藤枝総合にてJ3リーグを観戦
藤枝は現在J3の2位。残り試合数はこの試合を入れて3試合。首位の北九州とは勝点差2で、J3優勝のためにもこの試合は何としても勝ちたい試合。
藤枝 0-1 C大阪U23 公式入場者数:1471人
得点
後半45分 36斧澤がドリブルで持ち上がりそのままシュート
得点には至らなかった決定機
前半4分 (C)CKを28中島が折り返し19澤上が頭で合わせるがGK1杉本がファインセーブ
前半29分 (藤)10大迫のパスを受けた7水野のシュートをGKセーブ
前半34分 (藤)20森島のコーナーを狙ったコントロールシュートが枠外
後半28分 (藤)7水野のミドルシュートをGK45茂木がファインセーブ
後半37分 (藤)33安藤のクロスを7水野が折り返し8岩渕が頭で合わせるがGKセーブ
藤枝スタメン
1杉本
22川島 6秋本 4秋山
30松岡
29星原 7水野 14谷澤 33安藤
10大迫
20森島
交代
後半10分 大迫→34清本
後半28分 谷澤→8岩渕
後半43分 星原→9谷口(谷口がFW、清本が右サイド)
C大阪U23スタメン
45茂木
48吉馴 38西本 29舩木 44下川
41松本 39丸岡
54吉田 36斧澤
19澤上 28中島
交代
後半22分 下川→40安藤(安藤がFW、澤上が左SB)
後半39分 吉田→53近藤
後半45分 丸岡→33タワン
※41松本、44下川、48吉馴、53吉田、54近藤はユース所属の2種登録(高校3年生)
個人的に気になったプレー
前半2分30秒位
14谷澤がワントラップで相手の体勢を崩したシーン。トラップ1つで相手に地面に手を着かせた。
前半6分10秒位
相手攻撃に備え守備ポディションに着く29星原の動き。3バックの藤枝において両ワイドの選手がどういう状況でどこにポディショニングをとるのかというのは要注目ポイント。このシーンでの星原の動きはボールとはかなり離れた逆サイドの位置だったにもかかわらず、かなり急いでDFラインの一番深い位置まで戻っていた。チームとしての守備意識の約束事がかなりしっかりしているなと感じたシーン。
前半8分10秒位
C大阪44下川のクロスについて。このシーンは瞬間的に中の選手の守備ポディションが1つずつズレていて、ニアサイドの28中島にはマークがついていたけれど、ファーサイドの19澤上のマークはルーズになっていた。澤上はそれを分かっていてボールを要求したけれど、下川は手堅くニアの中島に合わせたクロスを上げてしまった。瞬間的な判断がまだ高校3年生の下川には難しかったかなと感じたシーン。
前半10分40秒位
藤枝のクロスボールに対して飛び出してキャッチした45茂木のクロスの対応。難しい対応だったと思うがかなりレベルの高いプレーだった。
前半11分35秒位
7水野が中盤の位置でのボールキープから右サイドへの展開シーン。中盤でしっかり相手をかわしてからのピッチを広く使うお手本のような展開だった。
前半12分10秒位
10大迫が中盤でボールを受けた時にトラップミスでボールロストしてしまったが、その直後に10大迫の動きが止まってしまったシーン。ミスはしょうがないけれど、ボールロストした直後に相手からボールを奪い返すチャンスがあったが動きが止まってしまっていたためにボールを奪い返すチャンスを逸してしまった。
前半23分48秒位
7水野の10大迫へのスルーパス。タイミングの良いスルーパスだった。
前半27分25秒位
中央でボールを受けた10大迫の左サイドへの展開のパス。相手の頭上を抜くふわりと浮かせたパスを、右足のアウトサイドで回転をかけながら綺麗に通した。非常にレベルの高い右足のキックを見せた。
前半34分00秒位
C大阪の攻撃に対する6秋本の対応。54吉田の展開に19澤上が右サイドからクロス、中にいた28中島が合わせようとしたが6秋本がしっかり対応。藤枝守備陣は左右に振られてマークに付きづらい場面だったが6秋本が中の選手をしっかり抑えていた。
