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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

U-16インターナショナルドリームカップ2019

2019年06月23日 20時53分40秒 | ユース代表
BSスカパー!にてU-16インターナショナルドリームカップ2019の3試合を録画視聴

U-16インターナショナルドリームカップは日本サッカー協会が主催で2015年から始まったU-16年代の強化を目的にした大会で、U-16世代の世界の強豪が参加するレベルの高い大会。
U-16代表の強化としては、過去に豊田国際ユースサッカーという大会があったが、それが無くなってしまった事で、その代わりとして日本サッカー協会が自分たちの主催で国際大会を開催しているという状況。
ユース年代の国際大会は有名どころとしては、静岡で開催されているSBS杯や福岡で開催されているサニックス杯があるが、それ以外には豊田や仙台で国際ユース大会が過去に開催されていたが、今は無くなってしまい、サッカー協会が自前で大会を開いている状態。
無くなった理由は、ほとんど集客が見込めず、やればやるほど赤字になるからだろう。そういう意味では長く続けているSBSやサニックスは相当頑張っていると思う。

U-16日本代表メンバーは以下のとおり
GK
1 田中 春希 タナカ ハルキ(ジュビロ磐田U-18)
12 彼島 優 カノシマ ユウ(FC東京U-18)
DF
3 松木 玖生 マツキ クリュウ(青森山田高)
5 大迫 蒼人 オオサコ アオト(FC東京U-18)
2 諏訪間 幸成 スワマ コウセイ(横浜F・マリノスユース)
4 波本 頼 ナミモト ライ(ツエーゲン金沢U-18)
13 森田 翔 モリタ ショウ(FC東京U-18)
17 工藤 孝太 クドウ コウタ(浦和レッズユース)
MF
6 東 廉 ヒガシ レン(清水エスパルスユース)
7 豊田 晃大 トヨダ コウキ(名古屋グランパスU-18)
8 安田 虎士朗 ヤスダ コジロウ(FC東京U-18)
14 山根 陸 ヤマネ リク(横浜F・マリノスユース)
15 中村 仁郎 ナカムラ ジロウ(ガンバ大阪ユース)
16 山崎 太新 ヤマザキ タイシン(横浜FCユース)
FW
9 勝島 新之助 カツシマ シンノスケ(京都サンガF.C.U-18)
10 野澤 零温 ノザワ レオン(FC東京U-18)
11 原 直生 ハラ ナオキ(湘南ベルマーレU-18)
18 河野 孝汰 カワノ コウタ(レノファ山口FC U-18)
選手変更
彼島 優→高橋 一平(TAKAHASHI Ippei/タカハシ イッペイ)
GK 所属:ヴィッセル神戸U-18 2003年10月2日生 189㎝/85㎏
安田 虎士朗→三木 仁太(MIKI Jinta/ミキ ジンタ)
MF 所属:ガンバ大阪ユース 2003年8月21日生 171cm/59kg

野澤 零温→千葉 寛汰(CHIBA Kanta/チバ カンタ)
FW 所属:清水エスパルスユース 2003年6月17日生 176cm/68kg


メンバーは高校1年生と早生まれの2年生(早生まれ2年生は東のみ)
今年の秋に行われるU-17W杯に1つ年下の世代ながらもメンバー入りを狙う世代であり、その後の2023年のU-20W杯で中心になる世代。



1戦目 ルーマニア戦

日本 1-1(PK4-3) ルーマニア

得点
前半 カウンターからの失点
後半33分 (日)14山根の縦パスを受けた10千葉がワンタッチで9勝島とのワンツーで抜け出しシュート

日本スタメン
      12高橋
13森田 2諏訪間17工藤 3松木
    7豊田 14山根
 15中村  11原   16山崎
      18河野
交代
後半0分 山崎→8三木(三木がDH、豊田が2列目左)
後半0分 原→9勝島
後半17分 河野→10千葉
後半17分 中村→6東

感想
全体的には日本ペースの試合だったがカウンターから失点。その後同点には追いついたがその後はルーマニアにうまく守り切られた試合。
15中村の仕掛けが目立っていた。左利きでカットインのプレーが目立っていたが、あいてがカットインを警戒した途中から縦に仕掛け積極的に右足で蹴ろうとしていたシーンには好感を持てた。
またキャプテンマークを付けていた14山根は中盤の底から目立たないが高い技術を再三披露。

