このところ、NBCとBBCのIPODニュースの話題のひとつが、〔メガミリオン〕という名前の宝くじ抽籤のこと。
「世紀のジャックポット」とNBCがコメントしたとおりに、1月24日以来18回の抽籤では当籤者がなく、結果、積みあがった賞金は6億4千万ドル、1ドル82円で換算するとなんと、524億8千万円と、過去にない最高額。スーパージャンボも真っ青な巨額である。
大当たり番号は「2,4,23,38,46,23」だったとのこと。この〔メガミリオン〕くじに参加しているのは全米で42州(フロリダ、アラバマ、ミシシッピ、アラスカ、ハワイ、ワイオミング、ユタ、ネヴァダは不参加)だが、当たりはメリーランドで出たのが確認されている。当たりは、他にもありそうだとのこと。マスコミが煽ったせいもあるのだろうか、開催州のいたるところで、くじを買う人々の長い列ができたという。
当籤者の賞金受け取りは、26年にわたって賞金全額を分割で受け取る方法と、割引金額を全額一度に受け取る方法があるのだそうだが、524億を26年間ということは、1年で20億円、1日あたり550万円という計算になる。こりゃ、どうやっても使いきれまい。
過去のジャックポットは、やはりこの〔メガミリオン〕くじで、2007年に3億9千万ドル(319億円)を二人で分けたというのが最高記録だった。
カンザス・シティスター紙によると、6億4千万ドルあれば、ボーイング787のドリームライナー1機、タイのプーケットにある小島1つ、ブガッティのスポーツカー200台が買える金額だという。
くじ1枚は1ドルと安いが、くじに当たる確率は1億7600万分の1と「超」超高率。「雷に打たれる確率の50倍」という数学者の試算も発表されている。
「もしも籤が当たったらどうする」という取らぬ狸のBBCの質問には、「ワシントンDCの一番混雑する交差点上に車を乗り捨て」、「どこか暖かい処へ子供を連れて早速引越し」、「娘の教育と家族の面倒、それに慈善の寄付をして、あまった金で世界旅行」などというのが市民のコメントとして書かれている。
カリフォルニアでは、当たりくじの良く出る売り場を情報公開したところ、大騒ぎになったというが、これは日本ではすでに当たり前の光景だ。ネヴァダの州民は、国境をまたいで西のカリフォルニアまで買いに来るとか、アリゾナでは、ひとりで2600枚を買い占めたというのがローカルのホットニュースになっている。
おせっかいなBBCは、もしも高額賞金が当たったらこうしろというアドバイスもしてくれている。
1)氏名や身分を明かさない。
2)当籤金は分割で受け取る。
3)ファイナンシャルアドバイザーを探す。
4)賞金は社会に還元する。
4つとも至極あたりまえのアドバイスだが、4番目の「社会還元」というところには特に「汝の隣人を愛せ」という教えで育った西欧人のキリスト教的な道徳観がみえてきそうだ。
〔メガミリオン〕への参加州自治体が多いのは、そこから上がってくる収入が、慢性的資金不足の州行政には有難い特別収入の一部になるからだという。日本では賞金数億円は当たり前の感がある「自治宝くじ」だが、〔メガミリオン〕の賞金積み上げ方式を使えば、今より多くの財政収入を得ることができるかもしれない。震災復興にはいくら金があっても足りないということなのだろうから、こんな楽しいアイデアをやってみたいと思う地方自治体はあるだろうと思うのだが。
「世紀のジャックポット」とNBCがコメントしたとおりに、1月24日以来18回の抽籤では当籤者がなく、結果、積みあがった賞金は6億4千万ドル、1ドル82円で換算するとなんと、524億8千万円と、過去にない最高額。スーパージャンボも真っ青な巨額である。
大当たり番号は「2,4,23,38,46,23」だったとのこと。この〔メガミリオン〕くじに参加しているのは全米で42州(フロリダ、アラバマ、ミシシッピ、アラスカ、ハワイ、ワイオミング、ユタ、ネヴァダは不参加)だが、当たりはメリーランドで出たのが確認されている。当たりは、他にもありそうだとのこと。マスコミが煽ったせいもあるのだろうか、開催州のいたるところで、くじを買う人々の長い列ができたという。
当籤者の賞金受け取りは、26年にわたって賞金全額を分割で受け取る方法と、割引金額を全額一度に受け取る方法があるのだそうだが、524億を26年間ということは、1年で20億円、1日あたり550万円という計算になる。こりゃ、どうやっても使いきれまい。
過去のジャックポットは、やはりこの〔メガミリオン〕くじで、2007年に3億9千万ドル(319億円)を二人で分けたというのが最高記録だった。
カンザス・シティスター紙によると、6億4千万ドルあれば、ボーイング787のドリームライナー1機、タイのプーケットにある小島1つ、ブガッティのスポーツカー200台が買える金額だという。
くじ1枚は1ドルと安いが、くじに当たる確率は1億7600万分の1と「超」超高率。「雷に打たれる確率の50倍」という数学者の試算も発表されている。
「もしも籤が当たったらどうする」という取らぬ狸のBBCの質問には、「ワシントンDCの一番混雑する交差点上に車を乗り捨て」、「どこか暖かい処へ子供を連れて早速引越し」、「娘の教育と家族の面倒、それに慈善の寄付をして、あまった金で世界旅行」などというのが市民のコメントとして書かれている。
カリフォルニアでは、当たりくじの良く出る売り場を情報公開したところ、大騒ぎになったというが、これは日本ではすでに当たり前の光景だ。ネヴァダの州民は、国境をまたいで西のカリフォルニアまで買いに来るとか、アリゾナでは、ひとりで2600枚を買い占めたというのがローカルのホットニュースになっている。
おせっかいなBBCは、もしも高額賞金が当たったらこうしろというアドバイスもしてくれている。
1)氏名や身分を明かさない。
2)当籤金は分割で受け取る。
3)ファイナンシャルアドバイザーを探す。
4)賞金は社会に還元する。
4つとも至極あたりまえのアドバイスだが、4番目の「社会還元」というところには特に「汝の隣人を愛せ」という教えで育った西欧人のキリスト教的な道徳観がみえてきそうだ。
〔メガミリオン〕への参加州自治体が多いのは、そこから上がってくる収入が、慢性的資金不足の州行政には有難い特別収入の一部になるからだという。日本では賞金数億円は当たり前の感がある「自治宝くじ」だが、〔メガミリオン〕の賞金積み上げ方式を使えば、今より多くの財政収入を得ることができるかもしれない。震災復興にはいくら金があっても足りないということなのだろうから、こんな楽しいアイデアをやってみたいと思う地方自治体はあるだろうと思うのだが。
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