前半40分位
20森島が前線でポストプレーをしてサイドへ展開したが、味方選手の押上げが遅くチームに喝を入れたシーン。
後半27分30秒位
カウンターに対応した29星原の戻りのスピード。持ち味のスピードで相手カウンターを封じた。競って走っていた36斧澤は星原のスピードにボールを追うのを諦めざるを得なかった。
後半27分50秒位
8岩渕が交代でピッチに入る直前のシーン。藤枝がかなり攻め込んでいた時間帯。ボールが出て交代できるタイミングで第4審もピッチ脇で交代の表示板を掲げたが、良い流れで素早くリスタートすべき状況だったので第4審の隣にいたピッチ脇の岩渕が即座に「ちょっと待って」と第4審の交代表示板を下げさせプレーを続行させた。チームと試合の流れをよく見て、ピッチの外から素早い判断を下したシーンだった。
後半39分20秒位
4秋山の1対1の対応。秋山が持ち味のスピードで相手選手を封殺したシーン。
感想
前半は互いにシュートシーンの少ない拮抗した展開だったが、34清本、8岩渕という攻撃の切り札2枚をの交代カードを極的に切った藤枝が後半攻撃のペースを握り、試合終盤はC大阪を圧倒したが得点を決めきれず。何とか勝ちたい藤枝はリスクを負いながらも攻撃の攻め手を増やしたが、それで生まれた守備の隙をC大阪に突かれて試合終了間際に失点。1-0でC大阪の勝利となった。
藤枝の守備はいつも通り安定していたが、いつもとちょっと違ったのは「優勝のために勝たなければいけない」という強い気持ち。いつもなら「失点しない事」を最重視していたチームが「点を取る事」に気持ちが強く行き過ぎてしまった感じを受け、それによるいつもは無い「焦り」や「肩に力が入りすぎている感じ」も試合終盤の猛攻からは感じとられた。
最後の失点シーンは、6秋本がリスクを負って攻め上がったところで、いつもよりちょっと守備組織が緩慢になっていたシーンを思い切りの良いドリブルシュートで崩されてしまった。リスク覚悟のシーンだったので失点は仕方が無いが、最後の最後で今季の藤枝らしさとは真逆の内容になってしまっていた。
1杉本:前半澤上のヘディングをファインセーブ。声でもチームを盛り上げた。
22川島:1試合に1度か2度だけ見せるオーバーラップは本当にタイミングが良い。
6秋本:DFラインの中央をしっかり締めた。最後に持ち場を離れていた時に失点となってしまった。
4秋山:1対1では無類の強さを見せた。
30松岡:失点シーンは足を痛めていたのが悔やまれる。
29星原:守備意識の高さでサイドの守備を落ち着かせた。攻撃面での連携がもう一つ。
33安藤:試合終盤は「自分で決めよう」と積極性を見せたが、肩に力が入り過ぎていた。
7水野:中盤でしっかりボールをつなぎ積極ミドルで決定機にも絡んだ。
14谷澤:トラップひとつで相手のバランスを崩せる選手は少ない。
10大迫:森島との距離感は近すぎず遠すぎず、良い関係性で森島を活かしている。
20森島:テクニカルなシュートは見られたが強引なシュートは見られなかった。
34清本:いつもの目の覚めるような技術は見られなかった。
8岩渕:決定機に複数回絡んだが決めきれなかった。
C大阪U23は、スタメンに高校生が4人の若いチームだったが、寄せ集め感の無い良くまとまったチームだった。オーバーエイジ枠で出場した19澤上が前線で存在感を見せ、ユースの頃は1年からレギュラーで天才肌のトップ下プレーヤーだった36斧澤が思い切りの良いドリブルシュートで決勝点を奪取。ドルトムントにも所属していた39丸岡も中盤をよく締めていた。また本来左SBの29舩木は得意の左足のキックでCKでは何本も良いボールを蹴っていた。最後にGKの茂木は前半10分に見せた飛び出しからのキャッチは非常に良いプレーだった。
