時間待ちで覗くIPOD。USAトゥディの《Snapshots》は、各種の意識調査をイラストで易しく表示しており、アメリカ人の日常的意識や嗜好が覗けて面白いが、「食欲の秋」ということで何か無いかと探し、こんな質問を見つけた。
「テイクアウト料理を夕食に買って帰るのは何曜日か?」というのもので、ウェークフィールド・リサーチの資料だとある。回答サンプルは1000人。
やはり一番多いのは仕事の終わった金曜日で38%。土曜日の21%が続き、仕事から開放された週末くらいは調理もやりたくないという、勤め人にはよくわかる結果が出た。週末最後の日曜日も10%が夕食は外で買って来るスタイル。
一方、平日の月曜、火曜、木曜が5~7%の1ケタ台になるのは、家族全体が「家事・炊事」を含めた仕事モードに入っているということだろう。ただ、週半ばの水曜日が12%と再び少し上がるのはどうした訳なのだろうか。
この調査では、回答者の58%が、テイクアウトで自宅に持ち帰った夕食は自分の食器に移して食べると云う。レンジでチンの冷凍食品「TVディナー」を食べて育った世代が現役なのだから、テイクアウト料理を詰めたプラケースにプラフォークのままが食卓に載るのはイヤだという心理も大いに解る。
同じウェークフィールド・リサーチの行った調査で、「テイクアウトを買ったら帰宅途中でこっそり味わってみる?」という、あまり意味のなさそうな質問事項もある。
1000人の回答では、「味わってみる」という《待ちきれない派》が61%。「家まで我慢する」という《家族思い派》が39%という結果だ。
地方都市に住むアメリカ人なら通勤はほとんどが車ということだろうから、家へのドライブの途中で独り笑いながら《一口ペロリ》をやっている姿を想像するとなんとも可笑しい。空腹のイライラ運転で交通事故を起こされるよりはマシではないか。
中華料理やイタリア系が好まれるテイクアウトディナーが終われば、デザートタイム。
「アメリカ人の好むアイスクリーム味は何?」というNPDグループの《国民の食傾向調査》の結果では、バニラが29%でトップ、続いてチョコレートの14%、ナッツ・カラメルの6%、ナポリタンの4%、ストロベリーの3%となる。
ナポリタンとはトマトソースのスパゲッティではなく、バニラ+チョコ+ストロベリーのコンビアイスのこと。だから、バニラ、チョコレート、ストロベリーとナポリタン、これだけでサンプルの半分が好みという結果になる。どうやらアメリカ人の甘味嗜好は50年前とさほどの変化が無いようだ。
アメリカの庶民生活は続く不景気で先が見えない。
国勢調査局は、「09年の米国の貧困層が全人口の14・3%に当たる4360万人に達した」と発表した。東西南北いずれの州でも肌の色の違いに関わりなく増加して、国民の7人に1人が窮乏するという。
苦しい家計のコントロールに、比較安価なテイクアウトで我慢するといった、アメリカ家庭の経済事情も透けて見えそうだ。
「テイクアウト料理を夕食に買って帰るのは何曜日か?」というのもので、ウェークフィールド・リサーチの資料だとある。回答サンプルは1000人。
やはり一番多いのは仕事の終わった金曜日で38%。土曜日の21%が続き、仕事から開放された週末くらいは調理もやりたくないという、勤め人にはよくわかる結果が出た。週末最後の日曜日も10%が夕食は外で買って来るスタイル。
一方、平日の月曜、火曜、木曜が5~7%の1ケタ台になるのは、家族全体が「家事・炊事」を含めた仕事モードに入っているということだろう。ただ、週半ばの水曜日が12%と再び少し上がるのはどうした訳なのだろうか。
この調査では、回答者の58%が、テイクアウトで自宅に持ち帰った夕食は自分の食器に移して食べると云う。レンジでチンの冷凍食品「TVディナー」を食べて育った世代が現役なのだから、テイクアウト料理を詰めたプラケースにプラフォークのままが食卓に載るのはイヤだという心理も大いに解る。
同じウェークフィールド・リサーチの行った調査で、「テイクアウトを買ったら帰宅途中でこっそり味わってみる?」という、あまり意味のなさそうな質問事項もある。
1000人の回答では、「味わってみる」という《待ちきれない派》が61%。「家まで我慢する」という《家族思い派》が39%という結果だ。
地方都市に住むアメリカ人なら通勤はほとんどが車ということだろうから、家へのドライブの途中で独り笑いながら《一口ペロリ》をやっている姿を想像するとなんとも可笑しい。空腹のイライラ運転で交通事故を起こされるよりはマシではないか。
中華料理やイタリア系が好まれるテイクアウトディナーが終われば、デザートタイム。
「アメリカ人の好むアイスクリーム味は何?」というNPDグループの《国民の食傾向調査》の結果では、バニラが29%でトップ、続いてチョコレートの14%、ナッツ・カラメルの6%、ナポリタンの4%、ストロベリーの3%となる。
ナポリタンとはトマトソースのスパゲッティではなく、バニラ+チョコ+ストロベリーのコンビアイスのこと。だから、バニラ、チョコレート、ストロベリーとナポリタン、これだけでサンプルの半分が好みという結果になる。どうやらアメリカ人の甘味嗜好は50年前とさほどの変化が無いようだ。
アメリカの庶民生活は続く不景気で先が見えない。
国勢調査局は、「09年の米国の貧困層が全人口の14・3%に当たる4360万人に達した」と発表した。東西南北いずれの州でも肌の色の違いに関わりなく増加して、国民の7人に1人が窮乏するという。
苦しい家計のコントロールに、比較安価なテイクアウトで我慢するといった、アメリカ家庭の経済事情も透けて見えそうだ。
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