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日本 4-1 ナイジェリア

得点
前半16分 (日)16山崎のクロスを9勝島が決める
前半26分 失点
後半4分 (日)9勝島がドリブルで1人抜き去りシュート決める
後半7分 (日)14山根のCKを2諏訪間が頭で合わせる
後半39分 (日)15中村のパスを受けた9勝島のドリブルシュート

日本スタメン
      1田中
13森田 17工藤 4波本 5大迫
    8三木 6東
 11原        16山崎
    9勝島 10千葉
交代
前半40分 波本→2諏訪間
後半0分 原→14山根(山根がDH、東が2列目右)
後半21分 山崎→7豊田
後半21分 東→15中村
後半30分 千葉→18河野
後半40分 三木→3松木(松木が左SB、大迫が2列目、豊田がDH)

感想
9勝島がハットトリックの活躍。全体的に決定機が沢山あった訳ではなかったけれど、少ないチャンスを確実にものにして得たハットトリックという感じで決定力の高さを示すと同時に、9勝島個人の個の打開力の高さも見せつけた試合だった。
他に目立った選手は、先制点をアシストした16山崎のドリブル突破、8三木のボールキープからの落ち着かせ方、5大迫の技術と左足の破壊力あたりは目立っていた。
VARで主審がモニターチェックをしてファウル無しと判断した時の音声が聞こえてきたけれど、それが生々しくて面白かった。
「はーい、はい、OK、これ無しにして良いかな。うん無しにする。ボールにいってる。」
昨年のW杯では主審のVARに対する忖度のようなものを感じたけれど、この試合の主審はそのような感じが無くて良かった。

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日本 5-0 メキシコ

得点
前半11分 (日)2諏訪間のフィードを受けた18河野がターンして縦パス、パスを受けた15中村のドリブルシュート
前半18分 (日)相手クリアを7豊田がワンタッチで縦パス、これを受けた15中村がシュート
前半36分 (日)13森田のグラウンダークロスを18河野が落とし、7豊田が繋いで、9勝島がトラップで相手をいなしてからのシュート
前半45分 (日)16山崎がドリブルでサイドをえぐりクロス、7豊田がクロスに合わせる
後半12分 (日)7豊田からのパスを受けた18河野がミドルシュート、DFに当たったこぼれ球を10千葉がつめる

日本スタメン
      12高橋
13森田 17工藤 2諏訪間3松木
    14山根 7豊田
 15中村       16山崎
    18河野 9勝島
交代
後半11分 山崎→5大迫
後半11分 勝島→10千葉
後半18分 森田→11原
後半18分 中村→8三木(三木がDH、豊田が右SB、原が2列目右)
後半32分 高橋→1田中
後半32分 工藤→6東(東が2列目左、大迫が左SB、松木がCB)

感想
PK負け以上で日本の優勝が決まるという状況で迎えた試合。日本が終始ペースを握ってメキシコを攻めたて5-0の大勝でこの大会の優勝を決めた。
この試合はそれぞれの選手が持ち味を見せた試合だった。
17工藤は今大会全試合スタメン出場、この世代の代表初招集とは思えない落ち着いたプレーを見せた。
2諏訪間は高さとフィードの正確さを見せた。
13森田は運動量豊富にサイドを活性化させた。
3松木は慣れないポディションながらもサイドに起点を作るプレーを見せた。
14山根はチームの中心らしく技術の高さで中盤の底でチームの中心としてボールを落ち着かせた。
7豊田は技術の高さと多様性を披露。様々なポディションでそれぞれのポディションで求められるプレー披露した。
16山崎はスルスルと抜けていくドリブル突破で決定機を何度も演出していた。
13中村はこの世代トップクラスと言って良いドリブル能力で何度も局面を打開してみせた。
9勝島は個の打開力と決定力の高さでチームのエースと言って良い活躍を見せた。
18河野は得点は奪えなかったが安定したポストプレーとターンのうまさで前線を活性化させた。
5大迫は左足の破壊力満点の豪快なプレーが印象的だった。
10千葉はポディショニングの良さから何度も決定機に顔を出した。
11原は足元の技術の高さを活かしたドリブル突破を見せていた。
8三木は中盤の底でボールを落ち着かせながら正確なパス出しでチームの攻撃を演出していた。
4波本は怪我で第2戦で短い時間だけの出場だったがポテンシャルの高さは見せていた。
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