藤枝は現在J3の2位。残り試合数はこの試合を入れて3試合。首位の北九州とは勝点差2で、J3優勝のためにもこの試合は何としても勝ちたい試合。
藤枝 0-1 C大阪U23 公式入場者数:1471人
得点
後半45分 36斧澤がドリブルで持ち上がりそのままシュート
得点には至らなかった決定機
前半4分 (C)CKを28中島が折り返し19澤上が頭で合わせるがGK1杉本がファインセーブ
前半29分 (藤)10大迫のパスを受けた7水野のシュートをGKセーブ
前半34分 (藤)20森島のコーナーを狙ったコントロールシュートが枠外
後半28分 (藤)7水野のミドルシュートをGK45茂木がファインセーブ
後半37分 (藤)33安藤のクロスを7水野が折り返し8岩渕が頭で合わせるがGKセーブ
藤枝スタメン
1杉本
22川島 6秋本 4秋山
30松岡
29星原 7水野 14谷澤 33安藤
10大迫
20森島
交代
後半10分 大迫→34清本
後半28分 谷澤→8岩渕
後半43分 星原→9谷口(谷口がFW、清本が右サイド)
C大阪U23スタメン
45茂木
48吉馴 38西本 29舩木 44下川
41松本 39丸岡
54吉田 36斧澤
19澤上 28中島
交代
後半22分 下川→40安藤(安藤がFW、澤上が左SB)
後半39分 吉田→53近藤
後半45分 丸岡→33タワン
※41松本、44下川、48吉馴、53吉田、54近藤はユース所属の2種登録(高校3年生)
個人的に気になったプレー
前半2分30秒位
14谷澤がワントラップで相手の体勢を崩したシーン。トラップ1つで相手に地面に手を着かせた。
前半6分10秒位
相手攻撃に備え守備ポディションに着く29星原の動き。3バックの藤枝において両ワイドの選手がどういう状況でどこにポディショニングをとるのかというのは要注目ポイント。このシーンでの星原の動きはボールとはかなり離れた逆サイドの位置だったにもかかわらず、かなり急いでDFラインの一番深い位置まで戻っていた。チームとしての守備意識の約束事がかなりしっかりしているなと感じたシーン。
前半8分10秒位
C大阪44下川のクロスについて。このシーンは瞬間的に中の選手の守備ポディションが1つずつズレていて、ニアサイドの28中島にはマークがついていたけれど、ファーサイドの19澤上のマークはルーズになっていた。澤上はそれを分かっていてボールを要求したけれど、下川は手堅くニアの中島に合わせたクロスを上げてしまった。瞬間的な判断がまだ高校3年生の下川には難しかったかなと感じたシーン。
前半10分40秒位
藤枝のクロスボールに対して飛び出してキャッチした45茂木のクロスの対応。難しい対応だったと思うがかなりレベルの高いプレーだった。
前半11分35秒位
7水野が中盤の位置でのボールキープから右サイドへの展開シーン。中盤でしっかり相手をかわしてからのピッチを広く使うお手本のような展開だった。
前半12分10秒位
10大迫が中盤でボールを受けた時にトラップミスでボールロストしてしまったが、その直後に10大迫の動きが止まってしまったシーン。ミスはしょうがないけれど、ボールロストした直後に相手からボールを奪い返すチャンスがあったが動きが止まってしまっていたためにボールを奪い返すチャンスを逸してしまった。
前半23分48秒位
7水野の10大迫へのスルーパス。タイミングの良いスルーパスだった。
前半27分25秒位
中央でボールを受けた10大迫の左サイドへの展開のパス。相手の頭上を抜くふわりと浮かせたパスを、右足のアウトサイドで回転をかけながら綺麗に通した。非常にレベルの高い右足のキックを見せた。
前半34分00秒位
C大阪の攻撃に対する6秋本の対応。54吉田の展開に19澤上が右サイドからクロス、中にいた28中島が合わせようとしたが6秋本がしっかり対応。藤枝守備陣は左右に振られてマークに付きづらい場面だったが6秋本が中の選手をしっかり抑えていた。
