント欄含めて大分前から話をしていた部分だったので改めてカガリから明言されたというのは個人的にかなり満足なところがあります。
オーブという国を通じて「自立」のテーマについては第28話でトダカさんが散った時から考えてきたことだったんで、ここは素直に嬉しいですね。

テーマ補足的にキラとアスランの会話が挿入されているわけですが、ここも基本的には与えられた役割を諾々と受け入れて、自分で考えることをしなくなったらそこで発展・進化は望めない、役割を与えられるのではなくて、自分で役割を作っていくこと、これが自立の一つの形でしょう?みたいな。
自分で考えて、自分で判断する、当たり前のことなんですが、意外と難しい、ゆえにテーマなんですよね。

テーマ的な部分については議長の「役割」部分と、カガリの「自立」部分とに明確に分かれた形なんですが、じゃあこれを作中でどうやって具体的に対峙させていくかについては、正直殆ど想像できていないんで、ここは情報収集として月に飛び立ったアークエンジェルの行方を楽しみに待ちたいと思います。
#それにしてもEDの引き方は相変わらず秀逸で出航するアークエンジェルとそれにかぶさる「君は僕に似ている」のシンクロがカッコいいですね。

■あの時は3隻しか
今作で是非やって欲しい、なんて放送当初から言っていたことの一つに、前作では思いを同じくする人が集まってくるところが一つのクライマックスだったけど、結局は3隻しか集まらなかった、だから今作ではその枠組みが国家レベルで連携してくると熱いな、というのがあるんですが、今回カガリの台詞にオーブだけじゃなく、危惧している国はあるというのが語られたので、ひょっとしたらやってくれるのか?と密かな期待を抱いております。
#本当は連合、プラント、それ以外の平和を望む国家連合みたいな形を考えていたので、微妙に異なってはいるんですが(笑)。

■交差するポイント
今回のアスランの

いや 同じなんだ多分
でもそれを知らないんだ
オレ達はみんな


という部分にシンのカットが入ってくるのは熱いですね。
シンやアスラン、キラもそれぞれアプローチは違っているんだけど、きっと望んでいる方向性は同じ、だけれども交差するポイントが無い。
ひょっとするとシンとアスラン、キラが同じベクトルを向くのは瞬間的なことになるのかもしれないけれど、それはそれで結構熱い展開になりそうなタメですね。
こうなったら最後の最後のデスティニー激燃え最終出撃に「君は僕に似ている」をかぶせてきて欲しいなぁ。

■指輪
ここが何気に切ないですね。
指輪の意味って、アスランと「遠く離れていても近くに感じてる」という意味合いだけかと思っていたのですが、カガリの女性としての側面も担っていたんじゃないかと感じました。
この局面ではカガリ、アスランともに互いの「役割」を見出していて、そこでカガリとしては女性よりも為政者としての道を今度こそ決意する(ユウナと結婚を決めたときとは違っていて、あれは役割を諾々と受け入れただけ、今回は自立の結果としての決断)、そういう象徴として描かれたのかも。

ゆえに、最後の最後はまた指輪をしていて欲しいなとも思うんですよね。
確かキラがアークエンジェルを出航させるとき、母親のカリダさんから「お前には帰ってこれる場所があるんだよ」と言われていた気がするのですが、今回カガリが残ったのはそういう意味でアークエンジェルが帰ってくる場所を確保する、そういう意味合いもあるのかもしれないなと妄想が暴走しています。

■アカツキ
OPが変わっていたのでもしや・・・と思ったんですが、早速ロアノーク一佐へ。
いくらビームコーティングでも、もう陽電子砲の前には立たないでください(懇願)。
やっぱり肩には羽のマークが入るんでしょうか?

■メイリンたん
相変わらず可愛いです。
あのビクビク感が最高です。
つか、その前にキラに水を差されているあたりまた良いです。

ところで、僕と同じメイリンたん好きなあっちゃさんがこんな同盟を作られております。

「好きだよ、メイぽん同盟」



あまりにバナーが可愛いので使わせて頂きました(感謝)。
しかし、僕はメイリンたんのことは「メイリンたん」と呼んでいるので、この同盟に参加する資格がありません。
ですが、同じメイリンたん好きとしてこの同盟を影ながら応援しております。

つか、メイリンたんはオーブの制服着ないのでつか?
いや、久しぶりにみたザフトの制服も良かったんですけど(ってどれどもいいのか、自分)。