5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

地球の歪み、新燃とキラウエア

2011-08-06 22:32:27 | 自然
「霧島連山の新燃岳が6月29日以来ほぼ1ヶ月ぶりに一日連続2回噴火した」という今日(8月6日)のNHKニュース。火山灰は南東の風によって山の北西側に流れ、宮崎えびの高原で降灰が確認されたという。

鹿児島気象台の発表だと、地下のマグマ溜りにはマグマの供給が続いており、再び噴火活動が活発化する恐れがあるのだと云う。火口周辺が立ち入り禁止なのは当然だろう。折から大型の9号台風が北上中で、九州では明日にかけて断続的な激しい雨が降る予報も出ているから、降灰が土石流になるリスクも高いということだ。気をつけるに越したことはない。

火山噴火の話題はアメリカのメディアからも寄せられた。活動が盛んだというのは有名なキラウエア。ハワイ島の活火山である。8月2日のM3.5の地震をきっかけにして、翌3日にはプゥウオオ火口がほぼ80mにわたって崩れ、新しい溶岩流の溢出が観察されたと云う。(Irish Weather Online)

キラウエア山は世界で最も長命な活火山で、山頂のカルデラ火口周辺はこの数ヶ月は安定した状態にあるが、3月に陥没したカモアモア裂目からは溶岩流が溢れ続けているのだという。

IPODのAPP「エピセントラル」を読むと、この1週間に体感されたM2以上の地震は世界中で349件あったと表示されている。

やはりロシア・カムチャッカから逆時計回りにニュージーランドまで、西太平洋の半弧周辺が大型地震の巣であり、日本近海では21回の地震が発生したと図示され、もちろん、先のハワイ島のM3・5の地震も見つかる。

新燃岳の霧島山塊にせよ、キラウエアにせよ、噴火や溶岩流が観察されるのは活火山であることの証拠なわけだが、地表に近いマグマの火山活動は、深い地下で起きる地震と関係するということはないのだろうか。

自然環境の変化が甚だしい今となって、目に見える現象は何であれ「地球の歪み」だと考えて間違いはなかろう。












最新の画像もっと見る

コメントを投稿