前半40分位
20森島が前線でポストプレーをしてサイドへ展開したが、味方選手の押上げが遅くチームに喝を入れたシーン。
後半27分30秒位
カウンターに対応した29星原の戻りのスピード。持ち味のスピードで相手カウンターを封じた。競って走っていた36斧澤は星原のスピードにボールを追うのを諦めざるを得なかった。
後半27分50秒位
8岩渕が交代でピッチに入る直前のシーン。藤枝がかなり攻め込んでいた時間帯。ボールが出て交代できるタイミングで第4審もピッチ脇で交代の表示板を掲げたが、良い流れで素早くリスタートすべき状況だったので第4審の隣にいたピッチ脇の岩渕が即座に「ちょっと待って」と第4審の交代表示板を下げさせプレーを続行させた。チームと試合の流れをよく見て、ピッチの外から素早い判断を下したシーンだった。
後半39分20秒位
4秋山の1対1の対応。秋山が持ち味のスピードで相手選手を封殺したシーン。
感想
前半は互いにシュートシーンの少ない拮抗した展開だったが、34清本、8岩渕という攻撃の切り札2枚をの交代カードを極的に切った藤枝が後半攻撃のペースを握り、試合終盤はC大阪を圧倒したが得点を決めきれず。何とか勝ちたい藤枝はリスクを負いながらも攻撃の攻め手を増やしたが、それで生まれた守備の隙をC大阪に突かれて試合終了間際に失点。1-0でC大阪の勝利となった。
藤枝の守備はいつも通り安定していたが、いつもとちょっと違ったのは「優勝のために勝たなければいけない」という強い気持ち。いつもなら「失点しない事」を最重視していたチームが「点を取る事」に気持ちが強く行き過ぎてしまった感じを受け、それによるいつもは無い「焦り」や「肩に力が入りすぎている感じ」も試合終盤の猛攻からは感じとられた。
最後の失点シーンは、6秋本がリスクを負って攻め上がったところで、いつもよりちょっと守備組織が緩慢になっていたシーンを思い切りの良いドリブルシュートで崩されてしまった。リスク覚悟のシーンだったので失点は仕方が無いが、最後の最後で今季の藤枝らしさとは真逆の内容になってしまっていた。
1杉本:前半澤上のヘディングをファインセーブ。声でもチームを盛り上げた。
22川島:1試合に1度か2度だけ見せるオーバーラップは本当にタイミングが良い。
6秋本:DFラインの中央をしっかり締めた。最後に持ち場を離れていた時に失点となってしまった。
4秋山:1対1では無類の強さを見せた。
30松岡:失点シーンは足を痛めていたのが悔やまれる。
29星原:守備意識の高さでサイドの守備を落ち着かせた。攻撃面での連携がもう一つ。
33安藤:試合終盤は「自分で決めよう」と積極性を見せたが、肩に力が入り過ぎていた。
7水野:中盤でしっかりボールをつなぎ積極ミドルで決定機にも絡んだ。
14谷澤:トラップひとつで相手のバランスを崩せる選手は少ない。
10大迫:森島との距離感は近すぎず遠すぎず、良い関係性で森島を活かしている。
20森島:テクニカルなシュートは見られたが強引なシュートは見られなかった。
34清本:いつもの目の覚めるような技術は見られなかった。
8岩渕:決定機に複数回絡んだが決めきれなかった。
C大阪U23は、スタメンに高校生が4人の若いチームだったが、寄せ集め感の無い良くまとまったチームだった。オーバーエイジ枠で出場した19澤上が前線で存在感を見せ、ユースの頃は1年からレギュラーで天才肌のトップ下プレーヤーだった36斧澤が思い切りの良いドリブルシュートで決勝点を奪取。ドルトムントにも所属していた39丸岡も中盤をよく締めていた。また本来左SBの29舩木は得意の左足のキックでCKでは何本も良いボールを蹴っていた。最後にGKの茂木は前半10分に見せた飛び出しからのキャッチは非常に良いプレーだった。
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