昨晩はお仲間連の月例会が行われたらしい。STさんからはその続きのようなメールが届いた。曰く「ナイチンゲールは統計学も得意だった」。
ほほう、そんなハナシは始めてである。
彼らは今年の学習対象をイギリスに決めており、英国貴族の流れを汲んだナイチンゲールも酒のハナシの中に登場したものらしい。
ナイチンゲールといえばクリミア戦争に看護婦として活躍したことが知られるが、今やそのクリミア半島が、ウクライナからの独立の動きを見せ、プーチンのロシアがそれを後押し、アメリカやEUが反対に廻るといった国際政治のホットスポットになっているのだから、STさんも力を入れて説明したかったのかもしれない。
従軍中のフィールドワークとしてイギリス軍の戦死者や傷病者のデータを分析し、母国の兵隊の死亡原因は戦闘によるものよりも、治療や病院の衛生状態の不十分によるものが多いという事実を突き止めた彼女。
それを解りやすくグラフ化した現代風のプレゼンテーションによって英国議会や役人たちへの問題認識を求めたという点でも知名度を上げたのだという。その統計学は、学術というよりは社会活動家としての活動の一環だったようだ。
そんなメールを読んだこちらも、何かナイチンゲールにまつわるハナシはなかろうかとWEBブラウズし、ナイチンゲールは小夜啼鳥(サヨナキドリ)というスズメ族ヒタキの一種だというWIKIの説明を見つけた。
イタリアの作曲家レスピーギの交響詩「ローマの松」の第3曲「ジャニコロの松」の終結部には、サヨナキドリの鳴き声の録音をオーケストラの生音にかぶせて演奏するのだということも判った。
お仲間のコメントがツイートされれば面白いと思って、ユーチューブにアップされている実際の鳴き声の録音URLを参考リツイートしておいた。
ところで、坪内稔典の「季語集」にあるのが「雲雀」。小鳥つながりで、これもスズメ族だ。
空に舞い上がるヒバリは、巣の上空に10分以上も留まって囀る。小鳥は吸う息と吐く息のどちらも声を出せるらしく、だから高速で羽ばたき、激しい運動で飛びながらでも囀ることが出来るのだ、とある。そういえば、ユーチューブのナイチンゲール(サヨナキドリ)も同じ動きである。
写真でみると、貴族女性のゆったりした感じをもったナイチンゲールだが、実際の性格はどんなだったのだろうか。
クリミア戦争後は、フィールド経験を活かして教育家となり看護学校も起こしたところを見ると、やり手の女性経営者風だったのではないだろうか。まさに上空をホバリングしながら靭い鳴き声で周辺の注意を惹きつけるヒバリやサヨナキドリのような雰囲気がする。そこで坪内が引用したこの一句を。
「ああひばり 歌わねば気が遠くなる」鎌倉佐弓
ほほう、そんなハナシは始めてである。
彼らは今年の学習対象をイギリスに決めており、英国貴族の流れを汲んだナイチンゲールも酒のハナシの中に登場したものらしい。
ナイチンゲールといえばクリミア戦争に看護婦として活躍したことが知られるが、今やそのクリミア半島が、ウクライナからの独立の動きを見せ、プーチンのロシアがそれを後押し、アメリカやEUが反対に廻るといった国際政治のホットスポットになっているのだから、STさんも力を入れて説明したかったのかもしれない。
従軍中のフィールドワークとしてイギリス軍の戦死者や傷病者のデータを分析し、母国の兵隊の死亡原因は戦闘によるものよりも、治療や病院の衛生状態の不十分によるものが多いという事実を突き止めた彼女。
それを解りやすくグラフ化した現代風のプレゼンテーションによって英国議会や役人たちへの問題認識を求めたという点でも知名度を上げたのだという。その統計学は、学術というよりは社会活動家としての活動の一環だったようだ。
そんなメールを読んだこちらも、何かナイチンゲールにまつわるハナシはなかろうかとWEBブラウズし、ナイチンゲールは小夜啼鳥(サヨナキドリ)というスズメ族ヒタキの一種だというWIKIの説明を見つけた。
イタリアの作曲家レスピーギの交響詩「ローマの松」の第3曲「ジャニコロの松」の終結部には、サヨナキドリの鳴き声の録音をオーケストラの生音にかぶせて演奏するのだということも判った。
お仲間のコメントがツイートされれば面白いと思って、ユーチューブにアップされている実際の鳴き声の録音URLを参考リツイートしておいた。
ところで、坪内稔典の「季語集」にあるのが「雲雀」。小鳥つながりで、これもスズメ族だ。
空に舞い上がるヒバリは、巣の上空に10分以上も留まって囀る。小鳥は吸う息と吐く息のどちらも声を出せるらしく、だから高速で羽ばたき、激しい運動で飛びながらでも囀ることが出来るのだ、とある。そういえば、ユーチューブのナイチンゲール(サヨナキドリ)も同じ動きである。
写真でみると、貴族女性のゆったりした感じをもったナイチンゲールだが、実際の性格はどんなだったのだろうか。
クリミア戦争後は、フィールド経験を活かして教育家となり看護学校も起こしたところを見ると、やり手の女性経営者風だったのではないだろうか。まさに上空をホバリングしながら靭い鳴き声で周辺の注意を惹きつけるヒバリやサヨナキドリのような雰囲気がする。そこで坪内が引用したこの一句を。
「ああひばり 歌わねば気が遠くなる」鎌倉佐弓
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